火山帯に生息する獣竜種、ウラガンキンやその亜種の素材から作られる武器群。
目次
概要・性能
MH3~MHXX
- 非常に重いウラガンキンの素材を使って作られた武器。
とてつもない重量を誇るが、それ故に規格外なまでの凄まじい攻撃力を秘める傾向がある。
数値だけならカテゴリー中最強という武器も少なくなく、その圧倒的な数値には誰もが目を見張る。
また、素材の持つ圧倒的な硬度からか、防御力を大きく上昇させる効果を持つものも多い。
その上でスロットを持っていたり覚醒で強力な属性が出たりと、基本的なステータスはかなり高い事もある。- 超重量という設定どおり、ウラガンキン武器は甲殻の質感や重量感が溢れる武骨な武器が多い。
実際ハンマーに至っては全てのハンマーで最も重いのはウラガンキン系統のものなのだという。
さらに、一部の作品で登場するオトモ武器、ガンキンネコ鉄塊でも同様の説明がなされている。
- 超重量という設定どおり、ウラガンキン武器は甲殻の質感や重量感が溢れる武骨な武器が多い。
- そんなウラガンキンの武器だが、
どれもこれもその重量と威力のために極めて扱いが難しい武器とされており、
その設定が攻撃力以外のステータスに反映されてしまっている。
スロットが少ないだけだったり、会心率がマイナスだったりならまだしも、
中には実用に向かないほど斬れ味が悪かったり、
その武器カテゴリーの基本的な戦法がそもそも苦手だったりする事も。
ごく一部を除いてどの武器も一筋縄では行かず、使いこなすのは至難の業である。
特に斬れ味はごく一部の例外を除いて、大抵の作品・大抵の武器で作製を躊躇するほど酷い事が多い。
- その特性上、表示されている攻撃力に見合った活躍が期待できないものが多く、
全体的に使われる事が少ない武器群である。
しかし、全てが完全に残念性能なのかと言うと実はそうではなく、
スキルの構成などによっては他に類を見ないようなとんでもない武器に化ける事もある。
とにかく言える事は「この武器群は単独で使うべきではない」という事である。
普通に使えるのは全シリーズのガンキン武器を見渡しても極々一部。
- 通常種の素材で作られた武器は基本的に無属性だが、
亜種の素材で作られた武器は火属性を持つものが多い。
これは亜種の顎は打ち付ける度に発熱する特性を持ち、
その顎を素材として用いている物が多いためであると推測される。
なお、無属性武器の場合も覚醒を発動させることで主に火属性を得るが、
MH3Gのブラスナックル系統を覚醒させるととんでもないことになる。
また同じく3Gのギガスクラブ系統も覚醒させると睡眠属性を得る。
よく考えれば、3G初出の爆破属性はともかくとしても、睡眠ガスを操るウラガンキンの素材から作られる武器に
睡眠属性をまとうものがMH3・MHP3では一切存在しなかったのは不思議なくらいである。- とはいえウラガンキンからは睡眠袋のような睡眠属性に関わる素材が得られないため、
武器に反映されていなかったのも無理はないと言えるが。
- とはいえウラガンキンからは睡眠袋のような睡眠属性に関わる素材が得られないため、
- 3Gからだが、ウラガンキン武器はシリーズを経て、性能が改善されつつある傾向にある
(3Gではハンマーに片手剣、4では大剣など)。
今後も、ガンキン武器の性能にテコ入れが入る可能性も否定できないので、
「見た目は気に入ってたが、性能が…」という方は、次回作に期待してもいいかもしれない。- MHXでは性質に合ったスキルを得て、
MHXXでは斬れ味補正の格差の軽減によって相対的に立場が上がるなど、
その後も少しずつ実用性を上げていっている。
- MHXでは性質に合ったスキルを得て、
