ローゼン系と一線を画す炎のように激しい狩猟笛。
棘竜の魂の叫びを聞け。
目次
概要
- MHFで登場した、棘茶竜エスピナス亜種の素材を用いられて作られた狩猟笛。
エスピナスの素材から生産できるローゼンギタレから派生し、
カクトスギタレ→カクトスムート→カクトスゼーレと強化される。
見た目はまんまギター…ではなく4弦なのでベース。音色もベースであり、かなりかっこいい。
- 武器の説明文には「棘竜の魂の叫びを聞け」とある。
使われているのは亜種素材なので、叫びとはやっぱりアレなのだろうか…?
性能
MHF
- エスピナス武器らしく火と毒の双属性で、とても使い勝手のいい狩猟笛である。
- 攻撃力は1092と及第点、そして会心率35%とトップクラスの高さ。
- 属性値は火350、毒150となかなかのもの。
- 斬れ味レベル+1で出る白も長めで、スロットも1ある。
- 旋律は紫・青・赤と使いやすい
高性能な優秀な火属性狩猟笛が少なかったころは、最強の火属性笛と言われることもあった。
特にシーズン7.0で双剣が弱体化される前は、火力と旋律面両方とも優れていたため大活躍であった。
MHF-G以降もHR5(旧HR100)付近で作れる火属性笛としてはシンプルに強力だったため、
狩猟笛がメインならお世話になったハンターも多いだろう。
- これだけの高性能であるが故なのか、
2段階目のムートの時点から飛竜種の重頭という妙に出にくい素材が要求され、
最終強化のカクトスゼーレには飛竜種の真髄と古龍素材が用いられる。
とはいえ、真髄自体は音無珠Gのための上髄を集めていれば自然と目標数に届くし、
古龍素材も尖爪と鱗という非常に集めやすい素材なので何回か連戦すれば簡単に強化できるだろう。
- なお、通常種素材を使ったローゼンギタレ(ムート、ゼーレ)、
希少種素材を用いたペルレギタレ(ムート、ゼーレ)も存在する。
特にペルレゼーレはカクトスゼーレをも超える攻撃力と属性値をもつのだが…
いかんせん両方とも赤旋律がないため見向きもされない。
- MHF-G以降はエスピナス亜種にも特異個体やG級個体が実装されたが、
この武器のHC武器やG級武器版が実装されることはなかった。
MHR:S
ローゼン系の狩猟笛と一線を
画す、炎の様に激しい狩猟笛。
一定の確率で毒属性も与える。
(カクトスゼーレ)
- 棘茶竜の参戦に合わせ、当武器もMHR:Sに参入。
一発生産かローゼンギタレからの派生強化で入手可能。
今作では強化前にあたるカクトスギタレ(ムート)が存在せず、カクトスゼーレのみの登場となる。
- カクトスゼーレの性能は、
- かなり低い攻撃力280、それを補う会心率20%
- 高めの火属性42
- 素で紫20、匠でさらに延長
- スロットはLv4-Lv1-Lv1
- 百竜装飾品スロットはLv3
- 攻撃力UP、斬れ味継続回復、風圧無効
有志による検証では毒属性値25と推測されており、
MHF時代を彷彿とさせる火と毒の双属性武器と言っても過言ではない。
攻撃力UPや斬れ味継続回復といった重要な旋律を青、赤に持っており、
手軽に演奏できるのも心強い。
- 火属性笛の中では属性値は高め…ではあるのだが、それに比してさすがに攻撃力が低過ぎるのが課題。
攻撃力UPを演奏してようやく素の火属性笛とトントンといったところなので、
物理火力では無属性武器を脅かしかねない蛮炎笛ロギンコルヌ改には流石に敵わず、
火属性特化笛とするとツィノフランフラップの壁が厚い。
一方で火と毒の双方に弱い相手としてはフルフルやシャガルマガラなどがおり、
