MHP3で初登場したディアブロス素材のスラッシュアックス。
3にもディアブロスは存在したが、ディアブロス素材メインのスラッシュアックスは登場していなかった。
本項では二つ名持ちモンスターである鏖魔ディアブロスの武器も扱う。
目次
概要・性能 
MHP3 
- 他のディア武器同様高い攻撃力と低い会心率が特徴。
グランドダッシャーから強化できるほか、直接生産も可能。
付属のビンは減気ビン。最終強化でグランドカオスになる。
- タイラントアックス改からはディアブロス亜種素材を利用したタナトスアックスに分岐する。
亜種素材なので黒くなり、減気ビンから麻痺ビンに変化する。
また会心率が-30%に下がる。最終強化でデモンになる。
- どちらも分厚く棘々した、重量感ある形状が特徴。
斧モードではディアブロスの尻尾、剣モードでは襟飾りの様な見た目になる。
またブーストさせれば攻撃力(だけ)はスラッシュアックスの中でも最上位のものになる。
(グランドカオスは245、デモンは255)
しかし、グランドカオスは同じ減気ビン搭載の
ヘビィディバイドの最終強化型である山潰グリュンハルトに攻撃力以外の全てで敗北を喫している。
しかもその唯一勝っている攻撃力さえも会心率に足を引っ張られ、期待値では負けているという始末…
そのせいか、スラアク使いの間ではグランドワロスなどという不名誉な渾名をつけられてしまった。
そもそも減気ビンなんて使わない? 聞こえんな。
MH3G 
- G級対応に伴いグランドカオスはさらなる強化を経てガイアとなる。某大地の巨人
とは無関係。
性能はというと、攻撃力1334とかなり高く、会心率は-10%である。
しかし斬れ味が素で青のまま、匠を発動させても白ゲージが10しか出ない。
さらにビンは減気ビン。普通に疲労状態にしたいのならば震剣斧ナイノカミを使えば良いだけの話である。
何? 減気なんて趣味の範囲だって? いいんだよ細かい事は
作成難度はというと、ネックなのは堅牢なねじれた角を三つ要求されるだけで例の剛角は要求されないのが救いか。 - 一方のデモンもG級強化を経てハデスとなる。
その性能は、ガイアより低い攻撃力1288、会心率-20%とガイアの下位互換と思いきや、素で白10ある。
匠を発動させればあのランスのように紫まで上昇……するわけなかった
ビンは麻痺ビン150、覚醒させると斧モードでも使える。
……が普通にモンスターを麻痺させるならギガゲイルアズライトや紅剣斧ヴァーミリオンを使えば良いだけの話である。
なら斧モードでぶん回し用に使おうものなら今度は滅斧グラバリタが浮上する。
しかもこんな性能でありながら例の剛角を要求される。
- 総じて、この2振りに例の剛角を使うのならこいつに回したほうがはるかによい。
さらに、忘れてならないのは、七星剣斧【開陽】や、爆破属性の破岩剣斧エクリクシーのコンビである。
あのコンビにはどうあがいても勝ち目はない。その為今作はとんでもないくらい影が薄い
MH4G 
- ディアブロス復活に伴いガイア・ハデス共に復帰。
タイラントアックスを直接生産、または衝斧【虎威】からの強化で作製する。
生産でもレア素材を使うわけではないので、一発生産が望ましい。
というより衝斧【虎威】の際に砕竜の宝玉を使用するため、一発生産した方が断然得である。
- まず通常種武器のガイアは
- とても高い攻撃力1782
- 見切り+1で相殺可能な会心率-10%
- 地味にありがたい防御+30
- スロット一つ
- 素で白10、匠で延長
物理期待値はクーネムルカムと後述のハデス、
そして強撃ビンの海王斧ナバルディードに次いで全生産剣斧中第4位。
(ただし、極限強化や爪・護符所持などで斬れ味の関係上ダークライドに逆転される)
減気ビン搭載なので剣モードは役に立たないが、斧としては一級品といえる。
レア9なので極限強化もしやすい。- が、なによりこの武器の長所はその作製難易度にある。
