武器/にゃんにゃんぼう

Last-modified: 2023-12-12 (火) 12:16:16

麻痺属性の片手剣。「ねこ?ぱんち」を強化することで入手可能。
ふざけているわけではなく「にゃんにゃんぼう」「ねこ?ぱんち」という武器名である。

目次

概要

  • 野生のアイルーやメラルーが持っているような、ネコの手を模したものが先に着いた棒。
    それをハンターの片手剣サイズにあつらえた物。
    片手剣ということで、盾もついているがまんまタルの蓋である。
    • 初代MHから存在する古参武器である。
      まだまだ武器の種類も少なかったころでありながらこういうネタ武器もしれっと仕込まれていた。
    • MHG以降はメラルーツールという武器も登場。
      大抵は同一の強化ツリー上にあるが、MH2・MHX系列では別派生扱いとなっている。
      こちらの記事でも軽く触れるが、詳細は上記記事も参照のこと。
  • シリーズにもよるが生産するには肉球のスタンプやタルの蓋などが必要。
    もはやこの武器のためだけに存在すると言ってもいい素材で、いざ集めるとなると面倒くさい。
    MHPの説明文によると工房で作成しているわけではなく肉球のハンコ15枚で獣人族から買い取ったらしい。

性能

  • 殆どの作品では攻撃力・斬れ味は非常に低く、火力はほぼ皆無。
    アイルー武器ということで麻痺属性がついている事があるが、言うまでもなくネタ武器である*1
  • 盾はただのタルの蓋だがガードはちゃんとできる。

MH(G)

  • 初出。この頃はねこ?ぱんち生産のための肉球のハンコの要求枚数はなんと50枚だった。
    更ににゃんにゃんぼうへの強化にはゴールドチケットまで必要。
    オデッセイ黒龍剣にも使う、あのゴールドチケットをである。
    MHGでは更にメラルーツールという強化先が増えたが、当然のようにプラチナチケットが必要になる。
  • 性能面で言えば生産段階のねこ?ぱんちでは攻撃力112の黄色ゲージに麻痺180(MHGのデータ)、
    にゃんにゃんぼうに強化すると麻痺300になり緑ゲージになる一方で攻撃力は98に下がる
    メラルーツールにしようものなら麻痺360と引き換えに攻撃力は84まで落ちる。
    言わずもがな、デスパライズタツジンソードには遠く及ばず、
    製作難易度面でも性能面でも趣味の一品、というほかない武器だった。

MHP

  • MHPで少し事情が変わってきた。
    肉球のハンコの要求量が15枚に減り製作難易度がかなり下がったのに加え、
    メラルーガジェットという新たな強化先が登場しているのである。
    とはいえ相変わらず各種チケットや大量のアイルー食券が必要なので作成は面倒。
  • 性能面でいうと、メラルーツールまではMHGと同様の性能なのだが、
    メラルーガジェットになった途端攻撃力が2倍の168に、しかもデフォルトで白ゲージ持ちに化ける。
    属性値こそ微減して320になるも、総合性能ではタツジンソードに肩を並べられるラインにはなった。
    もっとも攻撃力168の白ゲージでも火力面では並の上位武器にも届かない程度なので、
    総合的な攻撃力はやはり低いと言わざるを得ない。
    • 今作の片手剣は仕様上非常に高火力なのでサポート特化という時点で趣味性が強いのは否めないのだが、
      それでも使い道が合えば十分採用出来る性能となっている。

MH2

  • 肉球のスタンプの要求量が大幅に減り、格段に入手性がよくなった。
    またにゃんにゃんぼうとメラルーツールが別派生になっている。
    • 性能面でも強化したら却って攻撃力が下がるようなこともなく、
      順当に強化していけるようなバランスになっている。
    • メラルーガジェットに強化すると攻撃力は210、麻痺380。
      ここに来てデスパライズの性能は上回れるラインになり、
      クロオビソード系列が無属性に鞍替えしたため本作の麻痺片手剣としてはトップの性能となった。
      ただしこちらはオンラインのイベントクエスト限定の肉球のハンコが必要なので、現在は作成不能である。

MHP2(G)

