武器/シェルガンバード

Last-modified: 2024-01-17 (水) 14:15:21

影蜘蛛ネルスキュラの素材で作られたガンランス。
曲線的に組み合わさった甲殻は手に負担をかけない。

目次

概要

  • 全ガンランスの中でもトップクラスに特異な外見をしている。
    見た目はいわゆるポールアックス型であり、細身の柄に斧が付いた形状をしている。
    そして特徴的なのが、納刀時に折りたたまれないということ。
    非常に細い見た目とその納刀時の形状、一見弾が出そうにない構造から、
    知らない人が見るとほぼ間違いなくランスと間違えられる
    • 一応伸縮機構が搭載されており、納刀及びリロード時には刃先が若干前後する。
  • ちなみに竜撃砲冷却時は先端の一部が放熱する。

性能

MH4

  • 同作で初登場。
    ゲリョスガンランスのアベレージヒッターからの強化でのみ手に入る。
    • 強化元のアベレージヒッターは太い砲身に鈍い斬れ味とガンバード系とは正反対の性能・外見である。
      いったいどのような強化をすればこうなるのだろうか?
      素材元同士の関係を考えれば、ある意味喰われた結果なのかもしれない。
  • シェルガンバード→シェルガンバード改→ノブリスガンバード→ロイヤルガンバード と強化される。
    最終段階のロイヤルガンバードの性能は以下の通り。
    攻撃力属性値砲撃タイプ会心率スロット斬れ味
    368睡眠200放射型Lv220%○--白60→白110
  • MHP2Gのヒュプノキャノン以来、実に4作品ぶりに本家に登場した睡眠属性ガンランス。
    ただ、やはりガンランスの手数では眠らせることが難しく、採用率は高いとは言えない。
    砲撃も最終強化のロイヤルガンバードで放射2という微妙なライン。
    物理攻撃力は会心率の助けもあってそこそこ優秀なのだが…。
    斬れ味は素で白が出るため、使いやすいと言えば使いやすい一品。
    • 加えてヒュプノキャノンが高属性値に加え、
      拡散型Lv3にパワーアップして帰ってきているのでさらに立ち位置が怪しい。
      まぁ向こうは斬れ味がかなりアレなので、
      サポート特化か、物理とのバランスかで棲み分けできていると言えなくもない。
  • 白ゲージが長いため、匠を切り火力を積むことが可能。
    ためしに攻撃力UP【大】を付けてみると、会心込みで武器倍率189となる。
    これは業銃槍ディグラトニとほぼ同等であり、十分な物理ダメージを出すことが可能。
    攻撃スキルは匠と比べ発動しやすいため、十分に選択肢に入るだろう。

MH4G

  • G級で強化先が追加され、ロイヤルガンバード改→ナイト・カノン→ニュクス・カノンと強化される。
    最終強化のニュクス・カノンでは、亜種の素材を加える事で、
    デザインが黒と金を基調にしたものとなり中々格好良い。
    性能は以下の通り。
    攻撃力属性値砲撃タイプ会心率スロット斬れ味
    529睡眠320放射型Lv440%○--白120→紫40
  • 順当に強化され会心率は前作のTHE武器を彷彿とさせる値まで上昇した。
    G級最終強化としてはかなり低めの攻撃力だが会心率のおかげで期待値は約582程度となる。
    砲撃タイプも放射型Lv4と2レベル上がった。
    • 欠点も前作同様にガンランスの手数と睡眠の相性の悪さ。
      ヒュプノキャノン強化先の眠銃槍ヒュプノスは属性値450と手数を補う属性値、
      さらに拡散型Lv4で砲撃にも優れ、オマケにスロット3つという大盤振る舞いである。
      サポートガンランスとしては更に水を開けられる形となった。
    • では物理で張り合おうとすると今作より追加された前兆のプロフェティアが立ち塞がる。
      こちらは攻撃力690、素で斬れ味最大値で匠不要、手数を稼ぎやすい通常型Lv5と圧倒的物理性能。
      流石に睡眠属性値では勝っているものの、殴り性能で勝つ事は難しい。
      では製作時期で考えると最終強化にオオナズチの素材を求められG★3からの作成となりG級も終盤である。
      G級突破までは繋ぎとしては考えられるだろう。
  • この武器ならではの強みを活かすのであれば前作同様火力スキルを積むほか、
    高会心率を活かし今作より追加の会心撃【特殊】スキルも考えられる。
    というより状態異常ガンスで唯一のプラス会心なので特殊会心を活かしたい場合はこれしかない。
  • また、更に強化された圧倒的斬れ味も見過ごせない。
    ガンランスの斬れ味消費が早いのは周知の事実であるが、白100なら業物は必要無い。
    更に匠で紫が40も出現するので、経戦能力を含めた総合火力は意外にも高いのである。
    ヒュプノスは匠有りでも白70、プロフェティアは延長無効で白はそこそこだが紫10。
    またレア度は9であり極限強化の負担も比較的少ないなど利点も多い。
    差別化できる要素はあるので上手い事運用したい。

