武器/エッグハンマー

Last-modified: 2024-02-12 (月) 19:58:08

ハンマーは硬い物だという
常識を打ち破った卵製の大槌。
何故割れぬのかが最大の謎。
(エッグハンマー)

いくら強化しても割れなかった
エッグハンマー強化版。割れる
時はいつか来るのだろうか。
(卵槌ガーグァ)

MHP3で初登場したハンマー。

目次

概要

  • 打突面にガーグァの卵が鎮座しているという、明らかにとんでもない作りのハンマー。
    MHP3には登場しなかったグレイトフルハムのような存在である。
    あからさまなネタ武器なので誰でも一つは作ってみたい武器であるが、
    なかなか作られない、作られても強化されないということが多い。
    その理由は、素材に使う丸鳥の羽がどの作品でも地味に入手しにくいため。
    もちろんガーグァから剥ぎ取れる素材なのだが、確率が妙に低いためそう簡単には集まらない
    一応、今のところどの作品でも丸鳥の羽が確定報酬に含まれるクエストは存在するため、
    それさえ知っていれば多少は作るのが楽になる。
    • MHP3では村★2の「幸せのたまごを生むガーグァ」の報酬で1つは出る。
      ただし、強化に際して丸鳥の羽だけでなく鳥竜玉を3つも要求される。
      鳥竜玉も確定報酬に含まれるクエストはあるものの、その他の鳥竜武器の強化に一度に複数使う為、
      わざわざこんな物にまで使おうとする気は中々起きない。
    • MHXでは、村★3の「おいしい卵は誰のため?」で丸鳥の羽が2つ出る。
      MHP3の頃と比べてランクはひとつ上がったものの、集めやすくはなった。
    • MHRiseでは今のところ報酬に含まれるクエストそのものが存在せず、
      ガーグァの剥ぎ取り以外の入手手段が存在しない。
      それどころか、ガーグァの剥ぎ取り回数そのものが1回に減ってしまっており、意識しても全然集まらなくなってしまった。
      小型一筋のコレクト猫を連れて行けば多少はマシにはなるが…。
      オトモ隠密隊をガーグァマスに飛ばすとそこそこの確率で出るのでこれで集めるのが楽。
  • 振り回すたびにピヨピヨと可愛らしいヒヨコの鳴き声が響き渡り、溜めると卵が元気にプルプルと揺れる。
    まさかとは思うがひょっとすると殻の中にはガーグァの雛が生きたまま入っているのであろうか?
    • それ以前に何故割れないのかという最大の謎がある
      確かに薬品などで固めたから壊れず使えるという武器もあるのだが…
      どんなコーティングがされているのか非常に気になる所である。
      外側を固めたら中にいるのかもしれない雛が窒息か餓死しそうなのは言わない
    • そうこう言っていたら、MHR:Sの一心不卵槌ではとうとう「もはや卵にあらず。」などと言いだした。
      まるでマグロでないのにマグロを名乗る魚のようである
  • ちなみにグレイトフルハムとはMHXにて共演を果たすこととなったのだが、
    どちらも似通った産廃性能となっている。
    そもそも武器として扱えることが異常なのだが

性能

MHP3

  • ユクモチケット×1、丸鳥の羽×5、上竜骨×3で生産可能。
    上記のような位置のハンマーなので、攻撃力はともかく会心率が低い。
    エッグハンマーで-40%だが強化して「卵槌ガーグァ」となると-50%になってしまう。
    斬れ味も黄色、強化して緑にしかならない。しかもそのゲージすら非常に短い。弱点特効+見切り+3の組合せや抜刀術【技】で強引にプラス会心を出せるが、そこまでの価値は無い。
    典型的なネタ武器といえるだろう。

MHX(X)

