主にエチルアルコールを含んだ飲料の総称。「ハードドリンク」などとも呼ばれる。
目次
概要 
- 古来から存在する加工食品(飲料)の一種であり、向精神薬の一種ともされている。
地域や時代によって原料や種類は様々だが、発酵によりアルコールを生成するのは共通。
- 現在では嗜好品の一つとしての側面が強いが、アルコールには殺菌作用があるため、
酒にすれば腐敗を防げる*1ということで、飲用水を確保・長期保存する目的で酒を作ってそれを水の代わりに飲む人々もいた。
人類の生存と行動範囲拡大に役立つ、実用的な発明でもあったのだ。- たとえば大航海時代の英国海軍では、高温多湿の船内に真水を積んでもすぐに痛んでしまう為、
ビールの樽を積み込み水分とカロリーを賄う「食事」として酒を摂取していた。 - 山に入る狩人が度数の高い酒を携帯し、殺菌剤として生水に混ぜて飲むなどの例もある。
- たとえば大航海時代の英国海軍では、高温多湿の船内に真水を積んでもすぐに痛んでしまう為、
- モンハンのハンターは狩場ででかい肉やパサパサした非常食を頬張り飲み下しているが、肝心の水分補給は描写が無い。
ゲームの都合上省略しているだけでちゃんとハンターも水を飲んでいるのか、
飲むとしてもハンターの強靭な胃腸ならばその辺の不潔な水でも腹を下さないのか、
狩猟に支障とならない程度に酒も飲んでいるのかは気になるところである。
- 実用や嗜好品以外だと、酩酊と言う特異な現象を齎すゆえなのか
日本の御神酒のように多くの文化圏で神聖視され、
神々への捧げ物として選ばれることもあった。
ある意味モンハンの元祖とも言える神話や伝承、スサノオによるヤマタノオロチ退治や
源頼光による酒呑童子退治をはじめ敵対する超越者に対し酒を飲ませて討ち取る逸話など、
文化面で非常に重視される存在でもある。
MH世界の酒 
- モンハンシリーズの世界にも酒類が登場し、飲料や嗜好品として嗜まれている。
クエスト中にアイテムとして入手できるようなものは少ないが、
食材などで確認できるだけでも分類や銘柄らしきものは多岐にわたる。
- 前述の通り、酒は材料や加工法に地域の特色が反映されるものだが、
劇中ではハンターの活動地域による差はあまり見られず、
セットになる料理ともども、だいたい同じ種類の酒がどこでも安定して入手できる。
そこまで設定されていないと言えばそれまでだが
ハンターズギルドによる情報交換で有用なメニューの組み合わせが広まっていたり、
各地で活発な食材の流通があると考えればそこまで不思議でもない。
- 文化的な扱いも具体的には不明だが、ギルドには酒場があり、
お祭りやめでたい席で笑顔で乾杯する描写も多く見られる。
基本的には日常の飲み物や嗜好品であり、酒そのものや酔いは強く特別視される存在や現象ではない様子。
飲む機会や人間を極端に選別したり、酔いを超常の現象と捉えていない点では
モンハン世界でも酒を作る仕組みやアルコールの作用が、
ある程度は科学的に理解されている証左と言えるだろう。
- クエストに出立する前、仲間の準備を待つ間などに景気付けで酒を飲むハンターも少なくないらしい。
プレイヤーが操作するハンターも、集会所などで実際にジョッキを煽ることができる。
何故か何杯飲んでも1zの料金さえ請求されないが、一定量以上飲むと酔っぱらって千鳥足になってしまうため、
何らかの酒類であるのは確実。
もっとも酒が入ったまま翼竜の操縦や翔蟲ジャンプを繰り出しクエスト開始までには全快し、
二日酔いなどによって挙動がおかしくなったりはしない。
調理済みの方では食べた直後にぶっ倒れたり、仕事どころではないほど凄まじい状態からクエストが始まることもあるが、
これは食べあわせの問題なのだろうか。
