MHP2GとMHX(X)に登場するショウグンギザミの太刀。
目次
概要
- MHP2Gにて突如出現した、鎌蟹の蒼い甲殻を鋭く切り出した斧状の太刀。
見た目はシンプルな斧だが実は鎌が仕込まれており、いざという時に刃を覗かせる。
- 練気を最大まで溜めることで怒ったショウグンギザミのように鎌状の刃が展開される。
まさにショウグンギザミを具現化した太刀である。
同じギミックを持つ武器にクシャルダオラの太刀のダオラ=レイドがある。- なお、MHXXで登場したヨロイザキカッターは抜刀するだけで鎌が開いた状態になる。
性能
MHP2G
- ザザミ太刀のダイミョウカッターから派生するか、
ギザミ大剣のキリサキを太刀へ派生させて作成する。
直接生産はできず、最短でもクラブカッターを生産して強化する必要がある。
ショウグンギザミ亜種の素材は用いず、最後まで蒼い見た目のまま強化される。
- 性能は非常に高く、
- 安定した攻撃力1248
- 匠要らずの紫ゲージ30
- おまけのスロット1
ショウグンカッターはG★2で作れる上、青が比較的長いためまだいける。
が、そこから強化に砦蟹の剛爪が必要となるため、これを作れるのはG★3終盤あたりになる。
それでもかなりの活躍はしてくれるだろう。
- ライバルとして挙げられるのは虫武器である黒刀【終ノ型】と、ナルガ武器である夜刀【月影】だろう。
特に黒刀は生産も容易で入手時期もG★1(ただしマボロシチョウが必要)と早く、
攻撃力以外の要素はほぼ全てヒキサキに勝っている。
夜刀【月影】はスロット2つと驚異的な会心率を誇るものの、手数の多い太刀でありながら紫ゲージが短いのが痛い。
こちらはG★2で最終強化が可能。生産難易度はナルガクルガへの苦手意識があるかで大きく左右されるだろう。
ヒキサキは会心率こそ0%だが、黒刀および月影に攻撃力で100近く差をつけているため、
火力面では決して見劣りしない。
生産は鎌蟹の剛爪と極上黒真珠の入手に少し苦労するが、ギザミを狩れるならば基本的に入手困難な素材はない。
シェンガオレンもスキルを整えれば怖い相手ではなく、むしろ面倒に感じる程。
何よりギミックが面白いので、これ目当てで担ぐのもいいだろう。
- また、派生ツリーがかなり複雑で、太刀⇔大剣、ギザミ⇔ザザミの派生関係が入り乱れている。
他のギザミ武器にも言えるが、しっかり作りたいものへのツリーを確認しておきたい。
MHX
- ショウグンギザミが復活したMHXにも登場、強化元のショウグンカッターをLV3へ強化した場合に
獰猛化モンスターの素材を使ったギザミスプリッターとの二択の強化となる。
ショウグンカッターの最終強化形はやはりヒキサキ。
- 派生したギザミスプリッターは納刀時折り畳まれている鎌が2本になっており、
最終強化した場合武器銘はエグリヒキサキに変わる。- ヒキサキとエグリヒキサキで性能を比較すると、
前者は攻撃力やスロット1、あるいは製作難易度が有利だが匠なしではそこそこの青ゲージのみ。
一方の後者は延長可能のわずかな素白に長めの青ゲージが特徴だが、強敵である獰猛化鎌蟹の素材が必要。
どちらが上ということでもないが、匠スキルの仕様変更の煽りは両者とも受けている。
そのため斬れ味レベル+1でも十分な白ゲージを得るエグリヒキサキの方が扱いやすくはあるが、
必須スキルが少ない太刀であれば+2によるスキル的負担は比較的小さく、ヒキサキも十分一線級。
とはいえ炎斬【灼】や鬼蝦蟇の懐刀【大業】といった、
高倍率で白ゲージを扱える太刀が何本かあるため格上のライバルとなりうる。
こちらは青ゲージを含めた継戦能力の高さを活かしていこう。