MHWorld
- MHWorldでは、太刀、ハンマー、スラッシュアックス、弓の四種類が登場。
弓以外は、汎用武器にウラガンキンの素材を張り付け補強した外観となっている。
亜種武器と同様に火属性を持ち、覚醒を発動する必要が無くなった。
MHF
- MHFではG9.1にて、穿龍棍を含む遷悠武器として登場。
高い攻撃力、それなりの火属性値、防御力補正を有しており、
おまけに最終的には空色ゲージまで出るかなり優秀なものとなっている。
また弓も凄まじく真っ当な性能に調整されている。
マイナス会心は一部の武器にのみ存在している。
宝纏武器
MHX(X)
- MHXから宝纏装備が登場。
「グロボ」の銘を冠し、長い緑ゲージにより鈍器向けに仕上がっていく。
武器の見た目は通常個体の物を紫に染めて宝石を散りばめた、という感じ。
見方によっては毒々しく見えるかもしれないが弓以外は無属性でありその弓も火属性である。
つまり通常個体の武器と大した違いがない。
宝纏ウラガンキンは宝石岩をばら撒き、その宝石岩からは時折睡眠ガスを発するため、
矛砕武器のようにこちらも睡眠属性が付与されてもよさそうなものだが……。
操虫棍は通常個体の武器が存在せず、新規にデザインされたものとなっている。
またヘビィボウガンも本作では通常個体武器が登場していないため新規武器と勘違いしそうだが、
こちらについてはデザイン自体は過去作のものをベースにしている。
- MHXXでは弓以外全て究極強化時の名前に「デアマンテ」が付く
(一応弓もデアコルダで要素は含んでいる)。
デアマンテとはダイアモンドのイタリア語読みで、
宝石を散りばめたような見た目の宝纏らしい銘になった。
- MHXでは鈍器使いと狩技ゲージ補正を考慮されたのかあまり攻撃力が高くなかったが、
MHXXは紫ゲージの存在や緑ゲージでの弾かれ易さを踏まえてか近接武器は非常に高い攻撃力を得た。
これにより、実用的な近接武器が拡散型LV4のガンランスくらいという悲惨な状況であったのが、
鈍器使いの仕様変更もあって他の武器種も何とか実用に耐えるよう改善された。- 特に、武器の基本攻撃力を参照する狩技を持つ武器種、
具体的には狩猟笛とガンランスは宝纏武器の中でも人気が高い。
単純な攻撃力だけでなく、
狩猟笛は音色が紫赤空と優秀でありながら攻撃力が他武器より10低いだけで収まっている点、
ガンランスは拡散型LV5と優秀な砲撃性能と高い継戦能力を併せ持つ点も見逃せない。 - 匠で出るゲージが全て青であり、期待値的には鈍器よりも高いため、
弾かれづらさも考慮してこちらの運用が推奨される武器種もある。- この運用だと岩穿武器がほぼ完全な上位互換になってしまうため、
岩穿武器が存在しないハンマーや操虫棍か、
差別化要素を持つ狩猟笛、ガンランス、スラッシュアックスに有効な運用と言える。
- この運用だと岩穿武器がほぼ完全な上位互換になってしまうため、
- 特に、武器の基本攻撃力を参照する狩技を持つ武器種、
特殊種武器
MHXR
- MHXRでは、原種と亜種に加え、特殊種であるウラガンキン輝岩種固有の武器が登場。
光の反射が激しい白銀の甲殻となっており、丁寧に磨かれた鏡を思わせるような美しさが特徴的。
また、一部は青いカラーリングとなっている。氷属性を宿している。
MH3G時点で登場している武器種の中では唯一スラッシュアックスのみ省かれてしまっている。
オトモ武器
- オトモ武器はガンキンネコ鉄塊やガンキンSネコ鉄塊として製作可能。
見た目は金色の棒にぶっといネコの像がしがみついているというハンマー系の武器。
同時期の武器よりもかなり攻撃力が高く、さらに防御ボーナスまで付くことが多い。