実際に、ある種のキノコなど、食材の成分がアルコールの影響を悪化させる食べあわせは存在するが…。- さすがに飲料アイテムとしてフィールド上で飲めるタイプの酒は存在しないが、
ベースキャンプでの食事で酒を食材に選ぶことはできるので、
厳格に「狩場は禁酒」といった訳ではないようだ。
前述の防腐殺菌効果のほか、酒は気付け薬や一時的に体を温める目的で飲まれることもあるので、
「仕事中に呑むな」という現代人の感覚とはまた違うのだろう。
- 中には「竜も酔っ払う」という謳い文句の酒まであるが、
実際にモンスターに飲ませて酔いのバッドステータスを食らわせたりはできない。
単にアルコール度数の高さをアピールした宣伝文句なのだろうが、
人類が酒の醸造を発見したのは自然発酵した液体を飲んだ動物が酔っ払っているのを見たからという伝説もあり、
もしかしたら本当に野生の飛竜が酔っているのを見て生み出された酒なのかもしれない。
- さすがに飲料アイテムとしてフィールド上で飲めるタイプの酒は存在しないが、
- キッチンの食材としても様々な酒類が登場しているが、
ゲーム上でキッチンが利用できるようになってからしばらくは「酒」のカテゴリが存在せず、
特定のイベントをクリアするまで選択できないというシリーズもある。
また、MH2やMHF-Gでは食材採取の一部として酒類のアイテムが入手できる。
料理酒として扱われているなら、煮込み料理の隠し味や酒蒸しや肉のフランベなど、様々な用途が想像できる。
飲み物がセットになったビジュアルの料理もあるため、
「肉に赤ワイン」のような定番の酒として楽しまれているのかもしれない。
- 現実世界の日本のようなアルコール類の摂取年齢の制限があるかは不明。
そもそもモンハン世界の登場人物は具体的な年齢が明かされていないキャラばかりなので、
考察の材料にも乏しいのが実情。
プレイヤーキャラはその気になればかなり若く作れるが、
それでも10代後半ぐらいが関の山。
ノベル版だと16歳の登場人物が飲酒する描写もあるが、国によっては普通に飲酒できる年齢である。
確実に言える範囲としては「ハンターとして活動するぐらいの年齢なら大っぴらに酒を飲んでも問題はない」程度。- 今のところ明確な子供が飲酒している描写は確認されていない。
これはゲームソフトの年齢審査対策といった事情も考えられるが、
もしかしたら世界観的にも飲酒が許される年齢が決められているのかもしれない。
- 今のところ明確な子供が飲酒している描写は確認されていない。
- かつて、ビールが並々と注がれたジョッキを武器に巨竜を撃退したハンターが居たらしい。
MH世界の酒類一覧*2 
- 赤葡萄酒
- 濃厚な果実の味を際立たせる渋みがある。
- アステラビール
- 《運気》系統の食事スキルが発動しやすくなる酒。
調査拠点で作られたご当地ビール。祝杯にピッタリ。
- 熱燗
- ウィッチシードル
- 《旅支度》系統の食事スキルが発動しやすくなる酒。
甘美で妖艶な香りが、まるで魔女の誘惑のよう。
- 黄金芋酒
- 滅多に目にする事が出来ない「酒の王」とも呼ばれる逸品。
イメージ的に高級そうなブレスワインよりもさらに高級である。市場相場はブレスワインのおよそ二倍。
MH2やMHFでは食材アイテムとして、MH3G以降はネコ飯における最高ランクの食材として登場している。
さすらいのコックやシー・タンジニャの給仕係などによれば、
100年に1個しか取れない黄金の芋を使っているらしい。
- 鬼芋酒
- 鬼もうなるほど辛口のお酒。
ドスギルオスの牙を隠し味として漬け込んである。
- 果実酒
- 狩人ビール
- ≪運気≫系統の食事スキルが発動しやすくなるお酒。
一狩り行った後には、これで一杯!