MHXX

  • MHXで一度はリストラされるも、MHXXにて復活。
    スキュラ武器の共通点として、上位から作成可能だが、G級素材を使って上位最終強化から生産可能。
    上位では一発生産以外にミスタゴアードから派生する選択肢もある。
    • 他のスキュラ武器と同様に派生が存在し、そのまま強化すると睡眠属性、派生すると毒属性になる。
      銘は毒属性の方が旧作の武器名になっているため、旧作の武器を知っている人には少々ややこしいか。
  • いずれの武器もそのままでは扱いにくいものの、ちょっと手を加えれば
    他の実用的なガンランスと対等に競えるだけのポテンシャルを秘めている。
    スキュラ武器らしく、かなり高い水準の実用的な性能を持っていると言えるため、作って損はない。

影撃ネル=カスフ

  • 睡眠属性のまま究極強化させると「影撃ネル=カスフ」という銘になる。
    • 圧倒的なほど低すぎる攻撃力280
    • そのままでは火力補助にも使えない会心率20%
    • 実用的とは言えない睡眠属性24
    • G級究極強化としては標準的な放射型LV4
    • 相変わらず圧巻の斬れ味は白120、斬れ味+2で紫30
    • ちょっぴりうれしいスロット1
    上記のような性能で、そのまま扱うには少々曲者。スキルで手を当ててやる必要がある。
  • ただでさえ扱いにくかった睡眠属性は更に引き下げられ、余計に使いにくくなった。
    素の性能はお世辞にも強いとは言えない。
  • 睡眠属性ガンランスという括りで見ると、放射型のガンランスはこれ一本なので、
    放射型が欲しければ必然的にこれになる。
    また、単純な性能で言えばホロロ通常種武器の「睡籠大公ショナムリド」が競合するが、
    あちらは会心率がなく斬れ味も手当てが必要。
    一方で属性値はあちらの方が倍近くあるので、睡眠を主軸にしたい場合はあちらに
    軍配が上がるだろう。そんな需要があるのかは疑問だが
  • 圧倒的な白ゲージは相変わらず健在で、匠・業物が両方とも不要なので、
    定番の連撃+超会心による会心率強化や攻撃力UP【大】による火力アップでテコ入れすれば、
    充分に前線で活躍できるだけの火力を得ることができる。
    • ただ、そこまでしても他の武器と肩を並べる程度であり、特筆して強くなる要素はない。
      唯一、睡眠属性が奇跡的にうまく入って眠らせることができれば、大タル爆弾Gの火力が追加できるぐらいか。
  • 総じて、実用的な性能は持っている為、作れば充分に活躍が期待できる武器ではあるものの、
    実際に運用するには相応の準備が要求されるため、他の武器を作った方が手っ取り早い、という状況。

