広義的には「分類学的に『軟体動物門』に属する無脊椎動物種」。
単純に「貝」と言えば、食卓でも御馴染のアサリやシジミなど
「貝殻」と呼ばれる硬質な組織を身体に有した軟体動物を指す場合が多いが、
「貝類」とするとイカやタコ、ウミウシやカタツムリ、更にナメクジやクリオネなども含める場合がある。
一見目立たないようだが「貝類」に属する生物は意外なほど多く、
(現実世界の)現在においては10万種以上が存在すると言われており、
生物界においては節足動物門に次いで多くの生物種を有する一大派閥である。
MH世界の「貝類」
- MH世界でも貝類は一見地味な存在であるが、実はMH2の頃から徐々にその存在について触れられるようになっていった。
おそらく多くのハンターが初めて意識的に見た貝は、
ヤオザミが背負っている巨大な貝殻だろう。
正式な名前や生態などは一切不明であるが、
ハンターと同等以上の巨体を有する甲殻種モンスターの半身を包み込むほどの巨大な貝殻が
この世界の貝類のポテンシャルを物語る。
また、ショウグンギザミがハンターの身の丈以上もある巨大な巻貝をヤドにしている事もある。
このヤドを破壊しても、然も当然のように新たな貝殻をヤドとして背負い直してくる事もあるので、
これほどの巨大な貝でもMH世界の自然の中では決して珍しい存在ではないのだろう。
- 種にもよるところだが、貝殻は現実世界では建材として利用される場合もあるほど頑丈であり、
原始的な時代から様々な形で人々の生活を支えてきた優秀な「素材」である。
この辺りはMH世界も同様らしく、ハンターの武具としても多々利用されるケースがある。
しかし、MH世界の場合はより頑強なモンスターの外殻や希少鉱石などが素材として流通しているため、
少なくとも現在では特別に重宝されているような様子は無い。
なお、食材としての需要はそこそこらしく、魚介類系のキッチン食材としても度々見かける。
- 人魚竜イソネミクニは生息する水辺で獲れる貝類を食糧や武器として利用する生態を持つ。
中には人を気絶させるほどの強烈な閃光を発するもの、強い衝撃を加えると貝殻が爆発するものなど、
とんでもない特性を持った貝類も存在し、
イソネミクニはその性質を理解した上で外敵への攻撃手段として活用してくる。
ハンターの目では水辺にどんな貝が潜んでいるか判別できないので、
イソネミクニが貝を取り出した場合、次にどのような行動に出るか注意する必要がある。
なお、足元に埋まっていたとしてそれをハンターが踏み抜いた事で突然爆発する、なんてことは無い模様。
もしそんな事態になるようなら寒冷群島の水辺や水没林の泥寧地帯などは天然の地雷原も同然である。
- 創音竜ポボルバルムの尻尾の下部には、巨大な貝類が寄生しており、
これを使って、打楽器のように演奏する事で自身の強化を行う。
- 現在、ハンターズギルドでは貝そのもののような外見のモンスターの存在は確認していない。
しかし、広義的な意味での「貝類」に近い外見のモンスターはいくらか確認されている。
ただ、共通して超大型古龍種であり、
その食性によって甚大な被害が齎される危険性があるという恐るべき生物群である。
なお、前述したように「貝類」にはウミウシを含める場合もある。
巨大なウミウシと言えば……。
いずれ狩猟対象として認識されるかもしれない。
MH世界の貝(類)一覧*1
貝
- アワビのかたまり/カタマリアワビ
- 大角サザエ
- 大巻貝
- ハラモチ貝
- (ホタテチップの原料である)ホタテ
- モガモ貝
貝類
- コダイオウイカ
- 大王イカ
- タコフェスタ
- 骨タコ