  • 今作でもやっぱり登場。やはりねこ?ぱんちからにゃんにゃんぼうまたはメラルーツールに派生する。
    にゃんにゃんぼうはこれ以上の強化先がないながらも攻撃力182・麻痺300となかなかの性能になり、
    デスパライズにも大分追いつくことが出来ている。追いつけているだけで勝てているわけではないのだが……。
  • メラルーツールの方は上位でメラルーガジェットに最終強化出来るが……。
    攻撃力182、麻痺380。にゃんにゃんぼうとほぼ変わらない性能に落ち着いてしまっている。
    とはいえ本作は上位段階で属性値が高い麻痺武器がないため、特化するなら選択肢に上がりうる一振りではある。
    • ちなみにメラルーツールからは奇面族の毒鉈への派生も追加されている。
  • P2Gでは純正のねこ?ぱんち系列は強化先が追加されなかったが、
    G武器としてにゃんにゃんぼうGやメラルーツールGが追加。
    どちらも匠で白ゲージまでは出るようになり、属性値も高いので特化するなら十分選択肢に上がる。
    ただ殴り性能が必要な場合は紫ゲージ持ちで属性値もまずまずのデスパライズGには絶対勝てない。
    とはいえ今までネタ武器扱いが常だったにゃんにゃんぼう系列としては相当健闘している。

MHP3

  • MH3でついに初欠席となったが、MHP3で復帰。
    P3で欠席したア・ジダハーカの代役のようなポジションである。
    その関係でチャナガブルが復帰しているMH3Gでは入れ替わりでこちらが再び欠席になっている。
  • 本作ではメラルーツール系は登場せず、ねこ?ぱんち→ねこ?ぱんち改→にゃんにゃんぼうの3段階強化となった。
    最終強化のにゃんにゃんぼうは攻撃力130(他作品の168相当)、麻痺30、斬れ味は緑ゲージ。
    つまりMHP2とほぼ同じ性能になっている。
    殴り性能面ではセクトドスベルデに後塵を拝するも、
    属性値では大きく上回っているので特化するならなんとか採用圏内か。

MH4(G)

  • MH4ではで斬れ味がなんと(しかも十分な長さ)まで上昇する。
  • しかし麻痺属性値が比較的高めなので割り切って使えばPTプレイでは全く活躍の場がないわけではない。
    まじめに運用を考えるのなら、心眼をつけることを推奨する。
    また剣を振る度ににゃん♪にゃーん♪と可愛らしい鳴き声が聞こえてくるので、
    女性ハンターを使用するプレイヤーには大人気だったりする。
  • 4Gではにゃんにゃんぼうをさらに強化することでメラルーツールとなる。
  • 攻撃力252・麻痺属性380・斬れ味は素で白10、匠での延長は全て白。スロットは安定の3。
    麻痺属性は全ての片手剣の中で単独1位の値を記録しており、麻痺特化として個性があるが、
    如何せん火力が低く「麻痺させるだけ」の武器になりがち。

MHX(X)

  • 今作にも登場、タルの蓋が手に入るのでそこから「ねこ?ぱんち」が生産可能。
    ねこ?ぱんちのまま最終強化するとにゃんにゃんぼうとなる。
    だが、攻撃力が130と異常に低く、デスパライズにスロット数以外で完全に劣ってしまっている。
    スロットが3つ空いているのでせいぜい採取用だろう。
    途中で派生強化することでメラルーツールとなる。
  • MHXXでは順当にG級での強化が追加され、究極強化でにゃんにゃんぼうとなる。
    …否、全く順当ではない。その性能はと言うと…
    • 若干上がった麻痺属性30
    • 安心と信頼のスロット3
    • 斬れ味は素で30の白ゲージが突如出現、匠で延長も可能
    • 誰だお前はと言いたくなる攻撃力280
  • いや、本当に誰だお前は。
    属性値・攻撃力共にデスパライズの究極強化デスレストレインに若干劣るが、斬れ味で覆せる程度。
    前作ではデスパライズ一強だった麻痺片手界に待ったをかける大業物と言えるだろう。
    • おまけにデスレストレインと違い、G4到達直後に究極強化が可能
      さらにG級での強化はオトモチケットG×3、肉球の優待券×3、タルの蓋×5、ネコ毛の紅玉×2、
      と割と入手が面倒な素材こそ多く要求されるが、大型モンスターのレア素材や獰猛化素材は一切必要ない
      • 多くの麻痺武器に要求され、それなのに入手手段が限られている獰猛な強麻痺毒液ももちろん不要。
  • 総じて、麻痺片手に要求されるものは凡そ全て持っていると言って差し支えない性能。
    けして要求を凌駕する代物ではないが、あえて他を選ぶ事情も薄い、手本のような存在と言える。
    デスレストレインをはじめ、他の候補が特別弱いわけでもないのだが、
    超にゃんにゃんぼうの「丁度良さ」の前にはかなり存在感を薄めてしまっている。
    • 重ねて言うが、あくまで「丁度良い」だけであり、何も考えず乱用できるものではない。
      武器も手本なれど、ハンターもまた手本たるべき知識と技量を要するのが麻痺武器である。
  • 難点は、今までが今までだったこと、名前も名前であること、見た目も見た目であること。
    • …要するに、ネタ武器という印象があまりにも強すぎて、
      今作での超強化を知らない人には門前払いを喰らい放題喰らってしまうのである…。
      逆に考えるんだ。オンラインで女性ハンターがこの武器を振るう時の声に癒される機会が増えたと。
      男性? 知りません

