屠られた黒蝕竜の無念が宿るという不吉な棍。
構えると邪悪な瘴気が周りに渦巻く。
(エイムofトリック~エイムofマジック)
天廻龍の素材が極限に昇華した異様かつ優美な棍。
振るう度に気高い輝きが周囲に溢れ出す。
(THEチェイサー~THEミラクル)
黒蝕竜ゴア・マガラ、天廻龍シャガルマガラの素材で作られた操虫棍。
本項では、渾沌に呻くゴア・マガラの素材から作られる操虫棍についても後に紹介する。
目次
概要
- エイムofマジックまでは両端が丸刃になっており、刃の表面が虫の羽のような質感になっている。
マガラ武器の中では、棚引く黒布も不気味なドクロも付いていないおとなしいデザインである。- しかし、印弾発射やジャンプの際は穂先側の刀身の一部が人間のまばたきのように開く。
アングルを変えてよく見ると印弾の砲口を完全に露出させるギミックなのがわかるが、
動作の生々しさと模様のせいで眼の様に(しかもハンターを睨むように)見える。
気味の悪さを感じさせるギミックはマガラ武器の証と言えるだろう。
- しかし、印弾発射やジャンプの際は穂先側の刀身の一部が人間のまばたきのように開く。
- THEチェイサーにすると、両端が尖ったより攻撃的なデザインになるが、
一方で色合いは白をベースに青い刃が付いた非常に優美なものになる。- 上で挙げたギミックも、穂先側の刀身がまるでクロスボウのように展開する形に変化している。
それまでの有機的なものから機械的にカシャカシャと変形するようになり、非常に格好いい。
- 上で挙げたギミックも、穂先側の刀身がまるでクロスボウのように展開する形に変化している。
性能
エイムofトリック
MH4
- 初登場となる本作での強化順はエイムofトリック→エイムofイリューズ→エイムofマジック→THEチェイサー。
一見普通だが、操虫棍なので虫餌を大量投入する必要があり、強化の手間は結構多い。
猟虫は切断属性のクルドローン。
- 数少ない龍属性操虫棍。MH4だと雷以外どの属性も「数少ない◯属性操虫棍」だけど
というか実用的なものが2本あるだけまだマシな方である
ゴア・マガラを倒せば容易に作れるのが最大の強みで、
なんと生産素材は黒蝕竜の甲殻×5 黒蝕竜の触角×1 モンスターの体液×2のみ。
運が良ければ1頭倒すだけで生産できる事もある。
むしろモンスターの体液の方がひっかかる人がいるかもしれない。- ただ、作りやすいのはあくまでも生産段階だけであり、
武器を強化するには、逆鱗などのレアアイテム等が必要になってくる。
最終強化では「天廻龍の光玉」こそ不要だが、「黒蝕竜の闇玉」が必要である。
もちろん、猟虫の強化も忘れてはいけない。こちらの強化にも様々な素材が必要で、
実用レベルに持っていくのは結構大変である。 - さらに、この武器を作成可能になったすぐ後にボーンロッドとスニークロッドの系列が強化可能となる一方、
エイムofトリックは上位に上がるまで強化できない点も痛い。
特に毒属性付きで汎用性の高いスニークロッド改が強力なライバルとして立ちはだかっている。
尤も、一度上位に上がってしまえば次の強化で必要な上位素材はモンスターの濃汁だけなので、
比較的早期に強化は出来る。
- ただ、作りやすいのはあくまでも生産段階だけであり、
MHX
- MHXにもゴア・マガラ及びシャガルマガラが登場する為、勿論本武器も続投。
今回は強化システムの関係上、ゴア・マガラの武器を最後まで強化することも可能である。
猟虫はMH4(G)時代と変わらず、クルドローン(切断)である。
- エイムofイリューズとTHEワンダーを比較すると、前者が物理寄り、後者が属性寄りの性能となっている。
斬れ味やスロット数は後者の方が優れており、総合的に見るとTHEワンダーに軍配が上がるだろうか。
無論エイムofイリューズも弱いわけではない為、どちらを採用するかはハンターの裁量次第である。
- ちなみにどちらも天廻龍素材や獰猛化黒蝕竜素材を使用するため、最終的な製作時期はほぼ同じ。
但し、エイムofトリックはLv4までなら★6までに強化可能。
一旦そこまで強化してから派生させるのもありだろう。
その代わり、後述する通りTHEチェイサーLV1の性能は酷い為、派生させる前に必要な素材は揃えておきたい。
- 猟虫の選択だが、エキススキルで会心率+30%を持つオオシナトを選択すると火力が飛躍的に向上する。
ofとTHEのどちらにしろ、これで会心率が50%を超える。
弱点特効を付ければ会心率100%が可能となるし、会心撃【属性】による火力アップも現実的となる。
- エイムofトリックの性能はMH4から極端な変化を起こしていない為、使い勝手はほぼ変化なし。
一方、ゴア・マガラの登場が村☆6・集会所☆3と遅めなので、作製時期はかなり遅れる。
またどういうわけか桁違いに多いモンスターの体液8個の要求が悩ましい。虫餌?