  • MHP3以降は長らく出番が無かったが、MHXにて再登場。
    生産素材は、MHP3のものに加えて希望の証×1が要求される。
    最終強化で再び卵槌ガーグァの銘を冠す。
  • 強化するとなぜか下がってしまっていた会心率が強化ごとに上がるようになったが、
    それでも最終強化で-25%である。相変わらず斬れ味にも難を抱えたまま。
    • また、強化素材も性能に見合わないような豪勢さであり、
      鋼のたまごや銀のたまごに加え、卵槌ガーグァへの強化に鳥竜玉が3つと、
      生産・強化で要求される丸鳥の羽10枚が可愛く見えるほどの面倒な素材を要求される。
  • MHXXでは究極強化により「一心不卵槌ガーグァ」の銘を得る。
    「一心不乱」と「卵」をかけたネーミングだろう。
    なんと空きスロットが3つになり、斬れ味もデフォルトで青ゲージを獲得した。
    また、会心率も-20%まで改善される。
    裏会心がある都合上、MHP3の頃みたくマイナス方向に吹っ切れた方が強かったのは気にしてはいけない。
    しかし斬れ味は素青なうえに肝心の攻撃力がたったの320しかなく、やはりネタ武器の域を出なかった。
    • ちなみに一心不卵槌ガーグァへと強化する際、
      案の定とでも言うべきか幻鳥竜玉が3つ要求される。
      それ以外には金のたまごも要求されるが、
      こちらはホーンズコインとの交換などで入手しやすくなっているためそこまで問題にならない。

MHRise

  • ガーグァと共に再登場したが、まさかの魔改造が施されている。
    なんと、攻撃力が260まで上がった。会心率は-30%だが、それでも240.5相当はある大業物。
    斬れ味が黄色までしかないので流石に一線級ではないが、ロマンを求めるプレイヤーは使うのもありだろう。
    • 恐ろしいことにこの260という攻撃力の数値はハンマーどころか
      全武器種で見ても単独トップの数値なのである。*1
      最高の攻撃力を持つ武器がまさかこれになる日がこようなどと誰が予想できたろうか。
  • ……とここで締めくくってもいいのだが、
    どういうわけかこの卵、竜種特効までも持ち「~竜種」と付く全ての相手に対し5%の火力上昇効果を持つ。
    つまり、~竜種に対しては尽く緑ゲージと同じ火力を出せる
    更に今作では鈍器スキルも乗算に戻った為その恩恵はかなり大きく、
    竜種特効が通る相手に対しては理論上あのアトラスハンマー以上の大火力を吐き出せる。
    スロットがLv1となっているのは少々残念だが、鈍器がLv2でいいためアトラスとのスキル差は帳消し。
    更に今作ではオトモアイルーの強化太鼓の術に加え、環境生物による会心率強化。
    加えて今作で人気な金色及びジンオウS装備で勝手に付いてくる力の解放が
    計算上効果量の半分をほぼそのまま期待値として望めるようになった等、低い会心率を補う手段も整っている。
    そして黄色ゲージも凄まじく長いため継戦能力もバッチリときている。
    • 実際のところ斬り方補正も残ってはいるためアトラスを超えるのは難しいが、
      過去作より補正が掛かる判定が小さくなったのも追い風だろう。スタンプ系ならば判定に引っ掛かりにくい。
    • また黄色ゲージであることは決してデメリットだけではなく、鈍器がLv2で済むほか
      ヒットストップによる攻撃の遅延が起きにくいという点も魅力的。
      今作のハンマーは鉄蟲糸技のインパクトクレーターに火力面でかなり依存するのだが、
      インパクトクレーターは発動時間が非常に長く、ハイパーアーマーもないため
      ヒットストップでギリギリ攻撃が間に合わず、逆に敵の攻撃を受けてしまうケースも少なからずある。
      その点ガーグァはヒットストップに煩わされることが少なく、
      ギリギリでクレーターをねじ込める場面が割と増えたりもする。
    無論、竜種特効が効かなくても5%火力が下がるだけ。
    しかも竜種特効が効かない古龍2種に効く空棲系特効もあるため、
    腕さえあれば卵で雷神を10分クッキングするのも夢ではない。
    範囲は狭いが水棲系特効ならば他2種の特効をも超える10%火力上昇、こちらは今後の追加モンスター次第か。
    仕様変更された心眼のおかげで特効の対象でこそないもののヤツカダキへの相性も悪くない。*2
    • ここまでの説明で理解したと思われるが、この武器の百竜強化は
      竜種特効、空棲系特効、水棲系特効の3つなのである。
      証さえあれば、狙う相手に応じて柔軟に特効対象を変更できる面白さもある。
      その気があるならお好みに味付けした卵を3つ作ってもいい。
  • また、よく見ると匠Lv5で青ゲージ10緑ゲージ10を確認できる。
    短すぎる為今後匠装備が充実しても鈍器運用の方が簡単だとは思われるが、
    緑+鈍器+竜種特効なら補正値は1.21倍、青+竜種特効であれば1.26倍にもなる。
    そして、青+特効であれば弱点特効3に超会心3、攻撃or見切り7・護符爪・短期催眠術の条件で
    ごく僅差だが攻撃7発動・他同条件の常闇を超えることが出来る
    発売当初は匠が重すぎて現状不可能、出来たとしてもゲージが短すぎてロマンの領域ではあったが、
    その後のアップデートで匠の装飾品が追加され現実的な構成が可能になった。
    そのため現在では黄色ゲージで無理に戦うよりも、匠と剛刃研磨で青ゲージを維持して戦う方が楽かもしれない。
  • とどのつまり、完全な最速を求めるならばともかく、
    過去作とは異なり第一線で担いでも大きな支障はない程度の代物に化けたということである。
    P3からのファンは是非とも担いでみよう。
  • なお生産、強化においてはカムラチケットは1枚あればOK、
    丸鳥の羽もこれまでのシリーズと比較して剥ぎ取りで手に入る確率が上昇、
    探索ツアーにおいて「小型モンスターの大量発生」というランダムイベントの存在もあり
    今までよりは集めやすくなっているといえる。
    たまごはフクズクの巣や運搬系フリーサイドクエストで集めていこう。

