武器/オデッセイブレイド

Last-modified: 2023-12-22 (金) 02:01:11

権力者の依頼で危険な冒険に出る際に授けられた剣。
水属性(シリーズによっては覚醒が必要)の片手剣の1つ、通称「オデブ」。
シンプルな形状と優れた性能、ほとばしる水が清涼感を演出する人気の高い片手剣の一つで、
他に優秀な水属性片手剣が存在している場合でも、愛用する人が多い。

目次

概要・性能

  • 形状はハンターナイフだが、刀身が青く、柄が赤い。
    また、盾もハンターナイフと同様だが、青地に白のラインが入っている形状となっている。
    ちなみにこのカラーリングは八式機械槍と同一のものである。
    「オデブ」なんて渾名をもらってしまっているが武器そのものが特段太いわけではない。
    一部のシリーズには存在しないが、斬れ味と攻撃力が優秀な水属性片手剣として知られている。
    刀身を常に流れる水が返り血を洗い流し、斬れ味を保つ…らしい。
    水属性を得るタイミングはシリーズによって異なる。
    • 江戸時代後期の伝奇小説『南総里見八犬伝』に登場する村雨(むらさめ)と言う架空の刀が、
      「刀身に帯びた水が血を洗い流す」という酷似した特徴を持つ。
      同作は様々な小説・漫画・アニメ・ゲームなどに影響を与えた作品であり、
      モンハンもこの村雨を元ネタにしている可能性はある。
  • ベースであるハンターナイフと全く形状が一緒である片手剣「オデッセイ」を強化して得られる。
    こちらは、ココット村村長が使用していたハンターナイフに、名前とプレミアがついただけの代物なので
    形状はハンターナイフと一緒である。
  • オデッセイブレイドの強化元であるオデッセイ自体は
    純粋に鉱物素材から生産して作る場合と、さびたシリーズからできる場合との二通りある。
    また、強化にはリオレイアやバサルモスのレア素材を使用することが多い。
    • どういうわけか水属性とは縁もゆかりもない素材を要求され、それも火属性のモンスターの比率が妙に高い。
      特に近作では火竜夫婦のレア素材をセットで要求されるという嫌なお約束がある。
      一応MHXXでの定義上鉱石武器として扱われているようだが、半ば火竜武器の一端と化している。
  • 名前のオデッセイ(Odyssey)とはギリシアの叙事詩である『オデュッセイア』から。
    • 転じて、「長期間にわたる放浪」や「長い冒険の旅」なども意味する。

無印・MHG・MHP

  • 無印ではゴールドチケットからオデッセイを一発生産する。まだ強化先は無い。
    同時に要求される素材はなぜか火竜、岩竜、鎧竜の翼である。
    本作においてはなんと唯一の水属性片手剣としての登場。
  • MHGでは無印と同様の一発生産の他、
    Gナイフオリジンからの派生強化が可能だが、火竜の逆鱗が必要なのでこちらも難易度は高い。
    本作からオデッセイブレイドへの強化も可能となったが、
    蒼火竜の紅玉や鎧竜の翼などのレア素材をさらに必要とするので作るのは中々大変である。
    本作でも水属性の片手剣としては唯一の系統となっている。
  • MHPではマスターカリンガからオデッセイに派生するが素材は変わらない。
    (当時は水属性だった)フロストエッジというライバルが登場し、
    あちらと比べて属性では劣るものの、総合的な性能では水属性最高の片手剣である。
  • いずれの作品においても、水属性の片手剣なのに、リオレウス、バサルモス、グラビモスと
    火属性を操るモンスターの素材ばかり要求され、
    水属性を持つモンスターの素材は一切要求されない。なぜだ?