この性能で最終強化まで例の剛角を要求されないのである。
そのためG級からの斧入門にはうってつけである。
最終的な斧としての能力はラギア武器の冥剣雷斧エンシードやティガ武器の絶衝斧【狂虎】、
ジョー武器の滅斧ダークライドに劣るものの差は大きくなく、
それらには無い防御ボーナスを持ち合わせているので、最後まで使い続けることもできる。
- 一方亜種武器のハデスは
- ガイアよりも低い攻撃力1674
- ガイアと同じ会心率-10%
- 防御は上がらず
- スロット一つ
- 素で白10、匠で紫10
非常に短いため実質の攻撃力はガイア以下となる。
ビンは麻痺ビンであるが麻痺武器なら強撃ビン持ちの大虎口ザボアラギが優秀であり、
差別化するならば覚醒発動で斧モードとして使うぐらいしかないが、正直下位互換である。
一応こちらも例の剛角は使わないので作製は楽になった。- 余談だがタイラントアックスからタナトスアックスに強化する際に、会心率が-10%から-5%に引き上げられるが、
ハデスに強化すると再び-10%に戻る。
MHXX 
- ディアブロスの復活に伴いこの武器も追加。
亜種は居ないが二つ名個体の鏖魔ディアブロスから作成できるマサクルアックスも新登場した。こちらは後述する。
- 通常種武器だが、こちらは上位・G級それぞれで1発生産できる他、ワイルドアックスからの派生強化もできる。
そして最終強化のガイアの性能はというと…- そこそこの攻撃力350
- しかし会心率は-10%
- G級では申し訳程度の防御力+20
- 斬れ味は素で白30匠で紫30と及第点
- いつも通りの減気ビン(17)
- 残念ながらスロットはなし
イマイチ器用貧乏な性能であり、この武器ならではの特徴があまりないのでどうしても他の武器に見劣りしてしまう。
せめてスロットの一つでもあれば良かったのだが…- ブレイヴスタイルで活かそうにも減気ビンの蓄積値は低く、嶺潰グリュンフェストの壁が厚い。
攻撃力や匠によって増える斬れ味などはガイアが上回っているものの、
素の白ゲージが40とこちらより長く、マイナス会心もない。
そして決定的な違いとして、こちらとは比べ物にならない減気ビン45と
ダメ押しのスロ1完備となっておりどうあがいても勝てない。
- しかし今作の斧向きのスラアクは優秀なものが二つ名武器に偏っているので製作難易度で差別化できないことはない。
もっとも斧としての性能が大差なく作成難易度がさらに低い鎮山豪剣斧ユクモがあるため、
わざわざこちらを作る必要は…
弟斧は優秀なだけに残念である。
MHWorld 
- ディアブロスとその亜種が登場するのでこの武器も続投しているが、
今までのように分岐はせず通常種武器はリストラされ、亜種武器のデモンだけが残った。
生産はできず、ドラグロアックスIIからの派生強化のみとなる。
- タイラントアックス、タナトスアックスを経てデモンになる。
その性能は- 攻撃力805(武器倍率230)
- 氷属性180(要覚醒)
- 会心率-30%
- 防御ボーナス+15
- 斬れ味は長緑と青30、匠Lv5で青30白20が追加
- まさかの強撃ビン
- スロットはレベル1が1つ
- カスタム強化の枠は1つ
- 今まで何が何でも減気ビンを貫いてきたディア斧だが、何故かここで強撃ビンに換装。
「攻撃力が高いのに減気ビンなのが残念」から「攻撃力が高くて強撃ビンを搭載」になってしまった。
今回は減気ビンが強化されていたのでそのままでもあまり問題は無かったと思うが
さらにデモンを後押しする要素として無属性強化スキルの登場がある。
これを発動させれば攻撃力は圧巻の885(武器倍率253)まで上昇し、
マイナス会心を含んだ物理期待値計算でも青ゲージで全てのスラアクを上回る。
弱点特効や渾身等でマイナス会心を打ち消せば、もはやデモンを止められる剣斧は存在しない。
