武器/サーペントバイト

Last-modified: 2024-02-28 (水) 14:24:42

ランポスの素材から作られる鉈状の無属性片手剣。
初代から登場した由緒ある武器である。
この剣を基調として、様々な剣へと派生してゆく。
ここでは、ギアノス素材製片手剣であるスネークバイトについても紹介する。

目次

サーペントバイト系列

MH、MHG、MHP

  • ハンターナイフからの派生強化によって入手できる。
    サーペントバイト改までランポス素材のみで強化でき、攻撃力は168まで上昇するものの、
    斬れ味が長い黄色までしか伸びず、使い続けるには力不足。
    どちらかというと、属性剣を作るための素体としての意味合いが強く、
    これ以降はゲネポスやイーオスの牙や皮に組み替えて、麻痺剣や毒剣に強化してゆくことになる。
    • 即戦力を求める分には、別派生のハンターカリンガに強化するほうがよい。
      こちらも強化難度は低く、鉱石素材のみで攻撃力196・斬れ味緑のアサシンカリンガまで強化できる。
      しかも、そこからさらにポイズンタバール系列へ派生するなど、将来性も高い。
  • MHGでは、Gクラスでドスバイトダガーが登場。
    攻撃力294・斬れ味青と、従来のランポス武器のイメージを打ち破り、実戦レベルの性能を獲得したが、
    これ以上の攻撃力を持つ属性剣も存在するため、実用されることは少なく、趣味の領域。
    • なお、サーペントバイト自体の強化ツリーには変化がなく、Gクラス素材を用いての一発生産となる。
  • MHPではサーペントバイトとドスバイトダガーの強化ツリーが一本化された。
    サーペントバイト改から双剣のドスネイル系列を経由し、
    ドスバイトダガーへ強化する、という手順を踏む。ドスバイトダガーの一発生産も可能だ。
    ドスバイトダガーはGクラスに入ってすぐに、しかも一発生産で作成可能でありながら、
    Gクラスをかなり戦える性能を持っている。ハードから上がってすぐはこれを作れば間違いない。
    • なぜならMHPは片手剣優遇作品で、斬れ味補正がなんと常時1.5倍
      これはつまり物理ダメージも常に1.5倍という超補正だったため、
      ドスバイトダガーでもある程度Gクラスを攻略してゆけるだけの火力を叩き出していた。
      とはいえ、Gクラスを進めていくと作成できる高攻撃力の属性剣には劣ってしまうし、
      何よりMHPには超性能の煌竜剣が存在する。
      仮に無属性剣にこだわるにしても、煌竜剣が手に入ってしまえばお役御免となるだろう。

MH2、MHF

  • サーペントバイト改が消滅し、サーペントバイト系統の最終強化は消えてしまった。
    しかしながら、プリンセスレイピアなどの強力な片手剣の土台となる。
  • 一方、ドスバイトダガーは下位にて登場したが、なぜかアサシンカリンガからの派生強化に。
    また、上位にてさらに強化先が用意され、ドスファングダガーへと強化できる。 しかし攻撃力266とさほど振るわず、無属性であるということも祟り、最終的に使われることは少ない。
  • MHFではドスファングエッジまで強化できる。
    攻撃力は336と高いが、凄腕で作成可能な無属性片手剣という微妙な立場もあり、
    上位で作成した属性武器をそのまま運用し続けるプレイヤーが多い現状では需要もほとんどない。

MHP2(G)

