威風堂々たる巨大な二本の角を
備える決闘用のボウガン。
玄人好み故、取り回しに注意!
(デュエルスタッブ)
デュエルスタッブの最終形態。
目前の獲物を容赦なく撃ち倒す
無頼無敵の恐るべき剛砲。
(バズディアーカ)
目次
概要
- MH3から登場した新たなるディアブロス素材のボウガン。MHP3以降はヘビィボウガンに分類されている。
本家シリーズではディアブロス素材のボウガンはデュエルキャストシリーズが登場していたが、
あちらとは根本的に設計理念が異なる「重い・強い・遅い」ボウガンである(癖の強さは似たようなものだが)。
なお、武器名の由来は「バズーカ」にディアブロスのディアを組み合わせたものとみられる。
- 見た目はボーンシューターに似たフレームにディアブロスの甲殻を被せたようなもの。
銃身側は頭部を模しており2本の角と襟が、ストック側には尾甲が配置されている。
翼や足にあたる部位はないがフォルムは前後にぐっと縮めたディアブロスというようなもので、
前任者のデュエルキャスト系に対して中々主張が激しいデザインをしている。- パワーバレルはバレルの装着と両角が大型化され、
シールドは襟部位の増加装甲の装着といったところ。
- パワーバレルはバレルの装着と両角が大型化され、
- 本項では二つ名持ちモンスターである鏖魔ディアブロスの武器も扱う。
性能
MH3
- 重そうに見えるが、実は一式ではギリ重量70のミドルボウガンである。
一式で使う場合は通常弾と貫通弾の装填数が比較的多いが、
どちらもLV3弾がろくに装填できないという困った特徴がある。
- フレーム
- 重量20と意外と軽量。上位以降のフレームでは唯一の速射対応。
ただし、一発しか装填できないLV2散弾という微妙なチョイス。
リロード:やや遅い、反動:大、ブレ:左側/大と異様に癖が強く、
属性弾や状態異常弾も一切使えない極端な性能。
しかしその割に攻撃力は雷迅砲サンダークルスと同程度と言うほど高くはなく、
正直フレームとしての性能は微妙。
さらに、この威力で中折れ式。 - バレル
- 攻撃力132とかなり優秀だが、会心率-10%が付くディアブロス武器のお約束。
というかフレームの会心率が+なのが不思議だが…。
全バレル中最大の40という重量に加え、ブレを増加させ射程を0.7倍にするなど、やはり癖は強い。
貫通弾がLV1:4発、LV2:2発とそこそこ入るので、
射程が短くなることを活かした貫通特化バレルとしては優秀。
イビルマシーンが出来るまでの繋ぎとしては十分だろう。 - ストック
- LV1・2の通常弾と貫通弾に対応している。
しかし、リロード速度を落とす面倒な特性持ちなのでわざわざ使うかというと微妙なところ。
MHP3
- 強化前の下位武器としてデュエルスタッブ(改)が登場。
強化するにつれてしゃがみ撃ち対応弾種が1種ずつ増えていく。
- 最終強化のバズディアーカは攻撃力230、ブースト・パワーバレル込みで268まで上がる。
会心率は-25%と低い。期待値は轟砲【虎頭】や烈風砲【裏黒風】にわずかに劣る程度。
リロード速度「やや速い」・反動「やや小」であり、取り回しは非常に優秀。
ブレは左/大である。ブレ狙撃や貫通弾の抉り軌道を生み出す点を考慮すると、一概にデメリットとは言い難い。
- 新要素のしゃがみ撃ちに徹底的に特化したヘビィボウガンであり、
なんと通常弾と貫通弾以外の弾にはほぼ未対応。
しかもその装填数も全て3発という非常に潔い性能。
一方でLV2・3の通常弾と全LVの貫通弾のしゃがみ撃ちに対応しており、
対応弾種は全ヘビィ中単独最多である。- 数値上の火力では、新たに登場した亜種武器のネロディアーカに劣るものの、
こちらはLV2~3通常弾と全LV貫通弾をしゃがめることと、
リロード速度の速さにより、DPSでは上回る。