属性解放で氷属性が出現するが、値が低い上に無属性強化が発動しなくなるので忘れて良い。
- しかし、デモンが最大限の火力を発揮できる白ゲージは非常に短く、スラアクではすぐに消費してしまう。
幸い青ゲージはそれなりに長く、青でも十分な火力を発揮できるのでメインは青での運用となるだろう。
剛刃研磨も発動させて白でいられる時間を長くすればさらに良し。- 長大な緑ゲージを利用して鈍器運用、という手もあるが、デフォルトで青30を持ってしまっている為
鈍器使い発動までに時間がかかる上、そもそも斬れ味補正の壁が高すぎるので
武器倍率+15程度では青の期待値さえ超えられない。
黄色ゲージに落ちるまで研がない、というスタイルなら需要はあるかもしれないが……
- 長大な緑ゲージを利用して鈍器運用、という手もあるが、デフォルトで青30を持ってしまっている為
- カスタム強化は元々の攻撃力が非常に高いので、攻撃力強化は効果が薄い。
ほんの僅かな差ではあるが、殆どの場合で会心率強化が攻撃力強化を期待値で上回る。
- 総合的な評価として、純粋な火力では間違いなく最強の剣斧と言える逸品。
しかし本作のスラアクには、同じ強撃ビンでも特定のスキルを必要としない単体で完成した性能の断滅の一閃や、
ボルボグランダーやパワースマッシャーなど、デモンと同様に無属性強化が乗りつつ麻痺や龍封といった絡め手も備え、
加えて豊富なスロットとカスタム強化回数により高いポテンシャルを秘めた対抗馬達が存在する。
これ程圧倒的な性能を以てしてもそれ一択とはならない、MHWの奥深いスラアク事情を表す一振りである。
- また、マム・タロト武器の中にはこの武器を基に変化が起きたと思われる武器がある。
その名もガイラアックス・角という物であり、その性能はというと、- 属性解放で付与される氷属性が240に強化され
- 防御ボーナスが+25になり
- スロットが無しだが
- カスタム強化の枠は2つ
スロットが失われているが本武器はレア度7、つまりカスタム強化でスロットを追加すれば
単純なデモンの互換品となる。
もちろんカスタム強化はスロット以外の選択肢もあるのでその点で差別化が可能だろう。
MHW:I 
- マスターランクの素材を用いて更なる強化が可能に。最終強化でハデスとなる。
- 今回はディアブロス及びその亜種の素材のみで強化可能なので、マスターランク中盤辺りで最終強化できる。
- その性能だが
- 非常に高い攻撃力1015
- 相変わらず低い会心率-30%
- 斬れ味は素では青だが、匠1から白、5で僅かながら紫が出現
- スロットはLv2が一つに強化
- 防御力+35
- 引き続き強撃ビン
- レア度は最高値だった上位とはうって変わって最低値の10
- 上位で猛威を振るった反動だろうか。
一言で言えば大分自重した性能に抑えられた。- まず攻撃力だが、高いことには高いのだが同等以上かつマイナス会心が無い、
それどころかプラス会心と属性を持つ武器もあり、明らかに無撃の存在を前提に抑えられている。
その無撃も倍率が下げられている。 - 更に追い討ちをかけるのが会心率。
渾身や弱点特効の調整でマイナス会心のカバーが難しくなり、火力を出そうとすると非常にスキルを圧迫される。 - 斬れ味が素では青のまま。匠1から白が出るとは言え、最大火力を出せる紫ゲージの長さはたったの10。
これほど短く、しかもマイナス会心となれば達人芸で維持するのも難しい。
- まず攻撃力だが、高いことには高いのだが同等以上かつマイナス会心が無い、
- とはいえ、マイナス会心と斬れ味を補強すれば、圧倒的な破壊力を発揮するのは間違いない。
零距離解放突きは最初の一撃以外斬れ味を消費しないので、剛刃研磨と零距離主体の戦法の組合わせなら輝くだろう。
同攻撃力、会心率0%、無属性のザルファスマッシャーⅡが気になるが、
彼方はもっと斬れ味に難があり白ゲージが短いので、