武器LVを5まで上げると名前がエイムofイリューズに変化する。
MHXX
- 上位から2段階の強化を得て、エイムofマジックという銘で完成する。性能は、
- 攻撃力300
- 会心率20%
- 龍属性33
- 素で長い青ゲージ、匠+2で紫30
- スロット1
- まずまずといったスペックだが、残念ながら黒龍棍の下位互換のようになってしまっている。
後述のシャガルマガラ武器と比べて全体的に埋もれた感が否めない。
長い青ゲージを採用することでこちらは個性を発揮するだろう。
MHR:S
- ゴア・シャガルの復活に合わせてエイムofトリックも再登場。
そのままエイムofマジックに強化するか、派生させてTHEミラクルにするか選ぶ形となる。
- エイムofトリックを生産、改への強化を経由して「エイムofマジック」として完成。
傀異化した牙が要求されるため、完成はMR50以降となる。
- 攻撃力320に会心20%、龍属性30に匠で伸びる素紫20、
最大手前の猟虫Lv14にLv2スロット一つと百竜装飾品スロットLv2と、ハイバランスな物理型となった。
素の物理期待値は龍属性棍第2位と高く、スキルでさらに伸ばしていける。
他の物理型ライバル達との差別化のためにも、素の会心を活かしていきたい。
紫20を斬れ味系スキルでフォローするか、続く白50も使う前提で火力に極振りするかはプレイヤー次第。
- エイムofマジックを活かす装備にゴア一式の重ね着を纏い、実戦級のフルゴアエイムで狩場に出るのも一興。
Ver.12で重ね着武器も追加されたので、武器も自由な状態でフルゴアエイムネタに走れる。
当たり前だが、実際の装備が実戦級であろうとマルチに潜ってハチミツとかねだらないように。
ネタだろうと一発アウトである。
逆に本作のマルチでは「はちみつ あげるね」と言いハチミツをばらまくフルゴアエイムが目撃されているとか...
THEチェイサー
MH4
- THEチェイサーの性能について述べると、
- マガラ武器としては高い攻撃力558(倍率180)
- 後押しする会心率25%
- 操虫棍の手数を考えれば十分に高い龍属性370
- 素で青ゲージ80・匠発動で白ゲージ30
- スロット2
会心率や斬れ味が控えめな一方、攻撃力・属性値に優れている。
素の青ゲージが長く、スロット2と併せてスキルの自由度は高い。
- ライバルは、同じ龍属性の黒龍棍【天命】と本作最強の操虫棍ヤマタが挙げられる。
- 天命は操虫棍の中で唯一、匠によって紫ゲージを得られる武器である。
その他、操虫棍で最も高い属性値・チェイサーと同等の攻撃力を持っており、
最高斬れ味では物理と属性の両方でチェイサーの火力を上回る。
とはいえ全体的にゲージは短いので、匠だけでなく業物(あるいは砥石使用高速化)との併用が必須である。 - ヤマタは龍属性弱点のモンスターが同時に苦手としている爆破属性に加えて、
操虫棍トップクラスの攻撃力・最長の白ゲージを誇る大業物。
属性の通りが悪い相手に対しては、持ち前の物理火力によって最適解に躍り出ることもある。
しかしこちらも、真価を発揮するには匠が必要となる。
一方のこちらは白ゲージの維持にこだわらなければ、業物どころか匠をも切ることもできる。
火力だけでなく補助スキルなども視野に入れ、スキル構成で差別化を図ろう。 - 天命は操虫棍の中で唯一、匠によって紫ゲージを得られる武器である。
MH4G
- MH4Gにおいては、G級のゴア・マガラとシャガルマガラの素材を導入することで
新たに「THEワンダー」を経由して「THEミラクル」へと強化できる。
それらとは別に、今作では特殊個体「渾沌に呻くゴア・マガラ」の素材から生産できる操虫棍
「トリックorトラスト」も存在する。
- THEミラクルの性能は、
- 全体的にみると控えめな攻撃力744(武器倍率240)
- チェイサーから僅かに上がった会心率30%
- 操虫棍では2番手の龍属性420
- 斬れ味ゲージは素で白30、匠で紫30が出現
- 安定のスロット2
順当に強化されたが物理火力は少々低めで、属性値もずば抜けて高いわけではなくやや汎用性には欠ける。