  • ドスバイトダガーとサーペントバイトの立場が逆転し、
    ドスバイトダガーから各種武器へ派生するようになった。
    また、前座にギアノス素材を用いたスネークバイトが登場している。
  • ドスバイトダガーは早い時期から緑ゲージを得ることができる。
    弾かれによる事故死が怖い序盤は頼りになるだろう。
    そこからオデッセイ、ドスファングダガーへ強化できる。
    オデッセイはそのままでは使いづらいが、強化で頼りになる水片手剣へ生まれ変わる。
    ドスファングダガーは上位序盤にかなり頼りになるものの、
    強化はこれで打ち止めで、上位終盤では使いづらくなってしまう。
    将来性を見据えてオデッセイへ強化したほうがよいだろう。
    MHP2GではドスファングダガーにG級強化はないため、尚更である。
    • ウカムルバス討伐後にはドスバイトダガーGが作成できたりする。
      要求素材は非常に易しいが、攻撃力378・匠で紫20・スロット0と微妙な性能。
  • サーペントバイト一派は上位武器に昇格。その威力は従来の倍以上だとか。
    オデッセイからサーペントバイト、改まで強化できる。
    しかしながら無属性(+2Gでも強化打ち止め)なため、オデッセイブレイドと比べて汎用性は低め。
    あまり日の目を見ない不遇な武器である。
  • また、サーペントバイト系列と他の鳥竜剣系列は分断されてしまい、
    他の武器はスネークバイトからの派生となった。

MH4(G)

  • まさかの不参戦
    …正確には相方のドスバイトダガーが更なる強化先を与えられて続投している。
    が、残念ながらサーペントバイト一派は続投ならず。
    ドスランポスの存在が早くから明かされていただけに、
    サーペントバイトに愛着を持つハンター諸氏から残念がる声を聞く。
  • なお、今作ではハイドラバイトが上位に昇格し、ドスファングダガー改から派生できる。
    ただし、ヴァイパーバイト系列とは分断されてしまい、
    当然ながらスネークバイトはギアノスもろともリストラ中である。

MHX

  • MHXにてサーペントバイト復活。
    お馴染みの毒、麻痺、氷武器と何故かレギオス武器への橋渡しになる*1が、それだけでは終わらなかった。
  • 上位素材をしこたま投入すれば、最終強化「サーペントクリーヴ」へと進化する。
    攻撃力230にスロット3、そして斬れ味は緑は長いが匠でも青止まり…とまあナマクラの部類。
    ただしMHXには鈍器スキルという新風が吹いており、緑ゲージ運用もマジメに検討できる。
    武器説明文の「その牙は堅牢な竜の鱗をも喰らう」というのももはや誇張ではない。
    • 火力に関しては、流石に煌竜剣クーネマキカムには敵わない。
      しかしとにかくスキル自由度が高いのがサーペントクリーヴの持ち味である。
      ありったけの火力スキルを詰め込んでもいいし、耳栓や風圧といった保護スキルに対応するのも自由。
      そしてなによりブッチギリで簡単に作れるのが最大の長所だろう。
      なにせこちらはランポス武器。鳥竜玉いっこあればHR7になった直後にでも作れるのだ。
  • もちろん、無属性片手剣だけでなく爆破属性片手剣との競合も厳しいのが気になるところだが、
    そこは自由度を活かしたスキル構成などでどうにか差別化したいところ。
    爆破が通りにくいモンスターも本作にはそれなりにいるため、そのあたりでも使い分けはできる。

MHXX

  • MHXXでは究極強化により「ガラノサーペント」となる。
    攻撃力は350に上昇し、スロット3も据え置き。おまけに斬れ味も相変わらず
    しかし、斬れ味レベル+2で白20が出現。匠によって期待値が大幅に上昇する武器になった。
    MHXでは鈍器界隈ではトップクラスのステータスを持っていたが、MHXXでは残念ながらちょっと不遇。
    主に牙牙我王の大回転など、同一の斬れ味を持ちながら非常に攻撃力の高い武器が追加されたことや、
    鈍器運用において強烈なステータスを得た武器が現れたこと、の2つが挙げられる。
    ただし、これら上記の2本はスロットを持っておらずスキル自由度の面ではこちらが上回る。
    他にも似たような武器は大量にあるが、やはりいずれもスロットは少ない。
  • 作成難易度はやはり非常に低い…と言いたいところだが、
    琥珀色の重牙や獰猛な重鋭牙を使用するので人によっては面倒に感じるかもしれない。
  • 性能面はそれ程ではなくなったが、俄然個性はそのままである。十分使っていけるだろう。
    ちなみに上司より攻撃力が高い。

スネークバイト系列

  • ギアノス素材の白い片手剣。
    シリーズによっては氷属性を持たない上に上記の武器群への派生元であり、性能は低め。

MHP2(G)