剛刃研磨を用いて白ゲージまで使うという運用であればこちらの方が使いやすいと言える。
- 最後のアップデート後に追加された黒龍のスラッシュアックス真・黒龍剣斧は会心率こそ同じだが
こちらを大きく上回る攻撃力1225と素紫を持ち、スロット4が2つもあるというやりすぎ性能。
防御+と覚醒氷属性以外では完全に上回られてしまった。- 物理型スラッシュアックスの強豪が並ぶWorldの環境の中でここまで良くやったと言うべきだろう。
MHRise 
- ディア亜種がリストラされたため当初の最終強化はタイラントアックスII。
レックスラッシュからの派生で作ることができ、
素材もさほど難しいものは無いが古龍骨が集会所ラスボス後でないと入手できないのがネック。- 攻撃力230・会心率-15%と過去作に比べるといろいろ控えめ。
- ディア武器の例にもれず斬れ味は長い緑ゲージ。
- 減気ビン(減気値14)
- 百竜強化は「会心率強化II」、「防御力強化I」、「鈍刃の一撃」
- 防御ボーナス+15
- なんといっても注目すべきは減気ビンに戻された点。
強撃ビンよりも遥かに早くゲージを溜めて高出力状態になれるのはMHWorld時代とはまた違った強みがある。
緑ゲージが長く、鈍器使いや心眼と相性が良い。
これらは匠や業物、剛刃研磨に比べれば負担が少ないため、その他のスキルも積みやすい。
最大火力は青ゲージを持つコンクエスタに一段劣るが、
実用的な斬れ味の長さでいえば圧勝しているので使い分けは十分できるだろう。
- 最大の弱点は減気値が気休め程度しかないことか。
百竜強化済みのコンクエスタが減気値40なので、なんと半分にも満たない。
これは効果がわかりづらい減気ビンでもあからさまに出るくらいの差であり、
コンクエスタではすぐに発生する減気ひるみもタイラントアックスでは頻度が大幅に下がる。
減気ビン自体の評価はMHP3時代からは考えられないほど上がったが、
この武器においてはビンはオマケというのはある意味変わっていない。
- 百竜スキルは少々微妙なラインナップ。
弱点特効などでマイナス会心を打ち消す時は会心率強化IIが選択肢になるか。
またはレックスラッシュIから攻撃力強化IIや痛恨の一撃を引き継ぐのも良いだろう。
ただ、タイラントアックスIが生産可能であるため、そこからは巻き戻せないので
引き継ぐ場合はボーンアックスIから強化していく必要がある点に注意。
- Ver.2.0で強化先が実装。炎王龍の尖角、角竜の延髄等を使用してグランドカオスに強化される。
- 攻撃力240・会心率-15%。
- 130ととても長い緑ゲージ。
- 減気ビン(減気値16)
- 百竜強化は「会心率強化III」、「防御力強化II」、「鈍刃の一撃」
- 防御ボーナス+15
- 百竜強化は会心率強化がII→IIIへと強化されたものの、
見切りIではマイナス会心をギリギリ消しきれないのが歯痒いところ。
レックスラッシュから引き継げる攻撃力強化IIと痛恨の一撃はどちらも期待値では会心率強化IIIを上回るので、
火力を求めるならこれらを引き継ぐのも選択肢になる。- 攻撃力が十分高いため、鈍刃の一撃でも攻撃力強化に匹敵する期待値を得られる。
会心率強化や痛恨の一撃と異なり、ビン追撃や属性解放フィニッシュでも効果を得られる利点があるが、
確率に左右される点と、後述の白運用では無意味になる点がネック
- 攻撃力が十分高いため、鈍刃の一撃でも攻撃力強化に匹敵する期待値を得られる。
- 相変わらずの心眼鈍器に有用な性能をしているほか、匠3から白ゲージが発生するようになった。
匠・剛刃研磨共に装飾品や防具の追加によって発動難易度が下がったのも大きい。
- 白ゲージ運用となると素白のレックスラッシャー、闇夜剣斧【弦月】がライバルか。
共に匠が不要で弱点特効や超会心等の会心系スキルを積んで殴り性能も高める事が可能。 - 今作のスラッシュアックスは高出力のビン追撃の仕様上、過去作より属性ダメージの比重が大きく、