MHRise

  • 久々の登場。寒冷群島でアイシスメタルを入手すると作ることができるようになる。
    強化順は「ねこ?ぱんちI→同II→にゃんにゃんぼう」となっている。
  • 最終強化の性能は下位武器クラスの攻撃力130、斬れ味はデフォで長い緑ゲージながら
    匠Lv2で白ゲージが出る。
    そして肝心の麻痺属性値は33となかなか。
    最終強化が上位に上がってすぐなのだが、この段階だとLv2以上の匠を発動する手段がない。
    • 百竜強化は「攻撃力強化IV」、「操竜の達人」、「オトモへの采配術」。
  • 総合性能自体は高いとは言えないものの、属性特化と割り切れば比較的健闘している。
    殴り性能自体はセクトウノベルデ百竜剣の麻痺属性付加には遠く及ばないので、
    実質的にPT戦向きの武器となるだろう。
    • 百竜夜行では爆破属性のほうが楽だが、状態異常系のサブ任務をこなすことができ、
      設備や操竜で火力不足を補えるので活躍が期待できる…かも。
  • 本作ではなんとハンターのボイス変化がオミットされてしまった
    ハンターもいろいろ喋るようになった本作では、強制ボイス変更というのは
    どうしてもシステムとの相性が悪かったのだと思われる。
    しかしにゃんにゃんぼうの最大の特徴でもあったので、惜しまれるところである。

MHR:S

  • MR強化先としてにゃんにゃんぼう改が登場。
    究極強化で超にゃんにゃんぼうになる、のだが……
    • 攻撃力300、会心率0%
    • 斬れ味は白20で、匠でも白が伸びるだけ
    • 麻痺属性35はさすがに立派
    • 装飾品スロットはLv3、百竜装飾品スロットはLv1
  • 麻痺値の高さでこそ優れるが、物理性能はかなり心もとない。
    その上で百竜装飾品スロットもLv1というのは厳しいところ。
    同じ麻痺属性であるセクトトレスベルデは麻痺属性が24と抑えられているものの、
    攻撃力が20高く白ゲージ40、百竜スロットもLv2とそれなりの物理火力を持っているので、
    こちらはマルチプレイでの麻痺取り専用になるだろう。
    • 関係としては双剣における肉球乱舞爪エレジェント・ジェリィと同じなのだが、
      最終的に回避を起動フラグにしたスキル群と、地上回避型スタイルの双剣が噛み合ったあちらに対し、
      片手剣では回避主体のアクションが薄いのが痛いところ。
      一応、アップデートにより重撃の刃薬に斬れ味回復効果が追加されたため、
      運用性にかなり難があった白20の斬れ味をフォローすることはできるが、
      肉球乱舞爪と張り合うならかなり意識的に通常回避をしにいく必要があるだろう。
  • Ver.12から武器の重ね着が実装されることが確定・発表された。
    すべての片手剣をこの猫の手にしてニャンニャン狩りに行くことができるようになった。

MHF

  • まず、通常武器としてのにゃんにゃんぼう、メラルーツールにそれぞれ強化先が追加されている。
    前者の強化先がねこにゃふスティック、後者がメラルーウィジェット。
    どちらも緑ゲージ止まりに高めの麻痺属性値という特性があるが、
    上位までという括りだけで見てもゴゴモアの緋骨剣系列には遠く及ばない。
  • SP武器に、特別限定のレアカラーである「ふくにゃんぼうSP」というものがあり、こちらはかなり高性能。
    まずSP武器は斬れ味が武器種毎に共通なので、デフォルトで、匠でが付く(短いが)。
    そしてふくにゃんぼうSPVIIまで強化すると「攻撃力322、麻痺320」となる。この時点でかなり高性能。
    さらにはSP武器の特殊能力のため、
    HR100~のクエストでは「攻撃力336、麻痺320、会心率20%」まで跳ね上がる。
    もちろん声の仕様はSP武器になっても相変わらずという豪華仕様となっております。
    各武器種ごとに用意された、HR100記念のプレゼントSP武器の一つでもある。
    しかしながらこの声の仕様で嫌悪されたり、要求される素材面で難易度が高かったりすることから、
    完全相互互換のパライズレイピアSPを生産・強化して使う人も多い。
    • MHF-Gにて更に、ボウガン以外のSP武器の攻撃力が武器倍率+10という強化を施され、
      そこに上記のHR100~という条件が加われば、
      「攻撃力350、麻痺320、会心率20%」という冗談抜きに高性能な一本になった。
    • 素材については、週替わりのフロンティアクエストにて「猫剣盾を携えて」というクエストが
      配信されていることもある。これを利用すればLv4程度までは賄えなくもない。
    • 見た目は三毛猫風。なおアイルーの毛並みとして三毛が登場したのはMH4からであり、
      ふくにゃんぼうSPのほうが一足早かった。
  • もう一つのSP武器として、火と麻痺の双属性になった「あかにゃんぼうSP」が存在する。
    カラーリングは赤で、盾は白い。
    とある獣人種も愛用していそうな赤い片手剣。

