武器/ディフェンダー

Last-modified: 2023-12-10 (日) 18:19:41

初代モンハンから登場している古参中の古参の大剣。

目次

概要

  • 数ある武器の中でもかなり珍しい「守りに重点を置いた武器」である。
    そのため攻撃力・斬れ味に関しては今ひとつだが、防御力上昇効果が非常に大きい、という特徴がある。
    その特性はデザインに如実に現れており、
    根元の部分が大きく横に広がった大剣としては異色のデザインをしている。
    ガード時にはこの部分を構えて敵の攻撃をしのぐのである。
    マカライト鋼を使用し、ガード面、刃ともに強化する事でセンチネルと名を変える。
  • 「ディフェンダー」の名を持つ剣は他のファンタジー系のRPGにも多く登場しているが、
    多くの場合は両手で扱う大柄な剣であり(流石にモンハンの大剣ほど巨大であることは殆どないが)、
    モンハンでいう片手剣にあたるような小剣であることは少ない。
  • 「センチネル」(sentinel)とは歩哨、哨兵の意味。
    歩哨とは軍隊での監視や警戒の任に当たる兵士のこと。
    ディフェンダー(スポーツ競技等での守備担当)と比べると、転職先を間違ったのではないかという気がしてくる。
    • ただし門番、守衛という意味もあり、こちらはイメージに近いのではないだろうか。
  • MHXXで追加された「バスティアン」は人名であり、単語としては存在しない。
    恐らく要塞を意味する「バスティオン」(bastion)の表記揺れと思われる。
    サウスバウンド造船所製の32人乗りの輸送戦艦は多分関係ない。

性能

MH2以前

  • 初代MHでは、バスターソード系列として登場。
    最終強化のセンチネルでは、攻撃力こそ今ひとつだが高い防御上昇効果に加えて、
    モンスター素材を一切用いず鉱石だけで強化できる手軽さがあった。
    ただし、斬れ味緑(この時代は緑が最高の斬れ味)は最終強化大剣としてはトップクラスの短さである。

MHP2(G)

  • 同じく主に鉱石を素材とした武器として登場しているが、MHP2(G)では強化が下位で終了してしまう
    しかも斬れ味はなんと黄色止まり。あのジャッジメント並である。
    • 一応火炎袋などを用いてバルバロイブレイドという火属性大剣に派生できるが、
      これも性能は下位止まり。
      しかも防御力上昇効果は最終強化のクリムゾンゴートでもセンチネル以下と、
      ディフェンダーの後継者とはとても言えない存在である。
      一方で斬れ味がやたら酷いことだけはしっかり受け継いでいる…。
    • ちなみにジャッジメントにも派生できる。性能は…記事参照。
  • しかし、MHP2GではG武器としてセンチネルGが生産可能。
    斬れ味は白止まりだが、なぜか紫が50出現するという何かおかしい性能。
    とはいえ、肝心の攻撃力が1296で、防御上昇効果がセンチネルから据え置きの+20では、
    抜刀アーティラートなどに勝てるはずもない。
    • ちなみに同じ斬れ味を持つ武器にミラザーゲスパノンがある。
      こう書くとなにやら強そうに聞こえる不思議。
      とはいえ採用率でミラザーゲスパノンに並べるわけもなし。太刀と違い大剣で紫50は盛り過ぎであった。
      せめて防御+60とかあれば多少は差別化できただろうに…。

MH3~MH4G

  • あえなくリストラ。見た目は秀逸だった為に少々勿体ない。
    が、攻撃能力より防御力に目が行く大剣としてグレンウォル系統が、
    攻撃力そのものは非常に高いという違いがあるもののほぼ同じポジションを引き継いでそしてネタにされていた。
    …とは言っても彼もMH4ではかなりの強武器として活躍できていたりもする。

MHX

  • 久々に登場。ベルダーブレイドから派生させることで生産可能。
    鉱石素材をつぎ込むことで最終的にセンチネルまで強化できるほか、
    バルバロイブレイド王大剣フウライに派生させることもできる。
    派生せずにセンチネルまで強化したときの性能は…
    • 攻撃力220に会心率0%。無属性大剣としては可もなく不可もなくと言ったところ。
    • 斬れ味は極短いと相変わらず今一つだが、斬れ味+2でわずかながらが出る。
    • 売りである防御上昇効果は+30
    • 残念ながらスロットはなし
  • しっかりと上位相当の攻撃力・斬れ味を手に入れている。これまでの扱いを考えれば大健闘と言えるだろう。
    ただし代表的ストッパー素材:勇気の証Gが必要なため、作成は☆7までお預けとなる。
    ノヴァクリスタルなど入手が大変な素材が多い点も注意が必要。
    • ちなみにグレンウォルとはようやく共演を果たしたが、肝心の防御力は負けている
      防御に特化した大剣とは何だったのか……。

