MHFの公認ネットカフェ特典として作成できる武器群。
ゲーム内では「特典武器」に属し、広義には「課金武器」と称される。
目次
概要
- MHFでは公認ネットカフェを利用してプレイする事で非常に多くの特典を得ることができるが、
その特典の一つとして用意されているのがこのネットカフェ武器である。
公認ネットカフェを利用できるのはPC版とPS Vita版のみだが、
それ以外のプラットフォームでも追加課金コースの「Nコース」を利用すれば、
これらの武器の入手機会がある。
- ネットカフェ武器はMHF-Z現在、大きく分けて4つの系統が存在する。
基本的に、プレイヤー間で単に「ネットカフェ武器」という場合は4番目を指す。
生産・強化素材について
- スティールシリーズの生産・強化に必要なNメダル、
ルビーノシリーズの強化に必要なNシールは、公認ネットカフェでのプレイ中、
もしくはNコースの適用中に、普通の大型モンスター狩猟クエストをこなすと入手する事ができる。
どれが手に入るかはランダムだが、必ず一つ出るようになっている。- ちなみにNメダルもNシールも、
元はと言えば求人区限定配信のネットカフェ特典クエストの報酬素材だった。
求人区の当時の位置づけから、プレイヤーによっては恐ろしくハードルが高かった可能性はある。
その入手手段が現在の方式に変更されたことも、MHFにおける求人区衰退の原因の一つとされている。
- ちなみにNメダルもNシールも、
- Nポイントについては、正確に言えばポイントそのものを使って生産・強化するのではなく、
100NPで交換可能な専用アイテムを用いることになる。
Nポイント自体は、公認ネットカフェでのプレイ中にメゼポルタ広場にログインすることで、
通常は2.5分(150秒)ごとに2ポイントずつ加算されていく他、
累積プレイ時間ボーナスとして30分以上の利用でさらにポイントが入る。
Nコース(2000円/10時間)の場合はコースを適用した時点で1000NPを入手する事ができる。- なおNコースは元々ネットカフェ特典の代替機能のため、当初はPC版にはNコースはなかった。
また購入特典も240NPと現行の1/4未満だったが、PCへの対応に伴い上方修正されている。 - 累積ボーナスを除くと、PC/PSVitaにて公認ネットカフェを利用した場合、
100NP手に入れるには125分のログインが必要ということになる。 - Nポイントは通常のプレイでもハンターライフコースが有効なら毎日特典で1日4ポイント、
エクストラコース込みなら5ポイントを貰うことが出来る。
また、各種プレミアムグッズ(パッケージ)購入特典や、
不具合の補償として配布されるケースもある。
VSクエスト・チャンピオントーナメントの上位入賞者にも、
大量のNP(もしくはNの塊)が賞品として授与される事も多い。
Nポイントそのものの詳細や、その他の使い道についてはシステム/Nポイントを参照のこと。
- なおNコースは元々ネットカフェ特典の代替機能のため、当初はPC版にはNコースはなかった。
- ネットカフェ武器はゲーム内では「特典武器」として扱われており、
その他の強化素材については、いわゆるプレミアムグッズ特典武器などと全く同じものになっている。
G級強化できるものについては、「G強化券」は不要。
スティールシリーズ
- Nメダルを使用することで作成できる、文字通り鋼鉄のような質感が特徴の武器群。
ネットカフェ特典が用意されたサービス黎明期から存在している。
- 穿龍棍とスラッシュアックスFを除く11武器種全てに存在しており、
大剣のみ、通常リーチとリーチ短の2種類が用意されている。
属性はいずれも無く、高い会心率が特徴。
- 如何せん黎明期の武器であるため、性能として突出したものはないのだが、
明確に悪い部分もなく、HR5前半までの武器としてはそれなりに活躍できるだろう。
無属性のため、変種相手には役立つ局面も。
とはいえ、現行のロードマップでは武器生産に必要な枚数が集まる頃には不要になっている可能性が高い。
- 片手剣、太刀、ヘビィボウガン、弓はG級強化も可能となっている。
レベル強化は無く、シジルの取り外しも自由。
ただし性能としては、いわゆる課金の準G級武器というポジションであり、
昨今の同系列の武器に比べると見劣りする部分が多い。
閃転スキルがないと、G級環境では力を発揮できないのも悩ましい。
- 外見的には確かに似合うが、防具とは何の関係もない。
ルビーノシリーズ
- Nシールを使用することで作成できる、スティールシリーズの色違い。
「ルビー」が語源と思われ、その名の通り赤を基調としており、火属性が発現する。
- こちらも穿龍棍とスラッシュアックスFを除く11武器種全てに存在しており、
大剣のみ、通常リーチとリーチ短の2種類が用意されている。
会心率はないが、防御力+がある。
- HR帯では同ランクの武器と比較して、火属性値が割と高めなのが特徴。
かといって物理も全く見劣りせず、そのためHRがメインだった時代には愛用者も少なくなかったという。
- こちらは全ての武器にG級強化が追加されているのだが、
