MHP3で初登場したディアブロス素材のスラッシュアックス。
3にもディアブロスは存在したが、ディアブロス素材メインのスラッシュアックスは登場していなかった。
本項では二つ名持ちモンスターである鏖魔ディアブロスの武器も扱う。
目次
概要・性能
MHP3
- 他のディア武器同様高い攻撃力と低い会心率が特徴。
グランドダッシャーから強化できるほか、直接生産も可能。
付属のビンは減気ビン。最終強化でグランドカオスになる。
- タイラントアックス改からはディアブロス亜種素材を利用したタナトスアックスに分岐する。
亜種素材なので黒くなり、減気ビンから麻痺ビンに変化する。
また、会心率が-30%に下がる。最終強化でデモンになる。
- どちらも分厚く棘々した、重量感ある形状が特徴。
斧モードではディアブロスの尻尾、剣モードでは襟飾りの様な見た目になる。
いずれもブーストさせれば、攻撃力(だけ)はスラッシュアックスの中でも最上位のものになる。*1
しかし、グランドカオスは同じ減気ビン搭載の
ヘビィディバイドの最終強化型である山潰グリュンハルトに攻撃力以外の全てで敗北を喫している。
しかもその唯一勝っている攻撃力さえも会心率に足を引っ張られ、期待値では負けているという始末…
そのせいか、スラアク使いの間ではグランドワロスなどという不名誉な渾名をつけられてしまった。
そもそも減気ビンなんて使わない? 聞こえんな。
MH3G
- G級対応に伴いグランドカオスはさらなる強化を経てガイアとなる。某大地の巨人とは無関係。
性能はというと、攻撃力1334とかなり高く、会心率は-10%である。
しかし斬れ味が素で青のまま、匠を発動させても白ゲージが10しか出ない。
さらに、ビンは減気ビン。普通に疲労状態にしたいのならば
グリュンハルトの強化形・震剣斧ナイノカミを使えば良いだけの話である。
何? 減気なんて趣味の範囲だって? いいんだよ細かい事は
作成難度はというと、ネックなのは堅牢なねじれた角を三つ要求されるだけで例の剛角は要求されないのが救いか。 - 一方のデモンもG級強化を経てハデスとなる。
流石にアグルにはならないか
その性能は、ガイアより低い攻撃力1288、会心率-20%とガイアの下位互換と思いきや、素で白10ある。
匠を発動させればあのランスのように紫まで上昇……するわけなかった。
ビンは麻痺ビン150、覚醒させると斧モードでも使える。
……が普通にモンスターを麻痺させるならギガゲイルアズライトや紅剣斧ヴァーミリオンを使えば良いだけの話である。
なら斧モードでぶん回し用に使おうものなら今度は滅斧グラバリタが浮上する。
- さらに、忘れてならないのは七星剣斧【開陽】と爆破属性の破岩剣斧エクリクシーのコンビで、
あの2つにはどうあがいても勝ち目はない。その為、今作はとんでもないくらい影が薄い。
MH4G
- ディアブロス復活に伴いガイア・ハデス共に復帰。
タイラントアックスを直接生産、または衝斧【虎威】からの強化で作製する。
生産でもレア素材を使うわけではないので、一発生産が望ましい。
というより衝斧【虎威】の際に砕竜の宝玉を使用するため、一発生産した方が断然得である。
- まず、通常種武器のガイアは
- とても高い攻撃力1782
- 見切り+1で相殺可能な会心率-10%
- 地味にありがたい防御+30
- スロット一つ
- 素で白10、匠で延長
物理期待値はクーネムルカムと後述のハデス、
そして強撃ビンの海王斧ナバルディードに次いで全生産剣斧中第4位。*2
減気ビン搭載なので剣モードは役に立たないが、斧としては一級品といえる。
レア9なので極限強化もしやすい。- が、なによりこの武器の長所はその作製難易度にある。
この性能で最終強化まで例の剛角を要求されないのである。
