世界観/ミナガルデ

Last-modified: 2026-01-05 (月) 23:55:27


或る者は、腕に自信があり
或る者は、乏しく
或る者は、名声を得る為
或る者は、知識を求め
或る者は、罪を犯し流れ着き
様々な想いのもと
集まりし者達が創った街

バカ者達の祭り街
ならず者の街
はざまの街
猛者街
狩り場に近き街

人々はそう呼ぶ
街の名はミナガルデ



無印、及びMHGのネットワーク拠点。
後のオンラインで搭載される基礎的な設備が揃っている。
英名は"Minegarde Town"。

目次

概要

  • 記念すべきシリーズ最初の「街」である。西シュレイド地方の南部に存在する大きな街。
    切り立った崖の中腹に存在し、わずかな平地や洞窟を中心に構成されている。
    上記の通り、本来は人間たちにとって住みやすい環境とは言い難い。
    周囲は危険なモンスターが徘徊する危険な地であるが、ギルドとハンターの手によって発展した。
    モンスターの生息域が近いという特性上、西シュレイドを拠点とするハンターが身を置くには最適の場所。
    一方で街の近くにモンスターが現れる事も多く、それ等を迎撃するための設備も整っている。
    当然一般人も在住しており、商人の往来も盛ん。街人たちの表情は皆一様に明るく、活気に満ちた街である。
    • ミナガルデの歴史としては、西シュレイドのハンターらを相手に人々が商売を始めたのが端緒となっている。
      その代表者が大商人として活躍した、ココット村の村長の弟(とされる人物)である。
      彼の手腕により、ハンター相手の商いから飛竜狩りそのものを商売の対象として扱うまでに街が成長し、
      生き字引としてギルドマスターの役目を隠居生活の一環として務めることとなった。

