ガンランスにおける初期装備の一つ。
このページでは討伐隊正式銃槍を初めとした関連する武器の解説も取り扱う。
目次
概要
- 俗に言われる機械武器の発展形とも言うべき鉄製武器。
外見は「銃身の長いリボルバーに短剣を取り付け、ランスに見立てた武器」と形容できるもので、
設定上の観点から見れば「試作品の設計を徹底的に簡略化したもの」とも言える。
所々角張っているのも、もしかしたら鋳造やプレス加工等で生産性を高めた結果なのだろう。
実際ハンターの拠点となる村や街の多くで売られている武器である。
- 意外にも、工房試作品ガンランス系列の武器から派生強化される例はない。
武器としての構造が余りに違いすぎたからだろうか? もっと無茶な変化はごまんとあるのに。
- 原料は主に鉄鉱石やマカライト鉱石を中心とした鉱石素材。
また、火炎袋も含む爆薬に関連する素材も強化に用い、
ついでとばかりにセッチャクロアリやのりこねバッタ等の接着剤も必要となる。
新作が出る度に採掘がてらにニトロダケや火薬草を探すのは最早見慣れた光景である。
- ハンターナイフ的ポジションの武器だけあって派生先は豊富。
しかし、それでも原型のまま強化していけば討伐隊正式銃槍へと姿を変える。
討伐隊正式銃槍
- 品質の良い高価なガンランス。アイアンガンランスの正当な強化形態。
街のギルドに正式に卸されている由緒ある一品……らしい。
販売物として入荷される事は極めて稀であった。
- 余談だが、"近衛"は「きんえい」ではなく「このえ」と読む。
元々は「こんゑ」と読み、それが転じて「このえ」と発音されるようになった。
実際に漢字テスト等の出題率が高いことからも、その誤読の多さがうかがえる。
- 武器のシルエットはアイアンガンランスとほぼ同じだが、
全体が丹念に磨かれおり、ペイントによる装飾も追加。盾の紋章も特徴的
(この盾に施された双竜の紋章はMH2のロゴマークと一致する)。
燻し銀のような鋼と青色の装飾の色合いが上品な印象を感じさせる。
さり気なく刀身や護拳の形状とサイズも変わってたりするが、些か細かすぎるか。
- 主な原料はドラグライト鉱石や紅蓮石、それと研磨用の宝石を少々。
入手可能な環境であれば溶岩塊も強化素材として要求される。
作品にもよるが、派生強化用の武器としては若干量産しにくいのが玉に瑕。
- シリーズを通してガンチャリオット一派の派生元となる武器でもある。
関連は不明だが、もしや討伐隊を騎士のように見立てているのだろうか?
性能と遍歴
- 初出はMH2。現在MHR:Sまで登場し続けている。
ただし、MHWでは外見が大きく変化しているため、同一デザインで登場しているのは現状MHXXまで。
基本的には下位止まりの武器なので実質的な活動期間は意外と短かったが、
近年は派生元としての役割を残しつつも上位以降の強化先が用意されている。
以下は各作品ごとの解説を記載。
MH2・MHF
- 周囲の環境は大きく異なるが、この二作のステータスに差異はない。
度重なるアップデートで変化していったMHFだが、名残は残したようだ。
- MH2当時では最序盤に入手できる唯一のガンランス。骨銃槍など存在しなかった。
派生先も乏しかったので、下位の内は否が応でも長く使い続ける事となる。
…それだけならまだよかったのだが、
