MHF-G5で登場した雅翁龍イナガミの双剣。
モンスターを深い眠りへと誘う。
目次
概要
- その形状は剣というよりは扇子であり、この武器に近い。
そのためこれを構え、振るうと中々優雅である。
- 剛種武器として生産し、天嵐武器・覇種武器・G級覇種武器・烈種武器・始種武器へと強化していく。
- 睡眠属性を有する双剣であるが、
MHFの睡眠双剣は一角双SPの影響でMHF-G9までは属性値が30以上にはならず、
実質無属性双剣として見られていた。
だがそれでも、剛種武器の時点で極めて優秀な性能を有しており注目された武器である。
性能
ネグルドアーダ
- 早速その性能を見てみよう。
- 並みの剛種双剣を上回る攻撃力378
- 会心率5%
- 超絶的な長さの白ゲージを標準で備え、斬れ味レベル+1で紫ゲージすら発生する
- 睡眠値130(※MHF-G8.1以前は30)
HR100の時点で作成可能な双剣でこの性能なのである。
かつてMHFの双剣業界に革命的な影響を齎した、緋猛双剣【神速】と比較して、
【神速】よりも攻撃力が高く、白ゲージも長く、
おまけに【神速】が有しなかった紫ゲージまで発生するのである。
この武器の異常さをご理解いただけたであろうか。- ちなみに【神速】は武器スロット3を有し、麻痺武器・リーチ長という差別化があるため、
完全にネグルドアーダに劣ってしまったというわけではない。
ただしG8.1までは麻痺値があってないようなものだったため、実質下位互換に近いような状態であった。
- この特性上、スキルがまだ充実させられない秘伝書取得前の武器として非常に優れており、
属性が必ずしも有効ではない対変種用として縦横無尽の活躍が期待できる。
- またG9からは睡眠値も130と大幅に引き上げられた。
これは上述した一角双SPの現在の睡眠値と同じであり、こちらも対変種戦で効果的な活躍が見込める。
ただし睡眠で非怒りに戻り肉質が大幅に硬化する、エスピナス戦では逆に不利になってしまう。
この1点のみに限定すると睡眠値の上昇は厄介な事態を引き起こすことになった。
- ちなみに最近の剛種武器の例に漏れず、この武器も雅翁龍討伐の証は5枚でよい。
ただし剛種イナガミ自体、古龍種ということで強敵であることは事実であり、頑張って討伐したいところ。
なお、古龍種汎用素材は「古龍種の特濃血」が必要となる。
これは剛種ルコディオラを狩って集めるのが手っ取り早い。
ネグルドグレイフ
- ネグルドアーダを強化した、天嵐武器。
天嵐武器の強化には事実上秘伝書が必須であり、HR300以降に強化できると考えてよい。
- 睡眠値は据え置きだが攻撃力が392まで上昇し、無属性では最高峰の一振りとなる。
また、武器スロットが1つ追加されるため、装備構築がやりやすくなる。
- 優秀な斬れ味ゲージはそのままなので、いわゆる匠業物2装備で運用できるほか、
斬れ味レベル+1を発動できない強化途上の秘伝防具で運用することも可能。
また、剛種クエスト・覇種クエスト、かつ天嵐防具2部位以上で、
長い白ゲージを紫ゲージに、紫ゲージを空色ゲージにグレードアップできる。
まさに防具を問わず活躍できると言える。
- ただし双剣は属性も重要であり、
変種未満のモンスターに挑む際は他の属性武器の方が有効ということも多い。
しっかり使い分けていくことを奨める。
例によってエスピナスとの相性は悪い。
- 強化には武器魂・天のほか、雅翁龍討伐の証の残り20枚、
そしてHCゲリョス奇種のHC素材「毒怪鳥の紫石頭」が1個必要。
ネグルドバイラル
- ネグルドアーダに覇種素材を投入した覇種武器。
覇種素材は覇種テオ・テスカトルの「炎王龍の灼翼」。
- 攻撃力は399と殆ど伸びていないが、会心率が10%に強化され、武器スロットが2と上昇している。
