武器/ガイラソード
Last-modified: 2025-02-18 (火) 19:39:03
目次
概要
- MHWorldで登場した古龍、マム・タロトを調査することによって得られる太刀。
既存の武器をマム・タロトの金属片で加工することによって製作されており、
マム・タロト素材の特性を残しつつ他のモンスター素材の性質を加えたものはRARE7、
素材に秘められた力を残しつつ錬成に成功したものはRARE8の武器に分類される。
また研究段階であったり、素材の特性を完全に引き出せなかったものはRARE6の「金色の太刀」となる。
さらに、歴戦王マム・タロトから得られる特別な金属片から作られ、
秘められた力が極限まで高められているものはRARE8の「皇金の太刀」と称される。
武器の属性や追加した素材によって、武器名の後ろに様々な二つ名が付与される。
- レア度8の見た目は金ぴかで豪華絢爛な鉄刀。
レア度7の他モンスターの性質を追加したものはそのモンスター素材の装飾が施される。
性能
- Ver.5.00より前は、今作の太刀の中でも最強とされる天上天下無双刀、
及びカラミティペインを物理火力で超える性能を持つガイラソードは存在しなかった。
そのため、太刀使いが躍起になって鑑定武器を集めていることは他の武器に比べて少なかった。
その後、Ver.5.00で追加された新たなガイラソードは物理性能が非常に高く、
これらに比肩もしくは凌駕する可能性を持つ。
- また、属性火力についても考慮すれば話は別になる。
各属性に関しては既存の武器を上回るものがほとんどであるため、収集する価値がないわけではない。
これは鑑定武器系自体が基本属性重視であることも影響している。
ガイラソード・RARE8
- これらはガイラシリーズの最高レア度の8の武器となる。
性能は以下の通り。一番下はベースの武器。
と、どれも属性重視の武器となっている。
覚醒は必須だが、属性値はかなり高めとなっている。
特にガイラソード・麻痺は、唯一の麻痺属性太刀だったダークシミターのほぼ完全な上位互換となる。
追加されたガイラソード・火は属性値が非常に高いだけでなく物理性能も非常に高い。
ガイラソード・RARE7
- これらはガイラシリーズの最高レア度から1ランク下のレア度7の武器となる。
性能は以下の通り。
- ガイラソード・掻、及びガイラソード・黒甲は、それぞれ今作初の覚醒不要の睡眠、麻痺太刀である。
ガイラソード・風漂はレイ=スティーラーのカスタム回数と斬れ味を増やした性能をしており、
完全な上位互換となっている。
また、一部はベース武器が骨派生であったことから、ある種新規デザインといってもいい。
皇金の太刀
- 歴戦王マム・タロトと共に登場した武器群。武器スキルとして会心撃【属性】or【特殊】が付与されている。
全ての武器に会心撃が付き、元がRARE8の武器は素で属性が出ている代償に数値自体は弱化、
RARE7の武器はカスタム強化回数と防御ボーナス以外はほぼ上位互換となっている。
同じ鑑定武器ということでガイラ火の存在が気になるところだが、気刃兜割には属性にマイナス補正がかかるため
無撃ガイラ火には敵わないが、それ以外の攻撃なら同等以上のダメージが出せることも。
MHW:I
- MHW:IではVer.13.50でマスターランクのマム・タロトが実装され、その素材で強化が可能になった。
最大値のLv5まで強化した際の大まかな特徴は
- レア度が一律4上昇
- 攻撃力上昇は(元々の)レア度8が+297(武器倍率+90)、レア度7以下が+231(武器倍率+70)
- 属性値は通常属性が+150、状態異常属性が+120
- ゲージは最大まで伸びるが、色の最大値は上位から据え置き(各色の長さは若干変化する)
- 会心率とスロットは据え置き、防御力は皇金武器含め+20