とはいえ、癖の強さはどっちもどっちなので結局「しゃがめよ」であることは変わりない。 - 通常弾LV2・3のしゃがみ撃ちに対応するライバルはユプカムとネロディがいるが、
全レベルの貫通弾しゃがみに対応するのはバズディだけ。
弱点特効、陸奥・覇/天城・覇シリーズとの相性の良さもあり、
運用法次第では烈風砲を上回る活躍も期待できる。
- 数値上の火力では、新たに登場した亜種武器のネロディアーカに劣るものの、
- シルバーソル主体で組めば、攻撃力UP【小】・見切り+3・通常弾強化・貫通弾強化・弱点特効という
コイツにお誂え向きの装備を作れる(詳細はスキルシミュレータ等を使って確認されたし)。
また通常弾強化を切って貫通弾に特化したり、少ない装填数を補うために装填数UPをつける運用法も。
4発ずつ入ると立ち撃ちでも使用感はだいぶマシにはなる。
ただし、その分火力スキルを削られることになるため、付けるかはお好みで。
MH3G
- バズディとネロディで一本化されたため、上位までの登場となる。
しかしそのせいでバズディからネロディに強化する際に、
通常弾の装填数が一気に減るというマカ不思議な現象が…。
バズディ自体は、装填数がMHP3のバズディ、しゃがみ撃ちがMHP3のネロディから受け継いだような
悪いとこ取りの性能なので、あまり目立たない。
MH4
- 竜人問屋でディアブロス通常種素材が手に入るため、
通常種ヘビィであるバズディアーカは続投しているが、亜種武器のネロディ及びカーディはリストラ。
MH3Gにおけるカーディアーカが強力だったために期待した人も多かっただろうが、
残念ながらバズディアーカは過去作に比べて大幅に性能ダウンしてしまった。
- その性能は、攻撃力330に会心率-30%、リロード:遅い、反動:中、ブレ:左右/大、
しゃがみ対応弾はLV2&3通常弾、LV1&2貫通弾である。- あいかわらずの高攻撃力だが、マイナス会心も大きくなった。
そのため攻撃期待値は全ヘビィボウガン中10位と、かなり残念な位置に転落してしまっている。 - 運用面でまず目につくのは「ブレ:左右/大」である。
もともとディアブロスヘビィのブレは大きかったが、それは「右/大」か「左/大」であり、
弾の軌道自体は安定していた。それが「左右/大」となってしまった結果、
スキルの補正なしには狙った場所を正確に狙撃することが難しくなってしまった。 - ならばブレの影響の少ない超大型モンスターに使えばいいかというと、そこにも問題が。
大型の敵に最もダメージを与えられるLV3貫通弾がまさかのしゃがみ非対応である。
LV3貫通弾自体は3発装填可能ではあるが、リロード「遅い」が足を引っ張り、実際のDPSは伸び悩むことになる。 - しゃがみ対応弾の種類は多いので、チャンス時にしゃがんでいけばいいのかと思いきや、
そういった使い方の場合はLV2&3貫通弾のしゃがみ撃ちに対応した
グラビドギガロアのほうを選択する人が多いようである。
さらに残念なことに、攻撃期待値もグラビドギガロアの方が上である。 - 一応通常弾の装填数が4/4/5と過去作より改善されているが、その程度の改善ではもはや焼け石に水である。
- あいかわらずの高攻撃力だが、マイナス会心も大きくなった。
- もともとクセの強いヘビィであったが、今作ではそのクセが悪化し、数少ない長所がさらに減った結果、
残念ヘビィとなってしまった。運用するには過去作以上の愛が必須である。
- バズディアーカの強化前のデュエルスタッブが発掘装備に存在する。
この系列に思い入れのある人はこちらを使ってみるのがいいかも知れない。
MHXX
- ディアブロスの復活に合わせてこちらも復活。
MHXXのブレイヴスタイルの紹介PVで使用されている。