そのため、G級からの斧入門にはうってつけである。
最終的な斧としての能力はラギア武器の冥剣雷斧エンシードやティガ武器の絶衝斧【狂虎】、
ジョー武器の滅斧ダークライドに劣るものの差は大きくなく、
それらには無い防御ボーナスを持ち合わせているので、最後まで使い続けることもできる。
- 一方、亜種武器のハデスは
- ガイアよりも低い攻撃力1674
- ガイアと同じ会心率-10%
- 防御は上がらず
- スロット一つ
- 素で白10、匠で紫10
非常に短いため実質の攻撃力はガイア以下となる。
ビンは麻痺ビンであるが麻痺武器なら強撃ビン持ちの大虎口ザボアラギが優秀であり、
差別化するならば覚醒発動で斧モードとして使うぐらいしかないが、正直下位互換である。
一応、こちらも例の剛角は使わないので作製は楽になった。- 余談だがタイラントアックスからタナトスアックスに強化する際に、会心率が-10%から-5%に引き上げられるが、
ハデスに強化すると再び-10%に戻る。
MHXX
- ディアブロスの復活に伴いこの武器も追加。
亜種は居ないが二つ名個体の鏖魔ディアブロスから作成できるマサクルアックスも新登場した。こちらは後述する。
- 通常種武器だが、こちらは上位・G級それぞれで一発生産できる他、ワイルドアックスからの派生強化もできる。
そして、最終強化のガイアの性能はというと…- そこそこの攻撃力350
- しかし会心率は-10%
- G級では申し訳程度の防御力+20
- 斬れ味は素で白30匠で紫30と及第点
- いつも通りの減気ビン(17)
- 残念ながらスロットはなし
イマイチ器用貧乏な性能であり、この武器ならではの特徴があまりないのでどうしても他の武器に見劣りしてしまう。
せめてスロットの一つでもあれば良かったのだが…- ブレイヴスタイルで活かそうにも減気ビンの蓄積値は低く、嶺潰グリュンフェストの壁が厚い。
攻撃力や匠によって増える斬れ味などはガイアが上回っているものの、
素の白ゲージが40とこちらより長く、マイナス会心もない。
そして決定的な違いとして、こちらとは比べ物にならない減気ビン45と
ダメ押しのスロ1完備となっておりどうあがいても勝てない。
- しかし、今作の斧向きのスラアクは優秀なものが二つ名武器に偏っているので製作難易度で差別化できないことはない。
もっとも、斧としての性能が大差なく作成難易度がさらに低い鎮山豪剣斧ユクモがあるため、
わざわざこちらを作る必要は…
弟斧は優秀なだけに残念である。
MHWorld
- ディアブロスとその亜種が登場するのでこの武器も続投しているが、
今までのように分岐はせず、通常種武器は亜種武器の前座となり、最終強化となるはデモンのみである。
生産はできず、ドラグロアックスIIからの派生強化のみとなる。
- タイラントアックス、タナトスアックスを経てデモンになる。
その性能は- 攻撃力805(武器倍率230)
- 氷属性180(要覚醒)
- 会心率-30%
- 防御ボーナス+15
- 斬れ味は長緑と青30、匠Lv5で青30白20が追加
- まさかの強撃ビン
- スロットはレベル1が1つ
- カスタム強化の枠は1つ
- 今まで何が何でも減気ビンを貫いてきたディア斧だが、何故かここで強撃ビンに換装。
「攻撃力が高いのに減気ビンなのが残念」から「攻撃力が高くて強撃ビンを搭載」になってしまった。
今回は減気ビンが強化されていたのでそのままでもあまり問題は無かったと思うが
さらに、デモンを後押しする要素として無属性強化スキルの登場がある。
これを発動させれば攻撃力は圧巻の885(武器倍率253)まで上昇し、
マイナス会心を含んだ物理期待値計算でも青ゲージで全てのスラアクを上回る。
弱点特効や渾身等でマイナス会心を打ち消せば、もはやデモンを止められる剣斧は存在しない。
