武器/バルンホルン

Last-modified: 2023-09-23 (土) 21:04:29

MHXで初登場した飛行船の形を模した狩猟笛。飛行船武器の一つ。
MHXXで追加された飛行船チケットGで作られる就航記念のモスカについても記述する。

目次

概要

  • 先端に飛行船の模型が取り付けられた狩猟笛。
    飛行船乗りが雲の中で聞いた音色を再現しているという。
  • 振り回した時の音は控えめだが、演奏すると独特の音を発する。

性能

MHX

  • 最も早く入手できる爆破笛で属性値は10。
    音色は
    赤の音色を持つため攻撃力は他の飛行船武器より低い90だが、防御力は同様に+10。
    斬れ味も短くない緑と良好。
    素材は準レア素材の「火竜の骨髄」以外は戦闘の絡まない採取やチケットなので作成自体は容易。
    LV2もなぞの粘菌があれば簡単に強化できるためサクッと強化してしまおう。
  • 最終強化はLV4の膨船笛バルンホルン
    • 音色はに変わり
    • 赤の音色のため控えめな攻撃力180
    • 非常に長い緑に斬れ味レベル+2でやや心許ない白ゲージ
    • 爆破属性値は伸び悩み15
    • 防御力+20
    と、ネタ武器の割には健闘している性能。
    属性値こそ低いものの汎用性の高い爆破属性であり、
    攻撃力強化【大】を演奏できるため支援性能も十分…
    なのだがやはり今作の爆破武器の筆頭である、
    燼滅笛イブレスの存在がこの武器の出番を完全に奪っている。
    あちらは素で斬れ味レベル+2を発動させたこちらよりも優秀な斬れ味を持ち、
    属性値もこちらの2倍の30ある。
    しかし狩猟笛ならば旋律で差別化を…と言いたいところだが、
    イブレスも攻撃力強化【大】を演奏できるためここを差別点とすることも難しい。
    強化時期を見てもLV4への強化に炎龍の塵粉を使用するためHR解放後となり、
    イブレスとタイミングが変わらない。
    むしろ攻撃と防御を同時に強化できるテオ=オルフェスともかち合ってしまうので、そういう点でも救いがない。
    せめてディオスベル系統のように旋律での差別化ができていれば出番があったかもしれないだけに残念である。
  • 最後の砦として同音色の狩猟笛と比較しても、
    無属性だがこの中で最大の物理性能を持つユクモ雅笛【千鳥】や、高い電撃属性持ちのギガブリッツワークス
    音色順の都合でやや扱い辛いがスロット2と属性を持つバランス型の白猿琴ドドボロンとどれもこれも強豪ぞろい。
    おまけにこれらの笛は全て斬れ味が長めの素なので、必ずしも匠が必須ではないのも逆風と言える。
    流石にユクモノホルンとかいう強みらしい強みがない超ド級の産廃よりはマシではあるが。

MHXX

  • こんなネタ武器でも漏らすことなく無事にG級の強化をもらうことができた。
    強化には相変わらず火山へ行かないと手に入らない希少鉱石を使うため、限界突破を行えるのはG★2以降となる。
    また、強化に使う飛行船チケットGはHR9以上になった上で貢献度を一定数稼ぐ必要があるため、
    寄り道をしない限りは攻略段階では手に入らない。
    究極強化には古龍の素材は使わなくなったものの、ブラキディオスの素材を要求されるため、
    最後まで強化するにはG★4まで進める必要がある。
  • ギリギリHR解放前に究極強化である膨響笛バルホルサルンへと強化できる。
    その性能を挙げてみると
    • 攻撃力強化【大】の旋律を吹ける笛としては並程度の攻撃力300
    • 素では並程度の青ゲージで、匠での追加分はほぼ白のみ。紫ゲージ出ない
    • 爆破属性は20と相変わらず控えめ
    • 防御力は微妙に伸びて+25
    上位の頃と立場的な変化がほぼない性能になっているが、上位の頃とは違い致命的な欠陥を持っている。
    上位では最高位の斬れ味である白を持っていたため、ほぼ完全上位互換となる相手こそいるものの、
    ネタ武器としては健闘している方という性能だったが、
    G級では最高位の紫ゲージをもらえなかったため、ネタ武器としても肩身がせまいことになっているのだ。
    何よりも悲壮感が漂うのは、斬れ味ゲージがスキルを使っても右端に到達しないことである。
    後述するモスカスイートもそうだがこれらの武器はなぜか上位武器並の斬れ味の長さしか持たず、
    白ゲージですらスキルを使わないと出現しない。
    MHXXで追加されたブレイヴスタイルと回復速度の旋律が相性が良いかもしれないと期待されていただけに、
    遊びでも使いにくい性能になってしまったことが悔やまれる。
    • 慰めとなるのはMHXXでは紫の斬れ味補正が1.39と白との差が小さいため、
      斬れ味が白までしかなくても十分使うことが可能ということだろう。
      同音色かつ攻撃力320で素白40のユクモ清雅笛【春鶯】や、
      攻撃力290だが匠で出るのが全て紫の
      ミラアンセスアリストの話はやめてあげよう。
      一方のユアガリホルンはスロットと攻撃力の上昇で多少は追い上げてきたものの、
      音色順と斬れ味の問題が解決しておらず、
      素の期待値が赤音色持ちの狩猟笛では最下位タイ
      *1という惨状に終わった。

