MHP3で猛威を振るっていた戦闘スタイル。
スキル「○属性攻撃+2(○には相手の弱点属性が入る)」「属性攻撃強化」「連発数+1」を発動し、
対応する属性弾を速射できるライトボウガンを担ぐ事で可能となる。
目次
概要
- MHP3にて、各属性毎の属性強化スキルが登場、更に従来の属性攻撃強化スキルとの重複が可能であった。
また、MHP3の属性攻撃強化スキルは倍率1.1倍なのだが、ボウガンのみ従来通りの1.2倍設定になっていた。
つまり、併用によって属性弾の属性値が1.44倍にまで跳ね上がるのである。
この点に着目し、両者を併用し属性弾の運用性に長けるライトボウガンで速射をして攻めよう、
と言う考えからこの組み合わせが生まれたのである。
また、速射なので連発数+1を更に加えることが多く見られた。
- と、簡単に言ってしまった実際の所、その火力は想像を絶する物だった。
攻撃、耐久両面共大幅にパワーアップして帰ってきたレウス・レイア希少種も適当に撃っているだけで
5分針~10分針で沈み、的確に狙えば余裕の0分針。
この手の戦術の弱点である事が多かった「属性弾の弾切れ」が起こる前に狩猟できてしまうほどであった。
4人集まってしまえばラスボスであるアマツマガツチも1分で倒せる程と言えば、
どれだけなのか想像するのは簡単であろう。
今までは弾切れ対策にLV2通常弾、LV1貫通弾と言った予備弾も持参することが普通であったが、
それらすら必要ない程の火力に、誰もが戦慄したのは言うまでもない。- このスタイルで戦う際に気をつけなければいけないことは、
モンスターの「属性がよく効く部位」を狙わなければいけないという点である。
モンスターの肉質を理解せずに適当に撃っているだけだとせっかくのW属性速射も真価を発揮できない。
が、裏を返せば常識以前の事にさえ注意するだけで良いだけである。
クリティカル距離もへったくれもない、そのスタイルはかつてのラオートを彷彿とさせる。
- このスタイルで戦う際に気をつけなければいけないことは、
- また、防具面でも恵まれていたのも追い風だった。
- 頭・胴・脚をウカムル、腕をシルバーソル、腰をレウスSにすれば連発数+1と弱点特効が発動する。
これに属性攻撃+4スロット3か属性攻撃+5スロット2のお守りがあれば、
属攻珠【3】を1個と属攻珠【1】を1個もしくは2個付けて属性攻撃強化を発動させられる。
さらに空きスロットに2スロの単属性攻撃強化の装飾品を5個*1詰めれば単属性攻撃強化+2まで持っていけるため、
装飾品の入れ替えだけで全属性に対応する汎用性と高い火力を両立できるようになる。
なお、全属性共にここからさらに攻撃力UP【小】まで盛ることができるが、
かなりの神おまが必要になる上、
装飾品の入れ替えで全属性に対応できなくなるので注意されたし。
咆哮の硬直があのディアブロス含めて短くなったことで聴覚保護スキルの優位性が低下、
無くても差し支えない状態になったのも追い風の1つと言える。- 弱点特効は属性弾にはあまり効果の無いスキルだが、知識不足とかそういう理由ではなく、
ウカムル頭にスキルポイントが4ついている関係で、
大したお守りが無くても追加できるスキルがこれくらいしか無いためである。
一応、龍属性以外は攻撃力UPを小から中に上げる(武器倍率+5)程度の効果は見込める。
また、下記の属性特化銃は地味に物理弾の扱いに長けたものが多く、
サブ弾としてそれらを持ち込む場合も火力アップに貢献してくれるだろう。
- 頭・胴・脚をウカムル、腕をシルバーソル、腰をレウスSにすれば連発数+1と弱点特効が発動する。
- また、この火力によって武器への価値観にも影響を及ぼしてしまうことにもなった。
単属性特化銃には劣るが、4属性速射可能で汎用性が高い凶針【水禍】が、
非常に強力なライトボウガンとして認知される事が多かったのである。