- 金色、ガイラ武器には新たに「爛輝龍の真髄」が1部位分付与される
- パーツ強化可能
となっている。
- 無属性強化の弱体化と強化量が一律であることが重なり、ガイラ武器の需要は属性解放での運用含め低下。
対照的に、属性値上昇の恩恵が大きい「会心撃」を持つ皇金武器の評価が上昇した。
個別性能
- ここでは、鑑定太刀の中でも火力面やその他の要素で特に注目されたものをとりあげる。
MHWorldとMHW:Iでは強化によって評価が一変しているので、
その点にも注意しておきたい。
MHWorld
ガイラソード・毒
- 覚醒が必要だが高い毒属性と、属性武器としては高めの攻撃力に10%の会心率がつくレア度8のガイラ太刀。
太刀の手数でマルチでも複数回毒状態にできるサポート能力と火力を両立していたが、
天上天下無双刀やカラミティペインに存在ごと食われ気味だった。
- 業物でありながら使用頻度の少ない太刀だったが、のちのアップデートで追加されたモンスターの防具により
彼は弾けた。
ドラケンシリーズのシリーズスキルの一つ、達人芸との組み合わせにより、
匠レベル2から白ゲージが出る上に素で会心を持つこの太刀は、
継戦能力の高い無属性太刀に生まれ変わったのである。
- カラミティペインはマイナス会心が大きく、達人芸運用する場合、会心系スキルを多数積む必要がある。
無属性太刀最強格の天上天下無双刀は高レベルの匠を必要とし、
そこに無属性強化もいるためスキル構成を圧迫しがち。
一方、スキル自由度の高いガイラソード・毒ならば
フルチャージや挑戦者などのスキルで火力を補うことも可能であるし、
素の会心を生かして斬れ味が落ちないようにすることもできる。
入手難度こそやや高いが、新たな運用法が見出され、
快適な狩りができる無属性太刀として差別化された……はずだった。
ベヒーモス追加からわずか2週間後、ガイラソード・火が現れるまでは………
あっちが天上天下無双刀なら、こっちは三日天下無双刀である。
ガイラソード・火
- Ver.5.00より追加された、新たなレア度8のガイラ太刀。
かなり高い攻撃力660に加えて斬れ味は素で白ゲージ40、覚醒で非常に高い火属性を得る。
何といっても目に付くのは非常に高い物理性能。
匠無しでの物理期待値は上位の全太刀中トップ*1であり、匠有りでもこの武器を超える物理期待値を持つのは
後述する天上天下無双刀とカラミティペインのみ。
それらと違って素で白ゲージが40もあるので、構成の自由度は圧倒的にこちらが上。
特に達人芸との相性は良好で、匠を完全に切ってスキルを自由に組むことさえ可能。
おまけにレベル3のスロットを持つので、防具のスロットに頼らず無属性強化を発動できる。
相手の火属性肉質に応じて覚醒と使い分けよう。
本武器の登場により、上述したガイラソード・毒はあっという間に鳴りを潜めることになった。
- 覚醒で出現する属性値は火属性中どころか全属性太刀中トップ。
他の火属性太刀は匠があってもこちらより斬れ味が劣悪で物理性能でもこちらを超えられないこともあり、
覚醒が必須な事を考慮してもこちらの方が性能が上といえる。
物理太刀としての比較対象となるのは、共に最強とされる天上天下無双刀とカラミティペイン。
- 天上天下無双刀はこちらより攻撃力が高いが、斬れ味はこちらと比較にならない。
匠レベル5を付けた天上天下無双刀と攻撃レベル3を付けたガイラソード・火の性能がほぼ同じになるが、
比べるまでもなく攻撃の方が軽く、そもそも会心100%かつ達人芸を発動させる場合は匠をレベル5にはできない。
とはいえ、剛刃研磨を用いた構成などで白がほんの少しでもあればいい場合には匠をレベル3で止められるので、
構成次第ではそこまで差が無くなることも。
- カラミティペインはカスタム強化の回数がこちらより一回分多く、匠レベル1から白ゲージが出るので
