MH4Gで初登場した、セルタス種(アルセルタスとゲネル・セルタス)の素材を用いた操虫棍。
目次
概要
- デザインは柄の両端に巨大な刃を持つ大鎌であり、鎌はアルセルタスの前脚を模したものとなっている。
そのアルセルタスの前脚と同じく、収納時は鎌の刃が畳まれるギミックがある。
武器出しアクションでぐるぐる回した後、シャキンと両爪が展開する様はなかなかかっこいい。
またカメラアングルの都合上やや分かりづらいが、
印弾発射時は爪の角度が変わりまっすぐ伸びるギミックも。
ただし、セルタス武器の多くで見られるドリルの意匠は見当たらない。
- 「ハルパー」とは、古代ギリシャで使われた鎌型の剣のこと。
ギリシャ神話の有名なエピソードである、
英雄ペルセウスが、蛇の前髪と石化の魔眼を持つ女の怪物メデューサの首を切り落として
斃したのに使った剣もこのハルパーである。
同じ水属性操虫棍のライバルにメデューサ=ミラがあるのもなかなかニクい。
「セクト」の部分は「インセクト(昆虫)」からであろう。
最終強化の「カーニバル」は、祭りというより共食いの意味である「カニバリズム」が元と思われる。恐ろしい…- 祭りで連想するなら連続攻撃による血祭りとも言えるかもしれない。
- 形状的には鎌というよりダブルハーケンと言うべきかもしれない。
セルタス武器だし、元ネタの可能性もあり得る
性能
MH4G
- 上位のアルセルタスの素材を使って製作し、強化にはゲネル・セルタスの素材を用いる。
強化していくとセクトハルパー改→グラシュハルパー→カーニバルハルパーとなり、
グラシュハルパーからはG級武器になる。
- 最終形のカーニバルハルパーの性能であるが
- 操虫棍としては高い攻撃力899
- 手数武器としては低めな水属性230
- 斬れ味は素で白ゲージがあり、匠で紫ゲージ20が出現
- セルタス武器らしく防御力40のボーナス
- 猟虫は切断属性のクルドローン
というか、会心率を含めた計算でこれを上回る攻撃力を持つ属性棍は
ダラ・アマデュラの操虫棍と金銀火竜の操虫棍のみ。
物理性能はかなりのものと言えるだろう。
斬れ味の紫が短めであるが、業物との併用で何とかカバーできる範囲。
- 製作難易度は比較的低く、セクトハルパー改への強化に上位レア素材である「濃縮重甲エキス」を用いるが、
それ以降のグラシュハルパーとカーニバルハルパーへの強化にはレア素材を用いない。
ただしその代わり、カーニバルハルパーには入手がやや面倒な「砲甲虫の断月尾」と、
現状ではオフラインかエピソードクエスト限定であるG級ダレン・モーランの「荒々しい龍剛角」を2つずつ用いる。
- ライバルとなるのは、ケチャワチャの操虫棍の最終強化形である「如意棒【仙猿】」と、
前述したガララアジャラ亜種の操虫棍の最終強化形「メデューサ=ミラ」となる。
ナイトグレイブ? いいえ、知らない子ですね。- 如意棒【仙猿】は匠を付けても紫ゲージが出ず攻撃力も低いが、
素で長い白ゲージを備えているため匠を切りやすく、
更には手数武器として有益な高い属性値、拡張性の高いスロット3と、扱い易さを重視した性能になっている。
また、レア素材を一切使わないため製作難度も低いが、
武器としての方向性が根本的に異なるため差別化は容易だろう。 - メデューサ=ミラは如意棒とカーニバルの中間型である火力バランスと
両者の良いところ取りした斬れ味を持っている。
攻撃力は勝っているものの、彼方には会心率が15%備わっているため
武器倍率では10しか差がなく、属性値や斬れ味で
かなり遅れを取っているため攻撃性能ではメデューサに押され気味。
尤も、彼方はただでさえ難敵なガララアジャラ亜種の素材に加え、
大地の龍神玉を使うため非常に製作難度が高く、
カーニバルのような防御力ボーナスも無いため辛うじて差別化はなされている。
そのため、人によっては水属性操虫棍の最終候補はこちらになることも多い。
あの青い蛇の顔も見たくないようなプレイヤーにとっても有力な選択肢であろう
- 如意棒【仙猿】は匠を付けても紫ゲージが出ず攻撃力も低いが、
MHX
- MHXでも続投。今回は昆虫系素材から作る操虫棍・オルタデントからの派生の他、一発作成も可能。
- ただしセルタス夫妻が上位からしか登場しない関係で作成時期自体が遅め。
- 強化システムの変更により、今回はセクトハルパーのまま強化しての最終形「ベルセクトハルパー」と
途中でグラシュハルパーに派生しての最終形「カーニバルハルパー」の二通りが存在する。
- まず、ベルセクトハルパーの方だが、
- 平均より上な攻撃力210
- 属性値はやっぱりオマケ気味の水属性12
- やっぱりあります防御力+30のボーナス
- 斬れ味は青20、斬れ味レベル+2で白30
- 猟虫は切断属性のクルドローン
最終形に必要な獰猛素材が尖爪と水袋なので、他のモンスターからも集める機会があり
比較的楽な部類ではある。
- 次いでカーニバルハルパーだが、
- 平均レベルの攻撃力200
- ベルセクトよりちょっと高い水属性16
- 防御ボーナス+40は操虫棍トップ
- 青ゲージが50、斬れ味レベル+2で白が20出る
- 猟虫は同じく切断属性のクルドローン
獰猛化狩猟の証Iや獰猛ゲネル・セルタス素材、
果ては嵐龍の角まで使うため、完成までが遅い。
- 総合的に見れば、匠を使わない青ゲージ運用ならカーニバル、匠を積むならベルセクトといった所か。
- 属性で見るなら、ライバルは非常に多い。防御ボーナスを活かしたいところ。
MHXX
- 双方に限界突破による強化先が登場。
G級のアルセルタス素材を使ってLV4のベルセクトハルパーを直接生産できるようにもなった。
- ベルセクトハルパーは主にアルセルタス素材を使用して強化することができ、
LV6で究極強化の「ヴィリズモベルセクト」となる。
一方カーニバルハルパーは主にゲネル・セルタス素材を使用し、
LV5で究極強化・「双重爪鎌カーニバル」となる。
カーニバルは嵐龍の剛角を使うため、完成が遅いのも相変わらずである。
それぞれの性能は以下の通り。武器名 攻撃力 属性値 防御力 スロット 斬れ味 匠+2 猟虫 ヴィリズモベルセクト 330 水属性17 35 --- 青80 白50 切断 双重爪鎌カーニバル 320 水属性22 40 --- 白20 紫20 切断
- 低めの属性値とあまりよろしくない斬れ味のせいで、
どちらも水属性棍の中ではパッとしない性能となっている。
また、自慢の防御力も上位からさほど変わらず、防御+60を持つ「真名メトイエル」の存在によって
影の薄さに拍車がかかってしまっている。- ベルセクトは強化素材が簡単に集まるものであるため、G級攻略のお供としては適している。
が、そちらの方向性でも「ロアルブルーム」という強力なライバルが存在する。
- ベルセクトは強化素材が簡単に集まるものであるため、G級攻略のお供としては適している。