施設紹介

  • 街の中心には噴水のある広場がある。噴水の土台は4体の竜の意匠が見られる石彫刻となっている。
    無印では「街」に入った際、プレイヤーが噴水の前に立った状態から始まるため、
    社交場や記念撮影場所になったりしていた。
    南には三門の大砲、北には後の対巨龍爆弾を思わせるいくつもの巨大なタルが積まれており、
    すぐそこに迫る強大なモンスターの影を窺わせる。
    東にはカゴいっぱいに詰められた新鮮な野菜などが置いてあり、
    その保管場所のテントにあしらわれた布の模様からは、どこか異国風の情緒が感じられるだろう。
    • そして、西にはこの街を棲家として流れついた名物の詩人がいる。
      粗野な、しかし生死を賭した舞台に何か意味を見出そうとする気鋭のハンターらと、
      それを原動力とした街の香りが、彼を通して否応なしに押し寄せるだろう。
    広場から南西へ行くと活気に満ちた市場、北西のアギトが掲げられた門を潜ると工房、
    北のビールジョッキのモニュメントの門を潜ると酒場、北東の階段を登るとゲストハウスに繋がる。
  • 市場では素材屋、道具屋、食材屋、及び調合屋が並び、購入できるアイテムは豊富である。
    食材屋の近くにはアプトノスを扱う御者のアイルーもおり、
    市場の西、南から陸路でアイテムが持ち込まれていることが予想される。
    一方で、主たる搬入口は市場中央のゴンドラによる運搬である。
    その前に立つ、通称ゴンドラ男が取り仕切っており、草や骨が置いてあるときは素材屋、
    火竜の尻尾があるときは道具屋、実などの食材があるときは食材屋に品物が多く並ぶ。
    • 市場を取り仕切る食材屋はマサコという名前の女性である。
      近年では多くなってきたが、初期のMHでは希少な名前付き(しかも和風名)NPCである。
      MHP3のスタッフロールでは彼女の姿も確認できる。
    • 伝説のガンナーはこのゴンドラから旅に出たとされており、その周辺では弟が帰りを待ち続けている。
      このことから、崖の上の街であるミナガルデでは、ゴンドラも人の出入り口として使われていることがわかる。
  • 天然の洞窟を利用して造られた武具工房は三つ子の凄腕の鍛冶職人が仕切っており、
    モンスター襲撃の際には一般住民の緊急避難所としても利用される。
    工房の北側にはバリスタの弾が大量に保管され、倉庫にはハンターメイルが常備されている。
    砦のBCにも同様のものがあることから、これらも有事の際には士気高いハンターに貸し与えているのかもしれない。
    西側には大剣を打つに足る大きな金床が備え付けられ、さらに奥には様々な工具も置いてある。
    洞窟の暗さを炉の炎が照らし、鎚を打つ音にも、新調された武具の匂いを感じるだろう。
    • 三つ子の職人たち(骨ジジ、鉄ジジ、竜ジジ)は『狩りに生きる』にも寄稿している。
      特に骨鉄コンビこと骨ジジと鉄ジジは、それぞれの得意素材の優劣について日々激論を交わしているらしい。
      ただしミナガルデではミラボレアス出現時に互いの名を呼び掛け合い、
      黒龍を打ち倒そうと協力しあう場面もみられ、粋なカッコいいジジイたちとして印象深い。
  • 同じく自然の洞窟を利用した酒場はハンター達の集合場所として常に賑やか。
    蝋燭の炎が薄暗くも照らし、石造の中に組み込まれた木々が酒場の年季を醸し出している。
    カウンターの奥には酒場らしくグラスと木製の皿が置いてあり、
    それらがハンターらの交流の一助となっているだろう。
    人々の話し声や笑い声、グラスを合わせる音、食器が重なる音などが
    環境音として聞こえ、酒場の雰囲気を盛り上げている。
    この場所がハンターズギルドとなっているのは、
    元々経営されていた酒場の雰囲気をギルドマスターが気に入り、入り浸ったためである。
    • ヘルブラザーズはこの酒場が初出。料理の多く置いてある左の席で酒を飲んでいる。
      もちろん、隣に座って宴を共にすることも可能である。
    • クエストボードの上にあしらわれた骨は、ココット村の工房の隣に置いてある骨と同じ形状のものである。
      村の物は用途が不明なだけに、その形に何らかの意味があるのか、気になる点である。
  • 高台にはギルドと提携しているゲストハウスがあり、ハンターの休息の場となっている。
    この5つのゲストハウスは、ハンターランクに応じて使用可能となるが、それぞれの部屋に大変趣があり、
    特にビショップは現在でもファンたちの間で「実家」と呼ばれるほどに望郷の眼差しを向けられている。
    エントランス東側には小さな絵画として、ロード画面に出現する世界地図が掛けてある。
    一方で西側のクイーン、キングの入り口上に掲げられた大絵画は作中では視点の関係で全貌を見ることはできないが、
    ハンター大全から読み取るには、ゴブリンが描かれた幻想的な戦闘画であるとわかる。
    設定画がそのまま採用されていることには、感慨深いものがあるかもしれない。
ポーン
最低ランクの部屋。ブタ小屋そのもの。管理人がそう言っているので何かの間違いではない。
エントランス1階から、このブタ小屋がいくつも並んでいるのが見える。
入ると土の床に木の家具が何とも投げやりに置かれている。何かの瓶は倒れてさえいる。
奥の棚には、古ぼけたティーカップが置いてあるが、洗面台などは無い。
棚には貼り紙もあり、ブタ小屋での規則、あるいは食事のメニューでも書いてあるだろうか。
ベッドはメイキングもされておらず実に寝心地が悪そうであるが、微かな陽光がそこに陰を落とす。
もがり笛の環境音が流れているため、壁に空いた小さな穴から漏れ出したものであろう。
無料で使え、金のない時はここに限るため、こんな部屋でも愛着のある人も多いのでは。
ルーク
ここから部屋の体裁を成したまともなゲストハウスとなる。
ココット村の自宅と構造は全く同じ作りの部屋となっており、家具のみ異なる。
まず入ってたくさんの洗濯物が干してあることに気づく。洗い物用のバケツもある。
ここで暮らす者がいるという事実だけが、淡々と示されている。
干された洗濯物は、ハンターの帰りを待つことなく乾いていくだろうか。
一応、クローゼットも備え付けられているが、使うのは専らアイテムボックスの方である。
そして、ベッドの上の棚には、ここでも古ぼけたティーカップが置いてある。飲みかけのものでないことを祈りたい。
食事の効果がポーンとあまり変わらないため、使用率は低めだったりするが…。
ビショップ
シックな雰囲気の家具で構成された本ゲストハウスは、世を厭う芸術家の画房のようでさえある。
BGMの助けもあって、高ランク帯となっても食事以外では、あえてこの部屋にとどまることも多いであろう。
そこまで人々を惹きつける魅力は、おそらく左側に見える窓だろうか。
窓の先に何があるのか、はっきりと見えるわけではないが、新緑の眩しさを感じる。
そして、窓のそばにある清々しい色彩の瓶との対比により生まれる、
寝具の周りの陰と埃っぽさが、根底に流れるハンター感のようなものを有形化しているだろうか。
床のタイルの剥がれは、代々のハンターの馴染みの部屋であることを窺わせ、
誰かが残した脚装備や、栞の挟まれた読みかけの分厚い本も置いてある。
MHGのOPでレウス装備のハンターがいる部屋は、うっすらと見える家具からわかるように、このビショップである。
クイーン
青を基調とした家具が神秘的な雰囲気を醸し出すゲストハウス。入ると鐘の音が鳴り響き、鳥の囀りも聞こえる。
床やパーテーション、カーテンには細やかな模様が施され高級感が漂う。
温暖な気候を思わせる観葉植物も置かれ、それらに誘われつつ奥へ向かうと展望の開けた食事場となる。
煙突のついた屋根の建物など街並みの一部が見えるが、鐘の音はここから来るものであろう。
是非とも下を覗いてみたいが、視点は固定されてしまっている。
しかし、賑やかな街を見下ろすハンターは、この場所に長く留まることを知らないだろう。
直接日の当たらない入り口左には、小さな椅子と机が置かれ、上位へと登り詰めた数少ないハンターたちの
狩りの回想に耽る場所となっているだろう。残念ながら座ることはできないが…。
キング
豪華絢爛その一言に尽くされる。入ると厳かなSEに包まれる。
大理石を思わせる床に、金細工の施された壁、ミナガルデの眼下に広がる大自然を眺望できる広場が目を引く。
食事場所は長いテーブルの前後に存在し、生花が所々に配置され、奥には玉座のようなものまで用意されている。
アイテムボックスまで美しい石で造られ、ベッドは真紅のカーテンに隠されている。
特に立体地形模型からは、このゲストハウスを使用する者の地位が士官や為政者に値するかのように思われる。
赤の駒の周りに3つの青い駒が山や湖に配置され、そして控えの机には2つの青い駒が残されている。
赤の駒がモンスターなのか、我らが拠点なのか、前人の足跡に想像力を掻き立てられるだろう。
そして、ハンターが留まるより早く流れ行く雲は、この世界が壮大であるとともに、この地位の一抹の残酷さを語る。