スキル負担の差が小さい。
あちらが多少の龍属性を持つこともあって龍弱点の相手にはあちらの方が強力であることが多い。
相手によって使い分けるといいだろう。
- 通称は「ガイラ火」、または火属性の太刀ということで「日立」*2とも。
皇金の太刀・屍套
- 歴戦王マム・タロトの登場とともに追加された太刀。
ほぼガイラ火一強だった太刀事情に一石を投じたその性能を改めて確認すると
- ガイラ火より少し高い攻撃力677
- 優秀な会心率15%
- 斬れ味は素では青だが匠2から白も出現
- スロットはLv1が1つ
- 太刀でも実用的な龍属性330
- その属性値を活かせる武器スキル、会心撃【属性】
となっている。
- 優秀な会心率と属性値、さらに武器スキルのおかげで、龍弱点の相手には
無属性強化を付けたガイラソード・火を上回る火力を叩き出すことが出来る。
- 素の会心率が高めなため、渾身に頼らずとも会心率100%を達成できるのも嬉しいところ。
匠こそ必要ではあるが、スタミナを消費する見切り斬りの斬撃の会心率もしっかり上がるので
ある程度、斬れ味白を維持することは難しいことではない。
- 本作のエンドコンテンツの中では龍弱点の古龍に挑むことも多く、
太刀使いならぜひ入手しておきたい一振りである。
- もっとも、龍属性ということでカラミティペインの存在もちらつく。
古龍の肉質において龍属性は第二弱点以下であることがほとんどであり、
龍属性武器に求められるのは属性値よりも龍封力である場合が多い。
あちらは物理火力でガイラソード・火にも匹敵しながらそこそこの龍属性も持ち、
マイナス会心やスロット無しは手痛いが、その分龍封力や斬れ味がこちらよりも優秀である。
- 実は、古龍相手よりも火竜やイビルジョーを相手にする方が真価を発揮できる。
古龍にしてもゾラ・マグダラオスやゼノ・ジーヴァなど調査クエストがない個体の方が相性はいい。
MHW:I
- MHWorldでは無属性武器のガイラシリーズが主に注目されたが、
無属性強化が弱体化されたことやガイラシリーズがそこまで強く強化されなかったこともあって、
MHW:Iではがらっと評価が変わっている。
皇金の太刀・屍套
- MHWorldでは最強格として持て囃されたが、MHW:Iでの評価はどうか。
Lv5まで強化した詳しい性能は下記の通り。
- 高い攻撃力974
- 優秀な会心率15%
- 斬れ味は匠無効の白40
- かなり高い龍属性480
- Lv1スロット一つ
- マム武器特有の防御力ボーナス+20
- RARE12なのでカスタム枠は6
- パーツ強化対応
- まず攻撃力は太刀全体で見てもかなり高い部類で、これより攻撃力が高いのは、
赤龍武器か砕光武器ぐらいである。
パーツ強化で攻撃力を底上げしてやれば攻撃力はちょうど1000に達し、
砕光武器を僅かに超えて赤龍武器に僅かに劣るくらいまでは上昇する。
- 15%もの会心率もかなり役に立つ。
100%には残り85%上げてやればよく、攻撃Lv4以上、弱点特効Lv3、見切りLv6でこれは達成可能。
また、常時怒り状態にもっていけるならばカブカカブテンプレを用いて挑戦者Lv7が加わり見切りはLv2で十分。
狙う部位に依存しない、弱点特効を利用しないのなら
斉天シリーズと合わせて渾身Lv5と見切りLv7を使うのもいいだろう。
カスタム強化で会心率強化を施せば会心率は105%となり、常に会心を出し続ける事も可能となる*3。
- さらに龍属性480はこれまた高い数値であり、物理重視の武器種といえども火力に貢献できる。
特に龍属性弱点のモンスターにはこの高い龍属性が活きてくる。
ここに会心撃【属性】が発生することでダメージはさらに上昇する。
- 斬れ味は白40で延長不可と少し心許ないが、大流行中の達人芸はもちろん、
キレアジの上ヒレの入手性大幅緩和によって剛刃研磨も採用でき、ネックにはなり得ないだろう。