MH2・MHF

  • なんとさびた小剣からの派生強化となっている。一発生産も不可となった。
    オデッセイの時点で既に水属性を帯び、改ではなく、オデッセイブレイドへ直接派生。
    フロストエッジが氷属性になったため、再び唯一の水属性片手剣になった。
  • MHFではさらに凄腕にて、攻撃力は308と並だが、水属性520と高い属性値を誇る「グレートオデッセイ」に派生する。
    ただし、強制セーブの上に完全ランダム下で塊を引き当てる必要があるため、
    そもそもオデッセイ自体の入手難易度が高い。
    現在なら祭ポイント等でさびた塊を交換することで、入手はいくらか楽になってはいる。
  • また、「アクアサイフォスSPVII」や「アクアエイジSPVII」などのレベル7SP武器
    水属性こそ420と若干劣るが、攻撃力322を持ち、
    さらに凄腕クエストに出発すると武器倍率+10&会心率+20%の追加効果を得るため、
    確実性のある生産方法もあいまってこちらがおすすめである。
    • 通常武器では攻撃力322&会心率20%、水属性350のマレカリンガも入手難易度が低く、お手頃
      (アサシンカリンガからモイスト⇒フォンス⇒ラクス⇒シヌス⇒マレと強化)。
      見た目はアサシンカリンガを水属性らしく青く染色したもので、デザインも人気が高い。
    • パリアプリアの通常武器の片手剣「ドン・ダガー」も、
      攻撃力308と少し心細いが、水属性は420と実用レベル。
      一応、防御+35のオマケもつく。
      剛種武器の「ドドン・エッジ」も攻撃力336、水属性450と高い性能を誇り、
      斬れ味レベル+1発動で長くはないが紫ゲージも持つ。
  • …と、ここまでいろいろ挙げてきたが、これは凄腕上がりたて~中盤の話。
    たとえ同じ凄腕ランクでも、後半は水属性1500という破滅的属性値を誇る凶悪武器、
    刻竜剣【流水】」によってほぼ全ての水属性片手剣が追いやられてしまっている。
    残念ながら、性能と入手難易度が殆ど釣り合っていないオデッセイを使用するハンターは、
    当時ほぼ皆無と言っていいほど見受けられなくなってしまっていた。
  • G級技巧武器の候補にノミネートされたのだが、同じさびた小剣派生である封龍剣【絶一門】に後塵を拝した。
    生産が面倒な武器なので、オデッセイへと派生させることはあまり勧められなかったが、
    MHF-G8にてグレートオデッセイからG級技巧武器「マスターオデッセイ」の強化先が追加。
    最終的に水属性1550となり、属性特化の天廊武器を除けば最高峰の水属性片手剣となる。
    また、MHF特有の恐ろしく特徴的な斬れ味を併せ持ち、手数の多い片手剣にはありがたい存在。
    • なお水属性のG級技巧武器には、物理重視の改ゼーゲトゥースと、
      複属性による汎用性を持つ改天翔剣【蒼穹】といったライバルが存在するが、
      上記はいずれも遷悠種の素材を大量に使用するので強化難易度は高い。

MHP2・MHP2G

  • オデッセイ→オデッセイ改→オデッセイブレイドへと強化可能。
    オデッセイの時点では無属性で、改になってから初めて水属性が付く。
    まさしく改良と言ったところだが、もはや別武器へと化していないだろうか。
    MHP2では水属性の片手剣はこれだけなので、渋々使っていたハンターも多いのではないだろうか。
  • MHP2GではG級素材を使う事によりマスターオデッセイへと強化可能。
    攻撃力350、水属性370とかなり有用な性能になるが、
    強化に入手の面倒な岩竜の剛翼とあの雌火竜の天鱗を使うのがややネック。
    また、今作ではダイミョウザザミとショウグンギザミの素材を使ったデュアルカラペイスが登場する。
    こちらの性能は攻撃力378、水属性250、おまけの防御力+10と攻撃よりの性能。
    なにより重殻や鋭爪といった集めやすい素材でできるのがうれしい。
    イャンガルルガのような物理肉質メインの相手にはこちらを使うのもありだろう。
    • ウカムルバス討伐後にはオデッセイGが生産可能。
      性能は匠発動時の紫ゲージの長さ以外マスターオデッセイの下位互換だが、
      製作難度はこちらの方が低い。
      とは言っても雌火竜の逆鱗を5枚よこせと言われたりもするが。
      紅玉集めの副産物でも使ってあげよう。
  • オデッセイブレイドからは派生先としてヴァジュラ、ヘビィバングがある。
    ヴァジュラの方は一発生産難度が低いので、わざわざコイツから派生させる意味は薄い。
    ヘビィバングの方もコイツの製作難易度を考えるとやはり一発生産で作った方が楽。

