剛纏獣の豪然たる力が込められ
た片手剣。幅広で重量感のある
剣は、強烈な斬撃を放つ。
(ゴルム・ソード)
無駄な破壊を好まない、主を
守るための守護の剣。ただし、
仇なす者には容赦はしない。
(巨塊剣ゴルツニート)
王域三公の一体である剛纏獣ガランゴルムの素材を用いて派生できる片手剣。
目次
概要
- 見た目は苔むしたシンプルな鉄剣のようで渋い印象を受けるのだが、
実際装備してみるととにかくデカい。
納刀時にはハンターまるまる1人分横にはみ出す。これで拠点を歩いたら迷惑そうである。
まさに最終強化の銘「巨塊剣」のイメージ通りと言える。- ついでに言うと、効果音もデカい。
特に回転斬りのものが強烈で、およそ片手剣が出していい音量とは思えぬ爆音である。 - この武器に限った話ではないが、何故か旋刈りの効果音は普通の振りと同じ。
その「普通の振り」の音すらそれなりにデカいのがこの武器でもあるのだが。
ちなみに他に独自SEをもつ片手剣には、メル・ゼナのものがある。
- ついでに言うと、効果音もデカい。
性能
MHR:S
- MR3にてロアルドスクロウ改からの派生強化でゴルム・ソードが生産可能。
性能は次の通りで- 強化可能直後は最高クラスの攻撃力310
- 会心0%
- 優秀なスロットLv3-Lv1-Lv1
- 百竜装飾品スロットはLv3
- 長い青ゲージ、白は出ない
当然瞬間火力は他に譲るものの、なんといっても無属性で高火力でありながら会心0%という取り回しの良さ、
そして長い青ゲージによる継戦力が魅力。
この武器を上回る物理期待値を持つ武器でも、すぐに斬れ味が無くなってしまいこの武器以下に落ちるのが殆ど。
MR3時点では防具が整っていないこともありスキルでのケアが求められる武器は扱いづらいことも多く、
高い安定性を持ったこの武器はこの時点ではまさに破格の性能。
ていうか正直「これ一本で良いのでは?」と思った人もいるはず。- MR4でゴルム・ソード改へ強化。
まだまだ戦える攻撃力320に他の追随を許さないスロットLv3-Lv2-Lv1を備え、
青ゲージは更に伸びた。ただし相変わらず白は出ない。
攻撃力が順当に強化され、スロットは全片手剣で見ても優秀な部類。
最善手には届かずともあらゆる場面で汎用的に使っていける。
もちろんこの時点でも頭ひとつ抜けた性能なのだが、強化は一旦ここで止まるため
今後は徐々に他の武器が台頭してくる。
もっとも、それらの武器はレア素材を必要とするなど制作難易度が高く、
この武器をラスボスまでお供にするという選択肢も十分ありえる。
- 傀異クエスト解放後、傀異化した牙を使用し待望の最終強化巨塊剣ゴルツニートとなる。
その性能は- かなり高い攻撃力360
- 会心率はそのまま0%
- 更に優秀なスロットLv4-Lv2-Lv1
- 変わらなかった更に長い青ゲージ、白ゲージは出るようになったが匠Lv4から
皮肉にもMR中盤で大活躍した青ゲージが足を引っ張ることになってしまった。
単純な物理期待値では他の多くに敵うべくも無いので、
会心率0%や豊富なスロット、長い斬れ味の継戦力などを活かして快適性で差別化したい所…なのだが- まずカムラノ武器が立ちはだかる。
あちらはこちらより1少ないだけのスロット4-2に加え、百竜スロットも十分なLv2。
白ゲージの時点でこちらの青ゲージの期待値を上回り、白+紫の長さはこちらの青を超える100と
継戦力でも物理期待値でも敵わない。
もしどうしても百竜スロットLv3を必要としていたり*1よほどLv1スロットが枯渇していたりするなら
こちらにほんの少しの分があるが…。 - しかし最大の懸念はなんとブナハブラ武器*2。
属性武器にもかかわらず白ゲージの物理期待値がこちらの青ゲージを僅かに上回り、白60~80と継戦力も同等。
おまけにゴルム武器のウリであるはずのスロット4-2-1、百竜スロットLv3も完備。
その上匠で紫ゲージが出るのはこちらの白ゲージより早い。もはや手も足も出ない。
全く同じ物理重視の運用をしたとしても属性武器であるはずのブナハブラ武器
(特にこちらの青と同じ長さの白80を持つセクトトレスジョーヌ)が事実上の完全な上位互換になる。
言い換えれば、この武器を青ゲージ運用するなら
たとえ雷属性肉質が0の相手でも全く同じ装備でセクトトレスジョーヌを持った方が
一長一短どころではなく単純に強いのである。
心眼をつけていたら単純に上位互換とは言えなくなるが、それでこちらが上回れるかは別の話
当然属性運用をされたら更に差が開くため相当苦しい立ち位置になっている。
- これらの武器と差別化するのなら白ゲージ運用しかなく、実際白ゲージを出せればなかなかの物理期待値は出せる。
しかし、肝心の白ゲージが出るのは匠Lv4とあまりにも遠い。
匠Lv4ともなればスキルも圧迫するため拡張性も損なわれ、少しの白ゲージしか出ないため継戦力も失ってしまう…と
本末転倒な状況になってしまう。- 制作時期にも難があり、他の素材をすべて集めている前提なら
カムラノ武器は傀異クエストEX★1、ブナハブラ武器はEX★2で制作できるようになるのに対し、
ゴルム武器はEX★4。最も制作が遅いのにもかかわらず性能は上記の通りである。
- 制作時期にも難があり、他の素材をすべて集めている前提なら
- この通り最終強化のゴルツニートは散々な評価になってしまったが、
強化途中のゴルム・ソードおよびゴルム・ソード改は製作可能になった時点では上記の通り頭ひとつ抜けた性能を持つ。
MR攻略中は頼もしい相棒になってくれることだろう。
むしろ攻略中の強さと最終強化の遅さによる期待から、
最終強化の性能を少し残念に思ったプレイヤーも少なくないのではないだろうか。- 一応補足しておくと「安定性がウリだった武器が一転してピーキーな性能になった」という方が正しく、
決して使おうとして使えない性能というわけではない。
白ゲージを出すのが難しいもののこの武器は
「攻撃力360」「白ゲージ」「会心率0%」「最大級に豊富なスロット」と十分高水準な片手剣であり
護石や新たに実装された傀異錬成を駆使するなど、上手く白ゲージを出すことが出来れば
使えないどころか他の武器には真似できない構成を実現できる可能性は十分に秘めている。
まさに「無駄な破壊は好まない、ただし仇なす者には容赦はしない」という武器説明文の示す通りと言えるか。 - 「MR攻略中はピーキーな性能だったのに最終強化で突如安定性がウリになる」という
本武器とは完全に真逆の経過を辿った武器も存在する。
削岩剣ボルボルボがそれで、こちらも最終的にはカムラノ傑片刃が
目の上のたんこぶになるところも同じだったりする。
- 一応補足しておくと「安定性がウリだった武器が一転してピーキーな性能になった」という方が正しく、
余談
- 強化前の「ゴルム・ソード」という語感から最終強化の銘を「ゴルツ・ニート」と区切りたくなるが、
区切り方としては「ゴル・ツニート」である。
アイテムBOXの肥やしにさせてしまったハンターも多いかもしれないが
というかむしろ、こいつよりあいつの方がよっぽどニートな気もするが…?- ツニートとはイヌイットに伝承される伝説の巨人。