斬れ味の長さも大幅に改善されたものの、ずば抜けている訳でもなく無難なレベル。
この様に決して使えない武器ではないのだが、他のマガラ武器と比べると見劣りするのは否めない。
こんな性能だがTHEワンダーへの強化に黒蝕竜の天鱗、THEミラクルへの強化に天廻龍の天鱗を要求されるため
汎用武器として利用するために強化するかは微妙なところ。
- MH4では住み分けが出来ていた黒龍棍は、
イベントクエストに登場するG級個体の素材を使うことで真・黒龍棍【天帝】へと強化が可能。
天帝は攻撃力と属性値の両方でミラクルを上回っており、紫ゲージの長さも同等。
さらに防御力ボーナスやスロット3までも持ち合わせているため、
一見すると勝ち目がないように見える。
- しかし天帝は白ゲージ・青ゲージが短く、
操虫棍の手数ではそれらのゲージをすぐに使い果たすため、頻繁に砥石を使うことになる。
無論、砥石の使用は相手に長時間隙を晒すことになるため、
状況を考えて研がなければならないのは言うまでもない。
一方、ミラクルは白ゲージも青ゲージもそれなりに長いため、天帝と比べて手数を出しやすい。
斬れ味を維持しやすい装備で、武器を研ぐ時間が与えられている状況であれば天帝が有利だが、
それ以外の装備や状況では、ミラクルの方が適しているだろう。
MHX
- THEチェイサーは、LV2のエイムofトリックから派生強化で作製することが出来る。
こちらもLV5まで強化すると名前がTHEワンダーへと変化する。- こちらは作成段階では殆どない青・緑・黄と斬れ味が異様に悪い。
作成自体は下位から可能なのだが、Lv2にする時点でいきなりノヴァクリスタルを要求される。
せめてLv2まで強化できるようになるまで派生は控えるのが無難である。
会心率込の物理性能と属性値では軍配が上がるものの、
あちらは僅かに劣る程度の物理、属性水準にデフォルトで長い白ゲージを持ち、
スキル自由度の高さで勝っている。
とは言えあちらはHR80にならないとクエストが解放されないため、
繋ぎとしても十分機能するこちらを作って損はないといえるだろう。 - こちらは作成段階では殆どない青・緑・黄と斬れ味が異様に悪い。
MHXX
- こちらは上位から3回の強化で、THEミラクルとなる。性能は、
- 攻撃力280
- 会心率25%
- 龍属性45
- 素で長い白ゲージ、匠+2で紫40
- スロット2
- MH4Gのスペックをそのまま押し上げた、高水準な龍属性操虫棍として君臨した。
属性強化系の各スキルをガン積みする属性特化型として大きく伸び、
武器と猟虫の会心率が合体すれば最早怖いものはないと言ってもいいだろう。
また会心率も優秀なため、素で高い属性値に背中を任せ、
会心系スキルを積んで超会心で大暴れする運用も素晴らしい。
素のままでは黒龍武器に威力が劣る可能性が高いが、実質的に長いゲージによりこちらも負けていない。
- 研ぐ隙がなかなかなく、且つ龍属性がよく通る難敵である黒炎王リオレウスにうってつけ。
第一の関門である翼破壊もお手の物。
- 斬れ味の持ちが良く属性特化型の龍属性棍というと、
尖った性能と見た目を持つバルク武器の赫醒棍レヴィアナがライバルといえるか。
会心率と斬れ味以外は全く同じ性能であり、瞬間火力のミラクル、継戦能力のレヴィアナという構図になっている。
MHR:S
- エイムofトリックから派生し、THEチェイサーを経て「THEミラクル」となる。
金獅子の怒髪天が必要なので、こちらも完成はMR50以降。
- 龍属性45に会心35%、素紫40に白70、猟虫Lv14。
…まではよかったが、スロット無しの百竜装飾品スロットもLv1、
ナルガ棍と並んでMR最終強化で最下位の攻撃力300がハンデとしてのしかかる。ミラクルに低い。
弱点特効Lv3と見切りLv3で会心率100%にはなるものの、
同条件下、すなわち会心85%のエイムofマジックに期待値で勝てないという事実が待っている。
属性と斬れ味で勝負するにしても、猟虫Lv13ではあるが
龍属性50にぶっちぎりの斬れ味白を持つ赫絶の躍翼アルテアが控えている。