水禍は単属性特化銃に若干攻撃力で劣り、装填数も2発前後の差があったのだが、
上記の通り属性弾だけで事足りる異常破壊力のお陰で万が一切れてしまっても通常弾、
あるいは第2弱点属性弾の速射ですぐ倒せる事が多かったためである。
こういった万能銃は何かしらのペナルティを課して器用貧乏な性能に落ち着かせるケースが多いのだが、
それすらも十二分に補えてしまうW属性強化スキルは、一転して器用万能に引き上げてしまったのである。
- 水禍は滅龍弾には対応していなかったため、龍弱点の相手にはマッドネスグリーフが担がれていた。
滅龍弾の仕様・所持数・反動・ブレなど他の単属性特化銃とは大きく異なる使い勝手だったが、
その分破格の破壊力を誇っていた。
その後
- こんな異常火力を開発側が放って置く訳がなく、
MH3Gで「両スキルの効果が重複しない」という最初の対策が取られた。
ただし、属性攻撃強化の踊りや旋律をかけるとMHP3と同等までに戻るのだが、
属性攻撃強化の踊りはチャチャ達の気分次第で重ねがけも交戦中という関係もあって不安定で、
属性攻撃力強化旋律も狩猟笛が制限されるデメリットがあり、絶対安定とは行かなくなった。
- 次にMH4からは再度重複するようになったが、上限値が1.2倍となり、
更に単属性強化スキルが「段階ごとに応じた倍加後に固定値加算」という仕様変更を受けた。
これによって下手に重複させるよりは単属性強化スキルを伸ばしたほうが効果が高い、
というケースが見られるようになった。
- MHXでもMH4と同じく重複するものの1.2倍の上限付き。
よってバランス崩壊には繋がっていないが、単属性強化が+2までしか無いため狙う価値はある。
さらにこれには続きがあり、武器内蔵弾に限っては変則射撃が乗る。
どういう事かというと、LV2属性弾や貫通属性弾にはこれら全てのスキルの効果が乗る。
そのため「W属性変射」という形で武器内蔵弾の速射を運用するスタイルも生まれた。
極めればパールセレブパラソルのLV2貫通電撃弾速射のみで怒り喰らうイビルジョーを狩猟できるほど。
もっとも、LV2属性弾やLV2貫通属性弾の速射は隙が大きくリスクが大きいため、
初心者が簡単に扱えるものではない。
- MHXXでは、MHXであまりの破壊力を誇っていたせいなのか、
貫通属性弾の弾威力を下げられ、かつ属性弾全般の速射補正も0.7から0.6にされており、
合計すると2割近い威力の削減を食らっている。
しかしスキル事情がだいぶ改善された関係で、持っているお守りにもよるが、
上記の強化スキルを全て詰め込んだ上で連発数+1に攻撃力UP【大】まで盛る事さえ不可能ではないため、
完全に特化した装備を作る事ができれば相変わらず強力である。- だが、速射補正が下がり、龍殺しの実の持ち込み数もMH4以降は10個に減らされている
滅龍弾速射特化ライトにとっては泣きっ面に蜂どころの話ではないだろう。
- だが、速射補正が下がり、龍殺しの実の持ち込み数もMH4以降は10個に減らされている
- Worldでは連発数+1、全属性攻撃強化が削除。
速射の仕様変更により連発数で発射時間があまり変わらなくなったこともあり、
W属性速射がバランスブレイカーとなることが危惧されたとみられる。
- その後、Riseで速射スキルが連発数から速射強化へと大幅な仕様変更を経て復活。
最大でダメージが1.2倍になったこともあり、速射強化と単属性強化を組み合わせて
属性貫通弾を速射する運用が見られるようになった。
属性弾の威力強化を重ねる点において、この運用はW属性速射に非常に近しいといえる。
- MHR:Sでは新スキル伏魔響命が登場。
体力が常時減り続けるというデメリット付きではあるが、
貫通(属性)弾の火力を大幅に引き上げてくれる。
そのダメージ強化幅は肉質やスキル構成によって変わってくるが、