就航記念のモスカ

  • 見た目はバルンホルン同様に飛行船が先端についた笛(?)である。
    武器の説明文を見る限り、龍識船の就航を記念して開発したもののようだ。

性能

  • 生産がG級なためかLV3で究極強化となる。
    生産には飛行船チケットGの他、丸鳥の特上羽やエルトライト鉱石を使用する。
    LV2モスカ・リミテへの強化には赫い龍液や獰猛な昏睡袋に加え、
    アルティマ結晶を10個も使うなど地味に手間がかかる。
    LV3快航笛モスカスイートへの究極強化はアトラル・カの素材や古龍の濃浄血を使うためHR解放後となる。
    • そんな手間のかかる狩猟笛ならきっと強いはず…
      しかし残念ながらこの武器はバルンホルン同様にネタ武器なのである。
  • 究極強化の快航笛モスカスイートの性能を並べると、
    • 攻撃力270
    • 睡眠属性26
    • 素では並程度の青ゲージで、匠での追加分は白のみなし
    • 会心率や防御力はなし
    • 申し訳程度のスロット1を持つ
    • 音色は
    低い攻撃力に高いとはいえない属性値に加え斬れ味も悲惨と、救いようがない性能という他ない。
    音色自体は会心率UPや聴覚保護【大】の旋律が使える優秀なものだが、
    この音色を持つ狩猟笛にはなるかみの音通神韻鈴がある。
    あちらはメインモンスターの武器だけあって、匠で長い紫ゲージを得られる上に、攻撃力も310と完全な上位互換である。
    • では睡眠属性ではどうかと言われればMHXから存在する睡眠笛の先輩である、睡琴大公ペルトラオムがある。
      あちらは匠でしっかりと紫ゲージを得られる上に、属性値が30で攻撃力も300と完全に突き放されている。
      なんとか勝っている点は聴覚保護が使えることだが、
      これはアルファーンにも言えることである。
      ここを比較するなら会心率UPと体力回復【大】のどちらを取るかということになるだろう。
  • 他の音色持ちは素でプラス会心を持っているため、
    会心率0%のモスカは若干浮いた存在になってしまっている。飛行船だけに
    • ちなみに音色の並びがの順になっているのはモスカスイートのみであり、
      他は全ての順番になっている。
      メインの旋律である聴覚保護【大】は橙橙、会心率UPはなので、
      音色2にがある方が演奏しやすく、
      そういった面でも使いにくさがある。

余談

  • バルン(balloon)ホルン(horn)で風船笛とかなり直球な名前である。
    もう一つの武器名の「モスカ(mosca)」はイタリア語で「飛ぶ」という意味で、英語のflyに相当する。
  • 上位に入ってからの強化では膨らむモンスターという繋がりからか、
    ザボアザギルの素材を使う。

関連項目

世界観/飛行船
武器/飛行船武器
モンハン用語/ネタ武器


*1 ちなみに、旋律効果を含めると巨笛ギガスゲニアに置いて行かれて単独最下位になる。