属性解放で氷属性が出現するが、値が低い上に無属性強化が発動しなくなるので忘れて良い。
- しかし、デモンが最大限の火力を発揮できる白ゲージは非常に短く、スラアクではすぐに消費してしまう。
幸い青ゲージはそれなりに長く、青でも十分な火力を発揮できるのでメインは青での運用となるだろう。
剛刃研磨も発動させて白でいられる時間を長くすればさらに良し。- 長大な緑ゲージを利用して鈍器運用、という手もあるが、デフォルトで青30を持ってしまっている為
鈍器使い発動までに時間がかかる上、そもそも斬れ味補正の壁が高すぎるので
武器倍率+15程度では青の期待値さえ超えられない。
黄色ゲージに落ちるまで研がない、というスタイルなら需要はあるかもしれないが……
- 長大な緑ゲージを利用して鈍器運用、という手もあるが、デフォルトで青30を持ってしまっている為
- カスタム強化は元々の攻撃力が非常に高いので、攻撃力強化は効果が薄い。
ほんの僅かな差ではあるが、殆どの場合で会心率強化が攻撃力強化を期待値で上回る。
- 総合的な評価として、純粋な火力では間違いなく最強の剣斧と言える逸品。
とはいえ本作のスラアクには、同じ強撃ビンでも特定のスキルを必要としない単体で完成した性能の断滅の一閃、
ボルボグランダーやパワースマッシャーなど、デモンと同様に無属性強化が乗りつつ麻痺や龍封といった搦め手も備え、
加えて豊富なスロットとカスタム強化回数により高いポテンシャルを秘めた対抗馬達が存在する。
これ程圧倒的な性能を以てしてもそれ一択とはならない、MHWの奥深いスラアク事情を表す一振りである。
- また、マム・タロト武器の中にはこの武器を基に変化が起きたと思われる武器がある。
その名もガイラアックス・角という物であり、その性能はというと、- 属性解放で付与される氷属性が240に強化され
- 防御ボーナスが+25になり
- スロットが無しだが
- カスタム強化の枠は2つ
スロットが失われているが本武器はレア度7、つまりカスタム強化でスロットを追加すれば
単純なデモンの互換品となる。
もちろんカスタム強化はスロット以外の選択肢もあるのでその点で差別化が可能だろう。
MHW:I
- マスターランクの素材を用いて更なる強化が可能に。最終強化でハデスとなる。
今回はディアブロス及びその亜種の素材のみで強化可能なので、マスターランク中盤辺りで最終強化できる。
その性能だが- 非常に高い攻撃力1015
- 相変わらず低い会心率-30%
- 斬れ味は素では青だが、匠1から白、5で僅かながら紫が出現
- スロットはLv2が一つに強化
- 防御力+35
- 引き続き強撃ビン
- レア度は最高値だった上位とはうって変わって最低値の10
一言で言えば大分自重した性能に抑えられた。- まず攻撃力、高いことには高いのだが、
同等以上かつマイナス会心が無い、それどころかプラス会心と属性を持つ武器もあり、
明らかに無撃の存在を前提に抑えられている。
その無撃も倍率が下げられている。 - 更に追い討ちをかけるのが会心率。
渾身や弱点特効の調整でマイナス会心のカバーが難しくなり、火力を出そうとすると非常にスキルを圧迫される。 - 斬れ味が素では青のまま。匠1から白が出るとは言え、最大火力を出せる紫ゲージの長さはたったの10。
これほど短く、しかもマイナス会心となれば達人芸で維持するのも難しい。
- とはいえ、マイナス会心と斬れ味を補強すれば圧倒的な破壊力を発揮するのは間違いない。
零距離解放突きは最初の一撃以外斬れ味を消費しないので、剛刃研磨と零距離主体の戦法の組合わせなら輝くだろう。
同攻撃力、会心率0%、無属性のザルファスマッシャーIIが気になるが、
彼方はもっと斬れ味に難があり白ゲージが短いので、
剛刃研磨を用いて白ゲージまで使うという運用であればこちらの方が使いやすいと言える。