その後の作品

  • ミナガルデに行けないMHPでも、この街を舞台にした「狩人の集う街」というムービーは閲覧できる。
    MHG、MHPのOPに登場する街もこのミナガルデである。
    その他、MHP3のスタッフロールにも登場している。
  • ミナガルデのギルドマスターの息子の話によれば、
    MHPではココット村とミナガルデを結ぶ唯一の山間の切通しが崖崩れによって塞がってしまったらしく、
    ミナガルデに向かうことは残念ながらできない。
    しかしゲーム的な事情を抜きにして考えればかなり重大な事態だが、大丈夫なのだろうか。
    • しかもこのがけ崩れ、MHPではミナガルデには行けないという以上
      少なくとも主人公がココット村でのハンターデビューを果たしてから
      G級ラストでミラボレアスを倒すまでの期間解決しなかったということになる。
      幾ら主人公が世界観的にも才能に恵まれた超の付く実力者であったとしても、
      狩猟場への移動時間や武具メンテナンスの時間などを考慮すると
      何をどう見積もっても物理的に1年や2年では到底辻褄の合わない時間が経過しているはずである。
      しつこいようだが、本当に大丈夫だったのだろうか。
      • しかし、無印から登場しているココット村の行商の青年は、
        ミナガルデでしか購入できない商品を村まで持ってきてくれる行商人であり、MHPにも登場。
        全くもって不可解なことだが、彼いわく、行商人のみが使える独自のルートが開拓されたらしい。
        しかも、プーギーは街からこの商人に付いて村まで来てしまった設定である。
        プーギーでさえ通れる行商ルートを、少しでもハンターらに融通を効かせることはできなかったのだろうか…。
      • 現実でも災害によって山間部を通る道路や線路が被災した場合、
        たとえ技術が進歩した現代であっても完全復旧には数年を要することがしばしばある。
        現場周辺の地形に慣れた人間以外は通行禁止との措置が長期的に取られたままと言うのも有り得なくはない。
  • MH2やMHP2でMH(G)の狩り場に行けなくなったのは、ドンドルマギルドの管轄域ではないからである。
    しかし後年(MHP2G)になってドンドルマ周辺でしか確認されていなかったモンスターも確認され始め、
    そればかりかドンドルマでも知られていなかった新種のモンスターも次々と確認されるようになった。
    このためにミナガルデのギルドでは人員不足に陥り、ドンドルマに救援を頼む事となった。
    ポッケ村にミナガルデの管轄区での狩猟依頼が来るようになったのもそのためである。
    加えて、さらに後の時代(MH4G)では具体的な経緯は不明ながら、
    旧砂漠もドンドルマギルド(及びそこと連携を取っていると思われるバルバレギルド)の管轄域に指定されるに至っている。
    • ちなみにMH2やMHP2で森丘に行くことが出来るのはある種の特例的な事情によるもの。
      また、MHXで森丘や旧砂漠を含む、過去作で登場した各ギルドの管轄域に関係なく赴けるのは、
      龍歴院という組織が特殊な立場を取っている事によるものである。