まあオトモの攻撃力なんてオマケみたいなものなので、そこまで気にする事ではないが。- …と思われていたが、作品を経るごとにオトモアイルーの性能が強化されていき、
とうとうMHXにてニャンターモードで操作キャラに昇進を果たした。
今作ではオトモアイルーの性能も非常に高く、ニャンターとして扱えばハンターにも引けを取らない。
つまり、オトモの装備も真剣に考える必要が出てきたのだ。
そして肝心のガンキンネコ鉄塊だが、やはり攻撃力106とかなり高く、防御ボーナス+5も付く。
なお近接攻撃特化型で、ブーメランよりは直接殴る方がかなり威力が高い。
しかし斬れ味は橙と全武器最低。斬れ味は初期武器のボーンネコピックより酷い。
さらに上位ウラガンキン端材を用いてガンキンSネコ鉄塊も登場。
近接特化の攻撃力140、そしてやっぱり斬れ味は橙。何も成長していない…。
そして獰猛化ウラガンキン素材の端材を用いた猛ガンキンネコ鉄塊は、
近接攻撃力166と順調に成長し超微量の睡眠属性もついた一方、斬れ味は…もはや何も言うまい。 - 幸いニャンターの攻撃アクションははじかれ無効のものが多い。
また、爆弾系のサポート行動は斬れ味補正、会心率を無視し、攻撃力のみが参照される。
そのため、うまく立ち回ればやってやれないこともない…と言いたいところだが、
結局は斬れ味補正を加味しての殴り性能の低さが足を引っ張ることになる。
サポートゲージを貯める上でも基本的には殴ってナンボなので、
平時の火力の低さはかなり響いてしまう。
どうしても実用したいなら、オトモスキル「匠の術」で斬れ味をマシにするのは必須だろう。
そこまでしても強くはないが。 - 続編MHXXではガンキンXネコ鉄塊と獰ガンキンネコ鉄塊が登場。
ここにきてようやく斬れ味がちょっとだけマシになった。
…G級でははじかれラインも上昇しているため、結局扱いづらいことに変わりはないが。
- …と思われていたが、作品を経るごとにオトモアイルーの性能が強化されていき、
- また、MHXからは宝纏の端材を用いて宝纏ネコ鉄塊系統が作成可能。
外見は美しく輝く宝石なのだが武器銘は鉄塊である。どういうこっちゃ
獰猛化端材版と同じく微量の睡眠属性を持ちつつ高い攻撃力を誇るものの、
結局斬れ味は橙。
S版では近接攻撃力は202と全装備で唯一の200越えを果たしたが、
青ゲージに換算すれば実はたったの121と下位クラスの火力しかない。- しかし、全く使い道がないわけではなく、サポート傾向ボマーと相性が良い。
睡眠属性がたったの8しかないため、寝かせるのは一度あるかないか程度でしかないが、
それ以上に大切なのは攻撃力の数値であり、この武器は全武器で最強の爆弾火力を叩き出せる。
それに加えて睡眠も狙えるのだから侮れない。
ただしPTに於ける爆弾メインの運用は相当気を使わなければ仲間に迷惑をかけてしまうこと、
そもそもMHXの環境ではブーメラン主体の戦法がほぼ一強であることを考えると、
この武器及び戦法を採用するのはかなりの茨の道と言える。
それでも追い求めたい浪漫があるというあなたは間違っていない - MHXXでは宝纏Xネコ鉄塊と宝纏XXネコ鉄塊が追加。
こちらも同様に斬れ味がいくらかマシになっている。
加えて宝纏Sネコ鉄塊の斬れ味がひっそりと調整され、こちらも黄色に。
XX版では近接攻撃力295に睡眠属性12と、惜しくも300越えはならなかったが順当に強化。
更にもともと高めだった防御補正が大きく強化され、XX版では+60というぶっちぎりの補正を手に入れた。
また、今作でのボマーニャンターの強化と爆弾サポート行動のゲージの仕様変更、