MH3・MHP3・MH3G

  • MH3、MHP3では「闘士の剣」という、まんまオデッセイの姿をした片手剣がある。
    この剣からオデッセイへ強化できるのだが、残念ながらオデブには強化出来ない。
    そのため無属性片手剣として運用することになるが、
    モンスター素材不要のお手軽さと、優れた斬れ味、スロット数を併せ持ち、
    作成時期を考慮すると攻撃力もそこそこ。とりあえず上位の片手剣を作りたい、というならお勧め。
  • MH3Gでは、前座の3振りを差し置き、G級武器として登場。覚醒させることにより水属性が付く。
    素材だが、彩鳥の剛翼×4、毒怪竜の剛爪×4、さらには雌火竜の天鱗×1まで要求される。
    強化先であるマスターオデッセイでは、白海竜の剛角×2鋼鎚竜の重顎×1
    そして火竜の天鱗×1を要求される。
    素材を見ての通り、作成、強化はかなり面倒である。
    • その性能は攻撃力336、覚醒で水480、斬れ味は匠で白60+紫30、更にスロット2つ
      作成難易度に見合った性能は持っている。
      特に属性値は片手剣の0.7倍補正を考慮しても330、十分すぎるほどのスペックを誇る。
      覚醒さえあれば苦剣アメジストリムすべての性能において完全に上回るといえば
      その高性能さについては理解して頂けるだろう。
    • ライバルとなるのはナバルデウスの素材から作られる皇剣アークカリオン
      こちらは属性値は240とマスターオデッセイの1/2しかないが
      攻撃力は364、会心率10%と物理面では勝っている。
      水属性に弱い相手にはオデッセイ、水属性の通りがそこそこの相手にはアークカリオンと使い分けるといいだろう。
      結果的に水属性片手剣では最高峰の性能を持っているわけだが、
      と覚醒を両方発動させるのはスキル的に少々負担が重いかもしれない。
    • アメジストリムに水属性攻撃強化+2を発動した属性値(420)を
      素で上回っているため、覚醒と属性強化を比較すれば実はスキルの重さには大きな差はない。
      そして480という属性値は実はあのミラオス剣に肉薄する高さ
      つまり狼牙剣【欲獄】ダーティーグラフの同類であり、
      実は本作の片手剣でも屈指の実力を持つ、隠れた名武器の1つである。

MH4

  • MH4ではなんとロアルクロウから派生したオデッセイを強化して製作可能。
    ただし、まずオデッセイにする段階で必要な物は上位のテツカブラやケチャワチャなど複数のモンスターの素材で、
    さらにそれをオデッセイブレイドに強化するにはこれまたケチャワチャ、アルセルタス、イャンクック亜種といった
    様々なモンスターの素材が要るのだが、どれも早い段階で戦えるモンスターばかりのため製作難易度は低め。
  • 性能はというと基礎攻撃力は238、水属性値は覚醒で380、スロット数は2個と総合的には悪くないものの、
    素での斬れ味ゲージは短く、匠で青ゲージがやや延長し、そしてわずかな白ゲージが追加される程度と
    継戦能力という点では同じ水属性片手剣の豪剣【天羽々斬】両聖十字グラディアトに劣る。
    このことから本作でも匠と覚醒を両立させなければ使いにくい。
  • ちなみに素材は、ルドロスネイルからカウントしても、
    最終強化に用いるユニオン鉱石3個以外はモンスター素材ばかりである。
    その割には見た目立派な鉱石系の剣に仕上がっているのが非常に謎だが。
  • ロアルクロウまでは普通に水属性が付いているが、オデッセイに強化すると何故か水属性が引っ込んでしまい、
    覚醒を付けないと水属性が発動しなくなっている。