- 究極強化のモラクディアーカの性能は
- 最高クラスの攻撃力370と手痛い会心率-30%
- リロード:遅い・反動:中と取り回しもイマイチだが、ブレは左/大に改善
- 通常弾・貫通弾の全レベルに対応、貫通弾は4~5発装填と立ち撃ちでも使えるレベルに
- 当然のごとく、状態異常弾や属性弾は全て装填不可
- LV2通常弾・LV1及びLV2貫通弾のしゃがみ撃ちに対応
- スロットは1と及第点
- MH4シリーズのバズディ及びカーディが今一つだったため期待はあまりされていなかったのだが、
MHXXから追加されたブレイヴスタイルでのしゃがみ撃ち特化運用と共に再び注目を集めた。
さらにマイナス会心のカバーも、痛恨会心スキルを使えば見切りよりも圧倒的に軽く済む。- この武器の場合、マイナス会心を打ち消し痛恨会心の期待値を上回るには、
37.5%以上の会心率を稼がないといけない。
弱点特効の有効な相手なら簡単だが、弱点部位が狭く弱特貫通弾があまり有効ではなかったり、
弱点特効が効かない場合は必要なSPが一気に重くなってしまう。
- この武器の場合、マイナス会心を打ち消し痛恨会心の期待値を上回るには、
- これらのシステム的な追い風によって、全ヘビィボウガン中トップクラスの汎用性を持つことが判明。
貫通弾中心の汎用ボウガンとして人気を博している。
特に弾数の不足しがちな獰猛化個体を含む大連続狩猟クエストや、
調合の隙を作りにくい闘技場型フィールドでのクエストなどで真価を発揮するだろう。
反動軽減7スロット3のお守り*1があれば、いわゆるモラクテンプレに加えて通常弾強化も発動できるので
貫通弾が切れた場合や体の小さいモンスターが混じった大連続における対応力が増す。
- 基本的にモラク最大の個性は多種の弾をしゃがめる事であり、汎用性の高さと継戦能力にある。
そのため、他の一点特化した銃に比べると必ずしも効率的とは言い難いケースもある。
基本的にはそれでも全く問題ないが*3、固定手順のハメ狩猟ではあまり歓迎されない。
LV1貫通弾を撃ち切るまではガオウ・クオバルデやコルム=ダオラに火力で劣り、
それらの超火力を前提としたハメでは失敗の原因になるため、
あくまで専門は長期戦であるこの武器は歓迎されない。
とはいえ、ハメに参加するプレイヤーは基本的に要求スキル、武器を事前に確認するので、
それが満たせていなければ上記の武器を担いでいても同じである。
通常の狩猟ならPSさえしっかりしていれば問題ないため、
スキルを組みやすいモラクテンプレを起点に、上記の武器・それ用の装備を揃えていくといいだろう。
- この武器が輝くのは、やはり超特殊許可クエストにソロで挑む時だろう。
二つ名モンスターにもガンナーと非常に相性のいいモンスターは多いものの、
彼らの前では上記のガオウ・コルム等では完全調合を駆使しても尚、生半可な腕前では弾切れのリスクは免れない。
しかしながらモラクディアーカはLV1貫通弾を撃ち切ってもまだLV2貫通弾しゃがみが残っているため、
彼らを前にしても弾切れを心配することなく立ち向かえるだろう。
さらに、全体的に肉質が硬いので弱点特効が作用しにくく、痛恨会心とも相対的に相性がいい。
LV1貫通弾が切れても即座にLV2貫通弾に切り替えられるため、完全調合のタイミングが緩めになるのも大きい。
やはり適材適所をしっかりとこなしてこそのハンターであると言えよう。
MHWorld
ディアシューター
- 今作ではボーンシューターからディアシューターという強化版を作り、そこからデュエルスタッブを製作する。
……が、この次の強化で作れるものはネロディアーカ。バズディアーカなど存在しない。
ついでに角竜と黒角竜の登場時期はほぼ同時であり、強化時期も差がない。