が、斬れ味の属性補正のおかげでTHEミラクルは期待値56.25、アルテアは57.5と肉薄しているため、
属性を固定値で増加させる連撃や伏魔響命、正確には
連撃Lv3や疾替えの書【朱】時の伏魔響命(Lv2でキュリア3匹、またはLv3でキュリア2匹以上)であれば
最終的な属性ダメージではアルテアを上回ることも可能となる。
- 攻撃力こそ最下位ではあるが紫と会心率の恩恵は大きく、素の状態では物理期待値でアルテアを超えている。
もっともアルテアに特効系百竜スキルを積めば逆転されるほか、
物理ではエイムofマジックを始めとした大物が立ち並ぶ。
しかし、Ver.11.0にて傀異錬成が登場したことで百竜スロットLv2に拡張できるようになったため、
特効スキルでアルテアを抜き返すことも可能になった。
更にVer.12・Ver.13にて錬成枠が追加されて最大8枠になり、他の傀異錬成の選択肢も増えてきている。
属性・会心寄りのバランス型龍属性棍として、相手の属性肉質を考えつつ存分に振り回すといいだろう。
- 注意点として、白ゲージに下がると期待値は龍属性棍の中で下から2番目になってしまう。
属性主体の連中が総じて素白なこと、こちらには通常スロットが無いこともあって、
下手をすると、期待値では最下位だがLv2スロット2つに百竜スロットLv3で火力を積んだ
災禍棍ダルクモルスに上回られる可能性も高い。
利点となる『バランスを活かした会心型』として戦うためには紫の維持が前提となる。- 紫の維持においては達人芸運用が候補となるだろう。
弱点特効や渾身で会心率100%+達人芸Lv3で期待値上は斬れ味5倍相当の紫200を振り回せることになる。
見切りLv7を発動させて会心率75%+達人芸Lv3で期待値2.5倍の紫100という選択肢もあるが、
斬れ味80相当の業物や一定時間斬れ味の落ちない剛刃研磨であれば
見切りの代わりに生存系スキルを採用しやすいため競合相手となる。
- 紫の維持においては達人芸運用が候補となるだろう。
トリックorトラスト
MH4G
- こちらは「マジックorロジック」を経由して「グリーフorワンダー」に強化できる。
エイムofマジックまでとTHEチェイサー以降が半分ずつ組み合わさったような形状をしており、
刃先がチェイサーに似た尖った槍、虫笛側がエイムof~の様な弧状の刃となっている。
しかし刃先は幾つかの枝刃が飛び出しており、チェイサーよりも攻撃的な印象を受ける。
色は黒を基調に金色で輪郭を覆うようなカラーリング。
印弾発射時のギミックもしっかり備えており、シャガル棍同様刃先がボウガンの様に開く。
だが弦が無く、開いた刃先は鳥の翼の様な何処と無く有機的な形状をしている。
ここもゴア棍とシャガル棍の中間であることを意識したデザインの様に感じられる。
- 性能としては、高めの攻撃力に短めの紫ゲージ、控えめの龍属性値と、
他の渾沌に呻くゴア・マガラ武器と同様の性能。
そこにこの武器群の「プラスとマイナスの会心率を併せ持つ」という特徴を備えている。
最終強化であるグリーフorワンダーの性能は、- 十分な攻撃力868
- 会心率は-25%と+10%の複合
- 下位武器クラスの龍属性90
- 素で白60、匠で紫20
- スロット無し
- 猟虫はTHEミラクルと同じく、切断属性のクルドローン
- 渾沌ゴアの武器にしては攻撃力がかなり低く、唯一武器倍率300を下回っている。
群を抜く性能があるわけでないが、マイナス会心を考慮しても期待できる物理火力はかなり高い。
狂竜症を克服し会心率が+50%に変化した際の攻撃力期待値は1028.8となり(護符爪込み)、
紫ゲージを持つことも含めると全ての操虫棍の中でトップに躍り出る。
欠点は操虫棍としては珍しいスロット0と、火力には到底期待できない龍属性か。
それでも狂竜化モンスターは勿論のこと、
属性の通らない極限状態モンスターへのお供として長く使っていける性能である。- …と言いたい所だが、そうでもなかったりする。
他の渾沌マガラ武器は「通常時の性能は並だが、狂撃化するとぶっちぎりの攻撃性能を発揮する」
ようになっているが、
この武器は狂撃化時に他をぶっちぎっているわけではない。