- 最後のアップデート後に追加された黒龍のスラッシュアックス真・黒龍剣斧は会心率こそ同じだが
こちらを大きく上回る攻撃力1225と素紫を持ち、スロット4が2つもあるというやりすぎ性能。
防御+と覚醒氷属性以外では完全に上回られてしまった。- ただ、繰り返しにはなるがあちらは最後であるがゆえの大盤振る舞いといえるべき一品。
むしろ、物理型スラッシュアックスの強豪が並ぶWorldの環境の中でここまで良くやったと言うべきだろう。
- ただ、繰り返しにはなるがあちらは最後であるがゆえの大盤振る舞いといえるべき一品。
MHRise
- ディア亜種がリストラされたため、当初の最終強化はタイラントアックスII。
レックスラッシュからの派生で作ることができ、
素材もさほど難しいものは無いが古龍骨が集会所ラスボス後でないと入手できないのがネック。- 攻撃力230・会心率-15%と過去作に比べるといろいろ控えめ
- ディア武器の例にもれず斬れ味は長い緑ゲージ
- 減気ビン(減気値14)
- 百竜強化は「会心率強化II」、「防御力強化I」、「鈍刃の一撃」
- 防御ボーナス+15
- なんといっても注目すべきは減気ビンに戻された点。
強撃ビンよりも遥かに早くゲージを溜めて高出力状態になれるのはMHWorld時代とはまた違った強みがある。
緑ゲージが長く、鈍器使いや心眼と相性が良い。
これらは匠や業物、剛刃研磨に比べれば負担が少ないため、その他のスキルも積みやすい。
最大火力は青ゲージを持つコンクエスタに一段劣るが、
実用的な斬れ味の長さでいえば圧勝しているので使い分けは十分できるだろう。
- 最大の弱点は減気値が気休め程度しかないことか。
百竜強化済みのコンクエスタが減気値40なので、なんと半分にも満たない。
これは効果がわかりづらい減気ビンでもあからさまに出るくらいの差であり、
コンクエスタではすぐに発生する減気ひるみもタイラントアックスでは頻度が大幅に下がる。
減気ビン自体の評価はMHP3時代からは考えられないほど上がったが、
この武器においてはビンはオマケというのはある意味変わっていない。
- 百竜スキルは少々微妙なラインナップ。
弱点特効などでマイナス会心を打ち消す時は会心率強化IIが選択肢になるか。
またはレックスラッシュIから攻撃力強化IIや痛恨の一撃を引き継ぐのも良いだろう。
ただ、タイラントアックスIが生産可能であるため、そこからは巻き戻せないので
引き継ぐ場合はボーンアックスIから強化していく必要がある点に注意。
- Ver.2.0で強化先が実装。炎王龍の尖角、角竜の延髄等を使用してグランドカオスに強化される。
- 攻撃力240・会心率-15%
- 130ととても長い緑ゲージ
- 減気ビン(減気値16)
- 百竜強化は「会心率強化III」、「防御力強化II」、「鈍刃の一撃」
- 防御ボーナス+15
- 百竜強化は会心率強化がII→IIIへと強化されたものの、
見切りIではマイナス会心をギリギリ消しきれないのが歯痒いところ。
レックスラッシュから引き継げる攻撃力強化IIと痛恨の一撃はどちらも期待値では会心率強化IIIを上回るので、
火力を求めるならこれらを引き継ぐのも選択肢になる。- 攻撃力が十分高いため、鈍刃の一撃でも攻撃力強化に匹敵する期待値を得られる。
会心率強化や痛恨の一撃と異なり、ビン追撃や属性解放フィニッシュでも効果を得られる利点があるが、
確率に左右される点と、後述の白運用では無意味になる点がネック。
- 攻撃力が十分高いため、鈍刃の一撃でも攻撃力強化に匹敵する期待値を得られる。
- 相変わらずの心眼鈍器に有用な性能をしているほか、匠3から白ゲージが発生するようになった。
匠・剛刃研磨共に装飾品や防具の追加によって発動難易度が下がったのも大きい。