MH4G

  • G級強化すると、オデッセイブレイド改、マスターオデッセイとなる。
  • マスターオデッセイの性能は、
    • まずまずの攻撃力350
    • 素で普通の、匠で長い白ゲージ。
    • 覚醒で圧倒的水属性490
    • 嬉しいスロット3
    と、何とか高い斬れ味は説明通りか。
    しかし、覚醒と匠の両立がかなり重要となるため、剣の機能を最大限に活かすにはスキルが少し厳しい。
    自由度の高いスロ3が救いと言える。
    • このスロ3がかなり大きく、属性解放が7ポイント(最大値)入ったお守りがあれば、
      武器スロットに真覚醒珠【3】を投入するだけで覚醒が発動可能。
  • 製作難易度は割と低く、ディアブロス亜種の堅牢な黒巻き角を3つ使用する位で、
    あとはケチャワチャの素材と一部の鉱石くらいで作れる。
    ただし、もう一つ探索とギルクエでしか出ないイャンクック亜種の素材も必要なので注意。
    現在はイベントクエストでも戦えるため、ギルクエなどをわざわざ探す必要はなくなった。

MHX

  • ハンターナイフLV6から強化、もしくは直接生産することで入手できる。
    火竜夫婦の紅玉をそれぞれ1つずつと、今作復活を果たした、嵐の化身の角を2本使用することで、
    ようやく、最終段階の「マスターオデッセイ」まで強化することができる。
  • マスターオデッセイの性能は
    • 属性武器で十分な攻撃力210
    • 水属性30
    • 素で短い青だが、匠で白40
    • 会心率0%
    • スロット1つ
    やや物理重視ながらバランスが取れてはいるものの、
    素材を贅沢に使ったにしては少々物足りない性能である。
    今作の水属性片手剣はこれを含めて8本も存在し、
    くれなゐの色扇の薄重」と「ロアルドスクロウ」の2本がこれに近い性能を有している。
    特にロアルドスクロウは作成が簡単かつ水属性片手剣で最高の属性値とスロット数を誇る強敵である。
    決して弱くはないが、彼らと比べると作成難度や時期で遅れを取っているため
    マスターオデッセイに手を出すハンターは少ないだろう。
    とはいえ大きく離されている訳でもないので、外見の好みで選んでも十分実用には耐え得る。
  • ちなみにMH3シリーズに登場していた「闘士の剣」は、ハンターナイフの最終強化の銘として使われている。

MHXX

  • マスターオデッセイを限界突破、さらに究極強化することでアガメムノンという新たな名前を得る。
    聞き慣れない単語だがオデッセイと同じくギリシア由来で、神話に登場する英雄の名前である。
    とはいえ世界史などでは作者のアイスキュロスと合わせてメジャーな方である。
    • 属性武器としては高い攻撃力330
    • 少し伸びた水属性34
    • 素で白30、斬れ味+2で白20紫30延長
    • 変わらない会心率0%、スロット1
    物理重視型の属性剣として順当に強化された。
  • が、今回もアマツマガツチの素材とリオス夫婦の素材を要求される。
    しかも夫婦の方はこれまでの伝統なのかである。
    アマツもアマツでクエストが出現するのがHR70のため、前作に続き非常にハードルが高い。
  • ライバル達も当然強化されており、多少の性能差はあれど好みでどれを選んでも問題ないレベル。
    つまり前作と同じような状況に置かれており、わざわざこれを作るハンターは少ないと思われる。
  • 物理面も今回登場した二つ名・天眼タマミツネの武器に少しとは言え上回られており、
    しかも向こうは二つ名武器特有の狩技ゲージ上昇量UPの特典付き。
    どの狩技も有用な片手剣においてこのアドバンテージを取られるのは痛い。
    難関と知られる二つ名モンスタークエストの突破が必須になるため向こうも難易度が高いのだが、
    新たなライバルの登場によりさらに苦境に立たされている。
  • 一方で、繋ぎ武器と割り切って見た場合は使い出がある。
    G2到達段階でさしたるレア素材も要せずに限界突破可能で、その時点では高水準のステータスを誇る。
    斬れ味+2で早くも紫がでてくるのも有り難いポイント。
    斬れ味+1でもほんの少しだけ紫が出るので、ディノSあたりで頑張っている段階のハンターにはうれしい。
    最終武器として運用するのは趣味に近いが、G2~3を乗り切る中継ぎとして振るう分には悪くないだろう。
  • 性能面は上記の通りだが、最大の差別化点はやはり見た目だろう。
    タマミツネの片手剣を筆頭に、今作の水属性片手剣はクセの強い外見をしているものが多く、
    本武器のような正統派な見た目をしているものはとにかく少ない。
    ライバルが強敵なだけで性能自体も最終装備に名乗りを挙げられるだけのものは有しているので、
    正統派な見た目の水属性片手剣がほしい!という人には末永く使える相棒となってくれるだろう。