- ヒキサキとエグリヒキサキで性能を比較すると、
- ギザミスプリッターはかつて、ある異国の将軍が敵将の首を刎ねる際に使用したとも伝わる太刀であり、
その青き刃は血の気も失せる程。最終形態であるエグリヒキサキは残忍極まる大将軍が辿り着いた、
肉を抉り魂を引裂く青き死神と称されている。
MHXX
- G級の登場に伴い、ヒキサキ、エグリヒキサキ共にG級への強化が可能となった。
ヒキサキはLV7でヒキサキマクリ、エグリヒキサキはLV6でエグリヒキサキマクリへと究極強化可能。
- まずヒキサキマクリの性能は、攻撃力340、白60、匠+2で紫20、スロ1という性能。
今作でもレア素材、獰猛化素材は一切要求されないため、製作難易度はかなり低い。
匠を付けずとも素の白ゲージが長く、攻撃力も高い数値を誇るため、
G級攻略途中でまだ装備が揃っていない段階でも安定して運用出来る。- エグリヒキサキマクリと比べ、攻撃力と武器スロで優位だが、斬れ味で負けるのは上位と同じ。
ただし本作では紫ゲージの補正が下がったため、匠を切り火力スキルを積むことで
長めの白ゲージを生かすという手もあり。
スロ1がどうしても必要なら後述のドヒキサキにも劣らないポテンシャルを持っている。
- エグリヒキサキマクリと比べ、攻撃力と武器スロで優位だが、斬れ味で負けるのは上位と同じ。
- 一方のエグリヒキサキマクリは、攻撃力330、紫20、匠+2で紫70、スロ無しという性能。
上位版と同じく、攻撃力とスロットで劣る代わりに、素で紫、匠で紫70という斬れ味の良さを得た。
こちらは上位と同じく、獰猛化の素材が必要となる。- しかしあのラスボスモンスターのアトラル・カの太刀である真名メルセゲルが、
同等の物理期待値、スロ3及び防御+60、素で紫20と高い性能を持っており、
当武器は非常に苦しい立場にある。 - 白も含めたゲージ総長ではこちらに分があるので、匠・業物を切って火力を盛れるようであれば逆転できる。
具体的には匠・業物の代わりに連撃の心得や弱点特効を入れられれば、白でも紫メルセゲルを超えられる。 - ただその運用だと今度はより白が長く、会心5%に加えゲージ回収能力もあるドヒキサキが障害となる。
一見、紫ゲージがある分だけこちらが有利に思えるが、オマケのように見える会心5%のせいで、
当武器の紫~白の平均期待値とドヒキサキの期待値が横並びになってしまっているのだ。
- しかしあのラスボスモンスターのアトラル・カの太刀である真名メルセゲルが、
ヨロイザキカッター
- MHXXでは鎧裂ショウグンギザミの登場により、二つ名太刀にヒキサキの兄弟刀が登場。
生産時の銘は上記のヨロイザキカッターで、究極強化で鎧裂鎌ドヒキサキとなる。
肝心の性能は- 攻撃力は無属性太刀としては平均並みの330
- 火力底上げの会心率5%
- 素でとても長い白ゲージ120、さらに匠+1で紫ゲージ5(+2で30)が出る
- 二つ名武器なので当然スロ0
それ以外は下位互換と見られても仕方がないように思われた……のだが、
紫ゲージの斬れ味補正が下方修正を受けたことが判明し、白運用ドヒキサキの時代が幕を開けた。
驚異的な白ゲージを活かし、匠も業物も切り捨てて、
超会心弱特連撃挑戦者等で会心率ブーストをしまくった時の期待値は、
兄弟に苦汁をなめさせた真名メルセゲルに肉薄する。
さらに業物だけの運用では狩技に絶対回避【臨戦】がほぼ必須とされているメルセゲルと異なり、
此方は狩技を完全に自由に選択できる上に二つ名武器の狩技ゲージボーナスまで加わる。