それらを相手取るにはこちらも選択肢となるだろう。
ただし天廻龍は毒こそ効くものの効果時間は短いため、攻勢との相性が悪い点に注意したい。- 斬れ味継続回復旋律があるため、斬れ味ケアを最低限に留めて火力スキルに全振りするのが良い。
毒属性のダメージ自体はMRでは多いとは言えないが、攻勢と蓄積時攻撃強化を適用できるため、
属性武器でありながら採用可能な火力スキルが2つ増えているという見方ができる。
いずれにせよ他の武器とは使い勝手が大幅に異なるため、専用のスキル構築が必須となるだろう。
火属性笛では唯一Lv4スロットを備えているので、重いスキルを積みやすいのは明確な利点。
- 斬れ味継続回復旋律があるため、斬れ味ケアを最低限に留めて火力スキルに全振りするのが良い。
- また、斬れ味継続回復旋律と攻撃力UPの旋律を両立しているのはこの笛が唯一である。
…つまり、他の斬れ味継続回復笛は共鳴音珠をわざわざ置かないと攻撃力を上げられないのが、この笛は不要。
砥石不要かつ音珠不要でかなりストレスフリーに戦えるのがこの笛の大きな長所。
但し属性笛ではあるので、他の部分でストレスフリーに扱える分鉄蟲糸響打は忘れずにかけて戦おう。
- 以上のように攻撃力の低さがネックとはなるが、作成可能時期はMR10とかなり早い。
強化であればレア素材を用いないため、棘茶竜を倒せる実力があるなら作成しておくとよいだろう。
火属性弱点の傀異化モンスター相手に役立つはずである。- 同時期に作成できる武器としてはゴルトリコーダーも存在する。
あちらは素で白ゲージかつ攻撃力UPを吹けないため、
スキルを考慮しない場合の旋律込みでの総合火力ではこちらが優位に立つ。
- 同時期に作成できる武器としてはゴルトリコーダーも存在する。
- PTプレイでは火属性笛唯一の斬れ味継続回復旋律を活かし、
逃げ場のない闘技場タイプのクエストなどで味方の剣士を補助することができる。
ただし野良ではガンナーも非常に多いため、PT次第では即持ち替えることになる場合も覚悟しておくこと。- Ver.15にて登場した強敵である傀異克服シャガルマガラは、
通常個体と同じく火および毒属性が非常に有効なことから、
剣士のサポートもかねてこの武器を採用するのも手。
ただしソロだとどうしても低めの攻撃力が響くため、
少ないチャンスをしっかりものにしていかないと討伐は難しい。
やはり真価を発揮できるのは剣士PTプレイ時と言えるだろう。
- Ver.15にて登場した強敵である傀異克服シャガルマガラは、
- 最終アップデート後の環境では血氣覚醒Lv3との組み合わせも面白い。
部位が被る天衣無崩の斬れ味ケア性能が高すぎるため、他の笛では発動してもLv1止まりになるところ
実質的に斬れ味無限のこの笛なら無理なくLv3を発動して戦い続けられるのだ。
プライマルの豊富なスロットと傀異錬成と護石でスキルを盛れば、最大30秒と瞬間的ではあるものの
まるでメガフレアを体現するかのような、おぞましい属性値を叩き出すことができる。
- 三音演奏を行うと、ローゼン系と同じくエスピナスのテーマとなった終わりなき迷路のアレンジを奏でる。
こちらは、通常種武器よりも歪みの効いたよりロックなサウンドとなっている。
興味のあるハンターは、聴き比べてみるのもいいだろう。
余談
- ちなみにギタレ、ムート、ゼーレはすべてドイツ語であり、
それぞれ「ギター」、「勇気」、「魂」を表す。カクトスゼーレ=サボテンの魂である…あれ?
関連項目
モンスター/エスピナス亜種
武器/エスピナ武器
武器/ローゼンギタレ - 通常種武器