MHRise

  • MHWorldでは似たようなポジションのアクアメッサー系列が登場していたが、
    本作ではオデッセイブレイドが復活……というより、新生
    MHWorldのハンターナイフをベースにしたデザインに生まれ変わって登場している。
    ターコイズの刀身は相変わらずだが、今回は金属部分が淡い金色になっているのが特徴。
    • ちなみに本作では「水属性派生」という系統の名称が与えられている。
  • 入手できるのは上位に入ってからで、もちろん鉱石派生からの強化入手。生産も可能である。
    最初の段階ではそこまでレアな素材は使わないが、それでも生産なら竜玉を要求される。
    問題はIIとIIIで、IIは恒例になりつつある火竜系のレア素材、今回も火竜夫婦の紅玉が要求される他、
    IIIの方は新顔の水属性モンスターであるオロミドロのレア素材、黄玉が必要になっており、
    3種のモンスターの宝玉が必要と過去最強クラスの宝玉ボッタクリ剣と化している。
    • 発売時点ではレウスの片手剣レイアの片手剣も「II」の時点で強化が停止し紅玉を使わないため、
      片手剣で紅玉が必要なのはよりによってこのオデッセイだけになっている
      謎の伝統ここに極まれり……
      • Ver.2.0でクイーンレイピアが追加されたため雌火竜の紅玉に関しては唯一ではなくなったものの、
        同じく追加されたイフリートマロウは何故か火竜の紅玉を使用しないため、
        相変わらず火竜の紅玉を使用する唯一の片手剣となっている。
  • 最終強化のマスターオデッセイの性能の方は、
    • 控え目の攻撃力170、会心率0%
    • 水属性片手剣では最高の属性値33
    • 斬れ味は素で並程度の青ゲージ、匠で控え目だが白が出る
    • スロットはありがたいLv3×1
    このように属性特化型に仕上がり、属性重視型の片手剣全体と比べてもなかなかまとまりのいい性能と言える。
    ……のだが、本作の片手剣は片手と揶揄されるほどに盾特化、ひいては物理特化が主流となっている。
    これにはそもそもスキル事情として物理特化の方が組みやすいことや剣で重要な斬れ味の補強が難しいこと、
    あるいは属性武器の強化が早く終わってしまうなどの諸々の事情があるのだが、
    加えて水属性弱点のモンスターが少ないことはこの武器にとっては厳しいところである。
    • アップデートで剣運用を補助する斬れ味の補強はしやすくなったが、
      一方で水属性を弱点とするモンスターについてはテオ・テスカトルと、
      龍以外の全属性が通る奇しき赫耀のバルファルクが追加されたのみとなっており、
      やはり活躍の場にはあまり恵まれないままである。
  • 百竜強化は防御力強化III、竜種特効、弱点特効【属性】の3種類。
    現在の片手剣ではこれとセクトウノルージュ、龍天剣ヴァミリオルグのみの竜種特効は○竜種へのダメージを増やすが、
    水弱点で言えばラングロトラとテオ・テスカトル、奇しき赫耀のバルファルク以外は全て竜であるため汎用性は高い。
    弱点特効【属性】は属性肉質の弱点に対し属性ダメージが増加する効果で、
    属性特化型のこの武器なら、部位を選ぶことで大きなダメージが期待できる……と思いきや、
    発動条件(属性肉質25以上)を満たす部位があまり多くないという難点があり*1
    使いにくさが目立ってしまう。
    • いっそ派生元の闘士の剣から攻撃力強化IIを引き継ぐ手もあるが、
      オデッセイブレイドは一発生産が可能であるため一度派生すると強化の巻き戻しが出来ない点に注意。

MHR:S

太陽の輝きで清流の如く透く
翡翠の刃は滔々と流れ大河の
ように快闊な一振りをかざす。
(オレステイア・オレステイア改)

泡沫の夢のように儚く消える
細波よ、この刃に集い湧き
渦巻いて一切を押し流さん。
(アガメムノン)

