土砂竜の太刀は、硬度と重量を
活かして力でもって叩き斬る。
その風格は、無骨にして重厚。
(ドラグロカステッロ)
鍛錬を重ねた土砂竜の太刀。
荒廃した大地に泰然と構える
城の如く存在感を呈した一品。
(ボルボカステッルム/ボルボカスティージョ)
その太刀は岩石の居城が如く。
比類なき威圧感でもって
城主たる剣士を支え続ける。
(ボルボベルグブルグ)
MHRiseで初登場した、ボルボロスの素材を使った太刀。
目次
概要
- 今までありそうでなかった、ボルボロスの素材を使った太刀である。
鑿(のみ)のような見た目が特徴的。
そして地味に銘が読みづらい
性能
MHRise
- ドラグロカステッロI→II→ボルボカステッルムと強化される。
上位ボルボロスを狩ればHR5で完成するのが強み。
性能はというと、- 完成時期の割に高い攻撃力200
- 付き物な会心率-20%
- 残念ながらスロットはなし
- 斬れ味は青10。その後に鈍器に向いた長めの緑ゲージ。匠2から白ゲージが出現
- 百竜強化は、「会心率強化II」「防御力強化II」「痛恨の一撃」
また、ガーディアンソードIから「鉄蟲糸技強化」を引き継げる。
特に鉄蟲糸技強化を引き継げるため、主力技である兜割を強化できる。
- しかし、HR7になってくると骨刀グアルガや夜刀【月影】、
HR開放後は[[一虎刀【餓刃】>武器/一虎刀[#y5ca4ce4]]やファントムミラージュが立ちはだかる。
そいつらに火力ではまず勝てないだろう。
- とはいえ、前述の通り完成時期が早いため、マイナス会心と斬れ味のフォローさえすれば長く活躍してくれるだろう。
そして前述の太刀が完成したら引退させてあげよう。
勿論、見た目が気に入っているならば百竜刀の外装変更で使うのも良い。
- 闘技大会05で太刀を選ぶとこの武器を装備することになる。防具はミツネS一式。
今作の闘技大会の例に漏れず、バランス調整の為か納刀術が無いため、
依存症に陥っているとなかなかSランクが取れないかもしれない。
MHR:S
- マスターランクではMR1にて早速強化先「ボルボカスティージョ」が姿を見せる。
相変わらずマイナス会心はあるが攻撃力が250と大きく底上げされ、
更にえらい短いが素で白ゲージまで付与されるようになった。
上位の頃に挙がっていた強豪はいずれも強化が遅く、骨刀グアルガは青ゲージ止まり。
カムラ武器なども匠無しでは白が出ないので、MR1武器としては中々のポテンシャルである。
短い斬れ味は剛刃研磨で補うのがベターか。- ライバルは熊の筆。同じく素でやたら短いが白ゲージが出る。
期待値ではこちらが上回るが、
期待値は期待値でしかないのでマイナス会心が嫌ならそちらという選択肢もある。
- ライバルは熊の筆。同じく素でやたら短いが白ゲージが出る。
- 続いて、MR2にてジュラトドスの素材を使い「ボルボカスティージョ改」となる。
攻撃力は260、白ゲージが20になったが残念ながらMR開放までの強化は打ち止め。
MR3以後は暫く寝かせることになるだろう。
- そして、MR20にてレア10武器「ボルボベルグブルグ」に強化できる。
何か響きが似ているがコイツとは関係ない、はず
気になる性能であるが、- 攻撃力はトップ級の350
- マイナス会心20%は据え置き
- 武器スロットは無し。百竜装飾品スロットはLv2
- ボルボロス武器とは思えないほど長い白ゲージ(70)が発生、匠3から紫ゲージまで出る
- Ver.10.x時点では、攻撃力350の太刀はこれと轟刀【餓虎】改、巨塊刀ゴルティタンの3本。
ゴルティタン以外はマイナス会心であり、マイナス分の期待値で見ると轟刀に若干劣る*1。
紫まで出せば全太刀でも3位タイの期待値が発現するが、白では中堅どころといった具合。
長いゲージを利用して継戦能力を重視するか、紫まで出して瞬間火力を発揮するかはプレイヤー次第か。
轟刀【餓虎】改は素で紫を持つが白まで含めたゲージ自体が短く、
ゴルティタンは匠Lv4まで白すら出ないため、その点での差別化は意識したい。
- また本作の太刀は属性武器がいずれも強力な仕上がりになっており、
属性弱点を突いた方が高い火力を出されやすいというのは逆風ではあるが、
こちらはボルボロス自体のレア素材も、その他モンスターのレア素材も全く使用しない
というかなり強力なメリットがある。
下位から地道に強化する必要はあるが、竜玉や大竜玉すら使わないのである。
それらの属性太刀を手に入れるまでのつなぎとして考えても決して損はしないだろう。
- Ver.11で追加された傀異錬成は最終強化武器にさらなる力をもたらした。
本武器は攻撃力を最大まで上げることで410となり、斬れ味も傀異スロットを拡張するだけで
+20されるので、紫ゲージが出しやすくなったのである。
ただ、轟刀【餓虎】改も当然同じ強化を受けられる上、他の属性太刀もその多くがMRでの一発生産に対応しているため、
そこに至るまでに素材が足りず作れないということはほとんどないだろう。
もちろん、全く使い物にならないということはないため、使いたくなったらBOXから
引っ張り出すのも悪くないだろう。
- 性能比較ではどうしても影の薄さは否めないが、
無骨of無骨で100人中100人が一目で「これはボルボロス武器です」と解答できる素材感マシマシのデザインは、
全体的にスタイリッシュさを重視した武器が多い太刀界隈ではかなり異色を放っている。
そのため、ワイルド系の構成を太刀で組みたいなら、重ね着用の装備としての需要はそこそこ高め。
余談
- カステッロは「城」を意味するイタリア語の「castello」、
カステッルムはラテン語で砦を意味する「Castellum」、
カスティージョはスペイン語で城を意味する「Castillo」から来ていると思われる。
ベルグブルグのベルグはドイツ語で山を意味する「Berg」ブルグは同じくドイツ語から城塞を意味する「Burg」からと思われる。
ボルボロスの頭部や防具や武器全体のデザインなど、確かに城壁めいた造詣が見て取れるのは頷ける。
またこの太刀の鞘に該当する幅広の造形は、城などの高名な建築物に飾られる盾を思わせる。
もうこれで片手剣程度には防御できそうなデザインなのがまた……MHP以前の大剣仕様の頃に登場していてほしかった。
赤赤翠につづくお城武器である。