- キノコ吟醸酒
- 厳選キノコを更に厳選して作られた最高級キノコ酒。
- 銀嶺ハイボール
- 《開拓者》系統の食事スキルが発動しやすくなる酒。
銀色にかがやく超高硬度の氷を贅沢に使った一杯。
- クリスタルハイボール
- 《開拓者》系統の食事スキルが発動しやすくなる酒。
まるで泡だけが浮かんで見えるほどクリアな一杯。
- クレイジーテキーラ
- 《旅支度》系統の食事スキルが発動しやすくなる酒。
勇敢な狩人が度胸試しに飲む、クレイジーに強い酒。
ちなみに現実世界のテキーラのアルコール度数は35~55%とされている。
下手すると旅支度どころではないほど悪酔いしそう。
- 琥珀色の蒸留酒
- 採酒
- 爽やかな甘みのあるドリンク。
採取能力が普段よりも上がる。
- 灼炎のスピリタス
- 《開拓者》系統の食事スキルが発動しやすくなる酒。
一口飲んだだけで身体が赤熱してしまうほどの強さ。
ちなみにスピリタスとはアルコール度数90%超を誇るウォッカの一種で、
日本では消防法によって危険物として指定されるほどの、いろんな意味で強烈な酒*3。
- 蒸留酒の蜂蜜入り牛乳(ミルク)割り
- スターブランデー
- ≪運気≫系統の食事スキルが発動しやすくなるお酒。
調査団お墨付きの星がついてるお酒。
- スパイスポップス
- 大吟醸・龍ころし
- 色んな料理に使える万能酒。
職人が長年の研究と醸造の末にたどり着いた頂点。
詳細は語られていないが、名称からして日本酒のように米が原料の醸造酒(ライスワイン)と見られる。
酒そのものだけでなく、これを作った後に残る酒粕も料理に利用される。
≪目利き≫系統の食事スキルが発動しやすくなるお酒。
元ネタは飲兵衛なら一度は聞いたことのあるであろう銘柄・鬼ころしか。
- タンジアビール
- タンジアの港で限定販売されていた達人ビール。
中身などは達人ビールと何ら変わりはなかったらしいが、
後に達人ビールが廃れて以降はラベルはそのままに別のビールに変更されている可能性がある。
- 氷柱ウォッカ
- 《開拓者》系統の食事スキルが発動しやすくなる酒。
豪快にウォッカをオン・ザ・ツララした意欲作。
氷を入れたグラスに酒を注いだ飲み物「オン・ザ・ロック」を氷柱で作ったものと思われる。
- 特濃蜂蜜酒
- 《旅支度》系統の食事スキルが発動しやすくなる酒。
こだわった自然の素材が、体を芯から温めてくれる。
- ドッペル茸の酒
- 食べると自分が他の人になったような幻覚に襲われるキノコを発酵させて作った酒。
飲むと普段から無意識のうちになってみたいと思っている相手に成り切ってしまう。
かなり強力で、なかなか酔いが醒めない。酒カスを摂取するだけでも幻覚に襲われる。
ドッペル茸の成分を消すには酔い覚ましの薬だけでは難しく、
薬を飲ませる前にクラーレアム鉱石を砕いて粉状にしたものを飲ませれば良い。
- 泥芋酒
- ≪目利き≫系統の食事スキルが発動しやすくなるお酒。
悪酔い注意。
- ニャトーロマーネ
- MHXXでハンターランク解放後にニャンコックから貰える酒。同作で最高の地位となっている酒である。
名称は、フランスの高品質ワインに送られる格付け「シャトー」をアイルー風にしたものと、
現実世界での超高級ワイン「ロマーネ・コンティ(ロマネコンティ)」の組み合わせと見られる。
その事から高級なワインではないかと思われる。