MHR:S

割れる時は来るのか。否、これ
はもはや卵にあらず。天地を
揺るがす丸鳥の鉄槌なり。
(一心不卵槌ガーグァ)

  • 卵槌ガーグァ改としてMR帯デビュー。
    サイドクエストでの解禁だが、MR★5でシャガルマガラを討伐した後とタイミングは遅め。
    とはいえ最終強化でもないのに攻撃力360は既に高い。
    会心率-25%・斬れ味緑70と不安要素もちょっぴり改善。
    なお百竜スロットがLv2なので、前回同様に特効での増強を使い分けることができ、
    加えて今回は痛恨の一撃を乗せてマイナス会心をそのままにする選択肢も選べる。
    • なお、ガーグァ改解禁のサイドクエスト依頼主はなんと黒鬼
      内容は竜の極上な卵1個の納品と楽なものだが、もしかしてヒヨコヒヨッコって言いたいのだろうか。
      複数個持ってこいと言われるよりは、ヒヨッコ扱いされるほうがマシだと捉えるハンターも少なくないだろう…
    • 強化素材に幻鳥竜玉が必要だが、ハンマーなら頭部位破壊を狙いやすいこともあり
      壁になってしまうことはあまりない。もちろん例のセンサー次第ではあるが……。
      丸鳥の特上羽も密林のBCから近い位置にガーグァが沸くので、
      卵を納品しつつ往復すれば簡単に集まる。
  • そして傀異化した爪を投入することで、ついに一心不卵槌ガーグァへ回帰する。
    今に始まったことではないが、一体どこに使っているのだろうか
    その性能は、
    • 攻撃力380
    • もちろん無属性
    • 素で緑ゲージ90。匠3から、匠5で
    • 会心は-25%と据え置き
    • スロットはLv1が3個
    • 百竜スロットはLv2のまま
    今回もハンマーにて単純な攻撃力で最大なのは変わらず。
    ただし斬れ味紫の武器も増えたので、攻撃力2番手かつ斬れ味紫が出せる破鎚シャッター改
    3番手だが素で紫が出ている轟槌【大虎丸】改と、こちらの斬れ味白とで期待値があまり変わらない。
  • 従来の緑ゲージ&鈍器運用の場合の期待値は攻撃力315の紫90、
    攻撃力332.5相当の白90とも言える為こちらもそれなりの力はあるが、
    そこに会心マイナスが付いてしまうため、純粋にカムラノ傑鉤鎚などの下位互換に収まってしまう。
    • 勿論他に強いハンマーがあるというだけでこの運用もMRに通用する火力は出せるし、
      緑ながら長めの斬れ味に百竜スロットLv2と比較的安定したスペックは保たれているが、
      「ガーグァならでは」の運用を考えるならば、やはり下記の通り匠5での運用となるだろう。
    • こちらの運用での強みは、必須スキルが非常に多い匠運用と違って、
      鈍器3と心眼3さえ入れてしまえば残りのスキル枠を全て自由にできる圧倒的なスキル自由度だろう。
      MRでは鈍器持ちの防具がないが、LV2スロットを3個確保するぐらいならそこまで難しいことではない。
      匠運用に追いつこうと火力を補うよりは、生存系スキルや防護系スキルを多めに入れて、
      生存力特化の方向で差別化して行った方が活路は見出しやすい。
      MR終盤ではモンスターの火力もヤバいことになるので、少しでも生存力を上げるなら十分選択肢にはなる。
  • 特筆すべきは匠Lv5で青ゲージ20白ゲージ10が出て、そのどちらも非常に短いこと。
    ハンマーの手数であっても押していけば瞬く間に緑ゲージが出て威力が激減するが、
    早期に2段階斬れ味を下げられるのが功を奏し研磨術【鋭】を使えるのである。
    ただし剛刃研磨だけでなく匠Lv5も併用する為スキル枠はかなり圧迫される。
    研磨術【鋭】の付与部位はグローシア装備・ギザミ装備*3と数は少なくとも優秀だが、
