MHFに登場する穿龍棍。
色違いの「パローネ殴棍」も当記事で記す。
目次
概要
- MHF-G6にて実装された、キャラバンの気球を真っ二つにしたような形状の穿龍棍。
キャラバン殴棍Iを生産し、一段階の強化で最終形態のキャラバン殴棍IIとなる。
いわゆる準G級武器でありながら高い性能を有するが、作成難易度も相応以上に高い。
- MHF-G9では青い色の「パローネ殴棍」も実装された。
こちらはLv強化型G級武器となっている。
性能
キャラバン殴棍
- キャラバン殴棍II時点での性能は、
- 武器倍率にして500を超える攻撃力905
- 穿龍棍としては高い数値の麻痺240
- 素で70、匠で120の非常に長い紫ゲージ
- 麻痺穿龍棍としてはヴァシム・フワァールが非常に有名だが、
紫ゲージを備えるこちらの方が攻撃力は高い。
というより、物理ダメージだけなら実用的なゲージを持つ全ての穿龍棍の中でも1、2を争うレベルである。*1
麻痺値も斬れ味ゲージ長も僅かに劣る程度で、運用に影響が出るほどではなく、
斬れ味の段階で勝る事から、スキル等で武器倍率を上昇させる程に実際の攻撃力の差が開いていく。
事実上ヴァシム・フワァールの上位互換と言える性能である。
準G級武器としては数少ない、シジルが3個焼き付けできる武器でもあり、拡張性で劣るという事も無い。- あくまで物理性能が高いだけであり、当然これを上回るダメージを与える属性武器も存在する。
ヴァシム・フワァールの記事にもあるが、麻痺が有効でないケースも多々あるので、
必ずしもこれだけあればいいというわけではない。
- あくまで物理性能が高いだけであり、当然これを上回るダメージを与える属性武器も存在する。
- 難点は何よりもその入手難度。
必要な素材は、生産時に摩訶鉱石が60個、白銀結晶が15個、優玉が1個。
強化に摩訶鉱石が再度60個、黄金結晶が15個、至玉が2個。
優玉と至玉は該当ランクのG級モンスターを狩猟すれば労せず手に入るが、
摩訶鉱石・白銀結晶・黄金結晶の3つは、現状パローネ大航祭の航路ランキング報酬でしか入手できない。- 特に、現状のランキングシステム内でもっとも厄介なのが黄金結晶。
摩訶結晶と白銀結晶は、G級航路の航路ランキング10位以内に入れば少しは入手できるが、
黄金結晶だけは3位以内に入らないと入手できない。
しかも、1回運良く1位が取れただけでは素材が足りない。
完成までの素材を揃えるには、1位と2~3位を1回ずつか、2~3位を3回取る必要がある。
なお、この条件を満たすと自動的に白銀結晶も必要数が手に入る為、
最終強化を目標とするなら、追加で10位以内での入賞をする必要は無い。
この場合、4~10位への入賞では全く意味が無いとも言えるが。
- 期間内の総スコアを競う個人総合ランキングの報酬でないのが唯一の救いか。
航路ランキングならば、腕や装備、そしてやり込める時間が不足していても入賞の目が残されている。
- 特に、現状のランキングシステム内でもっとも厄介なのが黄金結晶。
- 上記の入手難易度故に、高性能でありながら一切指定には絡んでこない。
また、G級武器Lv50に匹敵する性能を持つが「G級武器Lv50ではない」ため、
知名度の低さ*2もあってGLv50指定に参加して募集主の承諾を得られるかは微妙なところである。*3
その為、レベルを明記せず麻痺穿龍棍を指定募集しても、
カドゥケウスLv50の方がまだ参加者の所持率が高い程であり、
他人が所持しているところすら見かける事は滅多に無い武器である。
- ちなみにこの武器に先立って、他のキャラバン武器も全てG級対応となったが、
他の武器はこの三分の一の素材数で強化できる。
つまり、3位以内に一度でも入れば強化完了であり、複数回の入賞が必要なのはこの武器だけである。
高性能故にという見方もできるが、他のキャラバン武器も概ねG級武器Lv50並の性能を有しており、
どちらかと言うとG級未満の段階をすっ飛ばしているので、その分を余計に要求しているものと思われる。
実際他の武器は、同じ段階まで強化する為にキャラバンクエストのクリア報酬限定アイテムや、
開拓遊び限定素材等を大量に使用する為、これはこれで非常に時間がかかる。
- なおG10を最後にパローネ大航祭が廃止されたが、上記素材は後継の歌姫狩衛戦で入手できる。
摩訶結晶と白銀結晶と黄金結晶はランキング報酬ではなく、歌玉の累計入手数で手に入るようになった。
ただし17万近くのスコアが必要になり、
仮に達成できたとしてもその報酬だけでこの武器を最終強化まで作ることはできないため、
誰にでも作れるようになったとはいえ凄まじい労力がかかることに変わりはない。
パローネ殴棍
- 上述したように、こちらはLv強化型G級武器となっているが、
厳密に言えばLv強化型G級技巧武器である。
こちらはパローネ大航祭の一定スコア時報酬「パローネ妖水」で生産できるため、
入手機会こそ限定されているが生産難度は高くはない。
- Lv50時の性能だが、
- キャラバン殴棍より大分低い攻撃力846
- 龍・水の100%複属性である響属性500
- 斬れ味レベル+1で空色ゲージが30発生
- 一見攻撃力でキャラバン殴棍より大きく劣るように見えるが、
空色ゲージの補正を考慮するとほぼ互角である。
また属性値も十分属性を考慮できるレベルで高い。
ただし空色ゲージが短いという欠点があり、業物+2があっても斬れ味が落ちやすい。
嵐ノ型で運用するか、巧流付き天ノ型で運用するなど工夫が求められる。
- この武器はG級技巧武器であると述べたが、
いわゆる通常のG級技巧武器として見ればこれが初である。
穿龍棍のG級技巧武器は改G級武器を含めてみればこの武器が4個目であるが、
いずれも改G級武器ということで作成難度が高い。
この武器はGR1から作成が可能となっており、
穿龍棍のG級技巧武器としては一番手を伸ばしやすい存在であるといえる。
G級技巧武器の特殊効果は、一般的なものは穿龍棍での恩恵は薄いが、
パローネ大航祭では非常に有効なものとなっている。
汎用性の高い響属性を持つことも相まって、大航祭での活躍が期待できる。
- なお強化には一般的なG級技巧武器同様「パローネの英知」が必要となる。
近年では揃えやすくなってきたものの、同時に複数個の武器作成となると少々厳しいものがあり、
他のG級技巧武器とどちらを優先して作成するかは悩ましいところ。
ちなみに空色ゲージはLv41まで出ないため、その辺りも少々厄介ではある。
- 生産素材のパローネ妖水はG10.1時点では新規入手手段がない。
ただし歌姫狩衛戦第0回では「毎日報酬」に同系統の「パローネ幻水」があり、
パローネ妖水も同じような方法で入手できるようにはなると思われる。