今作でも屈指のじゃじゃ馬としてコアな人気を誇る角竜派生だが、デュエルスタッブの出番はもはや皆無だろう。
- のちにMHW:Iではパーツ強化の中に角竜パーツが登場。4段階目の攻撃力強化パーツとなる。
骨派生から連なるボウガンと組み合わせればディアシューターの直系のようになり、
鉱石派生と合わせれば細身の銃身と照準器からデュエルキャストを彷彿とさせる見た目になる。
1つ先の攻撃力強化は滅尽龍、その次は熔山龍パーツとなるが、
倍率1や2程度の差であれば割り切って見た目で選んでもいいだろう。- Ver.13.50からは「武器の重ね着」の登場により角竜パーツのみならずデュエルスタッブの見た目も、
自由に他のヘビィボウガンに適用できるようになった。パワーバレル取り付けも可能。
- Ver.13.50からは「武器の重ね着」の登場により角竜パーツのみならずデュエルスタッブの見た目も、
MHRise
- ディアブロス亜種がリストラされたためネロディアーカも未登場。発売時点での最終強化はデュエルスタッブIIとなった。
前作でネロディが失墜しただけに心配されていたディア砲だが…。- 攻撃力240に会心率-30%とほぼいつも通りのように見えるのだが、
実は期待値で王牙砲【山雷】に負けている*4。
というか前々作のカーディアーカより会心率が10%下がっているので実は少し弱くなっていた
一応、竜撃弾の威力はギリギリで1位をキープしてはいるものの、
今作では不動の装衣が無いためおいそれとは撃てなくなってしまった。
- そして、装填数が過去作同様にすべて死んでいるのが大問題。
LV3通常弾は3発、LV3貫通弾は2発しか装填できない。
MHRiseのヘビィは基本的にここの装填数がキモなのだが、
こいつの装填数は標準の半分も無いため発射レートが極めて低い。
さらにディア砲なので属性弾なんて装填できるはずもなく、徹甲榴弾や拡散弾もLV1しか対応していない。
このパターン、どこかで見たような…。
極めつけに、残された最後の希望である狙撃竜弾までもが弱体化。
もともと隙の大きさに問題のあった弾のヒット数が激減し、とても実用レベルとはいえない状態になってしまった。
こうなるともう撃てる弾がまるで見当たらない、絶望的状況になってしまっていた。
しゃがみ撃ちを初めとした装填数を補える手段を失った以上、こうなるのも必然ということなのだろうか…。
Ver.2.0へのアップデートで、おなじみバズディアーカへと強化が可能に。
攻撃力はついに250にまで達し、LV3通常弾と竜撃弾の装填数も1発増えた。
これにより、デュエルスタッブと比べれば随分マシな射撃性能を手に入れることとなった。
だが実は… - 攻撃力240に会心率-30%とほぼいつも通りのように見えるのだが、
- Ver.2.0以前の竜撃弾には不具合があったことが明らかになっており、
アップデート以前はうまく2ヒットしなかった問題が修正されている。
この修正後の竜撃弾を攻撃力と砲術に特化したバズディアーカで溜め撃ちすると、
合計で1000を超えるダメージを叩き出すことが可能。まさかの溜め撃ちヘビィへの進化を遂げた。
持ち込み分の10発が全て当たれば約10000ダメージ、弾丸節約や道すがらの現地調達分も加味すれば、
キャンプで補給せずとも竜撃弾のみでモンスターを仕留めるのは不可能ではない。
無論、竜撃弾の溜め撃ちなど易々と当てさせてはくれないが…浪漫武器としての威厳は保たれたと言えるだろう。
MHR:S
威風堂々たる巨大な二本の角を
備える決闘用のボウガン。
狩猟の荒野に勝利をもたらす。
(重角砲ディモニアーカ)
- マスターランクの追加に伴い、更に強化先が追加。
バズディアーカ改の時点で攻撃力390と、何かがおかしい数値。
そしてモラクディアーカ…ではなく、重角砲ディモニアーカという新たな銘を得る。