- 対抗馬になりそうなのはやはり赤龍武器と砕光武器。
砕光武器には基礎攻撃力で勝っても斬れ味補正で逆転されてしまい、
赤龍武器には白運用でも紫運用でもそもそも負けている。
しかしながら、こちらには高い龍属性と会心率、スキルの会心撃が備わっており、
物理火力がものを言う兜割りでも少し劣るくらいで大差にはならない。
物理肉質が低い相手には属性のダメージが大きいこちらに分があると言える。
また、スロットは赤龍武器がLv4、砕光武器はLv4+3とリードされているのだが、
会心率を先に上げておいたと考えれば結局差はない。
- なお、同じ龍属性には滅尽の一刀【絶】もいる。
斬れ味は同じ白で攻撃力はこちらが勝るが、あちらは斬れ味系スキルを積む必要がなく
スキル構成の面での自由度を活かすことにより、物理火力で迫ってくる。
一方、あちらの属性値はフォローできないほど極端に低いため、やはり龍属性の通りで差別化していきたい。
- 総じて、トップクラスの強い性能に強化されたと言えるだろう。
赤龍武器や砕光武器があれば困りはしないが、運良く入手しているハンターは強化しておいて損は無い。
皇金の太刀・火
- 具体的な性能は以下の通り。
- 不足はない攻撃力924
- 皇金武器の中でも最上級に高い会心率20%
- こちらも高い火属性540
- スロットはなし
- かなり長い白ゲージ80
- マム武器特有の防御力ボーナス+20
- レア12なのでカスタムは6枠。パーツ強化可能
- 武器スキルに会心撃【属性】
素の性能だけ見ても、生産武器の火属性太刀よりは頭一つ秀でた性能を持っているが、
パーツ強化、カスタム強化で性能を引き延ばせばトップクラスの性能の武器となる。
- そして、強調したように長い白ゲージ80も総合性能を高くしている。
通常、斬れ味消耗の激しい太刀では達人芸で運用するのが普通なのだが
この長さだと達人芸は最早必要ないとまで言える。
キレアジの上ヒレの入手がかなり簡単になったことも、達人芸要らずにさらに拍車をかけている。
- 火属性もかなり高く、これより高いのは生産武器の蛮顎竜ノ激牙IIと、
覚醒能力を全て属性強化に振った場合の赤龍武器ぐらいである。
この武器たちも総合性能は皇金火を下回るうえ、会心撃【属性】も考えればこちらが上だと言える。
- 達人芸を使わない場合のスキルの選択肢としては属性値を後押しする龍脈覚醒や
生存スキルとの両立が容易な耐性変換【属性】との相性がいい。
上記2種のスキルは3部位だけで十分にシリーズスキルを活かせるので、
残り2部位に挑戦者・極意を採用して物理火力を底上げすることもできる。
- 実際、ネロミェールは通常個体では肉質が硬くても、
クラッチクローで傷をある程度維持できていたため物理特化でよかったものの、
歴戦王個体ではクラッチ対策の行動パターンで傷つけ維持が難しく、肉質が柔らかくなるが属性が通りにくい状態でも
すぐ水を吸収されることで解除されるため、皇金火と龍脈覚醒を合わせた装備が人気となっていた。
- のちに実装された煌黒龍アルバトリオンでは属性武器による抑制が必須であり、
氷活性状態からスタートする明けの死星ではこの武器が推奨されている。
任務クエストや宵の恒星では皇金の太刀・風漂が採用されるのだが、
あちらは物理性能が低く、基本的には明けの死星の方がダメージは高くなる。
- 皇金の太刀・風漂には後に追加されたアデュラルエッジというライバルもいる。
総合性能では皇金の太刀・風漂のほうが上なものの、狩るだけで考えれば微々たる差であり、
アデュラルエッジの方が作成難易度は低い。
一方、こちらは作成難易度こそ高いものの生産武器では追いつけないほどの性能を有しており、
この点でも皇金の太刀・風漂よりも需要が高いと言える。
関連項目
モンスター/マム・タロト
武器/マム・タロト武器