- 白ゲージ運用となると素白のレックスラッシャー、闇夜剣斧【弦月】がライバルか。
共に匠が不要で弱点特効や超会心等の会心系スキルを積んで殴り性能も高める事が可能。
- 今作のスラッシュアックスは高出力のビン追撃の仕様上、過去作より属性ダメージの比重が大きく、
相手の肉質によってはゴアフロストアンバーやリムズバロチェット等、
総合的にこちらよりも高火力になれる可能性がある属性武器は幾つか存在する……
というよりも、火力面で言うなればマイナス会心が祟ってこれらの武器よりも劣りやすい。
この武器が最高火力を発揮するには最低限の匠を出しつつ攻撃を積みさらに見切りや弱点特効などでマイナス会心を補う、
とかなりスキル面で重い前提をこなさなければならないことは留意したい。
MHR:S
- マスターランクではMR4後半とかなり遅いが「グランドカオス改」への強化が解禁され、
MR5にて「ガイア」、MR10以降傀異化した牙を手に入れることで「ガイア改」へと至る。- 余談だが本作のラスボスにも「ガイア」の名がつくが、べつに強化に素材を要求されたりはせず、特に関連性はない。
- ガイア改の性能であるが、
- 本作最高の攻撃力360、ただし会心率-15%は据え置き
- 素の白ゲージは30とやや心もとない。匠Lv4から紫ゲージ
- 防御ボーナスは+30と中々強力
- 減気値は22まで強化
- 装飾品スロットはLv1×1
- 百竜装飾品スロットはLv2
- マスターランクの環境に於いてもスラアクは会心特化構成が主流ではないが、
弱点特効や狂竜症【蝕】など、マイナス会心を打ち消せる要素は積みやすいので問題にはなりにくい。
減気ビン・豊富なスロット・マイナス会心無しで攻撃力360を誇る巨塊剣斧ゴルオーンという武器もあるが、
そちらは素が青ゲージなので比較対象とはなりにくい*3。
- 減気ビン自体は傀異化モンスターに対しても一定の性能を担保してはくれるため効果はあるのだが、
この武器の減気値は減気剣斧でも最低値であるためその用途で使うのは少々微妙。
従って物理を活かす運用を採らざるを得ないのだが、本作ではモンスターやプレイスタイル次第ではあるものの、
強撃ビンの使い勝手が上がったことがこの武器にとってはかなりの痛手となってしまっている。- 特に、Ver.11にて強化先が追加された「バゼルハート」が強い。
攻撃力・会心率・スロット類が本武器と全く同じ強撃ビンの剣斧であり、
爆破属性値は本作の環境を踏まえるとオマケレベルだがそちらは匠1で紫ゲージが出るなど、
適宜カウンターを決めて単に物理で殴っていくスタイルであれば上を行かれてしまう。
ただ、カウンターなどを決め辛い環境であれば、覚醒速度の差でこちらが優位ではある。
- また、匠が積めない環境に於いては中堅どころの攻撃力しか引き出せない。
素紫の轟剣斧【斬虎】改に期待値で負けてしまい、白ゲージも別に長いわけではないので、
匠Lv4で紫を出すのは本武器の性能を最大まで引き出す重要要素と言ってよいだろう。
匠自体はかなり積みやすくはなってきているが、Lv4(+剛刃研磨)までとなると中々面倒くさかったりする。
傀異錬成で匠持ち防具の強化や、Lv3スロットへの強化、
或いはビン変形強化を捨てて*4斬れ味強化を付与するなどしてカバーしたい。
その気になれば強撃ビンを上回る物理補正を、
文字通り最高峰の物理火力で振り回すというロマン溢れる運用ができるようになった。
ただし、Ver.12時点では蓄積時攻撃強化Lv3まで積むと死にスキルが増えてしまい、
最大火力を発揮するための各種スキルとの両立となると(武器スロットが貧弱なのも相まって)非常に難しかった。
Ver.13からは蓄積時攻撃強化が錬成で付くようになったので、