傀異化素材を投入して完成した重角砲ディモニアーカ改の性能はというと…。- 攻撃力410、パワーバレル込みで461と、異常という言葉すら生ぬるい数値
- パワーバレルに攻撃Lv7、護符・爪を合わせれば攻撃力は驚異の532に達する。
- 決して譲らない会心率-30%
- スロットは最後までなし
- 百竜装飾品スロットはLv2。各種特効や痛恨の一撃を搭載可能
- 竜撃弾が3発装填に対応
- ブレ左/大、反動中、リロード遅いと、取り回しの悪さも変わらず
- 特殊弾は狙撃竜弾
竜撃弾をリロードを挟まずに3発も撃てる点はシンプルながら強力であり、
適切なスキルを整えリュウゲキの実の現地採集なども取り入れれば
竜撃弾だけでマスターランクのモンスターを仕留めることも可能。
- さて、かつてしゃがみ撃ちヘビィの代名詞として名を馳せた武器系列としては、
今作で復活したしゃがみ撃ち、クラウチングショットとの相性はやはり気になるところ。
結論から言えば、装填数を踏み倒して瞬間的な火力を得られるという点では間違いなく相性は良い。
ただしオーバーヒートと付き合わなければならない関係上、
かつてのようにクエスト中に終始しゃがみ続けるという立ち回りはほぼ不可能。
また、MR環境のお約束として高会心率+超会心が最も効率の良い火力補填の手段である中、
やはり足を引っ張るのは極めて低い会心率。百竜スキルが装飾品になったことによって
頼みの綱の痛恨の一撃と各種特効が競合してしまうこともあり、
持ち味の最強の攻撃力がイマイチ火力に結びつかない結果となってしまっている。- 会心率に影響されず、一撃で強烈なダメージを叩き込める弾と言えば極近距離用の竜撃弾の他にもう一つ。
竜撃弾と双璧を成すヘビィの浪漫枠、狙撃竜弾である。
MHR:Sでは威力アップに加え、相性のいい鉄蟲円糸【鈍】も追加されるなど、運用環境には追い風が吹いている。
流石に特化運用となると有効なシーンは限られてくるが、浪漫を求めるなら選択肢に入るだろう。
立ち撃ちでも立ち回ることも十分に可能。
流石に火力はクラウチングショットメインに比べて落ちるが…。 - 会心率に影響されず、一撃で強烈なダメージを叩き込める弾と言えば極近距離用の竜撃弾の他にもう一つ。
- Ver.13アップデートではクラウチングショットに強化が入り、しゃがみ運用がしやすくなっている。
また、傀異錬成の候補に狂竜症【蝕】が出現するようになったほか、
武器の傀異錬成でも会心率を+10%できるようになるなど超会心運用のしやすさも改善。
アップデート前後では比べ物にならないほど、実用性に改善が見られている。- 極めて高い攻撃力のおかげで粉塵纏の爆破ダメージが高い。
自力のバフのみでも700ダメージ超えは容易く、状況次第では1000を超えることも可能。
貫通弾のクラウチングショットにより粉塵を纏いなおすのも簡単なため、
通常弾型の装備構成でも粉塵纏を採用して貫通弾を撃つのもアリ。
リバルカイザーシリーズ自体も会心特化であり、相性は良い。
- 極めて高い攻撃力のおかげで粉塵纏の爆破ダメージが高い。
- さらに、Ver.14アップデート以降では復活スキルの冰気錬成と組み合わせることで
尖りに尖った一撃特化運用をさらに鋭く尖らせることが可能に。
浪漫の神に感謝の儀式納銃抜銃の手間は増えるが狙撃竜弾と溜め竜撃弾どちらも劇的に強化できる。
加えて、剛心が1スロ装飾品になったのも追い風。
パワーバレルでも粉塵纏の維持が安定しやすい上、被弾上等で狙撃竜弾をぶっ放す芸当も可能になった。
顕如盤石も併用すればディアブロスさながらの強引なアタックも敢行できるだろう。
- Ver.15では傀異錬成での強化に終止符が打たれ、攻撃力が傀異スロット拡張ボーナスで+20、
攻撃力強化Lv4で+20される。