例によって性能としては、いわゆる課金の準G級武器というポジションであり、
昨今の同系列の武器に比べると見劣りする部分が多い。
一部の武器種は属性値が高く紫ゲージが長いため、繋ぎとして用いるならそれなりではあるが。
Nポイントを用いる武器
- Nポイントを用いる、正確にはNポイントで交換できる「Nの塊」を用いることで生産できる武器の内、
後述の「伝説級武器」を除いたもの。
- シリーズとしてはスティールの色違いである「サフィール」「シトリア」「アメシス」シリーズがあり、
それ以外にも各武器種様々なものが実装されている。
Nの塊の使用量は武器によって異なり、4個で最終強化できるものから10個以上使うものと様々。
- サフィールシリーズは青色ベースとなっており、サファイアが語源と思われる。
会心率の無い無属性武器となっており、G級派生がなく、
素の性能も正直スティールシリーズと比較してメリットが全くないのだが、
この内ガンランスの「サフィールホーク」に関しては、かつて公式狩猟大会で大きな波紋を巻き起こしたため、
古参ハンターの間では認知度が高いかもしれない。
また、太刀だけはG級派生があるのだが、その分必要なNの塊の数が跳ね上がる。
- シトリアシリーズは真鍮のような色合いであり、語源は黄水晶を意味するシトリンと思われる。
近接と弓は龍属性を有するが、それよりも実装当時、
肉質無視ダメージがあった麻痺弾を最大3発装填できるヘビィボウガンが話題となった。
こちらもG級派生はなく、サフィールよりもNの塊の使用量がやや多い。
- アメシスシリーズは青紫色で、アメシストが語源と思われる。
毒属性を有しているが、こちらもG級派生はなく使いづらさは否めない。
- それ以外にも実に様々な武器が存在するが、
最終的な性能としては、G級強化できても上述したスティールシリーズとの大きな差はない。
伝説級武器
- 上記の武器の内、ネットカフェ(特典)を象徴する武器として用意された武器群。
そして公式公認のネタ武器でもある。
なお、モンハンで一般的に言われる性能・見た目・名前がネタな武器、という訳ではない。
もっと別の意味でネタな武器なのである。
- 伝説級武器は他のネットカフェ特典武具と違い、
多くは最終的にLv50の「G級技巧武器(通称・改G級武器)」に、
また2018年4月より追加される大剣の新たな派生と太刀は、辿異武器となる。
更に何れも(強化で)派手な見た目、ギミックが出現するという特徴を有している。
また、実際の伝説に登場した武器を原典に持つという点もポイントか。
- 2018年4月現在、伝説級武器は
の6種類が存在する。
この内大剣に関しては、もともと上の「Nポイントを用いる武器」と同列に扱われていた。
が、「カリバーン」に至るまでの過程が当時基準で壮絶過ぎてネタになり、
カリバーンはネットカフェ特典武器でも特別な存在と位置づけられるようになった。
その後MHF-G6にてカドゥケウス、G8でガラティーン、G10.1にてダーインスレイヴが実装され、
この頃に公式サイトにてこれらの武器群を「伝説級武器(もしくは伝説の武器)」として扱うようになった。
エクスカリバー以外は、最初からG級武器として生産・強化していく。
- いずれも、G級武器Lv50となった上で改G級武器に派生でき、性能そのものはG級武器Lv50として申し分ない。
更に大剣と太刀は「辿異武器」への強化を持ち、
2018年9月26日からは双剣、10月下旬からは穿龍棍も同様に辿異派生が追加され、
2019年1月30日にスラッシュアックスFと片手剣の辿異派生が追加予定となっている。
派手な見た目やギミックも、ネタにされるようなものではなく普通にカッコイイと言えるものである。
名前も特に変わったものではない。
では何故公式公認のネタ武器なのか、それは作成難度の異質さにある。
作成難度
- 全ての伝説級武器は、100NPで交換可能なアイテムを生産に使う。
それぞれ、- エクスカリバー、カドゥケウス…Nの塊
- ガラティーン…太陽のくさび石
- ダーインスレイヴ…三日月のくさび石
- フランシスカ…蒼穹のくさび石
- 天叢雲剣…雲海のくさび石
- エクスカリバーについては上述した事情から、Nの塊2個(200NP)で生産できるのだが、
カリバーンまでは合計15個のNの塊(1500NP)を使う事になる。
同時期・同ランクのサフィールが最終強化まで4個しかNの塊を使わない事を鑑みると、
この必要量はずば抜けて多い。
しかも当時は、200NPでNの塊1個というレートで、Nポイント自体も現在ほど多くは溜まらなかった。
従って強化には膨大な時間をネットカフェで過ごす必要があった。
付いたあだ名が「(ネカフェ)難民大剣」である。
その後NPの入手及びNの塊のレートは段階的に緩和されたが、それに伴ってカリバーン以後の強化が追加され、
そこで要求されるとんでもない数のNの塊に界隈は騒然となった。- 現在でも、カリバーンまでは(累積ボーナスを考慮しない場合)約31時間のログインが必要となる。
- 現在のメインコンテンツであるG級のG級武器Lv50までに必要なNPの量は、