問題なのは近衛隊の攻撃力を超える銃槍がオンを含めて三本しかなかった事だろう。
だからこのガンランスの方が強いというわけではないが、
諸々の問題も含めてガンランスという武器種の印象悪化に繋がったのは言わずもがな。
隣の畑を見てため息をつくプレイヤーも多かったに違いない。
- 初期装備枠ながら支給はされないため自前で用意する必要があるのだが、
一発生産では初っ端から火炎袋とマカライト鉱石を要求される。
割に合わないので、アイアンランス改から入手するのが一般的。これはMHFでも同様。
- MHFではMHP2由来の武器も含め、新たな派生先が追加。
相変わらず支給はされていないが、
チュートリアルの一環でアイアンガンランス改をサービスして貰えるイベントがある。
ここは新人教育に熱心な教官に感謝しつつ大事に扱おう。
近年は非G級の攻略スピードが相当早いので、派生はコストパフォーマンスで選びたい。
- 【派生一覧】
- アイアンガンランス:フレイムガンランス(MHF), ワイルドガンランス(MHF)
アイアンガンランス改:ヘルスティング, スノウギア(MHF)
スティールガンランス:ホワイトガンランス
討伐隊正式銃槍:ナナ=ハウル
近衛隊正式銃槍:シルバールーク
討伐隊長専用銃槍SP
- MHFに登場するSP武器のガンランス。無属性。
最高の才能、最高の腕を持つ者のための、至高の銃槍。…なのだとか。
- その名の通り討伐隊正式銃槍の指揮官仕様らしきガンランスであり、
燻し銀と青のカラーリングを黒金と赤に変えているのが特徴。
派手さはないが、男心をくすぐるキャッチと風貌には根強いファンがいるのだとか。
ジェネラルパルドの先駆けと言える存在だが、こちらの方が実践的な印象がある。
- 余談だが、武器倍率だけを見ても一般機と比べて80の差を生んでいた*1。
SP武器共通の仕様とはいえ、至高の銃槍のキャッチコピーは伊達ではなかった。
- 当時は「デッドウィングSPの対抗馬」というべき立ち位置に面していた武器。
詳細は該当リンクに委ねるが、SP武器の仕様上性能の差違は殆どなく、
事実上通常型対拡散型の代理戦争に等しい争いを繰り広げていた。
ついでに作成難易度の点でも五分五分の戦いだったとかなんとか。要はマゾい。
- 後にメインシリーズにも指揮官仕様の討伐隊正式銃槍が登場している。詳しくは後述。
MHP2(G)
- MH2から引き続くように登場。
ただし前作の派生先の幾つかは骨銃槍などの武器に分散されている。
- 下位序盤で作成可能なガンランスとしては緑ゲージの長さに優れており、
(作成可能時期から見て)砲撃と攻撃力は高いがナマクラな骨銃槍のフォローを担う。
討伐隊正式銃槍が作成できる事にはモンスター由来の銃槍も現れてくるが、
相対的に高い緑ゲージの長さと砲撃性能の高さで対抗できる。
強化素材も面倒な部位破壊を必要としないので、繋ぎとしても有能。
なんだかんだで下位攻略で頼りになる存在である。
- 軽く流したが、この系列の武器が下位の時点で砲撃LV3を持った例は他にない。
全体の武器倍率の高さといい、ポッケ村の技術力ってすげぇ。
- 【派生一覧】
- スティールガンランス:ホワイトガンランス, ナナ=ハウル
近衛隊正式銃槍:シルバールーク