属性値で示すと属性弾で40+20の+50%、貫通属性弾で22+20の+91%*2。何かがおかしい
その上に他のスキルを重ねると、
最終的なダメージ倍率はスキルなしと比べて約2~3倍にものぼり、
W属性速射が裸足で逃げ出すほど。
このイカれたダメージ補正が強くないはずがなく、
伏魔響命+(貫通)属性弾はTAから普段の狩りまで多くのシチュエーションで猛威を振るっている。- 一方で伏魔響命はデメリットも強烈であり、体力が常時減り続けるため対策無しでは死へと一直線である。
研究の結果現在では比較的低リスクで伏魔響命を運用できる方法が開発されているが、
誰にでも扱えたW属性速射と比べるとかなりハードルが高く、やはり不慣れなうちは十分注意が必要となっている。
- 一方で伏魔響命はデメリットも強烈であり、体力が常時減り続けるため対策無しでは死へと一直線である。
似た事例
- MHFでも属性攻撃強化スキルと、単属性強化スキルが登場する。
単属性強化スキルに至ってはMHFが先に登場している。
もちろん重複可能なので併用可能だが、MHFの属性攻撃強化スキルは倍率が1.1倍なので、
両方あわせても1.32倍と控えめなためMHP3のW属性速射程の火力は出せない。
更に、MHFのライトボウガンの速射は補正値0.5倍とキツく、
更にG8アップデートで改善されるまで氷結弾、水冷弾の実用性が皆無に近いほど酷く、
細かい所の差異等も合わさり、注目されたことは一度もなかった。
- 一方ヘビィボウガンは秘伝スキル「重銃技【銃仙】」に属性弾の属性値1.2倍の効果が存在し、
それを併用することで補正値が1.58倍に跳ね上がる。
更にMHFでのヘビィボウガンは武器倍率が非常に高く、
ヘビィボウガンはヘビィボウガンで別に属性弾の属性値割合が設定されており、
更にライトボウガンと違って固定値の滅龍弾以外は割合が高めなので4属性どれもが実用性がある。
しかも件の秘伝スキルと併用すれば、
武器倍率を1.2(G10以降1.3。大銃仙は1.4)倍にした上でそこから属性値を算出し、
その上で属性値を1.58(秘伝スキル無しで1.32)倍に引き上げるという、
メインシリーズから見ればとんでもない仕様となっているのである。
しかし、MHFではモンスターはPT前提の耐久力になっており、
更に相手を選ぶ属性弾の基本的な部分より、バランスブレイカーとはなっていない。- その高威力に着目し、特にディスフィロアを素早く倒すと言った効率運用が為されていたが、
後に至天個体はそれだけでは倒しきれない防御力を持っていたこと、
更に同時期にディスフィロアの怒り状態以降発生する耐属性強化が周知されたことで、
有効でないとされ、一気に数を減らすことになった。
その後ご無沙汰状態だったが、属性が非常に通る肉質を持つラヴィエンテ猛狂期を相手に、
使用率が再び上がり始めたG10時代*3再び猛威を振るい、
肉質調整が告知されるほどの大騒動を起こしたことで属性弾運用も再び見直されるに至った経緯がある。
しかし件の内容は前者は「有効でなかった」、後者は「有効だった」というものであり、
使用率が低迷した時期も相手を選べば依然強力であったことから、
ラヴィエンテ騒動で属性弾の基本が見つめ直されたと言ったほうが正しいのかもしれない。
- その高威力に着目し、特にディスフィロアを素早く倒すと言った効率運用が為されていたが、
- なおMHF-G6アップデートにて、
属性肉質20以上の部位に対して属性肉質をプラスして計算する属性特効スキルが登場。
属性攻めにおいて、更なる火力強化を行うことが可能になった。
W属性に倣い、更に属性特効スキルを加えた構成はT属性強化と呼ばれることが多く、
属性弾に限らず、属性に特化した装備の最終形と認知されている。
関連項目
システム/速射
ゲーム用語/バランスブレイカー
モンハン用語/ラオート - 性質的にはやっていることは全く同じである