  • MR強化として「オレステイア」が登場。
    城塞高地に行けるようになった段階でセントリア鉱石を用いて強化可能。
    攻撃力280、デフォルトで青ゲージは相変わらずだが、属性がなんと水属性53まで大きく伸びた。
    スロットLv3は健在。また百竜装飾品スロットもLv3であるのもありがたい。
  • M★5で覇王の証を入手すると「オレステイア改」へ強化可能になる。
    ……察した方も多いと思うが、今回も火竜夫婦のを両方要求される
    ただし今回のオデッセイはひと味違い、天鱗2枚要求に見合うだけの性能はちゃんと持ち合わせている
    攻撃力310と標準レベルの数値は確保し、デフォルトでそこそこの白ゲージ、匠Lv4で紫ゲージも出る。
    そして何よりも圧倒的な水属性61のインパクトが凄まじい。
    水弱点のモンスターがやや少ないのは相変わらずだが、
    ヤツカダキ亜種やテオ・テスカトルあたりには覿面の効果を発揮する。
  • ラスボスクリア後、MR30の緊急クエストをクリアすると解禁される傀異化EX★3の素材「傀異化した鱗」で
    いよいよ最終強化「アガメムノン」が登場する。
    • 攻撃力320。属性武器の標準程度には高い。
    • デフォルトで白ゲージ、匠Lv3以上で紫ゲージ
    • スロットは変わらずLv3×1、百竜装飾品スロットもLv3
    • そして圧倒的な水属性67
    物理性能が属性武器の標準程度にはあるにもかかわらず、なんと本作の全片手剣第2位の圧倒的な属性値
    水属性攻撃強化Lv5と連撃Lv3を揃えたときの属性値は空前絶後の99に到達する。
    ここまで属性値が高いとあまり属性向きの肉質をしていないマガイマガド相手でも十分過ぎる威力を発揮できる。
  • 欠点はやはり斬れ味がやや恵まれていないこと。
    紫運用するにも白運用するにも長さが微妙に足りておらず、斬れ味対策スキルが何かしら欲しい。
    • また他の水属性武器も全体的に優秀で、水刻ロアルドロス改はスロットLv3-1-1、
      デュアルシザーはスロットLv4-2と拡張性で更に上を行く。
      属性値でこそ大きく水を開けているが、斬れ味や物理性能でもやや上を行かれている。
      特に水刻ロアルドロス改は攻撃力・斬れ味で此方を上回るうえに、属性値も水属性51と十分な数値を持っている強敵。
      今作では属性が強化されたとはいえ、物理性能の差は無視できるものではないため、
      総合的な性能ではロアルドロス武器に軍配が上がる点には注意。
    • またオデッセイブレイドIから一発生産での逃げ道がないため、宝玉3~4種・天鱗2種が絶対に避けられない。
      やはり本作の全片手剣でも頭1つ抜けた制作難易度が最大の難点と言えるだろう。
    • 傀異スロット拡張による斬れ味ボーナス込みの話にはなるが、同条件の水属性片手剣の中で最も白+紫の長さを短くできる。
      そのため現在では研磨術【鋭】運用に最も適した水属性片手剣となった。
  • 度重なるアップデートにより段々と属性値が強化されていったのだが、
    Ver.15の傀異錬成で属性値は脅威の120まで到達。
    これにスキルの属性値強化や奮闘、盟勇の狩猟笛によるサポートも加えると
    属性値はついに大台の200を超えることも珍しくなくなった。
    新たに追加されたスキルの狂竜症【翔】と合わせ、風車を連打する構成も面白いだろう。
    頭を抱えていた作成難度も、傀異研究所の交換で気軽に天鱗が交換できるようになり少しはマシになった。
    そこまでしても水属性を担ぐ相手が少ないというのが最大の欠点かもしれない…。
  • 今回新たにオレステイアとアガメムノンの解説文が用意された*2
    内容は上記の通りなのだが、アガメムノンのそれはまるで魔法の詠唱のような文となっている。

関連項目

武器/ハンターナイフ - 外見上のこの武器のベース
武器/マレカリンガ - 水属性の金属製片手剣


*1 泥纏い時のボルボロスとジュラトドスは全身に有効だが、反対に泥が剥がれてしまうと水属性自体が通らない。
*2 オレステイアは新規武器、アガメムノンは究極強化共通の解説文だった