二つ名武器補正がニャンターにも適用されたことにより、
爆弾オンリーで戦うことが十分可能になり、割と実用的な武器になってしまった。
爆弾オンリー戦法を採用する場合微量とはいえせっかくついてる睡眠属性が死ぬが
- しかし、全く使い道がないわけではなく、サポート傾向ボマーと相性が良い。
武器一覧
通常種武器
武器種 | 初期段階 | 最終強化(上位) | 最終強化(G級・MR) |
---|---|---|---|
大剣 | ブラスウォル | グレンウォル | グレンウォルゼニス |
太刀 | ディアパゾン | グレンフォーク | グレンフォークゼニス |
片手剣 | ギガスクラブ | ギガスクラッシュ | 頑剣ギレオム |
ハンマー | ブラスナックル | 震鎚ギガス | 震撃鎚グロンド・ギガ |
狩猟笛 | ブラスゲニア | ギガスゲニア | 巨笛ギガスゲニア |
ガンランス | ブラスブルト | ギガスブルトラキス | ギガスブルトゼニス |
スラッシュアックス | モーターバースト | ギガントバースト | ギガントエンケラ |
穿龍棍 | 金棍オデス | 金砕棍グラン・オデス | |
ヘビィボウガン | ヴォル=ショット | ヴォル=バール | - |
弓 | ブラスコルダ | 重弓ヘラギガス | 剛重弓ギガントマキア |
アイルー | ガンキンネコ鉄塊 |
- ウラガンキンが纏う黄色系の金属を反映して真鍮(黄銅)を意味するブラスと名の付くものが多く、
重厚な見た目から強化するとギリシア神話の巨人であるギガス、ギガントの名を冠するものも多い。
亜種武器
武器種 | 初期段階 | 最終強化(上位) | 最終強化(G級) |
---|---|---|---|
大剣*1 | クラッグクリフ | 断崖剣ゴライアス | 絶崖剣タイタニアス |
太刀 | クロムマイト | クロムバルツ | |
ハンマー | メルトナックル | 爆鎚ジャイガン | 爆炎鎚ドジャイガン |
狩猟笛 | ドヴォンヴァ | ドズルヴォンヴァ | メルトヴォンヴァ |
ヘビィボウガン | ギガン=ショット | ギガン=バール | |
弓 | クロムコルダ | 鋼弓ダイダロプス |
二つ名武器
武器種 | 初期段階 | 最終強化 | 究極強化 |
---|---|---|---|
大剣 | グロボウォル | グロボウォルゼタ | ウォルデアマンテ |
太刀 | グロボパゾン | グロボフォークゼタ | フォークデアマンテ |
片手剣 | グロボクラブ | グロボクラッシュゼタ | クラッシュデアマンテ |
ハンマー | グロボナックル | 宝鎚グロボゼタ | 宝顎鎚デアマンテ |
狩猟笛 | グロボゲニア | グロボゲニアゼタ | ゲニアデアマンテ |
ガンランス | グロボブルト | グロボブルトゼタ | ブルトデアマンテ |
スラッシュアックス | グロボバースト | グロボバーストゼタ | バーストデアマンテ |
操虫棍 | グロボブロウ | グロボブロウゼタ | ブロウデアマンテ |
ヘビィボウガン | グロボ=ショット | グロボ=バールゼタ | バール=デアマンテ |
弓 | グロボコルダ | グロボコルダゼタ | 宝殻弓デアコルダ |
アイルー | 宝纏ネコ鉄塊 |
特殊種武器
武器種 | 名前 |
---|---|
大剣 | ジャイアントキリング |
太刀 | ブラックフォーク |
片手剣 | 巌剣ウルツァイト |
ハンマー | 皇鎚ギガギガス・極 |
狩猟笛 | 重笛ディープバス |
ヘビィボウガン | 十五式ギガントカノン |
弓 | 超弩弓ヘカトンケイル |