G武器
- MHP2Gではウカムルバス討伐後に作成可能となるG武器も存在する。
アイアンガンランスG及び近衛隊正式銃槍Gの性能は以下の通り。
- アイアンガンランスG:攻撃力644, 会心率0%, 通常型LV3, 素白(匠紫), スロ1
- 近衛隊正式銃槍G:攻撃力621, 会心率0%, 放射型LV4, 素白(匠紫), スロ2
- 完全に一致してはないが、武器性能の水準はカニガンスとどっこいどっこい。
弱すぎはしないが、最終選考には残らない性能。あくまでファンサービスと見るべきか。
実は同じG武器の竜骨銃槍Gにスロット以外の性能で完敗してるのは内緒。
MHP3
- 討伐隊正式銃槍からの段階のみ登場。アイアンガンランスは未登場に終わる
(原因はユクモノ銃槍が初期装備としての役割を担ったため)。
その代わりなのか、新たな銘としてインペリアルガーダーが初登場した。
- アイアンランスを前提とした武器系列の見直しが入った関係か、
各段階の性能がワンランク落とされる形で武器ステータスに修正が加えられる。
討伐隊は火山に行けなくとも作れる代わりに性能が落ちているので、
緑ゲージが物足りないならジャギィガンランス改の運用も検討するとベター。
なお、インペリアルガーダーには溶岩塊や赤熱した胸殻が必要。
- 【派生一覧】
- 討伐隊正式銃槍:62式突撃銃槍
近衛隊正式銃槍:レッドルーク
インペリアルガーダー:アイゼンリッター, 古代式回転銃槍
MH3G
- インペリアルガーダーを加え、強化系列はMHP2以前のものに戻った。
また、上級モデルとしてジェネラルパルドが初めて登場した作品でもある。
だが、扱いはよろしくない。詳細はこちら。
覚醒で火属性を発揮するが、上位未満では発動できないので忘れていい。
- MH3Gでは骨銃槍一派からの刺客であるボルボローダーが手強い。
なにしろ相手は竜骨銃槍に少々の土砂竜素材があれば近衛隊に近い性能を発揮し、
その後の上位やG級の攻略にもお誂え向きな性能を持つ有望株。
ボルボロスも序盤の相手なので、作成可能な時期も早めで調達も割と楽。
若干緑ゲージが短いとはいえ、総合的には負かされる相手である。
ついでに言えばボルボと比較されるのは下位や上位に限った話ではない。
- 火炎袋がリオレイア及びリオレウスからしか採れない影響からか、
スティールガンランスへの強化にクルペッコの火打石が求められる。
これがまたジャギィのほかシルバークラウンがしゃしゃり出る要因を生んでしまうことに。
- 【派生一覧】
- アイアンガンランス改:ウルクスキー
スティールガンランス:ラギアバースト
討伐隊正式銃槍:レッドルーク, 62式突撃銃槍
インペリアルガーダー:ジェネラルパルド, ヒドゥンガンランス
MH4(G)
- MH3Gの初期武器らしからぬ要求素材を由としなかったのか、
今作では要求素材が鉱石武器らしく鉱石素材が主体となり、
近衛隊までは火炎袋などの大型モンスター素材は要求されない。
ジャギィガンランスとは性能と作製難度が並んだので、単純に砲撃の違いで選べるだろう。
- MH4系列では良くも悪くも話題と騒動の中心となった発掘武器。
エンドコンテンツの印象が強い存在だが、
実はガンランスの下位武器事情にも軽視できない影響を及ぼしているとか…?
