狩猟を投げ出して逃げ出してしまう事ではなく、
勝って狩猟を成功させるために必要な行為として逃げること。
概要
- 回復薬も尽き、残り体力も少ないが相手も弱ってきている…
そんな時は、迷わずキャンプまで戦略的撤退をしよう。持ち込みアイテムに制限があるクエスト
(主に演習など)でも有効だ。
勿論、PTプレイ時にはメンバーに報告することを忘れずに。
…もっとも、そこまで泥試合になる可能性があるのはソロプレイくらいなのだが。
- 非発見時に隙を晒したり、大ダメージを与える方法があるモンスターに対して、
一撃加えてエリアから離脱 → 相手が見失った頃戻って一撃加えて……(以下繰り返し)
という実に消極的な作戦も存在する。
とはいえ実際のところ、特にオンで使われることは少なく、
訓練所や回復手段がなくなった場合にやむなく行われるのが普通である。- MHP2Gまでは、実用に値するのはガノトトスの釣りループとバサルモスの擬態ループくらいしかなかったが、
MH3ではモンスターが弱り、休息状態に入るとそれが最優先され、
ハンターがエリア内からいなくなった瞬間に休眠行動に入るというルーチンが追加されたため、
世にも恐ろしい睡眠ループが可能となった。
溜め3を当てるもよし、タル爆弾を当て逃げするもよしの実にフリーダムな作戦である。
なお、MHXではその方法ができなくなった。 - ガンランサー(特に不慣れであれば)なら、竜撃砲→退避→排熱完了→突入して竜撃砲……のループは
一度はやったことがあるのではないだろうか。 - バサル擬態ループに関してはMH4系列でも続投しており、特にソロの場合はかなり有効な戦術。
このため、バサルモスやその亜種は2頭ギルクエの相方として一定の需要がある。
また、この習性を金策に応用された事もある。- なお、これにはさすがにバサルモスも懲りたのかあるいは所謂簡悔精神でも発動したのか
MHWorldでの休養を経て再びRiseで姿を見せた際には
休眠時以外一切擬態しなくなるというウルトラCを決めてきた。
イメチェンにもほどがある
- なお、これにはさすがにバサルモスも懲りたのかあるいは所謂簡悔精神でも発動したのか
- かつてのMHFでは、隣のエリアで排熱噴射機構搭載のヘビィボウガンで排熱を溜め、
モンスターの居るエリアに移動し、排熱噴射をブッ放した後、
また隣のエリアで排熱を溜めるという戦法が存在した。
そこまでしなければ彼女を仕留められなかった狩人は数多く…。
- MHP2Gまでは、実用に値するのはガノトトスの釣りループとバサルモスの擬態ループくらいしかなかったが、
- しかし旧シリーズのゲリョス等しつこくハンターを追ってくるモンスターも存在するので、油断は禁物。
どちらかと言えば非常手段な戦術なので、頼らずに済むならそれに越した事はない。
- 戦略的撤退ありきの戦法として、闘技場や塔などの決戦型フィールドで二頭同時の場合、
自動マーキング(以下自マキ)を発動させて、入り口に背を向けている状態を見て突入、
柵やけむり玉で分断したのち、片方に気づかれる前にもう片方を処理、という手段もある。- なぜわざわざ自マキを発動させるのかというと、乱戦模様になったら(BC)退避して、
双方の警戒が解けるのを確認するためである。
警戒解除時間はわかっていても、再突入の際に双方に気付かれては結局乱戦になってしまうので、
それを防ぐためでもある。
- なぜわざわざ自マキを発動させるのかというと、乱戦模様になったら(BC)退避して、
- また、BCでなくても大きなダメージを負ってしまったり、斬れ味が落ちてしまった場合に
戦闘エリアの隣接エリアに移動し、体勢を立て直すことも一種の戦略的撤退といえよう。
モンスターの行動をうかがいつつ回復や砥石を研ぐ必要がなく、なおかつ安全に処置できる利点がある。
ただし、エリアの中央にいると撤退に時間がかかり、追い打ちを受ける可能性も高まるので注意。
撤退そのものが危ないと判断できる状況で、思い切って相手の懐に潜り体力や斬れ味の回復をした方が
なにより安全だったという経験をした人はなかなか多いのではないだろうか。
余談
- MHF1周年記念の壁紙の一つでは、エスピナスからハイメタ装備のPTが逃げ惑うユーモラスなものがある。
ただこのシーンを見る限り既に3人吹っ飛ばされているので、
戦略的撤退と言いつつも失敗に終わっている可能性が高い。
- その後、MHFのオリジナルグッズ(タオル)としても登場しており、中々インパクトがあるものとなっている。
このタオルは運営動画レポートでも登場したのだが、
よりによってMHF-Gの発表前(MHF感謝祭で「重大発表」があると告知された後)の、
ハンターが今後のMHFの展望に期待と不安を抱いていた時期であったため、
このタオルが「重大発表=悪い発表」のメタファーではないかと一部で騒ぎになった。
なおこのタオルはMHF関連イベントの参加特典などで入手することができた。
- ちなみに、本項の内容は本来は「戦術的後退」というべきものである*1。
- MHXのオープニングムービーでは、とあるハンター一行が古代林にてディノバルドと遭遇した際に
アイルーが一目散に背を向け逃走を測っているが、これは逃げているのではなく、
仲間のハンターたちに撤退を促しているとのこと。よく見るとそれらしい仕草も一瞬だけ垣間見える。
実は彼(彼女)*2はメンバーの中でも特にベテランのニャンターであるらしい。
反応を見る限りこのディノバルドとの遭遇は想定外だったらしく、
本来のクエストの達成のために戦略的撤退を図ったのだと思われる。- 結局はハンター3人がディノバルドに挑みかかったため、このアイルーも支援に回っている。
関連項目
モンハン用語/BC退避 - 戦略的撤退のうち、ベースキャンプに戻って態勢を整え直すことは特にこう呼ばれる。