  • 初出作。
    かつてギアノスが白ランポス(ランポス亜種)という名称だったMH2までの作品では登場していなかったのだが、
    ランポスのコンパチモンスターからギアノスという個性を与えられた作品のMHP2でようやく登場した経緯がある。
    下位から作成可能になる武器種だが、サーペントバイト系列が上位武器に変更された関係か
    あるいは雪山をホームステージとする作品としての登場なのか、
    今作では上述の通り、前作までのサーペントバイトに相当する性能の無属性片手剣としての登場であった。
  • 今作でのスネークバイトは過去作におけるサーペントバイト相当の性能としての登場なのか、
    スネークバイト系列での強化はスネークバイト改で打ち止めとなってしまい、
    以降はヴァイパーバイトかハイドラバイト系列に派生する形となる。
    同作におけるギアノス系列の他の武器種は属性が付加されている関係で
    上位強化により十分な戦力として使っていけるのだが、
    片手剣のスネークバイト系列の場合は残念ながら下位止まりという事が実に悲しいと言わざるを得ないだろう。
  • MHP2GではG武器としてスネークバイトGが登場。
    性能としては他に強力な武器が存在するのだが、どうしてもスネークバイトでG級クエストに挑みたい人は是非。

MHF

  • MHFではサーペントバイトからチルドファングへと一旦派生。
    さらにチルドファング改からスネークバイトに派生する。
    (このチルドファングのデザインを輸入したものがMHP2Gの氷牙である)。
    攻撃力196に氷属性160と心もとないが、ギアノスを狩るだけで作成可能。
    その後、スネークバイト改→ハイスネークバイト→ホワイトスネーク→白蛇剣【氷牙】と強化。
    白蛇剣【氷牙】は攻撃力322、会心率25%、氷属性280と物理で攻めたような性能。
  • ライバルとしては、ハイフロストエッジから強化するアイスエッジか。
    攻撃力308に会心率0%と物理では劣るものの、氷属性は450。
    また、そのほか氷属性の片手剣では、
    クシャルダオラのダオラ=プレミアム(攻撃力280、氷属性400、睡眠属性180)や、
    ティオ=ダオラ(攻撃力294、会心率15%、氷属性460)、
    オルガロンの牙狼剣【彩雲】攻撃力308、会心率10%、氷属性450)などがある。

MHX

  • ギアノスの復活によりスネークバイトも復活。サーペントバイトから派生し、最終強化で「スノークリーヴ」となる。
    その性能は攻撃力210、素で短い青(斬れ味レベル+2で短いが白)、氷属性24。
    まあ過去の物よりは幾分か良くなっているが、
    今作であのエストレモ=ダオラすら食ってしまったほどの進化を遂げたハイフロストエッジのせいで影は薄い。
    せいぜいそれを作るための獰猛化ガムートを狩るまでのつなぎといったところか。
    最終強化可能時期が同じなのは言ってはいけない
    • 最終強化直前なら、攻撃力130で止まってしまうフロストエッジよりは、
      ザボアザギルを倒してこっちを最終強化前まで強化する方が安定する。
      スノークリーヴの直前だと攻撃力170に氷属性22。
      これはザボアザギルが狩猟できる★5段階では最もバランスのとれた性能でもある。
      属性値、攻撃力共に2位であり、スロットや素の青ゲージこそないものの緑ゲージはそこそこあり、
      マイナス会心はないので、むしろ攻略段階では優秀とも言える。