運には左右されるが浪漫を求める構成が狙えるようにはなってきている。 - 特に、Ver.11にて強化先が追加された「バゼルハート」が強い。
- 紫が最大でも20にしかならないので刃鱗磨きより剛刃研磨の方が相性が良くなる傾向にあること、
剣モードやカウンター・変形斬りを重視した立ち回りだと強撃ビン剣斧の方が優勢になりやすいこと、
ビン変形強化の依存度が低めであること、防御ボーナスの存在などから、
覚醒速度の速さを活かして早々に覚醒させ、
金剛連斧を多用してチャンスを作っていくスタイルとの相性が比較的良好と言える。
斧モードの重厚な外見も相まってある意味ピッタリな運用法……かもしれない。
- Ver.14以降、武器の傀異スロットを解放させるとボーナスが付与される仕様が追加され、
続くVer.15でもボーナスが追加された。
無属性の本武器の場合、最後まで傀異スロットを解放させると攻撃力+40、
斬れ味+20がデフォルトで付くようになった。
その結果、ただでさえ高い攻撃力がスキルでの強化無しで400にまで到達し、
斬れ味も20上がったことで最低限4必要だった匠も2に緩和されるなど変化がもたらされた。
勿論、ここから傀異錬成で攻撃力を選べば更に攻撃力を盛ることもできるが、会心率強化や斬れ味強化も捨て難い。
また、Ver.15で新たに追加された傀異錬金術で生成されるお守りには、
上述の蓄積時攻撃強化が最大3付くようになっており、過去バージョンに比べてスキルの自由度が格段に上昇した。
- Ver.15で降臨したアマツマガツチの防具が持つ専用スキル天衣無崩との相性も良好。
龍気変換や伏魔響命を使用する属性武器の場合は相性は悪くなるが、
疾替えの使用に制限がそこまで依存しない減気ビンの本武器ならば斬れ味回復効果も問題なく利用することができる。
天衣無崩をLv3で運用する場合、斬れ味消費無効効果により匠で出した紫ゲージを維持できるが、
本武器の場合は他にも必要なスキルが多いためそこまで行うかどうかはプレイヤーの判断に委ねられる。
ただ、スタミナが減らないことを利用した常時渾身発動により会心率をカバーできるため一考の価値はある。
無論、それを行えるほどの傀異錬成や神おまが必要ではあるが。
MHF(スラッシュアックスF)
- MH、MH2のままのディアブロスや特異個体が存在するMHFに、G10でスラッシュアックスFが実装。
その少し後、2016/5/25のアップデートにて、原種、亜種の武器が共に追加された。
タイラントアックス
- G級ディアブロスから作れるG級武器。
GRは4。 - Lv50時の性能は
- 空ゲージ持ちG級武器の中で現在トップである攻撃力2764
- デフォルトで短い空ゲージを持ち、斬れ味レベル+1で十分な長さとなる
- ビンは減気に相当するスタンビン
- G級ディアブロス武器お馴染みの防御+100
スラッシュアックスFはビンによる武器の使い分けが現実的に可能であり、
中でも攻撃力が高めに設定されているスタンビンかつ無属性ということで、
高い物理性能を持ち斧、剣モード共に広く活躍できる。
もちろん頭が狙い易く頭の肉質が柔らかいモンスターにはスタンさせてからのラッシュも強力。
ついでに防御+100で適正ランクを上げることもできる。
タナトスアックス
- G級ディアブロス亜種から作れるG級武器。
GRは原種と同じく4。 - Lv50時の性能は以下の通り。
- こちらも強撃ビンタイプのG級武器の中でトップとなる攻撃力2689
- プラス会心はG級ディアブロス亜種武器恒例だが、他が10%のところをなんと15%。
- デフォルトでは紫止まりだが、斬れ味レベル+1で出る部分がほぼ全て空ゲージ
- 破壊力をさらに後押しする強撃ビン。
- これも恒例である防御+150。
ついでに防御+150で(ry。