何と言っても蛇帝笏ペダンマデュラの壁が厚いのだ。
ペダンマデュラが狂撃化した時の期待値は1013.1であり、狂撃化したグリーフorワンダーと大差ない。
それでいて彼方は通常時でもトップを争う程の物理火力を誇っている。
斬れ味に関しても、紫ゲージの長さでは勝っているが10しか差がなく、
此方は匠が必須なのに対して彼方は必要としないため、スキル自由度で覆されやすい。
そしてトドメと言わんばかりに、彼方はスロット1・実用的な爆破属性値まで兼ね備えており、
実際の火力差はそれ以上に開いてしまう。 - 更に言うなら、このグリーフorワンダーはor武器のなかではかなり武器倍率が低いせいで、
ペダンマデュラを引き合いに出すまでもなく「通常時は並だが狂撃化時にぶっちぎりの物理性能になる」
という性質からやや外れている。
上記で唯一武器倍率が300を下回るとあるが、
具体的に他のor武器がおおむね武器倍率320~310でまとまっているのに、
本武器だけ280なのだ。極限強化【攻撃】以上の差がある。火力ではなく不遇さでぶっちぎってしまった。
他のor武器が狂撃化しなくとも及第点以上の物理火力を持っているのは高攻撃力故なのである。- 仮に本武器が武器倍率310だったとすると、操虫棍の表示攻撃力では961となる。であれば、
貧弱な属性値とやや不安な斬れ味に平常時はトップではないが高めの物理火力、
狂撃化時には最高峰発掘武器と肩を並べる物理火力を発揮するという、
まさにor武器らしさと実用性を両立した逸品になっていただろう。ますます惜しまれる。
なんでor武器の中で操虫棍だけこんなことに…
更に言うとマイナス会心部分が控えめなので狂撃化時の伸び幅も他武器種より小さい。
- 仮に本武器が武器倍率310だったとすると、操虫棍の表示攻撃力では961となる。であれば、
- 操虫棍が手数型寄りの武器であることも踏まえると、グリーフorワンダーが狂撃化したとしても
物理性能と属性値を良好な水準で両立した業物たちを大きく引き離せているとは言えず、
非常に厳しい立場に置かれている。
- …と言いたい所だが、そうでもなかったりする。
MHXX
- 渾沌に呻くゴア・マガラ武器であるトリックorトラストを生産した後に、
3回の強化でグリーフorワンダーが完成する。
性能は攻撃力330に会心率-25/10%、龍属性9、素で白30で斬れ味レベル+2で紫20が出現。
- 紫ゲージの長さに不安が残り、龍属性値にいたってはおまけ程度しかない。
このままだと黒龍棍の下位互換になってしまうため、狂竜身を生かした変則的な運用方法をするべきか。
MHR:S
- アップデート第3弾にて渾沌に呻くゴア・マガラが復活したことで
この武器もめでたく復活。
アプデ武器だけあってなかなかの性能とあいかわらず癖のある会心率で、
幅を利かせているアルテアに噛み付くどころか条件付きで上回れる逸品となっている。- 高めの攻撃力340
- これも高めの龍属性値47
- お約束の会心率-25/15%
- 長い白に匠Lv2から紫
- 及第点の猟虫Lv14
- 優秀なLv3スロットとLv1スロットがひとつずつ
- 助かるサイズの百竜装飾品スロットLv2
- MHR:Sの新スキル、狂竜症【蝕】をLv1積むだけで会心率60%に化け、
匠で紫を出せば物理期待値だけで543、紫補正の龍属性値58と攻撃力、属性どちら非常に高水準な強武器へと羽化する。
もちろんこれは同条件の龍属性操虫棍どころか、操虫棍という武器種でトップクラスの値である。
また、操虫棍というのは非常にスキル自由度が高く渾沌武器の前提である狂竜症【蝕】も、
アルテアと差をつけるための匠も他の武器種と比べれば軽く積むことができる。
スキル構成によっては更に火力スキルを積むこともできる。
攻撃性能を求めるならばきっと、やり込みに応えてくれるはずだ。- ただし、狂竜症【蝕】は通常の狂竜症と違い克服するまでは体力が減り続ける(赤ゲージは残る)効果が付いているため、
無策で使用できるほどお手軽なスキルではないことは注意すべきだろう。
幸い、減少速度はそれほど厳しいものではなく、操虫棍なら回帰猟虫や回復の猟虫粉塵などを駆使することで