MHXX

  • MHXXでは究極強化により「アスプロスネーク」となった。
    前作ではつなぎに甘んじていたが、
    • 攻撃力が340超強化
    • 氷属性値も28と順当に上昇
    • スロットは0のまま
    • 斬れ味ゲージも素で青、匠でもで止まるが、長さは匠+2で50
  • 匠発動時の物理期待値はなんとMHXX最強クラスの物理氷属性片手剣と名高いジェロアクザル越えている
    氷属性値はある程度の差があるがダメージはほぼ誤差の範囲だろう。
    • ただ、一般的な運用法として「会心を100%にして超会心を発動させる」というものがあり、
      MHXXでの片手剣は非常に会心率を上げやすく、簡単に110%とか120%とかの上昇量が見込める。
      こうなるとジェロアクザルの-10%の会心率も容易に100%にすることができ、
      その状態であればジェロアクザルがアスプロスネークの物理期待値を突き放してしまう。
      属性値にも結構差があるのでダメージでは勝てないし、あちらにはさらにスロットも1つ備わっている。
    • ただ、あちらが会心率にマイナスを持っていることは事実であり、
      スキル構成次第でこちらが会心率100%、ジェロアクザルが会心率90%という状況は発生する。
      こうなると超会心込みでスネークが僅かに物理期待値を上回り、属性値の差を若干埋めることができる。
    • ジェロアクザルやアヴァイシュドゼロ、牙牙我王の大回転ばかりが話題に上がるが、
      こちらもそれに匹敵しかねない性能を誇っており隠れた名剣と言える。
      もし相方のガラノサーペントのようにスロットが3つ備わっていれば、
      匹敵どころか完全に凌駕しかねない性能になりえた可能性もあり、悔やまれる所である。
  • この手の武器全般に言えるが、斬れ味の低下には注意したい。
    紫→白の火力の低下量は紫ゲージの弱体化に伴いそれ程ではないが、白→青の火力低下量はやはり大きい。
    紫ゲージのジェロアクザルは斬れ味レベル+2で十分のことがあるが、
    こちらでそのような運用行う場合は、斬れ味の低下に細心の注意を払いたいところ。
  • ギアノス武器ということで相変わらず作成難易度はぶっちぎりで上記の3本より低い。
    才覚の証1枚を手に入れれば他は全てG1で揃うギアノス素材のみであり、作成難易度と性能が反比例している。
    ミストラル=ダオラを凌駕する火力を持つので、実はギアノスのポテンシャルは素晴らしいのかもしれない。
    ギアノス素材オンリーの武器に火力で負けるスペックを渡されたクシャルダオラは泣いていい。

余談

  • MHP2以降のサーペントバイトの説明は、
    どうやらMHP以前のサーペントバイトと比較しているようだ。
    シリーズを超えて比較される例は非常に珍しいと言える。
  • MH4ではランポス一派の参戦が(ギアノス系を除いて)発表されており、
    さらにムービー第4弾ではドスバイトダガー系列の片手剣を帯びたハンターを確認できたが、
    残念ながらサーペントバイトは作成不可能であった。
  • サーペントとはヘビのことである。決してエンシェントサーペントの武器ではない。
    おそらくあちらも由来は同じであり、暫定的に古代のヘビと呼んでいるものと思われる。
    これに限らず、ランポス系の武器はヘビの銘を冠することが多い
    • 更に詳しく説明すると、サーペントは特に大型のヘビを表す場合が多く、
      一般的なヘビはスネークである。
    • なお「バイト」は蛇に纏わりそうな単語で言えば「噛む」を意味する英単語「bite」であろう。
      サーペントバイトであれば蛇の噛みつきとか、
      ドスバイトダガーであれば「ドス(ランポス)の噛みつき(を体現したかのような)ダガー」といった具合。
  • MHXにおける最終強化系の銘はサーペント"クリーヴ"であり、脚防具の名称でおなじみの"グリーヴ"ではない。
    ちなみにクリーヴ(cleave)という英単語は、「貫く」「裂く」などの意味を持つ。
    • 洋ゲー好きなら「クリーバー」という武器に見覚えがあるかもしれない。
      語源は同じで、こちらは肉切り包丁などと訳される。
      またMH4で初登場したザボアザギルの双剣も「フローズンクリーバー」という銘を持っている。

関連項目

モンスター/ランポス
モンスター/ドスランポス
モンスター/ギアノス
モンスター/ドスギアノス
武器/ランポス武器
武器/デスパライズ - サーペントバイトから派生するゲネポス素材製片手剣。
武器/ハイドラバイト - 同じく本武器から派生するイーオス素材製片手剣。
武器/ドスバイトダガー - こちらはドスランポス素材を中心に作られた派生系武器について紹介。


*1 ナーブアルファルドの剣刃が、なんとなく牙で出来ているような印象を受けるためかもしれない。実際は刃鱗である。