MHXにて初登場した、ダイミョウザザミ素材から作られる水属性のスラッシュアックス。
目次
概要・性能 
- ダイミョウザザミとスラッシュアックスの出会いはMH4G時には済んでいたが、
次作品のMHXで晴れて武器にすることができるようになった。
- ダイミョウザザミ素材特有の甲殻の滑らかさと厳つさが合わさった、
赤と白のストライプが目を引くデザインとなっている。
斧時は比較的オーソドックスな斧といった見た目だが、
剣にすると柄を通して隠れていた刃が一気に前面を向く。
剣の刃は大剣にも似たフォルムをしており、
張り出した斧の刃と合わせた全体のシルエットはまさにザザミの巨爪である。 - 抜刀・変形・攻撃を行うと『ジャキンッ』という鋭い刃を打ったような音が響く。
いかにもこの音が好きというハンター諸君にはたまらないだろう。
MHX 
- アイアンアックスLV2から派生することで強化可能。
生産時点の性能は- 攻撃力110 & 会心率0%
- 水属性8
- 斬れ味は短い黄色
- 防御+10
- スロット1
- 強撃ビン
必要な素材も少なめなので、序盤においてアイアンアックスからの乗り換え候補としては十分な性能と言える。
同時期に製作可能な水属性剣斧にドロスアックスが存在するが、
あちらはあまり属性値が高くないのに強属性ビンであるため斬れ味以外では劣る。
- 強化することによるダイミョウザザミ武器らしい伸びしろも頼もしい。
LV2で防御+15に跳ね上がり、LV3でスロットが2つに増え、LV4で斬れ味に青が出現。
そしてLV5で最終形の巨爪ダイカイタイに名称が変化する。
その性能は- 強撃ビン持ちとしては十分な攻撃力200
- 変わらぬ会心率0%
- 添えるだけの水属性15
- 短いながらも青の斬れ味を持ち、斬れ味レベル+2で白も出現する
- 不用意な被弾時にあると嬉しい防御+22
- スキルの幅を広げてくれるスロット2
水属性剣斧としてタマミツネのにはたづみ流斧の彫字が頭一つ抜けているが、
あちらは最終強化に獰猛化素材を幾つも要求される。
こちらも同様ではあるが、獰猛化素材を要求される武器の中では比較的作り易い武器となっている。
一線級にこそなれないが、容易に最終形態に持って行ける点は大きな評価基準であろう。
- ちなみに獰猛化ダイミョウザザミは通常ではHR解放後にしか出会えないが、
現在はDLクエスト「砂漠の大名・座する盾」があるので、
HR7昇格直後にダイカイタイまで強化することも可能である。
獰猛ザザミは一部の技の威力が大幅に上がり、タフネスも非常に高いものの隙は大きく、
更に本武器の強化に必要な素材は確定+α報酬なので集めやすい。
もう1つの素材元であるシャガルマガラ(何故だ)は同タイミングで村クエ上位個体が出現するので、
ソロでも素材を集めやすくなっている。
昇級直後では破格の性能で、XXでも途中段階の生産に対応していないため、
作っていて損の無い武器と言える。
MHXX 
- G級が追加され、この武器もG級強化が可能となった。
G★1のザザミ素材でLV6、G★2のギザミ素材でLV7に強化でき、
LV6で230、LV7で260とかなり攻撃力が伸びる。
LV7では素で白ゲージも獲得し、G級攻略においてはかなり頼りになる。
- 獰猛化ザザミ素材、G級シャガル素材で巨重爪ゼンブンダンに究極強化でき、
その性能は- 順調に伸びた攻撃力310に安定の強撃ビン
- 会心率は0%
- かなりマシになった水属性27
- 素でそこそこの白、斬れ味レベル+2で念願の紫20を獲得
- ちょっと嬉しい防御+25
- 拡張性の高いスロット2
シャガル素材がネックとなり作製はHR解放直前となるが、要求素材は少なく、作製難度は低い。
ディノバルドの防具ディノXシリーズが斬れ味レベル+2で出た紫ゲージを剛刃研磨で維持でき、相性がいい。
また、白ゲージもなかなかのため業物運用にも適している。
- 総合的に見るとやはりミツネ剣斧の最終強化であるにはたづみ流麗玉筆斧にはやや劣るが、
攻撃力とスロットでは優っており、解放後も十分手になじんでくれる。
「威力も斬れ味も強撃ビンも属性もスロット数もそなえた剣斧がほしい!」
そんな欲深なハンターの要望に "防御+25" というおまけつきで応えてくれると言えば
どれほどこの武器がクセのない優等生か分かるだろう。
X時代よりも存在感を増し、作って損の無い一振りになったと言える。
MHR:S 
- ダイミョウザザミの復活に伴いこの武器も再登場。
ダイミョウザザミがMRからのモンスターとなるため、シザーアクスの時点でMR武器となっている。