ドヒキサキならではのメリットが発覚した事や環境の変化によって、太刀業界で脚光を浴びる事になった。- 鎧裂はMHXXからの追加二つ名であるため、特殊許可クエストがG級からしかない。
また鎧裂自体、獰猛化した通常個体より下手をすればやりやすい調整になっており、
鎧裂の重竜頭殻の回収の手間を除けばソロでも最終強化まで持っていきやすい。 - その鎧裂の重竜頭殻は最終強化までに6個必要なのだが、
レベルG3以上でヤドを部位破壊しなければならず、破壊しても報酬に出る確率は80%と確定ではない。
クエスト報酬に目を向けても、出るのは3連戦で時間のかかりがちなG5(50%1個)、
或いは超特殊許可(50%2個)のみ…とかなり集めにくい。
鎧裂の超特殊許可は難易度が比較的低い為、いっそ報酬目当てで回すのも有りだろう。
そんなにたくさんの頭殻を一体どこに使うのだろうか。
- この白ゲージ運用の太刀TAへの影響たるや、今回登場したブレイヴ太刀の強力さ、
臨戦を切ってでも鏡花の構えIIIを入れる方が有利であったことから、
TA上位はドヒキサキ、ブレイヴスタイル、鏡花の構えIIIの3点セット、
スキルは超会心、弱点特効、連撃or見切り3、挑戦者+2搭載型でほぼ固定となっている。- このTAの影響から誤解も受けやすい部分だが、
上記の構成はあくまでソロでのタイムアタックを突き詰めた場合のものである。
PTになるとターゲット分散の関係で弱点が攻撃できず、
殴りまくった結果モンスターが頻繁に怯んだりダウンしたりもするので
(火力面では)カウンターが強みのブレイヴスタイル&鏡花の構えも必ずしも機能するとは言い難い。
怒り状態はダウンで解除されるモンスターも存在し、
挑戦者+2も戦闘中全域に渡って効果を発揮する相手は獰猛個体くらいなもの。
白ゲージであるがゆえに弾かれる場所を叩いてしまった場合は大きな隙を晒すことも多い。
タイムアタックは理想値をいかに続けるかにかかっているため、
これら弾かれや弱点を殴れなかった、カウンターを仕込めるタイミングで
弱点部位を使って攻撃してくるか否か、という条件はタイムアタックの性質上無視されている面があり、
武器の特性に反してタイムアタックにおいては汎用性を徹底的に度外視した構成である。 - また、エグリヒキサキマクリや真名メルセゲルにも言えることだが、
本作は属性太刀にも業物が多く、
属性弱点持ちで柔らかい部位を狙いづらいモンスターがそこそこ存在する。
矛砕のようにカウンターが弱点に決まりづらかったり、
そもそも弱点が実質存在しない宝纏辺りには当該弱点の属性武器を用いた方が
よりダメージを出すことができる可能性がある。
という訳でTA動画では一択かもしれないが実情としては一強一択という訳ではない。
PTで担いでるハンターが思いの外少ないのはこういった事情も体感としてあるからだろう。
- このTAの影響から誤解も受けやすい部分だが、
- 本作の無属性太刀はハッキリ言って超激戦区であり、
匠無しという括りで見ても本武器を素の期待値で超える無属性太刀は何と15本も存在する。
白ゲージが短すぎて匠無しでは使いづらいものもあるが、
獰猛化相手であればその気になれば業物なしの真名メルセゲル(紫20白10)でも
絶対回避【臨戦】だけで斬れ味を青に落とさない立ち回りができるのが本作の太刀である事から、
この武器の唯一無二の特性である「斬れ味関係スキルや狩技が基本的に必要ない」という点は、
TAであろうとなかろうと意識して装備構築したいところである。- 白ゲージ運用の場合、ライバルは同じく二つ名武器の渦紋鬼懐刀【下剋上】。
あちらと違い、業物ないし匠、狩技では臨戦を切れる関係上、装備構成で差をつけていきたい。
