水獣ロアルドロスの素材から作られるスラッシュアックス。
目次
概要・性能
- ロアルドロスの武器なので、属性は当然水属性。
ロアルドロス特有の黄色をベースに鬣の角や爪を配した青色のアクセントが特徴。
剣モードでは、角を加工したと見られる小ぶりな青黒い刃が現れる。
軸はボーンアックスにも似た細身の形状をしている。
- MH3でロアルドロスとスラッシュアックスがそれぞれ初登場しMHP3にも続投したが、
なんと本武器は未登場。登場はMH3Gを待つことになる。
MH3G
- ようやく登場。下位ロアルドロスを討伐すればワイルドアックスからの派生で
すぐに生産できるようになるため、最序盤の武器という位置付けである。その性能は、- 攻撃力506
- 水属性120
- 強属性ビン
- 斬れ味は素で短い緑と標準的
- 会心率・スロットは無し
なんとアグナコトル亜種素材の上位武器、リキッドストーム(属性値80)よりも属性値が高い。
ロアルドロスさんはすごいな。
クルペッコ、ボルボロス、ラングロトラなどを狩る際には助けになってくれるだろう。
- 上位最序盤でロアルドロスを討伐し、強化を行うことでスプラックスと銘を変える。
その性能は、- 攻撃力690
- 水属性200
- 強属性ビン
- 斬れ味は素で長い緑、ただし匠でも緑延長のみ
- 相変わらず会心率・スロットは無し
さらに今作では上位から登場するロアルドロス亜種の素材も投入し、さらなる強化が…できない。
なんとルドロス武器としてはここで強化打ち止めになってしまい、その後の強化では
魔鎖狩かフィンスラッシュへと派生してしまう。
3作品目にしてようやく武器が作られたというのに、あっという間に姿を消してしまうのだ。
このためスラアク使い達の間でも「そんな武器あったっけ?」と言われるくらい影が薄い。
実に不憫である。
MH4(G)
- ロアルドロスがまさかのリストラ。
しかも序盤の水属性モンスターというポジションは新参のケチャワチャに
掻っ攫われてしまったため、当然のごとく本武器もリストラされてしまった。
しかもケチャ素材で作られるヴァーヴンアックス系統がそれなりの存在感を持っているため、
ドロスアックスの事を覚えている人は最早ほとんどいないのであった。
実に不憫である。
MHX
- ようやくロアルドロスと共に再登場を果たす。
今回はボーンアックスLv3からの派生強化のほか、直接生産も可能。
そして強化システムの変更に伴い、ついにドロスアックスのまま念願の最終強化が可能になった。
生産時点での性能は、- 攻撃力100
- 水属性12
- 強属性ビン
- 斬れ味は素で短い緑20
- 会心率・スロットは無し
下位時点では唯一の水強属性スラッシュアックスという唯一無二の立ち位置を確立しており、
剣モード特有の心眼効果も相まって主任の顎砕きもお手の物。 - Lv5の最終強化で3G同様にスプラックスとなる。
その性能は、- 平均的な攻撃力210
- 大幅に伸びた水属性30
- その属性値を強属性ビンでさらにブースト
- 斬れ味は素で青30、匠+2で白20が出現
- おまけ程度に付いた会心率5%
- スロットは無し
匠によって短いながらも白ゲージと、無いよりマシ程度だが会心率も5%獲得したため、
物理方面もそれなりに補強された。 - …と喜ぶのも束の間、上位から登場する後輩水属性モンスターであるケチャワチャの
獰猛化派生武器、ヴァーヴルンシンガーが強力なライバルとして立ちはだかる。
攻撃力は190だがトップクラスの水属性値40でこちらを抜き去り、さらにスロット1つ、
斬れ味は全く同じであり、顎砕き剣斧の座をあっさり奪われてしまうのであった。
実に不憫である。
MHXX
- ついに初となるG級進出を果たす。
各種獰猛化素材やレギオス素材を投入し、Lv8の究極強化で水断ドロスプラッシュの銘を得る。
汎用レア素材の大竜玉も要求されるのがネックだが、作製難度はそれほど高くなく、
HR解放前に完成できる。その性能は、- 平均的な攻撃力310
- あまり伸びなかった水属性33
- 変わらず強属性ビン
- 斬れ味は素で白30、匠でなんと紫40が出現
- 会心率5%、スロットは無しはそのまま
あのドロスアックスが最大で40もの紫ゲージを得られるとは、当時誰が想像したであろうか。
最後までスロットは空かず拡張性には乏しいものの、実戦には十分耐え得る性能だろう。
- …しかし、またしてもヴァーヴルンシンガーの究極強化、奇猿斧ワチャルナッカの存在により、
今回も影が薄いと言わざるをえない。
攻撃力は300まで差を縮められ、水属性は依然トップの45まで上昇してさらに差を広げられ、