- ボーンアックス系統からの派生に変更されているが、直接生産でも大した素材は要求されない。
MR上がりたてのシザーアクスで攻撃力250、鎌蟹素材を加えて攻撃力290まで上がって素の白ゲージを獲得。
- MR20から出る傀異化した血で最終強化の巨爪ダイカイタイに至る。
その性能は- 最終強化の標準を上回る攻撃力340、マイナス会心はない
- 強撃ビンがそれをさらに引き上げる
- 実用域の水属性36
- 素で白50、匠3からは紫が出現
- 防御+30も健在
- Lv2スロット2つ
- 百竜スロットLv3
- 特に物理期待値は紫の出る強撃ビン剣斧の中で最高となっており、大して水の通らない相手にも強く出られるほど。
もちろん水弱点の相手には最強クラス。
MHXXの優等生剣斧の再来といえる業物と相成った。
- Lv2スロットx2による拡張性、ビン変形強化を付けられるLv3百竜スロット…と、高水準な欲張りセットとなっており、
ラスボス後はまずこれを最優先と言われている。
- 対してライバルにも恵まれており
- 素紫のにはたづみ流麗玉筆斧改とヴァルトス・クロ改、
- 素の攻撃力で上回り、同じ強撃ビン&百竜スロットLv3を備える砂海剣斧デルクガレオン
- 高めの攻撃力と水属性に百竜スロットLv3を兼ね備える水断ドロスプラッシュ
- 圧倒的な水属性値と百竜スロットLv3のD=イレクトロ
同時に、それぞれの得意な分野が絶妙に分かれているという名采配でもある。
この武器はスタンダードな物理型水剣斧としてのポジションを確立している。
ウィルガアクス 
- 二つ名モンスターである矛砕ダイミョウザザミの素材から作られるスラッシュアックス。
矛砕らしい黒と赤の縞模様が目を引く。
MHX 
- MHXでは通常種武器のシザーアクス系に比べ属性値で勝り、強属性ビンにより水だけど火力差を広げる。
逆に強撃ビンでなくなった上に武器倍率も下がっているので、物理火力は水をあけられている。水だけに
- 最終強化は「黒甲爪ハイフエグリ」。性能は
- 攻撃力190
- 会心率10%
- 水属性20+強属性ビン
- 素で青50、斬れ味レベル+2で白30
- 防御+10
- スロット無し、二つ名補正
- 通常種武器と同様、にはたづみ流斧の彫字が強力すぎて厳しい。
攻撃力で負け、斬れ味で負け、属性値は強属性ビンを加味しても負けているという有り様。
ハイフエグリが活躍するには二つ名補正を最大限活用していくしかない。
MHXX 
- 続くMHXXでの究極強化では「ウィルギガンフエグリ」となる。
- 攻撃力340
- 会心率10%
- 水属性26+強属性ビン
- 素で長大な青120、斬れ味レベル+2で白40+紫10
- 防御+20
- スロット無し、二つ名補正
ミツネ武器の究極強化「にはたづみ流麗玉筆斧」と天眼武器「ともしびの灯滅刻彫斧」が立ちはだかる。
特に灯滅刻彫斧は前作でアイデンティティだった二つ名補正まで持っており、勝ち目は非常に薄い。
ならば通常種武器だ、とばかりに盾突く先を変えると、今度はその火力と性能とビンの絶妙なバランスを前に
つけ入るスキがないという厳しい現実が待ち受ける。
- せっかく武器倍率が上がったのにビンのせいで活かしきれてない感があるのが非常に残念。
これで強撃ビンだったら…と思わずにはいられない。- 差別化だけを考えるなら
- 素の非常に長い青ゲージを活かして斬れ味補助スキルも絶対回避【臨戦】も切る
- 両ミツネ武器&通常種武器とのビン格差を
ごまかす埋めるために斧運用
せめて斬れ味が素で白なら評価もまともだったのだが…
- 差別化だけを考えるなら
余談 
- 強化後の武器名はそれぞれ漢字に置き換えられる。
- 通常種武器
- ダイカイタイ = 大 解 体
- ゼンブンダン = 全 分 断
ちなみに現実の蟹も獲物を食べやすいようカイタイする際にハサミを用いる。
また、ザザミ及びギザミの名前の元となったガザミという挟む力が凄まじい大型の種類に至っては、
人間の指などいとも容易くブンダンし、乾電池を握り潰してしまう。 - 二つ名武器
- ハイフエグリ&ウィルギガンフエグリ = 腑 抉(ふ えぐり)
実際には『内臓を抉る』という極力想像したくない痛々しい名前だった。
おそらく剣モードが蟹爪型であることと、属性解放突きの抉り込む動きを掛け合わせたのだろう。
また、”肺腑を抉る(はいふ を えぐる)”という言葉も実際にあり、
「心の奥底に深く染み渡るほど、強い感銘を受けること」を意味する。
まさか染み渡らせたいがために強属性ビンにしたのだろうか…?なんてことを。
いやまあ実際は強撃ビンの方が強いんだけど
あと間違ってもふぐりではない。
- 通常種武器