エクスカリバーGがトゥーハンドソード、カリバーンまでの分を含めて41300NP、
それ以外は41500NPである。
当たり前だが現在のMHF-Zでも、これだけの量のNPを入手するのは並大抵の事ではない。- MHFはオンラインゲーム故に、
「リアルマネーをどれだけ投じても強力な装備なら作るべき」という主張が度々発生するのだが、
この武器群に関してはPC版ではネットカフェに長期間滞在する以外に直接NPを入手する手段が乏しい
(いくつかあるが、いずれも決定的に入手できる性質ではない)ため、
正直なところ、リアルマネー云々ではどうしようもない部分である。
PC版がそのような状況のため、他プラットフォームでもこれらの武器の必須性を問う声が出た事はない
(Nコースは自宅利用が可能であるのと引き換えに、NP入手のレートが悪い)。
- MHFはオンラインゲーム故に、
- そして派生強化することで少しに見えて、それなりに大幅な性能向上が起こり、*1
見た目やエフェクトも更に派手なものになるのだが、派生強化を行う場合は
「回帰の知恵」という100NPで交換できるアイテムを99個使う。
そしてLv50まで再び強化する際には、その99個を含め、42000NPが必要。
つまり合計で83500(大剣は83300)ものNPが必要な計算になる。
更に2018年4月18日アップデートにて、大剣と追加される太刀でついに辿異武器へと派生強化される道が開かれ、
それに必要な素材である「無上の書巻」が実装されたが、
従来の伝説級武器素材と違って1冊500NPというレートになっており、
これが99個必要となっているため、
派生にはなんと49500NPが必要になる。
たった1段階でこれなのだから非常に高いハードルと言っても良いだろう。
- これらを1購入2000円で1000NP入手できるNコースを用いて、
太刀の天叢雲剣を例にして作成にかかるリアルマネーを計算すると、
各段階毎に以下の金額が必要となる。- 生産~GLV50強化(41500NP):84000円(余り500NP)
- 生産~改GLV50強化(83500NP):168000円(余り500NP)
- 生産~辿異強化(133000NP):266000円
- なお、1度のみ、かつ実質武器1つのみのチャンスとなるが、
MHF-Z開幕日(2016/11/9)基準でカウントされるサービス「HLリワード」の特典NPを利用する場合、
多くても35000円でGLV50強化、40600円で改GLV50強化、
47600円で辿異強化に必要なNポイントを入手することができる。
上記と比較するとかなり安く済んでいるが、
これはそもそもMHFの基本プレイ料金であるため、安いを通り越したレベルである。
その代わり、MHF-Z開幕日基準で見て25ヶ月以上の基本プレイ料金の支払い、
及び継続プレイが必要となるため、別の意味で入手ハードルは高い。
- 上述した事情から、これらの武器群はいわゆる象徴的な存在に留まっているのが実情である。
公式でも、エクスカリバーやカドゥケウスの説明を体験会で行った際などに、
「ネタ武器なので真に受けないでほしいが」とわざわざ断ってから説明に入っている。
これが公式ネタ武器とされる由縁である。
- 繰り返すが、Lv50時の性能については上述したようにG級武器Lv50の中でも比較的高めの水準にある
(実装が古いエクスカリバーGのみ、派生前はやや型落ち感が否めないが、それでも低いわけではない)ため、
性能が使い物にならないという意味でのネタ武器ではない。
ネタ武器=弱いという先入観でG50指定のPTから弾いたりすると、赤っ恥を書くことになるので注意。
- 性能もエクスカリバーGのみ、LV20でG級武器としての基礎性能が完成する体型が取られているのに対し、
カドゥケウス以後の武器は、派生前Lv49とLv50で外見が大きく変化し、
性能もLv49と50で大きく異なるという体型が取られている。
G級武器Lv50(に比肩する性能の武器)を用いることがG級のスタンダードになった現在では、
この点はさほど問題はないものの、募集に乗る云々以前に後者体型の武器はLV20、
つまり、基礎性能完成に当たる段階が存在しないという事で、
Lv49までは正直実用に耐えない性能になっているので注意。
一方、これはあくまで派生前の話であり、派生後(改G級武器段階)には当て嵌まらない事でもあるため、
性能差のある派生前と性能差が皆無レベルの派生後の両者を混同しないよう、気をつけたい所である。
- 上述した事情から誰にも見向きもされない不人気武器かというとそういう訳でもなく、
いろんな意味でインパクトのある武器故に、強化に挑戦しようとするハンターは少なくないようだ。
最終強化した武器はロビーでも鮮明なエフェクトが出るため、
ロビー装備としてのインパクトも抜群である。
またカドゥケウスとガラティーンに関しては、当時の武器事情からネタと笑って済まされない状況があり、
ガラティーンについては辿異武器どころかLv100G級進化武器以上のポテンシャルがある、
文字通り「最強の片手剣である」と喧伝された事で、様々な面で議論の的となった経緯がある。
詳しくは当該記事を参照のこと。