これらを足したディモニアーカ改の攻撃力は450、パワーバレルを取りつけることで
なんと501にまで達する。数値だけを見れば、もはや武器係数を掛けずとも過去作のG級やMRで
通用するレベルである*5。
- 竜撃弾や粉塵纏の特化運用が目立つが、最終強化でLv3通常弾が従前の歩き撃ちに加えて歩きリロードにも対応。
さらに酷いマイナス会心も武器の傀異錬成で会心に全振りすれば-15%とマイルドな値まで抑制でき、
防具の傀異錬成で多く積みやすくなった各種会心スキルも合わせれば超会心運用も現実的なものに。
バージョンアップにより、高火力と歩き両対応の機動性で戦う正統派通常ヘビィとしての道も拓けたと言える。
とはいえ素の装填数は4発、装填拡張3を合わせても5発と心許なく、リロードが多くなりがちなのは事実。
あくまで通常弾に特化するならトリガーofオールをはじめとしてもっと使いやすい武器は存在するが、
隙あらばしゃがみつつ歩き撃ちと歩きリロードで冷却時間を稼ぐ立ち回りなら持ち味を発揮しやすい。
- 他の通常弾メインのヘビィとの差別化点としては、ここまで何度か出てきた通り狙撃竜弾が撃てること。
通常弾主体または通常弾を含む多弾種対応ヘビィは大半が機関竜弾であり、他には斗宿重弩【七殺】くらい。
傀異化モンスター相手なら傀異鈍化時のダウン中を狙うなど撃てるポイントはそこそこあり、
鉄蟲円糸【鈍】も用いて適切に撃てれば一発で計2000近いダメージを出すことも珍しくない。
隙が大きいとは言え機関竜弾を全弾撃つよりはずっと短く、手軽にまとまったダメージが取れるのは大きい。
斗宿重弩【七殺】には通常スロットの有無などで劣るが、素の攻撃力で50も勝るためこちらを使う意義はある。
- 総評としては非常に扱いづらく、また最強と言える性能でもないが、
すごくクセの強い浪漫武器としては使っていくことができない程の低性能ではない。
玄人好み故、取り回しに注意!
カウンターチャージャーで意地でも通常弾や貫通弾をしゃがみまくる愛好家も一定数いるようだ。
- 上位から続く問題なのだが、作ろうと思うと微妙に面倒くさい。
上質なねじれた角を4本も使う一発生産ルートか、素材が絶妙に集めづらいガウプシカから地道に強化するか、
いずれにせよMR装備を持ち出しても妙に手間がかかる。
鏖砲イヴァン
MHXX
- MHXXにて二つ名の『鏖魔ディアブロス』の素材を使うマサクルスタッブが登場。
LV5まで強化を重ねることで究極強化の鏖砲イヴァンに進化する。
その性能は...- 通常種武器よりやや下がったがそれでも高い攻撃力360と、改善された会心率-20%
- リロード:遅い・反動:中・ブレ:左/大と取り回しの悪さは変わらず
- 通常弾、貫通弾の全レベル対応は変わらず、貫通弾は5~6発装填に増加
- 案の定状態異常弾や属性弾は全て装填不可
- LV2及びLV3の通常弾、貫通弾のしゃがみ撃ちに対応
- 二つ名武器共通のスロット0&狩技ゲージ増加機能
- 全体的にモラクディアーカと比べてマイルドな性能になっている。
4種類の物理弾をしゃがめるのは鏖砲イヴァンのみであり、特に対大型に有効な弾を多数揃えている。
- モラクと同じく裏会心を付ける人も多いが、会心率が-20%と中途半端な低さなので相性はあまり良くない。
例えば同じ8スロスキルならば痛恨会心よりも連撃の心得の方が期待値が高く、ダメージも安定する。
精々打ち消し程度なので超会心は不要だが、どちらにせよモラク用の装備を流用するのは無駄が多い。
- しゃがみ対応弾自体は増えているとはいえ、LV1貫通弾がしゃがめない上に裏会心との相性が悪くなっている為、
スキル構成や担ぐ相手を選ばないと火力はモラクに劣ってしまう。
一方でLV3通常弾、LV3貫通弾は基本的に巨体相手に効果を発揮する弾であり、