元々非常に高い攻撃力を持つ武器だったが故に致し方ないところであろうか。
- ちなみにG級以降はG級覇種武器「ネグルドテンラム」に強化・直接生産が可能。
攻撃力が434と上昇するが、G級イナガミのHC素材を使用する関係で強化難度は高い。
また、その時点ではより優秀なG級武器を使用しているであろうことから、
あえてこの武器を使用する利点は薄いだろう。
- ネグルドグレイフとの差が非常に小さく強化難度も高いため、
非G級では無理に強化せず、昇級後にネグルドテンラムを直接作るのも手である。
ネグルドエークタル
- 烈種ガルバダオラ解禁と同時に強化可能になった烈種武器。
- 烈種ガルバダオラの素材を用いるため、武器自体に「回避距離UP」のスキルが自動発動するのが強み。
双剣の真鬼人解放は元々の移動距離が長いため、
回避距離UPで追加される移動距離自体はさほど大きくないものの、
素早く距離を詰めたい、あるいは離脱したい場合に有効と言える。
- 烈種武器と言えば原則烈種防具を主体とした装備で真価を発揮するよう調整されているが、
この武器に関しては近年の防具事情から烈種防具フル装備での使用を前提としておらず、
烈種防具2部位でも強力な性能を発揮できるようになっている。
具体的に素の性能を記すと、- 攻撃力581
- 会心率15%
- 睡眠属性130
- 斬れ味は更に強化され、デフォルト紫ゲージを獲得
- 拡張性に優れる武器スロット3
これに烈種防具2部位を装備しG級クエストや剛種クエストに赴くと、- 並みのG級武器Lv50に引けを取らない攻撃力623
- 長い空色ゲージと、超絶的な長さを持つ紫ゲージ
- 同時に実装されたイナガミのG級武器「雅翁双剣【雲紋】」は、
攻撃力655に最大60もの空色ゲージという非常に高い物理性能を持つが、
ネグルドエークタルは会心率があるため、シジルによる強化を除けば烈種防具2部位でこの武器を上回る。
更にゲージ面では雅翁双剣【雲紋】は空色ゲージの次は長い緑ゲージだが、
この武器は最大90もある空色ゲージの次は140もの紫ゲージが控えているため、火力が落ちにくい。
- この武器のネックを挙げるとすれば、
ここまで来ると睡眠属性がそこまで大きなメリットとして機能しないため、
実質無属性の双剣として運用せざるを得ないことか。
G級では属性もかなり重要であり、無属性の活躍の場はネグルドアーダが猛威を振るう変種等と比較すると、
それほど多くはない。
ネグルドエオニオ
- MHF-G8で強化が可能となった、始種武器。
始種ヤマクライの素材が必要となる。
- G9現在、始種武器双剣で唯一水属性以外の属性を有しているのがこのネグルドエオニオであり、
また唯一、回避距離UPスキルが自動発動する双剣である。
そういう意味では他の始種双剣とは異なる立ち位置にあると言える。
- 性能だが、睡眠値・会心率・斬れ味ゲージは据え置き。
この辺りは元々強力なので据え置きでもさしたる問題はないだろう。
気になる攻撃力であるが、始種防具を装備していない場合は687となる。
烈種武器時代から見ると、攻撃力+106というとんでもない強化である。
- 始種防具を1部位装備すると、攻撃力715+長い空色ゲージという驚異的な物理性能を発揮可能。
無論始種防具を増やせば増やすほど攻撃力は増加していく。
- 例によってこちらも睡眠の単属性であるため、
どちらかと言えば無属性に近い立ち回りが要求される。
極めて高い物理性能を持つのは事実であるが、
G級環境にて必ずしも必須とは言えないがスキル構成によっては重要な役割を担う、
会心率を素で持つというポイントがあり、それを生かせる装備構成が求められるだろう。
余談
- イナガミのG級双剣「雅翁双剣【雲紋】」もいわゆる扇子型の双剣であるが、
そのデザイン及び武器特性はネグルドアーダとは異なっている。