相手の肉質によってはゴアフロストアンバーやリムズバロチェット等、
総合的にこちらよりも高火力になれる可能性がある属性武器は幾つか存在する……
というよりも、火力面で言うなればマイナス会心が祟ってこれらの武器よりも劣りやすい。
この武器が最高火力を発揮するには最低限の匠を出しつつ攻撃を積みさらに見切りや弱点特効などでマイナス会心を補う、
とかなりスキル面で重い前提をこなさなければならないことは留意したい。
MHF(スラッシュアックスF) 
- MH、MH2のままのディアブロスや特異個体が存在するMHFに、G10でスラッシュアックスFが実装。
その少し後、2016/5/25のアップデートにて、原種、亜種の武器が共に追加された。
タイラントアックス 
- G級ディアブロスから作れるG級武器。
GRは4。 - Lv50時の性能は
- 空ゲージ持ちG級武器の中で現在トップである攻撃力2764
- デフォルトで短い空ゲージを持ち、斬れ味レベル+1で十分な長さとなる
- ビンは減気に相当するスタンビン
- G級ディアブロス武器お馴染みの防御+100
スラッシュアックスFはビンによる武器の使い分けが現実的に可能であり、
中でも攻撃力が高めに設定されているスタンビンかつ無属性ということで、
高い物理性能を持ち斧、剣モード共に広く活躍できる。
もちろん頭が狙い易く頭の肉質が柔らかいモンスターにはスタンさせてからのラッシュも強力。
ついでに防御+100で適正ランクを上げることもできる。
タナトスアックス 
- G級ディアブロス亜種から作れるG級武器。
GRは原種と同じく4。 - Lv50時の性能は以下の通り。
- こちらも強撃ビンタイプのG級武器の中でトップとなる攻撃力2689
- プラス会心はG級ディアブロス亜種武器恒例だが、他が10%のところをなんと15%。
- デフォルトでは紫止まりだが、斬れ味レベル+1で出る部分がほぼ全て空ゲージ
- 破壊力をさらに後押しする強撃ビン。
- これも恒例である防御+150。
ついでに防御+150で(ry。
とはいえスラッシュアックスFは強撃ビンしか使えないということが無く、
MHF-GではG級中盤以降マイナス会心武器でなければ会心率100%に持っていくことができるため、
ビン効果を活かし易い地ノ型、嵐ノ型で運用する、
会心付きの利点を生かしてスキルに融通を利かせたり、
余剰会心を攻撃力に変える閃転スキルを利用したりするなど考える必要がある。
マサクルアックス 
MHXX 
- 二つ名モンスターである鏖魔ディアブロスの素材から作られるスラッシュアックス。
最終強化のマサクルアックスダムを経て、究極強化で鏖剣斧シーピオに銘が変わる。その性能は…- 高い攻撃力370
- 会心率は通常種武器よりもさらに低い-30%
- 斬れ味は素で白20、匠で紫30と通常種とあまり変わりない
- 二つ名武器なので狩技ボーナスが乗るがスロットはない
- そして気になるビンはというと…やはり減気ビン。しかも蓄積値はたったの12
- 二つ名で斧運用向きのライバルは岩穿テツカブラの渦紋蛮骨鬼鉈【兜割】だろう。
攻撃力340、会心率5%、素白40に匠紫50とこちらに比べてやや取り回しが良いのが特徴である。
斬れ味や素の期待値で負けており、会心率を上げ高攻撃力を活かそうとしても追いつくのは難しく、
マイナス会心を逆手に取った痛恨会心ではやや火力不足となりがち。
また、減気ビンの蓄積値も倍以上の差で負けているなど、勝てる要素が微塵もない。
ハデスのように麻痺ビンであれば差別化できるはずだったのだが…- 素の会心率がマイナスなので弱特+見切り2+連撃+エネチャIII(+130%)まで底上げできる利点はあるが、
そこに超会心まで積むと斬れ味関係に手が回らなくなるのでやはり微妙。
- 素の会心率がマイナスなので弱特+見切り2+連撃+エネチャIII(+130%)まで底上げできる利点はあるが、