抜刀したまま回復し体力を維持することもできる。
狂竜症を含めた特殊な仕様や立ち回りも含め、
使い方を理解したハンターが真価を発揮できる玄人向けの武器といえる。
- ただし、狂竜症【蝕】は通常の狂竜症と違い克服するまでは体力が減り続ける(赤ゲージは残る)効果が付いているため、
余談
- エイムは狙うという意味の英単語。トリック、イリューズ、マジックはいずれも手品関連の用語であり、
変幻自在に猟虫で狙う操虫棍らしい銘である。
- シャガル武器のチェイサーは「追跡者」という意味。
猟虫やセルフジャンプでモンスターを追いかける操虫棍に合っていると言えるか。
延々とハチミツを求めて他ハンターに付き纏うふんたーとは一切関係ない。- ワンダー、ミラクルはそれぞれ「驚異」、「奇跡」と訳すことが出来る。
ゴア派生の手品用語から発展させた単語であるとみられる。
- ワンダー、ミラクルはそれぞれ「驚異」、「奇跡」と訳すことが出来る。
- 特殊個体の方の武器名はトリック、マジックと通常個体の武器名を連想させる単語を用いているが、
比較されている単語によって意味が若干異なっていると思われる。
「トリックorトラスト」は「欺きか信頼か」、「マジックorロジック」は「魔術か論理か」、
「グリーフorワンダー」は「苦悩か感嘆か」といったところだろう。
「トリックorトリート」とは関係ない…はず。
- MH4においては操虫棍自体の種類が少ないにもかかわらず、龍属性枠は本武器を含め2種類もあった。
因みに最多は雷属性で3種類(ただしイベントクエスト込なので実際は龍属性棍と同様2種類である)。
水枠は泣いていい。
- カプコンで「チェイサー」と言えば、劇場版ストリートファイターIIでリュウが最後に叫ぶ台詞である。
MH4(G)のギルドカードのポーズには昇龍拳(しかもポーズ的には真・昇龍拳)が、
ギルドカード背景のストIIでは朱雀城(リュウステージ)があったりするが、流石に偶然だろう。
問題
- 何の因果か、この武器はかつてオンラインで大変な地雷武器として恐れられていた。
- 理由としては、1段階目を作るだけなら簡単なこと、操虫棍自体の本数・選択肢が少ないこと、
看板モンスターの武器であること、見た目が格好良いことなどが挙げられる。
また、操虫棍自体がMH4では強く、操虫棍とゴア・マガラの相性が良好であることから、
初心者でも容易にソロ討伐しやすい点も拍車をかける。
フルゴアエイムofトリックなどが入室すれば、熟練者は一斉に身構えることもあったという。 - 強化が完了したTHEチェイサーの方も、地雷武器として見ようとする動きもある。
他のマガラ武器が下位シャガルマガラ素材(=ストーリークリア)を強化に要求されるのに対し、
THEチェイサーはそれを一切必要としない。
要するにこの武器はストーリーをクリアせずとも最後まで強化できるため、
「最低限村をクリア出来るだけのプレイヤースキルがある」という保証が無くなってしまう。
とはいえ、上位装備でゴリ押しすれば下位シャガルなど敵では無い為、確実性は無いのだが。- HR解放前及び解放直後の段階で実用に耐えうる性能を持つ操虫棍が、
これかスニークロッドか覚醒エアリアルグレイブしかない。
覚醒エアリアルグレイブは発動させ辛い覚醒が必須であること、
スニークロッドは毒の汎用性こそあるものの、斬れ味がいまひとつであることから、
一番バランスのとれた「THEチェイサーでいいか」と帰結するハンターが多いものと思われる。
- HR解放前及び解放直後の段階で実用に耐えうる性能を持つ操虫棍が、
- 4Gにおいて、ゴア・マガラ自身を始めとしたいくつかの見た目グループにおいて
エイムofトリックの見た目の発掘操虫棍が出土する。
当然だが生産の物と違い強化しても武器名は変わらない。
発掘装備故に性能はランダムであり、また高レベル出土品ならば
レア度が8以上の生産では存在しないエイムofトリックでよく見れば判別できるので、
武器名を見ただけで地雷扱いは御法度である。
- 理由としては、1段階目を作るだけなら簡単なこと、操虫棍自体の本数・選択肢が少ないこと、