余談

  • オンラインに接続する際の待合所画面において、
    アプトノスのいる森丘の方面から見たミナガルデが映されることがある。
    あるいはミナガルデのムービーでも、遠くの建物の柱に寄りかかったハンターから見たミナガルデが映る。
    冒頭に述べたように、険峻な2つの山に街が築かれている様子がよくわかるが、山ごとのそれぞれの役割は不明。
    我々が赴くのは恐らく大きい方の山側の街であろう。
  • ドンドルマ同様に防衛設備が備えられているが、古龍のバリュエーションが乏しい時期だった為か、
    街マップの防衛クエスト系はない。3のロックラックも街マップの防衛クエストがない。
    ジエン・モーラン戦のエリア2(決戦ステージ)の後ろに街があるため、
    お祭りと同時に防衛と見ることも出来なくはない。
  • ドンドルマやロックラックとは異なり、街自体が保有する治安維持部隊のようなものは存在しない模様*1。
    このせいなのかは不明だが、ノベル版ではハンターたちをよく思わない王国騎士たちが蜂起した際に、
    あっさりと酒場を占拠されるなどの事件も起こっている(普通のハンターは人間相手には武器を振るえない)。
  • MH3のオンラインが稼働していた最初の数か月ほどの間は、
    自由区に「ミナガルデ」というサーバーが存在していた。
    しかし、その後オンライン同時接続数の減少に伴うサーバー数削減の結果、
    残念ながらミナガルデサーバーは消滅することとなった。
  • 名前の由来はおそらく「皆(みな)」で「狩る」だろう。
    カプコン本社が大阪にあることから、関西弁の「皆、狩るで」が名前の由来とも捉えられる。
    ドンドルマ以降の街は(おそらく)世界観を考慮して語感で決められたと思しき名前になるが
    記念すべき第一作目(=続編が出るほど当たるか不明)のこの街は、至極わかりやすい名前となっている。
    この種のネーミング問題はモンハンのみならず、他のナンバリングタイトル(の一作目)でも時折見受けられる。
    • そもそも「ミナガルデ」という単語自体、無印の作中では登場せず、ただ「街」と呼ばれていた*2。
      ハンター大全などが初出の単語のため、急遽名付けたのであろう。

関連項目

世界観/ギルドナイト
登場人物/ミナガルデのギルドマスター
登場人物/三つ子の名工
登場人物/ヘルブラザーズ
登場人物/酒場のボード前ハンター
登場人物/アイルー族のハンター
登場人物/流浪の詩人
登場人物/地質学者
アイテム/ミナガルデナイト - この地域で採掘されたと言われる鉱石。


*1 ただし、ムービーにはガーディアンズ風の人物たちが紛れ込んでいたりする。
*2 村の方は当時から「ココット村」と呼ばれていた。