- 【派生一覧】
- スティールガンランス:朱鬼銃槍
討伐隊正式銃槍:フルボルテージ
近衛隊正式銃槍:レッドルーク
インペリアルガーダー:ジェネラルパルド, 古代式回転銃槍, ラギアバースト
MHX
- MHXでは武器強化のシステムが他のシリーズとは異なり、
全ての武器が原型のまま最終強化を迎えるようにされている。
また、武器銘も最終強化が完了するまでは初期生産の名前を引き継ぐ。
- 今作のアイアンガンランスと討伐隊正式銃槍は武器として独立した存在。
共に特徴が異なるため、それぞれ項目を分けて解説を行う。
アイアンガンランス
- MHXでは初期装備仲間として骨銃槍に加えてベルダーガンランスが登場し、
いわば「鉄・骨・化石(ベルダー)」の関係が出来上がっている。
立場としては、この三種の中でも緑ゲージの発生時期と攻撃力のバランスに優れており、
武器スロットがない事を除けば下位中盤まで頼りになる性能を持つ。
しいて言えば火炎袋を要求される時期が早いが、総合的な作製難度に極差はない。
むしろ攻略用としてでなく、他のガンランスに派生させる上で厄介になる要素か。
- 【派生一覧】
- LV2:ローグガンランス
LV3:討伐隊正式銃槍, 62式突撃銃槍
LV4:アスファアルダナブ
LV6:シーダイバー
討伐隊正式銃槍
- 登場は相変わらず紅蓮石やドラグライトの故郷である火山が解禁される下位中盤から。
派生元はアイアンガンランス LV3。
- アイアンガンランスと袂を分けたのをいいことに、MH4では控えた火属性素材をごまんと要求してくる。
最初はいつも通り鉱石素材が中心だが、LV2になると溶岩塊、LV3では赤熱した火炎嚢と火竜の骨髄を、
LV4で小休止かと思えばLV5には赤熱した紅焔嚢と火竜の延髄をけしかけ、
最終強化のLV6ともなれば火竜の煌液さえも要求してくる。
新種の斬竜素材のみならず金銀火竜の素材さえ求む辺り、相当な贅沢ものである。
そりゃあアイゼンリッターも全く使わないわけではないが…。
- 困ったことに、LV4まではアイアンガンランスと大して変わらない。
一応彼方にはない武器スロットを持つが、それは他の銃槍にも言えることで、
極端な話をすれば攻略用武器の候補は鉱石武器以外にも沢山存在する。
その上では作成難度も重要になるのだが、それもアイアンガンランスの方が一枚上手。
- 最終強化のインペリアルガーダーは期待値:282*2と物理性能が意外に高く、
青ゲージ時は鈍器付きアイゼンリッターの期待値を上回る。
その持続力も青50と業物抜きでもそれなりに耐える。
しかし白ゲージや会心率などの火力増大に繋がる伸びしろが薄く、
無理に物理特化させるよりは、物理と砲撃と両立させる運用の方が扱いやすい。
そういう意味ではアイゼンリッターとは別の意味でスタンダードなガンランスと言えよう。
- ちなみに研ぎ師で斬れ味維持を頑張れれば討伐隊風味な格好でも扱える。
砲術王も砲撃+7以上の値が確保可能なお守りがあれば発動可能。小ネタにどうぞ。
- 【派生一覧】
- LV1:古代式回転銃槍
LV2:レッドルーク, ラギアバースト
LV3:ジェネラルパルド, スノウギア(MHXX)
MHXX
- G級追加にともなって限界突破を経たG級強化が可能に。
アイゼンリッターはソルバイトバースト、インペリアルガーダーは護皇槍ガバルディオとなる。
ソルバイトバースト系列の記述はコチラ。
護皇槍ガバルディオ
- LV7以降の強化先が追加。匠2時の物理期待値が507と、突きの火力はかなりもの。
しかし匠スキルが無いと始まらない斬れ味で、匠2があっても紫20+白20と継戦力に難がある。
砲撃が通常型なので突きとフルバーストの併用が強力だが、
ちょっと撃つだけでもあっという間に斬れ味が落ちる。
ではFBを控えるか…となると通常型である必要が薄くなり、
怒守罵王の全砲発を筆頭に通常型以外で強力なガンランスの影がチラつく。
インペリアルガーダーの安定感は何処へやら、一癖も二癖もあるロマン銃槍へと変貌した。
- インペリアルガーダーLV7への限界突破はG★2からであり、次にはG★4の究極強化が控えている。
アイゼンリッターLV9より強化時期が遅く、G★3では強化がお預けなのでG級攻略では出番が少ない。
どちらにせよ匠が無ければ斬れ味青が限界であり、匠無しの運用は現実的ではない。
G★4に突入し、匠装備を用意した上でガバルディオに強化をすることで初めて活躍できる。
- ディノXシリーズならば匠2で斬れ味を伸ばしつつ剛刃研磨で維持できる。
一方で砲撃やガード性能などのスキルをどうやって追加させるかの課題も残るが。
- 製作難度は低めであり、MHXでの火竜の煌液のようなストッパー素材も無い。
そこそこの採取素材と火竜の靭尾、赤熱した重胸殻を使う。…なんか見覚えが?