とはいえスラッシュアックスFは強撃ビンしか使えないということが無く、
MHF-GではG級中盤以降マイナス会心武器でなければ会心率100%に持っていくことができるため、
ビン効果を活かし易い地ノ型、嵐ノ型で運用する、
会心付きの利点を生かしてスキルに融通を利かせたり、
余剰会心を攻撃力に変える閃転スキルを利用したりするなど考える必要がある。
マサクルアックス
MHXX
- 二つ名モンスターである鏖魔ディアブロスの素材から作られるスラッシュアックス。
最終強化のマサクルアックスダムを経て、究極強化で鏖剣斧シーピオに銘が変わる。その性能は…- 高い攻撃力370
- 会心率は通常種武器よりもさらに低い-30%
- 斬れ味は素で白20、匠で紫30と通常種とあまり変わりない
- 二つ名武器なので狩技ボーナスが乗るがスロットはない
- そして気になるビンはというと…やはり減気ビン。しかも蓄積値はたったの12
- 二つ名で斧運用向きのライバルは岩穿テツカブラの渦紋蛮骨鬼鉈【兜割】だろう。
攻撃力340、会心率5%、素白40に匠紫50とこちらに比べてやや取り回しが良いのが特徴である。
斬れ味や素の期待値で負けており、会心率を上げ高攻撃力を活かそうとしても追いつくのは難しく、
マイナス会心を逆手に取った痛恨会心ではやや火力不足となりがち。
また、減気ビンの蓄積値も倍以上の差で負けているなど、勝てる要素が微塵もない。
ハデスのように麻痺ビンであれば差別化できるはずだったのだが…- 素の会心率がマイナスなので弱特+見切り2+連撃+エネチャIII(+130%)まで底上げできる利点はあるが、
そこに超会心まで積むと斬れ味関係に手が回らなくなるのでやはり微妙。
- 素の会心率がマイナスなので弱特+見切り2+連撃+エネチャIII(+130%)まで底上げできる利点はあるが、
余談
- 「タイラントアックス」は和訳すると「暴君の斧」という意味。
「砂漠の暴君」という異名を持つディアブロスを素材としたゆえの名称だろう。
- 強化形の名称はデモン以外はギリシャ神話の神々の名前に因む。
デモンはそのまま英語で「悪魔、悪鬼」を意味するデモン(デーモン)からであろう。
ギリシャ神話からの命名はそれぞれ- タナトス: 死を司る神
- カオス: 原初神で、混沌の化身
- ハデス: 死者の世界の神
- ガイア: 大地の女神で、神々の母
- ちなみに、デモンの語源はギリシャ語で
「人間以上で神以下の立ち位置である霊的な存在」
を指す「ダイモーン」からであり、実はデモンもギリシャ繋がりにはなっている。
- 二つ名武器の「シーピオ」の由来だが、これは古代ローマの軍閥であったスキピオ家に由来する可能性が高い。
最も有名なのは共和政ローマでも屈指の英雄たる大スキピオことスキピオ・アフリカヌスだが、
この場合は彼の義理の甥にして「カルタゴの破壊者」の異名をとる
小スキピオことスキピオ・アエミリアヌスを指すものと思われる。
彼は第三次マケドニア紛争などで活躍したのち、
地中海を挟んで対岸のアフリカにあるカルタゴという国へ侵攻する際の指揮官となったのだが、
その侵攻ぶりは家屋を1件ずつ徹底して潰すという凄まじいもので、
当時約30万人を誇ったカルタゴ全人口のうち25万人が死亡し、
生き残った5万人も全員奴隷で売られたと言われる。
この件がきっかけで彼は「カルタゴの破壊者」と呼ばれるようになる。
鏖魔武器が歴代に悪名を残す暴君の名をモチーフにしていることを考えると、
この小スキピオに由来している可能性が高いだろう。
関連項目
モンスター/ディアブロス
モンスター/ディアブロス/派生作品
モンスター/ディアブロス亜種
モンスター/鏖魔ディアブロス
武器/ディアブロス武器
モンハン用語/斧
武器/ガイアスプ - 同じく「ガイア」の名前を冠する武器。