MHXXで追加されたエルドラ武器のヘビィボウガン。
目次
概要
- キャラバンの竜人商人の依頼クエストで、イビルジョーを狩猟することで作れるようになる。
登場時期のためかMHXにあったエルドラ武器と異なり、レア度は5となっている。
- 同じエルドラ武器のボウガンであるエルドラマスケットを大きくしたような見た目をしており、
6つの銃口が特徴的。
パワーバレルを取り付けると先端に王冠のような飾りが付き、
シールドは半円状の装飾の細かいものが左側に装着される。
性能
MHXX
- エルドラジェズル同様に生産可能になるのが村★10の依頼クエストクリア後となるため生産時期は非常に遅い。
- 肝心の性能はと言うと生産時点では
- いまいちパッとしない攻撃力180におまけの会心率10%
- 通常弾が各レベル4発、貫通弾と散弾がLV1と2が4発ずつ
- 徹甲榴弾と拡散弾は全レベル入るが装填数がどれも1や2
- 属性弾や異常弾は一切扱えない
- 内蔵弾は連爆榴弾とLV2大砲弾
- LV2徹甲榴弾とLV2拡散弾のしゃがみに対応
- リロード:普通、反動:大
- スロット3
どちらもヘビィボウガンの性質と全く噛み合っていない。
何よりも致命的なのが反動が大となっている上にヘビィボウガンでは、
ライトボウガンのようにサイレンサーやブレイヴスタイルによる反動軽減がないため、
反動軽減+3を発動させても反動を最小にすることができない。
限界まで反動を軽減しても「反動:小」なので内蔵弾を無反動で撃つためにはアクセルシャワーが必須となる。
撃てたところで他が終わっているのであまり意味はないが…
この時点ですでにどうしようもない気配が漂っているが最終強化の亡国の宝砲アルゼントを経て、
究極強化となるLV5至宝砲シャンバラまで強化してLV1から変化する部分は- 目を疑うほど低い攻撃力290
- 銃口の数に合わせたように装填可能な物理弾がすべて6発装填
- 徹甲榴弾と拡散弾が全レベル3発装填
- 内蔵弾は種類には変化がなく、装填数が増えるのみ
- しゃがみ対応弾にLV3徹甲榴弾が追加
物理弾はスキルで追加できるLV3も含めてすべて6発装填できるが、反動が大なためまともに使えるのは通常弾のみ。
その通常弾も上位武器でももっとまともな装填数をしているほどの数しかない。
装填数も心許ない上に攻撃力、物理期待値共に全ヘビィボウガン中最低である。
同じ素材のライトボウガンが全ライト中で期待値最高なのに
元からまともに扱えない内蔵弾もなぜか装填数が増えるのみで、
内蔵数はLV2の時にLV2大砲弾が5発から6発に増える以外最後まで全く変化がない。
拡散弾の装填数が増え、最大所持数を一回で装填できるようになったが、
先述の通りアクセルシャワーを使わない限り反動が発生してしまうためまともな運用はできない。
LV3徹甲榴弾のしゃがみもLV2同様に「反動:小」にならないと反動があるため反動軽減+3が必須になってしまう。
そもそも徹甲榴弾のしゃがみ自体があまり強くないことに加え、もし仮に徹甲榴弾をしゃがみたい場合でも、
最初から反動がやや小で全レベルをしゃがめる海造砲【灰燼】があるためこちらの出番はない。- ちなみにこんな性能でも、強化には火竜の煌液や獄炎の厚龍鱗、砕竜の弾頭殻といった
難易度の高い素材を要求される。
対となるような存在である至宝銃キサナドゥはスキルによる追加が必須とは言え、
豊富な装填数と高い物理期待値で上位とは違った方向で人気を得ているのに対し、
こちらは最初から最後まで残念な性能になっている。
ヘビィボウガンには銃になると弱くなる砲というものもあるがこちらは武器種をまたいでいるとは言え、
至宝銃よりも至宝砲の方が弱いという真逆の事態になっている。
- せっかくの内蔵弾も全レベル3発装填の拡散弾もアクセルシャワーが必須となっているため宝の持ち腐れ感が強い。
そのアクセルシャワーを使うまでの狩技ゲージの蓄積手段も少ない物理弾で行うことになるので非常に辛い。
ちなみに徹甲榴弾しゃがみの比較対象である海造砲も拡散弾が全レベル3発装填な上、反動がやや小なので
スキルのみで無反動にできる。
やはり反動の大きい爆撃系が特徴のボウガンで反動が大というのは致命的な欠陥だったと言わざるをえない。
- 立ち撃ち、しゃがみ撃ちも絶望的なコレを無理矢理有効に使う方法が一つある。
エリアルスタイルである。
ジャンプ下撃ちが最大3回である点と、LV2拡散弾の装填数が素で3、かつ調合分の持ち込み量の多さを最大限に生かして
ひたすら爆撃すれば、攻撃力、反動共に死んでいる点を全く無視して、
肉質に左右されないダメージを稼ぎながら、アクセルシャワー分までゲージを溜められる。- …激しくソロorガンナーPT向きだとか、調合が忙しすぎるなど突っ込みどころは満載だが、
この運用では一切攻撃スキルを導入しなくていいというメリットがある。 - 他のLV2拡散弾のしゃがみに対応している武器は装填数が初期は2であり、
装填数UPが無いと同様の運用で火力は出せないが、こちらは初期から3なので無しで全く問題ない。
ライトの方にLV2拡散弾の速射があれば、立ち回り安さで負けていたが、こちらも幸い存在しない。
その点に関してはライト、ヘビィ含めて唯一の利点となっている。
立ち回り、防御スキル満載での爆撃が、この武器の真の姿…なのかもしれない。
- …激しくソロorガンナーPT向きだとか、調合が忙しすぎるなど突っ込みどころは満載だが、
余談
- 武器銘の由来はそれぞれカノーネはドイツ語で大砲の意、アルゼントはイタリア語で銀色の意となっている。
大砲は見た目通りなのだが、銃身の銀色よりも装飾の金色が目立つため最終強化の名前はやや違和感がある。
なお究極強化の銘にあるシャンバラとは『時論タントラ』に説かれる伝説上の仏教王国である。
関連項目
アイテム/豪華な遺物 - 主な素材
キャラバンの竜人商人 - レシピの提供元
武器/エルドラブレイド - 同じ豪華な遺物から作られる「エルドラ」シリーズの大剣。大剣の特性と噛み合ってない。
武器/エルドラクロージャー - エルドラ武器の片手剣。斬れ味を生かせる分多少マシだが攻撃力の低さと無属性が祟り実用性は低い。
武器/エルドラマスケット - エルドラ武器のライトボウガン。こちらは爆薬の扱いに長けた破壊兵器である。
武器/エルドラジェズル - 同期のエルドラ武器の操虫棍。やはりというか実用性はあまりない。