因みに勇気の証XXは使わないが、バルファルクと必ず戦う上ではアドバンテージにはならない。
- 本作では防具合成なるものが登場し、防具の見た目を好みに変更できるように。
これにより討伐隊風味な格好で戦うことが容易になった。
MHWorld
- 新たな舞台である新大陸にもめでたく上陸……したが、上述の通りデザインが大きく変化した。
本体は黒銀色となり、刺突部となる剣が肥大化して重厚感が増している。
盾は歯車を模した形状に変化しており、従来のアイアンガンランスを知っているハンターからしたら
全く別の武器に見えるだろう。
- また、新アイアンガンランスの龍属性バージョンである黒鋼の銃槍が新登場。詳しくは後述する。
強化ツリーはアイアンガンランスとは別に用意されている。
代わりに、本作では討伐隊正式銃槍は登場しない。
- 本作ではクロムガンランスという新しい銘を手に入れ、属性解放で爆破属性を発現するようになった。
だが鉱石武器らしく、最終的な性能では大型モンスター製の銃槍に劣りがち。
その一方で初期武器らしく多くのガンランスの原型でもあるため、ガンランスを揃えようとすると
頻繁にお世話になる武器でもある。
黒鋼の銃槍
- MHWで初登場した、新大陸版アイアンガンランスの色違い武器。
「黒鋼」の名に違わず漆黒に染まっており、龍属性を宿している。
- 攻撃力・属性値共に低く斬れ味や砲撃レベルも劣悪そのものであり、お世辞にも戦闘には向いていない。
ただし鋼龍、冥灯龍といった強大な古龍のガンランスのベースとなるため、
そっちが本命の使い方と言える。
MHRise
- しっかりと続投された。
同じ初期武器のカムラノ鉄銃鎗よりは攻撃力が高いが、強化可能時期がやや遅く、素材もこちらのほうが
ややコストが高いといった差別化点がある。
- 下位の最終強化でワールドのアイアンガンランスのデザインから討伐隊正式銃槍のデザイン*3に様変わりする。
最終強化は過去作おなじみのインペリアルガーダー。
- 攻撃力190
- 斬れ味は素で青、匠で白が出現。
- スロットはLv1×1個
- 通常型レベル4
- 百竜スキルは攻撃力強化III、防御力強化III、鉄蟲糸技強化
- 鉱石武器らしい無難な性能。だが、今作の通常型ガンランスは現在だとかなり激戦区。
特にオルドリンデは、強化可能時期が一番近く、鈍器運用適性も高いとかなりの強敵。
- 結果として上記武器が強力なためあまり使われることはない。使われるとしてもストーリーの繋ぎ
百竜銃鎗の外見で選べるため、そちらで使ってみるのもいいだろう。
MHR:S
匠の手により更なる改良を
施された銃槍。眼前の獲物を
一掃する強大な力を得た。
(護皇槍ガバルディオ)
- MR実装に伴い強化派生先が追加。
傀異化素材と鉱石を利用して強化することで護皇槍ガバルディオ改となる。
その性能は
- かなり高い攻撃力340
- 斬れ味は素で白、紫は出ない。
- スロットはLv2×1個へグレードアップ。
- 百竜スロットLv3
- 通常型レベル8
- 傀異化モンスターを討伐したガンランサーの前に通常型レベル8の文字があらわになる。
序盤の傀異化素材で強化できるガンランスでありながら、砲撃レベル8を担ぐことができるガンランスへと成長した。
百竜スロットがLv3のため各種特効を用いた強力な砲撃を思う存分ふるうことが可能。
武器スロットもLv2になったため、痒い所へ手が届きやすくなった。
最終的には他の通常型ガンランスへ交代することになるかもしれないが、
それまでのつなぎとして十分やっていける性能を手にした。
- 大型アップデート第三弾で傀異錬成に砲撃レベル強化が実装された。