あるいは、昨今よくコラボを行っている任天堂のゼルダの伝説シリーズの「ムジュラの仮面」に
「シャトー・ロマーニ」というよく似た名前の最高級のミルクが登場する。
チーズ作りに励むニャンコックなだけに、オマージュとして取り入れたのかもしれない。
そう考えると、ワインではなく乳酒のようなものだったりして。
なお、原作では飲むと3日間MPが減らなくなるという非常に強力なアイテムだった。
- ハコビール
- キレのあるうまさのドリンク。
運搬能力が普段よりも上がる。
- バッケ酒
- 《旅支度》系統の食事スキルが発動しやすくなる酒。
特産のフキノトウを漬け込み、滋養強壮効果がある。
- ハッピーテキーラ
- 《開拓者》系統の食事スキルが発動しやすくなる酒。
狩猟の成功など祝いの席で振舞われる、乾杯酒。
- 発泡ミルク
- 名前からして乳製品のようにも思えるが、酒類の一種として扱われる。
名称からして、何かのミルクを乳酸発酵させて作った発泡酒ではないかと思われる。
なお、現実世界でもモンゴルの馬乳酒など、動物のミルクを原料とした発泡酒は存在している。
- パニーズ酒
- とある地方で生産されている、独特な風味が特徴の酒。
近年までマイナーなイメージが強かったが、
タンジアの港では女性を中心に静かなブームを起こしており、
一時は空前のヒットを飛ばした達人ビールを追い抜くほどの勢いを見せた。
- ビール
- 麦酒。クリーミーな泡と黄金色の酒。苦味がある。
- フラヒヤビール
- ポッケ村などでよく飲まれているビールの一種。
ホピ酒よりは高級だが、大差ないと言われればその通り。
- ブレスワイン
- 最高級のブドウから作られたワインの中の王様。
「一生に一度は飲んでみたいワイン」ランキングにて堂々の1位に輝く高級ワイン。
一般の酒場などでも売られているが、結構な値が張るためなかなか一般人は口にできないらしい。
- ポッカウォッカ
- タルアイルーが独自に配合した薬草たちを、一般的な料理酒に入れたもの。
身体を芯からポッカポカにするが、ホットドリンクのような効果はない。
なお、現実世界のウォッカは純アルコールに近い蒸留酒のイメージが強いだろうが、
リキュールのように香料としてハーブ(薬草)などを漬け込んだもの(フレーバー・ウォッカ)や、
嗜好品としてではなく薬用の薬草酒として加工されたウォッカも実在している。
現実に似たような名前の飲料メーカーがあるが、あちらに縁が深いのは酒よりもスープやコーヒーである。
- ホピ酒
- 庶民の味方と言われる安価なお酒。値段はおよそブレスワインの半額。
しかしアルコールが強いらしく、少しの量で酔いが回る。
現実で言うところのストロング系チューハイみたいなものか。
また、名前と大衆的なイメージはホッピー*4を彷彿とさせる。
チャチャブーが持ち歩いている事もある。
- ミラクルマキアート
- 本来「マキアート」は酒ではないが、MHXに登場した勲章「料理番のミラクルマキアート」の説明文にて
少量のアルコールが入れられていることが書かれている。
ただしあくまで隠し味程度らしく、本当に「酒」と呼ばれるほどの量のアルコールが入っているのかは不明。
- メリオダスのエール
- 猛角薬膳酒
- 《旅支度》系統の食事スキルが発動しやすくなる酒。
渡りの凍て地の生物の角を生薬として配合したお酒。
どんな生物の角を配合したのか明確に語られていないが、名称や入手条件からするとバフバロだろうか?