    匠と剛刃研磨まで揃えると他のスキルを決して無視出来ない程に削らなければならない。
    結果として研磨術【鋭】を利用しない他ハンマー装備と同等の火力程度に落ち着く。
    現状でも充分な火力は既に出せるが、真価を発揮するのは今後のアップデート次第だろう。
    匠関連やスロットLv3関連の優秀な追加防具に期待したいところである。
    • Ver.11では研磨術【鋭】の装飾品が登場したが、スロットLv3と重め。
      だが同時に剛刃研磨のSP2装飾品も追加され、スロットLv4で効率良くLv2にすることが可能になった。
      また傀異錬成による強化が登場し、粘る必要はあるが防具に研磨術【鋭】や剛刃研磨を追加付与させたり、
      一心不卵槌ガーグァの側に斬れ味強化を付けて匠を1つ削るというフォローが効くようになり、
      スキルをあまり削らずとも運用しやすくなっている。
    • 実戦火力での差は薄いとはいえ、今回も第一線で担いでも大きな支障はない実用品である。
      ZZZ…ベアが睡眠ハンマー最強格だったり、咆犬銃槍ガルロアが唯一の放射型Lv8だったりと、
      今回のエルガドおよび王国騎士のネタ武器に対する本気度は異様に高い。
  • アップデートにより追加された「傀異錬成」により、新しい可能性も見出されている。
    錬成を斬れ味に全振りすることで、白ゲージを20伸ばすことが可能なのだ。
    匠5での白30なら、ギリギリ剛刃研磨なしでも実用可能なライン。
    逆に剛刃研磨で割り切るなら、匠を3に留めることが可能になったため、どちらにせよスキル自由度が大幅に向上している。
  • Ver.13では攻撃力そのものを参照して追加ダメージを与えるスキル粉塵纏が登場。
    もちろんハンマー中最高の攻撃力を誇るこの武器であれば、ハンマーとしては最大の追加ダメージを叩き出せる。
    ロマンを追い求めるハンマー使い諸兄は是非採用を検討してみてはいかがだろうか。
  • Ver.14では傀異錬成によるスロット拡張にボーナスが追加。
    なんとスロットを開けるだけで斬れ味強化の恩恵が得られるようになった。
    斬れ味全振りの白30をさらに伸ばしたり、逆に匠を削ったりとどちらでも運用性が増している。
    またラヴィーナシリーズの頭が研磨術【鋭】+剛刃運用向きなので、防具でも更新が期待できる。
    • 傀異錬成でスロットを全開放し、攻撃力強化を最大レベルで積むことで攻撃力が+50される。
      その際の数値は430にも昇り、文句なしの歴代ハンマー最高の攻撃力である。
      因みにこの攻撃力を過去作の表記に直すとなんと2236というあまりにもぶっ飛んだ数値になる。
      単なる数値バカではなく、スキルを整えれば高い実用性も発揮できるのもあって、
      かつてのネタ性能からは考えられない躍進である。まさに可能性の卵。
  • Ver.15ではスロット拡張ボーナスがさらに強化。Lv7まで解放することで
    攻撃力が+10され、攻撃力強化と合わせて最大+60となる。
    また、斬れ味も+10され計+20となり、白ゲージ運用がよりしやすくなった。

関連項目

モンスター/ガーグァ
アイテム/卵
システム/斬り方補正 - この武器を扱うにおいて頭に入れておいた方が良いシステム
武器/未解に吹く弓 - 同じくガーグァをモチーフとした武器。


*1 発売時点での話。なお次点は双剣・ランス・ガンランスの250で全てディアブロス武器である。
*2 弱点部位の頭は普段は鋏角に阻まれ、ダウンさせる為に部位破壊する必要のある脚(繭時)の肉質が黄色ゲージであれば心眼による威力上昇が乗る
*3 護石に付与される場合もある。