武器自体の特性を簡潔にまとめると、無属性二つ名太刀では、
火力の下剋上に継戦能力のドヒキサキという立ち位置と考えて差し支えないだろう。
匠不可で紫ゲージが出る二つ名無属性太刀としては荒鉤爪や白疾風の太刀もほぼ並ぶが、
どちらも完全に斬れ味カバー策を切れるかというとやや怪しい量の紫ゲージであり、
白ゲージまで含めた時の長さもドヒキサキほどではないので競合はしないだろう。 - また、白ゲージではないが継戦能力重視の太刀としては鈍器使い付きのフォークデアマンテがライバルとなる。
その緑ゲージの長さは驚異の210でありその継戦能力は圧巻。
さらに弱点特効と超会心までつけた場合こちらを上回る期待値を持つ。
一方で緑ゲージ運用である都合上弾かれやすさはこちらの比ではなく、
鈍器使いが必須である分スキル自由度ではこちらに劣る。
持っているお守りの質、そしてラージャンなどの弾かれにくい相手かどうかで使い分けるのが良いだろう。
- 白ゲージ運用の場合、ライバルは同じく二つ名武器の渦紋鬼懐刀【下剋上】。
- TAの影響から火力特化構成が持て囃されがちではあるが、
快適系スキルに振ってより快適な狩りを楽しむという手もある。
その場合は二つ名武器故に武器スロが無い事、
相性の悪いグギグギグ構成が豊富なスロット数故にスキル自由度が高くなっているのが悔やまれる所。
もう一つの拡張性特化テンプレとは良相性なのでそっちで使うのもアリだろう。- たまに「ドヒキサキが強い」「太刀はグギグギグ防具が強い」と断片的に情報を得たのだろうハンターが、
ドヒキサキとグギグギグを組み合わせて使っていることもあるが、ギザミ武器の項にもあるように相性はよろしくない。
一応紫は出るのだが、その場合は下剋上の方が火力継戦力共に勝る状態になるので、
労力をかけて作るなら、ドヒキサキを扱うための防具に着替える方が良い戦果が見込めるだろう。
- たまに「ドヒキサキが強い」「太刀はグギグギグ防具が強い」と断片的に情報を得たのだろうハンターが、
MHR:S
- ショウグンギザミの復活に伴い再登場。
同じく復活したダイミョウザザミのクラブカッターから派生させることで作成できる。
なお、初期段階の名がショウグンカッターからギザミカッターへと変わっている。
傀異化した甲殻を用いて最終強化した際の銘は2ndG、Xと同じヒキサキ。 - その性能は
- 攻撃力320、会心率0%
- 追加されたのはよいが高くない水属性18
- 匠で延長可能な素紫30だが、続く白共々短め
- スロットはLv2が1つ、百竜装飾品スロットも同じくLv2
- 本作の水太刀はこれを含めて7本存在する。その中でヒキサキは
攻撃力4位*1、属性値最下位、素紫を持つ3本の内の1本*2という立場にあった。 - しかし、第1弾アップデートで追加された傀異錬成によって状況は一変する。
Ver.14以降は、傀異スロットを拡張することで性能にボーナスが発生するようになり、
その中には斬れ味も含まれている。
これを行うことで最終的にヴァルトス・ガラ改、ヴァッサーファロス改、ダイミョウカッターの3本も素紫を
獲得することができるようになった。
後者2本は元々斬れ味以外の性能がヒキサキと同等、もしくは上回っていたため*3、
立つ瀬が無くなってしまったのである。 - そのため、本武器を使っていくならば研磨術【鋭】の発動がかなり重要となる。
ただ、このスキルは発動難易度はアップデートによって緩和された一方で、
運用するにはある程度の実力と運が求められるため、あえてヒキサキを使いたいならば
食事と睡眠を忘れず、しっかり鍛錬しよう。