肉球ネコぱんち

  • MHP3以降のオトモアイルー達が使用する肉球型の棍棒。別にメラルーでなくとも使える。
    ボーンネコピックやユクモノネコ木刀と比べてこちらはブーメラン寄りの性能。
    そのままメラルーツールの見た目だが残念ながら麻痺属性は付いていない。
    ハンター向けのものは、もしかするとサイズアップ以外にも大幅な改造が施してあったりするのかもしれない。
    逆に野生のアイルーメラルーがこんな高属性値で麻痺なんぞかましてきてしまっては、
    多くのハンターが嵌められ着包み剥がされた上でBC送り続出というクソゲー化待ったなしである。

余談

  • MHFのマイガーデンを管理している麦わら猫は、このにゃんにゃんぼうを熊手にしたものを持っている。
  • アイルー村にも登場。しかし武器ではなく、採掘場で一度だけ手に入るレアアイテムとして。
    なので手に入れた後はギルドの地下に飾られる運命である。タルの蓋あるんだし誰か使えよ。
    まあ実際にはにゃんにゃんぼうではなく、にゃんにゃんGなので扱いが異なるのも仕方のない事か。
    また、ギルドのインテリアとしてのにゃんにゃん棒も登場する。青、黒、白の3つあり、それぞれ色が違う。
    ただの色違いではなく爪を剥きだしている等、色々とデザインも変わっている。
    • ちなみに開発初期のPVでは、探検クエストにおいてアイルーたちが職業に関係なく
      全員にゃんにゃんぼうを武器として手にしていることが確認できる。
      製品版では、例えば菜園家はクワ、探検家はピッケルといった具合にアイルーの職業を表した得物を手にしている。
  • ゲーム以外での出番も多く、ボールペンのストラップになったりMHPの特典では耳かきになっていたり、
    挙句の果てにはナムコ・ナンジャタウンとのコラボで餃子になっていたりする。
    さらには売り切れ再入荷の肩たたきまで……
    モンハンのネタ武器=にゃんにゃんぼうとしての立場を確立しつつあるのかもしれない。
  • カプコン発売のRPG『ブレスオブファイアII 使命の子』と『ブレスオブファイアIV うつろわざるもの』に
    同名の武器が存在したが、元ネタかどうかは不明である。
    • 上の二つにはパーティーに猫系の獣人族がおり、「にゃんにゃんぼう」は彼ら専用の武器となっている。
      といっても片手剣ではなく、身長よりも長い棍棒。IIでは最強武器の位置づけ。
      時期的には名前の由来になっていても不思議ではない。
  • ちなみに現実世界には『ねこにゃんぼう』と言う銘のグッズが実在していた。
    それも、モンスターハンターが登場するより20年ほど前の1980年代に世間を席巻した。
    表記が『猫ニャンぼー』だったり『ねこにゃんぼぅ』だったりと数多の類似語句が存在し、
    デザインの基本は共有しつつも、それぞれが微妙に細工やギミックが異なっていたり
    意匠権や商標の侵害を回避しつつ、現在でも同コンセプトの模倣品が世に出る事がある。
    見た目は現実世界の猫の前腕そのもので「ねこ?ぱんち」「にゃんにゃんぼう」とは異なり
    「にゃんにゃんぼう」の名前が件のグッズをオマージュしての物なのかどうかは謎である。
    • 使い道としては、二本持ってネコ耳カチューシャなどを付けて
      猫のコスプレで遊ぶ目的のパーティーグッズが主目的である。
      ペットの飼い猫をじゃらして遊んだり、と言った派生的な使われ方も紹介されている。
    • 本武器の見た目とそっくりそのままの肩たたき棒孫の手
      モンスターハンターが登場するよりずっと過去からデザインとして存在していた。
      名前まで「にゃんにゃんぼう」「ねこにゃんぼう」に近い物まであったりもする。

関連項目

モンスター/アイルー
モンスター/メラルー
武器/メラルーガジェット
武器/アイルー武器


*1 後述の通り、XXに限りガチで使える性能である