それらの相手に用いる場合はモラク以上の高火力を叩き出し、彼の真価を発揮出来る。
その為、ラオシャンロンを初めとした超大型モンスターや銀嶺ガムート、宝纏ウラガンキンといった
体格が大きめの大型モンスターには誂え向きの一丁と言える。
総合的に見ればヘビィの中でも火力は叩き出せる方ではあるものの、運用には工夫が必要になる武器なのは否めない。- ただ、狩技ゲージの回収効率の良いLV2通常弾がしゃがめる唯一の二つ名武器であることから、
全ヘビィ中トップクラスの狩技回転率を叩き出すことが可能。
スーパーノヴァを乱射したり、絶対回避で生存性を底上げしたりと、
狩技を活かした独自の立ち回りにより、期待値以上の活躍を見せることも。
- ただ、狩技ゲージの回収効率の良いLV2通常弾がしゃがめる唯一の二つ名武器であることから、
余談
- モラクディアーカの「モラク」 は、古代イスラエルで崇拝された悪魔「モレク」が由来だと思われる。
二本の角を持つ牛頭人身の姿で表されており、古代のヨルダン東部に住んでいたアモン人達からは、
豊作や利益を守る神として崇拝されていた。
「二本の角を持つ牛頭」という点は、巨大な双角を持つディアブロスの外観と一致する。- また、当時のアモン人達は、モレクを模ったブロンズ像を豊穣の儀式の祭壇としても使用しており、
その儀式の内容は、後述の7つの生贄を像の内部の棚に入れ、生きたままの状態で焼き殺すという、
現代人の我々から見れば怖ろしげな物だった。
7つの生贄は、小麦粉、雉鳩、牝羊、牝山羊、子牛、牡牛、そして人間の新生児であり、
いずれも王権を継ぐ者の第一子だったという。
- また、当時のアモン人達は、モレクを模ったブロンズ像を豊穣の儀式の祭壇としても使用しており、
- イヴァンの元ネタは、恐らくロシアのイヴァン4世雷帝だと思われる。
ロシア史上初めてツァーリとして戴冠した*6人物で、
信仰に篤く、領土拡張や大貴族を抑え中央集権化に尽力した一方で、
苛烈な性格で拷問や処刑を好み、恐怖政治を敷き数万の自国民を殺した暴君とされる。
治世の初期こそ悪くは無かったのだが、彼の情緒をうまく宥めていた1人目の妻を失った前後から、
生来の気性の荒さに歯止めが効かなくなっていった。
その暴政は政治や経済に傷跡を残し、これは彼の死後ロシアに訪れた「動乱」時代の遠因となった。- 激昂したら手をつけられないという事から「雷帝」(Грозный*7)とのあだ名をつけられたのだが、
それを示すエピソードの1つが、晩年に起こした息子殺しである。- ある日、息子の妻に対して服装が規則に反しているとして、嗜め……というかどつきまわしてたところ、
息子から制止され激怒、思わず手元にあった錫杖で息子の頭を殴りつけてしまった。
しばらくして我に返ったイヴァン4世は、頭から血を流しながら倒れた息子を目の当たりにし、
自らの愚行に気が付き、泣き叫んだ。
助けようと手を尽くしたものの、既に息子は致命傷を負っており、数日後に敢え無く亡くなった。
この一件で、イヴァン4世は罪の意識に苛まれ、心身を病み、最期まで悔やみ続けたという。 - このあだ名は、通常種の弓であるグロズヌィに一致している。こちらもイヴァン4世を意識した名付けであろう。
- ある日、息子の妻に対して服装が規則に反しているとして、嗜め……というかどつきまわしてたところ、
- 激昂したら手をつけられないという事から「雷帝」(Грозный*7)とのあだ名をつけられたのだが、
関連項目
モンスター/ディアブロス
モンスター/鏖魔ディアブロス
武器/ディアブロス武器
武器/デュエルキャスト - MHP2G以前の作品に登場する、ディアブロス素材のヘビィボウガン。
武器/ネロディアーカ - MHP3初登場の亜種武器。
モンハン用語/しゃがめよ