ロイヤルガンバード

  • 毒属性に派生して究極強化した銘は「ロイヤルガンバード」となる。派生元と比べると、
    そのままでも扱いやすい性能となっているのがポイント。その性能は、
    • やはり低めの攻撃力290
    • それを底上げする会心率40%
    • より汎用的に使える毒属性34
    • 高い単発火力を期待できる拡散型LV4
    • 拡張性の高いスロット2
    • 素で頼りない紫10とそれなりの白40斬れ味+2で紫60まで延長
    といったところで、そつなく扱える性能になっている。
  • 属性面で相手をほとんど選ばない事から、「とりあえず担ぐ武器」としては使いやすい。
    斬れ味についても匠か業物のどちらかがあればよく、匠なら紫メイン、業物なら白メインで、
    いずれも紫+白で100という長大なゲージを獲得できる。
    • 言い換えれば、派生元と異なり匠or業物のいずれかは必要という事になる。
    • 今作ではセルタスXグリードXRをうまく使えば斬れ味+1と業物は両立可能。
      セルタスXは砲術のポイントも持つため、ギザミ系統よりもガンランスでは有効な場合がある。
      その場合紫ゲージは70相当となり、斬れ味+2単体より僅かに長く紫ゲージを使える上、
      それに80分の白ゲージが続くので、継戦能力は斬れ味+2よりさらに高くなる。
  • 素の会心率が高いことから超会心との相性が抜群に良い。
    超会心を一つつけるだけで斬撃の期待値が500に迫るほど
    加えて毒属性が付いているので、斬撃期待値以上の火力を期待できる。
    放射型というところ以外同じスペックで、毒属性という点でさらに差を広げられているナルガガンスは泣いていい。
  • 競合するのはアトラル武器の真名ウアスアンクと、二つ名ガンキン武器のブルトデアマンテ
    そして同じく二つ名武器のオルトリンデエピネか。
    • 真名ウアスアンクとはほぼ同じような性能。あちらも斬れ味+2で紫70白10
      非常に優秀な斬れ味を持ち、砲撃も拡散型LV4で、スロットの数も1つ多い。
      スキルなしの純粋な期待値ではあちらの方が10ちょっと上…と、
      毒属性以外は軒並み全て完全に被っているor微妙に向こうの方が上である。
      おまけにあちらは防御力ボーナス付き。
      • ならば攻略用に…と思ったあなたは甘い
        途中の強化までは他のスキュラ武器同様、簡単に手に入る素材で強化が可能なのだが、
        スキュラ武器の派生系は究極強化にカマキリの殻を要求される
        ほぼ競合している性能はこれが原因か
      • 期待値の差に関しては、前述の通りMHXXでは発動が容易なスキルを一つつけるだけ
        ひっくり返せるので、属性を取るか防御力を取るか、スロットが3つ要るか、といったところで
        使い分けると良いだろう。
    • ブルトデアマンテは非常に高い武器倍率が脅威で、砲撃も拡散型LV5と非常に脅威。
      斬れ味補正がほとんど乗らない都合、そのままでは期待値もお察しだが、
      武器倍率や会心率をスキルで補正すれば、圧巻の600超えの期待値を繰り出してくる。
      一方で、弾かれない部位に的確に刺せる技術ガードを捨てて火力を盛る装備
      必要になるため、ガンランスの汎用装備で使いやすいこちらは汎用性に富む。
      運用面では充分差別化されていると言えるだろう。
    • オルトリンデエピネは匠前提のゲージ構造に毒武器、そして砲撃タイプ・レベルも同じと、
      前述の2本以上に競合するポイントが多い。
      より長い紫ゲージと一回り高い毒属性値、二つ名武器のゲージ蓄積補正で優位に立つ反面、
      会心率の差から期待値ではこちらに一歩劣り、二つ名武器なので武器スロットも無い。
      ゲージ補正を活かして、毒が効きやすい相手に狩技を連発する戦法を取るならあちらを、
      武器スロットを活かしてスキルを増やし、手堅く戦いを進めるならこちらを取るといったところ。
    • ついでにもう一つ注目しておきたいのがレジェンドガンランス
      砲撃タイプが違うため(通常Lv4)こちらと競合はしないが、
      • 素で短めの紫ゲージを持ち、それが匠で大きく伸長する
      • 非常に高い会心率を持つ(50%)
      この二点が共通するため相性の良いスキルが似通っており、装備をほぼそのまま流用できる
      毒が通りづらい、あるいはフルバーストのチャンスが多い相手に備えてこちらも作っておいて損はない。
      巨竜結晶を要求されるため作成時期は若干遅れるが、それ以外はついでで集まる素材ばかりなので
      気が向けばすぐに作れるはずである。ただし、武器スロットが一つ減る点にだけは注意。
  • 総じて、「汎用的に使う拡散ガンランスとしては十分な性能」といったところ。
    高い斬撃火力が期待できる上に砲撃が拡散であるため、目立った隙が無く攻撃チャンスを作りにくい相手、
    矢継ぎ早に攻撃を繰り出してくる二つ名モンスターの超特殊許可などには相性が良い。
    特に強敵である鏖魔ディアブロスは毒の通りが非常に良いため、ロイヤルの名に恥じない活躍をしてくれるだろう。
  • 余談だが、強化が完了するまでの斬れ味はひどい有様である。
    「ノブリスガンバード」は紫~緑ゲージが非常に短く、右端に縞模様が出来ている斬れ味ゲージは
    まさに異様の一言に尽きる。こいつらとは仲良くできるかも知れない。
    究極強化を終えるまでは扱いづらいので、作るなら一気に究極強化まで持って行ったほうがいいだろう。

余談

  • ニュクス・カノンの「ニュクス」は、
    ギリシャ神話に登場する夜の女神、ニュクスが由来と思われる。
    ギリシャ語で夜という意味で、夜の神格化である。
    ちなみに、後のMHW:Iにおいて同じ名を冠する武器群が登場した。

関連項目

モンスター/ネルスキュラ
モンスター/ネルスキュラ亜種
武器/スキュラ武器