スロットも3つに増加、斬れ味もこちらと全く同じというワチャルナッカの前に
ドロスプラッシュの出る幕は無い。
一応、ワチャルナッカの完成時期はアマツマガツチの素材を要求される関係上HR解放後になるため
作製時期・難度での差別化は可能ではあるが、属性特化運用として見た場合は
後輩の踏み台にされる先輩ワチャルナッカ完成までの繋ぎとして役目を終えることになるだろう。
G級進出を果たしただけでも十分な快挙ではあるが、やはり今作でも踏んだり蹴ったりで
不憫な印象は拭えないままであった…。
MHRise
- MHWorldでのブランクを経てロアルドロスの再登場により、ドロスアックスも復活。
最終強化でおなじみのスプラックスとなる。その性能は…- 低めの攻撃力160
- 高めの水属性33
- 強属性ビン
- 斬れ味は素で青20、匠Lv3から白ゲージが出現
- スロットはLv2が1つ、Lv1が2つ
- 百竜スキルは攻撃力強化III、属性強化【水】II、水やられ特効
そこそこの属性値に強属性ビンなので、百竜スキルは属性強化が妥当だろう。
シリーズ初となるスロットを3枠も獲得し、地味に拡張性が増しているのも嬉しいところ。
- しかし今作でも安泰とはいかず、D=ビジョンという強力なライバルの存在は無視できない。
同じ強属性ビンでありながら、攻撃力180に水属性剣斧トップの属性値42を持ち、
弱点特効【属性】の百竜スキルまで搭載しているまさに属性超特化の一振り。
単純な属性ダメージではスプラックスなどお話にならない高性能ぶりである。
D=ビジョンでは匠でも白ゲージが出ないこと、こちらよりLv1スロットが1つ少ないという
アドバンテージを如何に活用できるかが最大の差別化点となるだろう。
- また、必要な上位素材がロアルドロスのみなので☆5に入ってすぐに完成する。
フー=Dの方は☆5、6の間は強化が止まるため、上位中盤攻略用としての価値はある。
この場合はジェネラルアームと競合することになるが、水属性の有無で使い分けは可能。
MHR:S
その斬撃は大きな渦を生み出し
全てを押し流す。流された者は
なす術なく、死を待つばかり。
(水断ドロスプラッシュ)
- サンブレイクへのアップデートに伴い、MRの強化先が追加された。
MR1でスプラックス改、MR3で水断ドロスプラッシュと早々に強化が進み、
攻撃力が240→290と激増し、水属性値も47→50と順当に上昇。
ドロスプラッシュに至っては素の白ゲージまで獲得し、水弱点の攻略に大いに貢献してくれる。
- 傀異化素材を放り込んで水断ドロスプラッシュ改に最終強化すると、
- 標準レベルだが上位とは雲泥の差、攻撃力330に至る
- 属性値も水属性57と十分高い
- 当然強属性ビン
- 素で白70もあり、匠3からは紫を獲得
- スロットはLv3-1-1に強化、そして百竜装飾品スロットLv3
- しかしながら、属性特化運用ではまたしてもD=イレクトロが立ちはだかる。
あちらは攻撃力こそ320と少し落ちるが、水74というぶっ飛んだ属性値を誇る。
斬れ味も似通っており、百竜スロットも同じLv3を持つのである。
こちらの強みはあちらより一回り優れたスロットと攻撃力にある。
こちらが武器スロットのみで水属性強化Lv5を発動できるのに対して、あちらはLv3までしか届かない。
こういった差を活かして属性値の差を埋めることができれば、攻撃力の差で逆転できることもある…かもしれない。
- ちなみに、物理特化では強撃ビンの蟹剣斧にほぼ勝ち目はない。
強属性ビンを持つ以上、あくまで属性で勝負した方がいいだろう。
- 完成が早く、レア素材も不要という点も明確な強み。少なくともオロミドロの天鱗が出るまでの間は、
妥協というには優秀すぎる性能をいかんなく発揮してくれることだろう。
- バランス型と属性特化の強属性ビンがあるという点では、
雷属性のフルマーク改と神成・雷禍白業の関係性が近い。
ただ、百竜スロットLvの差で最終的な性能面の差を埋めていく上記二本に対し、
こちらは百竜スロットまでもが一緒なのでどうにも差別化し辛いきらいがある。
上記の通り、スキル構築の面で必要ならお呼びがかかるかもしれないが……。
余談
- スプラックスという名前の由来は、英語のスプラッシュ(splash、飛沫)+アックスであると思われる。
- 水断ドロスプラッシュは上記に加えて(ロアル)ドロス+水の擬音を意味するプラッシュ(plash)を
かけたダブルミーニングともとれる。
いずれも水属性武器としては無難ぴったりなネーミングである。