MHXX

  • 今回はちゃんとG級強化先も貰えた。
    上位最終形態「センチネル」から限界突破+2回の都合3回の強化で辿り着く
    究極強化形態「バスティアン」は攻撃力350に達する。
    斬れ味は残念ながら素では青のみだが、斬れ味レベル+1から白20とそこそこの長さが出る。
    紫までは行かないが、紫ゲージ換算でも攻撃力330を僅かに超えているので、
    攻撃力だけなら平均ラインはクリアしていると言って差し支えない。
    • 防御ボーナスの方はというと、+40というのはそこそこ高い方なのだが、
      グレンウォルゼニスが+50を持つためやっぱり負けている。
      それどころか真名ネブタジェセルが+60持ちスロット3というバケモノであり、
      最終選択肢としては残念ながらどう足掻いても候補にすらならない。
      まあ今回に限ってはネブタジェセルがバケモノすぎるだけで、
      他にも食われてしまっている大剣はいくつもあるので、ディフェンダーが悪い訳ではないのだが。
  • しかしネブタジェセルはラスボス武器ゆえにHR解放前後でしか作れない。
    ディフェンダーの製作・強化時期ごとの環境はどうだろうか。
    • 最初の限界突破は、エルトライト鉱石以外は全部上位素材で賄える。
      そのエルトライト鉱石もG★1の適当な採取ツアーですぐ取れるためとっても楽。
      同じく序盤鉱石だけで作れるエルダーブレイドが260の白と遥か上の物理性能を有しているため、
      攻撃力目当てならそもそもディフェンダーを強化するのはやめてエルダーブレイドを作った方がいい。
      チケットが集まらなくてエルダーブレイドを作れない場合や、
      上位の斬れ味レベル+2つき防具を流用している場合ならばディフェンダーの方を使っても良いかもしれない。
    • 次の強化はアルティマ結晶を使うため、地底火山に来られるようになるG★3までお預けとなる。
      ここまでくると他の大型モンスター武器も強化できるものが多いので流石に厳しい。
      しかし逆に言うとアルティマ結晶だけでいいので、知人に張ってもらったG★3の地底火山のクエスト*1
      お邪魔させてもらえたりするならば、G★1の段階でいきなり攻撃力320という大剣を振り回せる。
      素では青だが白ゲージ換算でも300超の攻撃力である。
    • 最終強化には勇気の証XXが必要。
      これはG★4の緊急クエスト(バルファルク)や一部キークエスト(後半の2つ)でのみ手に入る*2
    とまあ厳しい事を色々と書いてきたが、強化時期はともかく要求素材はレア物も獰猛化素材も全く使わない。
    上に書いたエルトライト鉱石・アルティマ結晶・勇気の証XXとG以外はピュアクリスタル程度である
    (残りは全て鉱石=採掘で賄える)。
    グレンウォルは当然ながらウラガンキンの獰猛化素材やら天殻などがないと最後まで強化できないし、
    ネブタジェセルもやっぱり最終強化までにはレア素材の閣螳螂の麗眩玉を使うため、
    物欲センサーに引っかかる恐れがほぼ無いのだけは有り難い。

MHF

  • 当初はMH2と同じだったのだが、フォワード.4においてボロンメモを用いた
    新たな強化先「ハイ=センチネル」が登場。
    メインシリーズでは不遇な立ち位置のディフェンダー系列だが、
    ここで満を持して登場したハイ=センチネルの性能はと言うと……。
    • 攻撃力624。前段階(576)からは武器倍率換算で10上昇。
    • 防御力+30。こちらも10上昇。
    • 斬れ味はセンチネルで斬れ味レベル+1を発動させたものがデフォルトとなり、
      これを更に伸ばすと短い緑ゲージが出る。
    • 上記以外の変更点は無し。
    ……残念ながら、MHFでも表舞台へと躍り出ることは叶わなかった。
    結局、将来性があるだけバルバロイブレイド派生の方がまだマシという状況に変わりはない。
  • 一応、レア度1としては悪くない性能ではあるのだが、
    強化に際し当時は確率入手だったボロンメモを用いるため初心者ハンターは手を出しづらく、
    SR上げのために低レア度武器を手に取る熟練者ハンターにとっても
    もっと作りやすく強力な武器がいくらでもあるという環境面での難点を抱えている。
  • 更に追い討ちをかけるように、ハイ=センチネルが実装された直後のフォワード.5において、
    攻撃力624防御力+30という双方ともに全く同じ数値
    かつデフォルトで長い緑ゲージを持つエピドシスブレイドIが実装されている。
    一応、エピドシス武器は入手に際しデイリー権を消費し、
    またこちらはスロット1を持つという優位があるにはあるが……。

MHST

  • 序盤に入手できる大剣の一つとして登場。
    下位がディフェンダー、上位がセンチネルで、やはり特徴は防御力増加の効果。
    しっかり強化すれば使える性能にはなるが、属性等は保有していない。
    スキルはテクニックの物理ダメージを与える技巧斬。

MHST2

  • 続編のMHST2でも序盤で入手可能。
    作成はできずメラルー商会で初期から交換可能な武器となっているが、
    1章途中の段階ですでに同等以上の性能をもつ大剣が登場してしまうため、貴重な王冠を使うのは勿体ないだろう。
    また商会限定武器の共通の仕様として、一品モノなので売却ができなくなっている。
  • 上位のセンチネルはクリア直後から工房で作成可能。性能は攻撃力141、会心率4%、防御力7。
    他の上位初期大剣と比べると、攻撃力と会心率が同値で防御力が上回るので一応高性能。
    武器種全体のバランスとして大剣は防御力を捨て攻撃力を高めた調整となっているので、
    僅か7とはいえ防御力を持っていること自体が珍しい。
  • また、ルルシオンの街の中央にはディアブロ装備(MH3~)のハンターが、
    このディフェンダー系列を地面に突き立てている巨大な石像が存在する。

関連項目

武器/アイギスフォース - 防御特化武器仲間。


*1 参加だけなら全てHR9(G級昇格直後)でも可能
*2 こちらも参加だけならHR9の時点で可能