余談 
- 「タイラントアックス」は和訳すると「暴君の斧」という意味。
「砂漠の暴君」という異名を持つディアブロスを素材としたゆえの名称だろう。
- 強化形の名称はデモン以外はギリシャ神話の神々の名前に因む。
デモンはそのまま英語で「悪魔、悪鬼」を意味するデモン(デーモン)からであろう。
ギリシャ神話からの命名はそれぞれ- タナトス: 死を司る神
- カオス: 原初神で、混沌の化身
- ハデス: 死者の世界の神
- ガイア: 大地の女神で、神々の母
- 二つ名武器の「シーピオ」の由来だが、これは古代ローマの軍閥であったスキピオ家に由来する可能性が高い。
最も有名なのは共和政ローマでも屈指の英雄たる大スキピオことスキピオ・アフリカヌスだが、
この場合は彼の義理の甥にして「カルタゴの破壊者」の異名をとる
小スキピオことスキピオ・アエミリアヌスを指すものと思われる。
彼は第三次マケドニア紛争などで活躍したのち、
地中海を挟んで対岸のアフリカにあるカルタゴという国へ侵攻する際の指揮官となったのだが、
その侵攻ぶりは家屋を1件ずつ徹底して潰すという凄まじいもので、
当時約30万人を誇ったカルタゴ全人口のうち25万人が死亡し、
生き残った5万人も全員奴隷で売られたと言われる。
この件がきっかけで彼は「カルタゴの破壊者」と呼ばれるようになる。
ただし、これについてはそもそも当時の共和政ローマはカルタゴ滅亡を掲げる者達*1が政治を握っていたことが大きく、
このカルタゴ侵攻そのものも殆どローマ側の難癖によるものであった。
実際、彼は滅びゆくカルタゴを見て友人に「ローマもこれと同じように滅ぶ時が来るのだろう」と語っており、
その予感通り共和政ローマは滅びの道を歩み始めることになる。- 前述したように大スキピオは小スキピオの義理の叔父にあたるのだが、彼もカルタゴとは深い関係がある。
もっと言えば、小スキピオが「カルタゴの破壊者」の異名をとるようになった間接的な原因でもある。
当時のローマとカルタゴは熾烈な戦争を繰り広げていたのだが、戦況は真逆のカルタゴ有利であった。
というのもハンニバルという将軍が率いるカルタゴの遠征部隊がローマの領内で暴れまわっており、
彼の戦術に大苦戦した*2ローマは負け戦を重ねていたのである。
そこで当時の指導者は、戦況の打開を期待して大スキピオをハンニバルと戦わせた。
彼はその期待通りにハンニバル率いるカルタゴ軍をローマ領から撃退したばかりか、
最終的に海を渡ってアフリカまで追撃し、
ついにはカルタゴを陥落させるまで至った。
その功績が高く評価され、彼は戦後に共和政ローマの最高指導者に選出されている。
しかし、戦後処理でカルタゴに対して寛大な処置で臨んだことが強硬な制裁を望む若いローマ人たちから不満を買い、
その一人である大カトーから執拗な攻撃を受けた大スキピオは政界を引退、失意のうちにローマを去ったという。
そして彼の失脚後に政治の実権を握った大カトー派は、
不満の種である大スキピオの戦後処理のおかげで再興したカルタゴを滅ぼすべく、
小スキピオを派遣してカルタゴを攻撃、そして徹底的に破壊させてしまったのである。
大スキピオが由来と考えた場合、
「独裁」やら「虐殺」やら物々しい言葉と歴代に悪名を残す暴君の名がこれでもかと並ぶ
鏖魔武器の中にあって唯一そのようなイメージとはほど遠い人物となり違和感があるため、
この武器の名はやはり小スキピオに由来する可能性が高いだろう。
- 前述したように大スキピオは小スキピオの義理の叔父にあたるのだが、彼もカルタゴとは深い関係がある。
関連項目 
モンスター/ディアブロス
モンスター/ディアブロス/派生作品
モンスター/ディアブロス亜種
モンスター/鏖魔ディアブロス
武器/ディアブロス武器
モンハン用語/斧
武器/ガイアスプ - 同じく「ガイア」の名前を冠する武器。