MHFに登場する、ヴォルガノスの素材を用いた大剣。
溶岩の熱を秘めたままの甲殻から直接削り出したかのような無骨な刀身を持ち、
振りおろせば火山の噴火のように大地を揺り動かすと云われる。
のちにMHP2Gからはメインシリーズの方に火砕斬と言う名の同一デザインのヴォルガノス大剣が登場したが、
そちらとは強化後も含めて名称が大きく異なっている。
目次
概要
- ヴォルガノスがマグマに棲むモンスターであることからもわかるように、火属性の大剣。
溶岩を纏ったヴォルガノスを彷彿とさせる黒い刀身で、ところどころ冷めかかっていないのか赤い。
亜種版は紅蓮石や獄炎石が混じっているので真っ赤な刀身である。
- 下位武器のアースパルス、下位亜種武器のバンナウェイ、
SP武器版のケイオスパルスSP、G級通常種武器のガイアベセル、
G級亜種武器のバナウェイティブが存在する。
性能
アースパルス、バンナウェイ
- アースパルス⇒アースブリーズ⇒スコーチャー⇒スコーチャー改と強化。
言わずと知れたヴォル兄貴の素材であるため、
HR17に上がった直後の武具で安易に挑みかかるのは無謀極まりない。
入門区のクエストなどを活用するとよいだろう。
- スコーチャーには「紅玉クラス」とも称される溶岩竜の上ビレを3個も使用する。
入手率は若干上方修正されたものの、ヒレ破壊11%、
さらには普通のHR31ヴォルガノスのクエストでは基本報酬にも無い。
ちなみに修正前はヒレ破壊5%のものを4個要求されていた。- また、アースブリーズに火竜の骨髄1個、スコーチャーに岩竜の涙1個を要求されるほか、
スコーチャー改には黒龍の紅鱗を3個使用するため、最終強化はHR81~とかなり遅い。
威力が安定しない序盤において、攻撃力624・会心率10%、
さらに火属性550とかなり高めの属性値はなかなかに重宝する。
ちなみに斬れ味はデフォルトで長い緑ゲージで、
大幅に斬れ味が減ってしまうガードもこの長さなら多用できる。
斬れ味レベル+1を発動させると僅かだが青ゲージも現れる。- 最終強化のスコーチャー改は、紅龍ミラボレアスの素材を多用する割には、
攻撃力912・会心率15%・火属性780と、期待するほどの数値でもない。
属性値が結構な高さであるため、デンプシー連発でそれなりにダメージを稼げるかもしれないが・・・。
- また、アースブリーズに火竜の骨髄1個、スコーチャーに岩竜の涙1個を要求されるほか、
- 亜種武器の「バンナウェイ」は会心率は失われているが、攻撃力が少しだけ高い。
強化版のバンナウェイ改では攻撃力960・火属性460・匠で白ゲージ。
轟竜の鱗を3つ使用するため、改への強化はHR4以降となる。
しかし、同ランク帯には「爆炎剣リオレウス」という強力なライバルがある。
攻撃力960・会心率30%・火属性670・スロット2であり、
同じ攻撃力なのに会心率で圧倒的に上、さらに火属性値まで上と、ほぼ上位互換的存在となっている。
「銀火竜の翼膜」3枚さえあれば、あとはリオレウス通常種素材オンリーで
強化が完了してしまうそのお手軽さも追い討ちをかけていると言えるかもしれない。
ケイオスパルスSP
- HR5以降に作成可能となるSP武器。
不気味な青緑の光を放ち、混沌たる大地を彷彿とさせる。
- ベースカラーは黒色だが、アースパルスの溶岩の赤い部分が緑色に発光していてかなり不気味な印象である。
また、ヒレや柄の部分は紫色に染色されている。
- ケイオスパルスSPVIIでは攻撃力1056・火属性640・匠で白ゲージ、
SP武器補正が加われば攻撃力1104、会心率20%にまで上昇する。
SP武器としては無属性大剣か睡眠属性大剣が著名であり、属性SP大剣はあまりピックアップされないが、
ドドブランゴの牙破壊用途などに使えるだろう。
- ちなみに生産に溶岩竜のヒレが1個必要だが、強化中は変種も含めヴォルガノス素材が一切必要ない。
ガイアベセル
- MHF-G2で実装された、アースパルスの外見を踏襲したG級武器。
G50で攻撃力2208、火属性670に匠無しでも紫ゲージが30出る。
少し攻撃力が低めだが、実装されたG2時点では、これでも火属性大剣としては最高峰の火力を誇っていた。
これは、その他の火属性大剣は白ゲージまでしかないものがほとんどで、
これの他に唯一紫ゲージを持っていたシュタルブレーンより攻撃力が高かった為。
しかしながら、わずかに火属性を内包する天翔属性を持つ天翔大剣が、
攻撃力で上回る上に空色ゲージまで有していた為、
ドドブランゴの牙折り等で火属性が付いてさえいればいいなら単純に攻撃力の高い天翔大剣でよく、
物理肉質の硬い相手などに属性で攻める場合は、単独の火属性武器としては最も低い属性値が足を引っ張り、
他の武器の方がよいという状態で、むしろどっちつかずの状況になり特色を失ってしまった。
もっとも、大剣自体が物理ダメージ偏重武器である為、
他の火属性大剣に需要があったかと言われると天翔大剣で十分だったのだが。
一応、天翔大剣は空色ゲージが20と、大剣としても心もとないという弱点はあるが、
そもそも単純な数値で上回っているので、紫ゲージ同士で戦っても天翔大剣が勝つ。
- その後G3で実装された火竜乃金棘剣やイベント武器のホージャアルマに物理火力で抜かれ、
単独火属性武器としても最大火力を譲り渡す。
これらはまだゲージ長や属性値でギリギリ差別化できていると言い張れたのだが、
G6で実装された艶妃大剣【恒久】には、攻撃力・属性値共に上回られ、
ゲージも匠で空色がでるので物理火力では勝ち目が無く、
天翔大剣と違いゲージ長も匠で空45で十分と言える状態なのに、
その下の紫ゲージも95もあるというどうあがいても勝ち目のない状態になってしまった。
もっとも、艶妃大剣【恒久】を作るには、強敵であるG級ナナ・テスカトリを狩猟する必要がある為、
作成難易度で言えば圧倒的にこちらの方が楽である。
バナウェイティブ
- MHF-G9で実装されたヴォルガノス亜種の大剣。
名前からも察すことができるが、バンナウェイのデザインが踏襲されている。
- GLv50時の性能は、攻撃力2520、炎属性920、
赤と紫だけの特徴的な斬れ味ゲージとなっている。
炎属性は火と龍の複属性で、実質的な属性値は火640、龍640。
- 攻撃力2520はG9.1現在G級武器第3位となっており、紫止まりとは言え非常に高い火力がある。
上二つがリーチ極短とマイナス会心持ちなので、総合的に見ると攻撃力面ではトップと言える。
ただし空色ゲージが無い関係であまり注目はされていない。
- MHF-G10では斬れ味消費の増加と引き換えに武器倍率+100という恩恵がある「消費特効」スキルが導入される。
紫ゲージが最大で100確保できるこの武器では斬れ味消費増加がペナルティになりにくく、
更に高い火力を引き出せる可能性がある。
関連項目
モンスター/ヴォルガノス
モンスター/ヴォルガノス亜種
武器/ヴォルガノス武器
武器/火砕斬 - メインシリーズの方に登場するヴォルガノス大剣。デザインなどは同一。