- モガビール
- モガの村特産のビール。食材としてのランクは低い。
- 雪解けハイボール
- 《開拓者》系統の食事スキルが発動しやすくなる酒。
雪解け水がスッと爽やかな、仲直りに最適の一杯。
- ラッキーテキーラ
- 《旅支度》系統の食事スキルが発動しやすくなる酒。
旅の幸運を祈って振舞われる、縁起のいいお酒。
- ラッキーラッシー
- ラッシーは現実にも存在する飲み物であるが、
現実ではノンアルコール飲料として飲むのが普通である。
- 竜酒
- ≪目利き≫系統の食事スキルが発動しやすくなるお酒。
竜も酔うほどの強いお酒。
- 龍ノコハク酒
- 達人ビールやブレスワインにも負けない高級酒。
料理酒としても最高峰の代物。
ちなみに現実世界でコハク酒(琥珀酒)とはウイスキーのことを指すのだが、この酒がウイスキーかは不明。
「琥珀」ではなく「コハク」という表記かつ、料理酒としても使えるようなので異なる酒かもしれない。
- レウスウィスキー
- 《運気》系統の食事スキルが発動しやすくなる酒。
火竜のブレスで焦がしたタルで熟成させた名品。
余談 
- 適量の酒を飲むと、それに含まれるアルコールの作用によってストレスの解消や食欲の増進、疲労回復などをもたらすが、
短時間で大量に摂取すると心身に重大な悪影響を及ぼす可能性もあり、
無茶な飲酒をすれば、最悪の場合死に直結する。
また、アルコール成分は脳などにも大きな影響を及ぼす危険性があるため、
まだ脳が未成熟な若年者や出産を控える妊婦などは飲酒を控えるべきとされる。
多くの国では一定の年齢に達していない者が飲酒をする事を基本的に禁止しており、
実際にそれを行う、あるいはそれを助長した場合は罪に問われる場合もある。
このように無視できないネガティブな一面も持っているため、酒類自体をあまり好ましく思わない人もいる。
- 酒を飲んで気分が良くなったり判断能力が落ちたり等の「酔い」は誰にでもあるが、
頭痛嘔吐、意識酩酊などの「悪酔い」の症状が出やすいかどうかは人によって異なる。
人間は大きく分けて「ほぼ全く悪酔いをしない」「ちょっとなら大丈夫だが飲みすぎるとすぐ悪酔いする」
「少し飲んだだけでも強烈に悪酔いする」の3種類に分けられ、
これらは人種や遺伝によってほぼ決まる性質である。- アルコールを摂取しそれが脳に回ると脳の一部が麻痺し「酔い」の症状が出るが、
肝臓にまで回るとそれが分解され「アセトアルデヒド」と言う物質が作られる。
これが悪酔いの元で、ここまでは誰でも同じ経過を辿るが、
このアセトアルデヒドをさらに分解する能力が人によって大きく異なるのである。 - いわゆる白人や黒人と呼ばれる人種は酒に強いタイプしか存在しないことが分かっているが、
アジア系の人種では約半数が「弱い」「とても弱い」で占められている。
オーストラリア系の一部の人種にいたっては大半が酒に弱く、
その人種が多く住む地域では未成年どころか誰かに酒を勧める事が法律で禁止されている程。 - 遺伝によってだいたい決まってしまう体質の問題でありアレルギーのようなものなので、
酒に弱い事を訓練や慣れで克服する事は非常に難しい。
依存症など悪い意味も含めてアルコールに耐性が付くことも一応ない訳ではないが、
元々弱い人が慣れれば飲めるようになることはないし、
無理に慣らそうとした結果身体を壊したり、付き合い自体が嫌になってはそれこそ本末転倒というもの。
つまり、酒に弱い人に無理に飲ませる事は如何なる理由があろうともハラスメントにしかならず、
実害が出れば傷害・殺人の類で警察のご厄介になることとなる。
他人と酒を飲む時は必ず節度を持ち、適量を見極めて飲むようにしよう。
- アルコールを摂取しそれが脳に回ると脳の一部が麻痺し「酔い」の症状が出るが、
- 文化や習慣としての飲酒に対する認識は、アルコールの代謝に人種の差が大きいことに加え、
気温や天候、宗教などいろいろな要素が関係するため、
飲む飲まないのハードルを含め、現実の世界においてはかなりの地域差が見られる。
- 「飲み過ぎると健康に悪影響が出る」や「一定の年齢に達さないと飲酒できない」以前に、
飲酒という行為そのものが明確に禁止されている国や地域も意外と多かったりする。
これは主に宗教的な理由によるところが大きく、
特に世界最大の宗教であるイスラム教においては大半の宗派で飲酒が禁止されていることで有名。
また、イスラム原理主義の傾向が強い地域では飲酒のみならず、
燃料用や消毒用なども含めてアルコールの使用全般が例外なく禁じられているということもある。