しかし、砲撃レベルを上げるには傀異研究レベルを最低でも141以上にしなければならないため、
「MR10到達後に一番早く作成できる貴重な通常型レベル8のガンランス」のポジションは変わらない。
- Ver.16にて、原初を刻むメル・ゼナの素材で生産できる刻銀の撃槍が参戦したことにより、
MR10で作れる通常型レベル8のガンランスというアイデンティティが失われてしまった。
しかし、MR10に到達した時点の装備で原初を刻むメル・ゼナを相手取るのは至難の業のため、
作成のしやすさでは言うまでもなく圧勝している。
デザイン
- 今でこそガンランスの象徴的存在として扱われている当武器だが、
意外にも同じ銃剣型のガンランスというのは数が限られていた。
銃剣付きの銃器というデザインを共通するのは62式突撃銃槍、
シルエットが銃剣に近いものはナルニツとマガラやレギオス等が該当するが、
言い換えればMH4G以前は上記の程しか銃剣型銃槍は存在しなかったのである。
ガンランスという武器種は銃剣と比喩されがちだが、
その実は様々な銃槍を介してガンランスであるべき姿を模索していた時期があった。
- 定義としては骨銃槍のような“針型”の穂先も銃剣だが、
こちらについては武器の形状が異なるものが多いため割愛する。
…実は作品によっては針型銃槍が少数派どころか多数派だったりするが、それはまた別の話。
- MHFではショットガンランス一派やトライガンランスなどで充実しているが、
その多くは鉄製武器であり、モンスター由来のものとなると極少数。
前者はデュラガウア由来のフォルテタブ一派、
後者はドラグヴァイスや凍テツク時ヲ熾獣槍等がせいぜいであり、
MHFでもガンランスというデザインを模索していたのは同じ話なのである。
- とはいえ、銃剣型銃槍のデザイン的評価は平均して高く、
アイアンガンランス一派も初期装備らしからぬ定評を持つ武器である。
MHXで頭数を大きく増やした辺り、銃剣という武器の形状は印象に残りやすいのだろう。
- MHWでは見た目が変わったものの、銃剣型であるというコンセプトはきちんと守っている。
さらに本作ではベースとなる武器に素材を継ぎ足して強化していくという面が強調されていることもあり、
銃剣型ガンランスの本数は歴代作品の中でもかなり多い。
余談
- 元々アイアンランスを系列の源流と捉えていたからか
MHP2以前はアイアンランスよりも基礎性能が若干優れていた。
しかし、MH3からは武器カテゴリーを跨ぐ派生強化が廃止された関係で
MHP3以降のアイアンガンランスとアイアンランスの性能はほぼ同一に変更。
その関係で系列の武器性能と必要素材が一段繰り下げられ、
現在の討伐隊正式銃槍は旧作のスティールガンランスに相当する段階となる。
MHP3以降の性能落差や火山産鉱石の要求時期のズレもこれが関係していると思われる。
- 実のところ、作品の登場を重ねる度に武器倍率が落とされつつある。
環境が違うため単純比較はできないが、一時期は「倍率100」から「倍率60」まで落ち込んだことも。
- MHFにてミヤモアがこの武器を担いていたことで物議を醸した事がある。
当時開催されていた宮下Pからの挑戦状の2問目において
「ミヤモアのガンランスはアイアンガンランスである」
という問題が出題されたのだが、盾に刻まれた「P」の文字や
スティールガンランス等の同型別名義の武器から捻くれた別の回答が出るのではと疑われる。
結局回答は「アイアンガンランス」だと2015年8月に判明したが、実に紛らわしい話であった。
関連項目
武器/鉱石武器
武器/討伐隊武器