特定のクエスト(主にイベントクエスト)に登場する、非常に小さな中型・大型モンスターの俗称。
対となる「極大個体」もこちらにて併記する。
目次
概要
- 本来の大型モンスターは、
普通にハンターの背丈以上の体高や10m以上もある体長を誇る種がほとんどであり、
たとえスモールサイズ(最小金冠)と呼ばれる平均よりかなり小さな個体であっても、
ハンターの方が大きいというのはまずありえない。
しかし特定のクエストにおいては、
そんな最小金冠確定というレベルをはるかに下回るほどの異常に小さい個体が登場する。
それがこの「極小個体」と通称されているモンスターである。
- 基本的に体高はハンターの腰くらいまであるかないかというほどで、
普段は大概こちらが見上げる側だというのに、この時だけは立場が逆転する。
また、サイズの小さいモンスターは若干ながら通常より鳴き声が高く短くなっている事が多いが、
このような個体はその影響もモロに受けてしまい、最早聞き慣れない鳴き声となっている。
初見だとあまりの小ささに遠近感が狂いがち。
しかも身体が小さすぎるため、ランスの上段突きのような上方向に打点のある攻撃は当てにくい。
同様の理由でペイントボールや捕獲用麻酔玉、こやし玉なども当てにくく、地味に厄介である。
逆に普段ならダウンでもさせない限り届かない背中などを直接攻撃できる。
いろんな意味で普段とは一味違った狩猟になるだろう。- 操虫棍ではエキスが採取しづらいという要素も出てくる。
比較的体躯の小さいキリンを相手にする時でも言える事だが、
サイズの縮小はエキスを取れる部位も縮小する事を意味する。
しっかり狙って猟虫を射出しないと高い確率で欲しいエキスとは別の部位に当たってしまうのだ。
頭から取れる赤は辛うじて取りやすいのでエキス無しのモーションで戦わなければならないというほどでは無いが、
翼が無いモンスターにおいて脚から取れる白エキスや、胴体から取れる橙などは極小個体相手では取れない事も多く、
赤白ダブルエキスやトリプルエキスの運用はかなり厳しくなる。
- 操虫棍ではエキスが採取しづらいという要素も出てくる。
- このような個体は共通して地味に恐ろしい一面を隠し持っている。
それは基本的なポテンシャルは通常の個体とほとんど変わらないという点である。
下手をすれば大抵の小型モンスターすら下回るような小さな身体でも、
パワーは本来の大きさのそれと変わらないため、
突進や尻尾の一撃を喰らえば普段と同じように吹っ飛ばされ、当然ダメージもそのまま受ける。
また、ブレスなどの遠距離攻撃を使う場合、それ等の大きさはモンスターの体格の影響を受けないため、
そのモンスターの身体と同等かそれ以上の大きさの飛び道具が飛んできたりする。
例えばイャンクックの極小個体の場合は、
体の大きさに対して火球が異常に大きく口元から判定が発生しているために、
ハンターがイャンクックの前に立っていただけでダメージを受ける。
さらに、行動自体は通常と変わらないため、
巻き起こす振動や風圧が見た目からは想像できないほど範囲が広くなったように感じられたり、
本来の移動パターンや距離と合わせるために思わぬ高速移動を披露したりする事もある。
これもハンター達の距離感を狂わせる要素となり得る。
勿論体力も大型モンスターとしての体力であり、多少切りつけたくらいでは怯んでくれない。
見た目に惑わされないように注意。
- シビレ罠は勿論、ほとんどのモンスターは落とし穴もちゃんと効果がある。…実は超重量級なのか?
- 極小個体のヴォルガノスには落とし穴の効果がない。
捕獲用麻酔玉がますます当てにくくなってしまう。
MH4以降のシリーズとMHFでは下投げが可能なので何とかなるが、他のシリーズはやや難しい。
- 極小個体はその性質上、ほぼ全てサイズが記録されるモンスターであるが、
MHF-G10.1になって、サイズ記録が一切付かない超大型モンスターが極小個体化する事態が発生した。
- ちなみに、長らく拘束攻撃を用いるモンスターの極小個体は確認されていなかった。
そのため、極小個体から拘束攻撃を受けたら(絵面的に)どうなるのかは不明であった…のだが、
MH4Gではダイミョウザザミ亜種が、MHXではガムートが拘束攻撃をそのまま使用してくるので、
タカアシガニレベルのダイミョウザザミ亜種に食されたり、
象の幼体サイズのガムートにブン回されたりするハンターという光景が繰り広げられる。
ただし極小個体に乗った時と同様、カメラが非常に寄るため、
何が起こっているかやや分かりづらいかもしれない。
極小個体が登場するクエスト
※…このマークのクエストでは、登場する極小個体に変化が起こる場合もある。詳しくは各クエストの個別記事参照。
極大個体
- 極小個体ならぬ、極大個体のモンスターが登場するクエストも存在する。
呼び方は極大個体の他に「特大個体」「巨大個体」など。
こちらでは大型モンスターのみならず、小型モンスターが巨大化している事もある。
極小個体ほどではないがこちらもそれなりの数が存在し、
せっかくなのでこの項目で併せて紹介する。
※1…このクエストでは、登場する個体に変化が起こる場合もある。詳しくは各クエストの個別記事参照。
※2…サイズが記録されるのはババコンガとなっているが……?