闇に紛れ命を狩り取る操虫棍。
標的にされたが最後、その命脈
尽きるまで逃れる事は不可能。
(ヒドゥンサイス)
音も無く夜陰を舞う刺客の刃、
ヒドゥンサイスの強化/最終版。
深淵の闇は悲鳴をも飲み込む。
(闇鎌棍【夜凪】)
MHXで新登場したナルガクルガ素材の操虫棍。
本項では希少種であるナルガクルガ希少種、二つ名持ちモンスターである白疾風ナルガクルガの武器も扱う。
目次
概要 
- サイス(Scythe:大鎌)の名の通り、長柄の鎌のような見た目が特徴。
刃はナルガクルガの刃翼を、虫笛は逆立った尻尾を模しているものと思われる。
よく見ると鎖が巻き付いているが、鎖鎌のような使い方も出来るのだろうか。
納刀状態では刃が折りたたまれるギミックが存在する。
- ちなみに、刃の近くをよく見ると印弾の発射口らしきパーツが見て取れるが、
なんと刃の内側に付いている。
これではどうやっても印弾を撃つ時に刃と干渉してしまうような……- その後、修練場や武器構えポーズなどで確認しやすくなったMHRiseにて、
印弾の発射の際納刀時のように先端の刃が畳まれてから発射する仕組みだと判明した。
格好いいのだが武器構え以外では自分で確認出来ずカメラ機能にもほぼ収められないのが非常に残念。
- その後、修練場や武器構えポーズなどで確認しやすくなったMHRiseにて、
闇鎌棍【夜凪】 
MHX 
- ドスマッカォ素材の操虫棍「フェーダーロッド」のLV2から派生して作ることができる。
猟虫は切断属性のクルドローン。
初期の性能は攻撃力100に会心率40%、斬れ味は長い緑と、その段階としてはなかなか優秀。
ただし、LV2にするには天廻龍の浄爪が必要となるため、強化には少しお預けを食うことになる。
- LV4まで強化すると斬れ味が素で最大となり、白ゲージも現れる。
そこに獰猛化ナルガの素材や覇竜・崩竜の汎用素材をつぎ込んでLV5にすると、
最終強化である「闇鎌棍【夜凪】」となる。
その性能は- 攻撃力はやや控えめの180
- LV1から変わらないが非常に高い会心率40%
- 無属性
- 斬れ味は素で白ゲージ20
- 拡張性の高いスロット2
- 無属性としては攻撃力が低めなため、そのままでは他の武器の陰に隠れてしまいがち。
個性を出すためにはやはり高い会心率を活かしていきたい。
今作では猟虫をスピードタイプのオオシナトに成長させると、白エキス取得時に会心率が30%も上昇する。
合わせて会心率70%となり、見切り+3か連撃の心得を発動させると夢の100%に到達する。
また、バランスタイプのエルドラーンでも会心率が10%上昇する。
これに弱点特効による上昇が狙えれば同じく100%に到達する。
100%を達成して超会心で会心を強化してやると、攻撃力は実質252となる。
見切り+3と超会心が併せて発動する白疾風一式とは非常に相性が良い*1。
お守り次第だが、白ゲージが短いため業物を発動できれば尚良いだろう。
MHXX 
- MHXXで登場したG級素材によってこのナルガ棍も更なる強化が可能になった。
LV8で究極強化となり、無明鎌棍【正語】となる。
その性能は- 攻撃力はG級武器としてはやや低めの290
- 会心率は変わらず40%
- 無属性
- 斬れ味は素で匠で延長不可の紫ゲージ20
- これも変わらずスロット2
今作は猟虫の交換機能が追加されたため、需要に合わせた猟虫選びが安易になった。
心眼効果の付くオオシナトと、耐震効果の付くシナトオオモミジ、
どちらも会心率が30%上昇するので、相手によって使い分けるといいだろう。
また、紫ゲージが20あるため、業物臨戦によって紫維持で運用するのもいいが、
今作の紫ゲージは以前と比べ大幅な弱体化を食らってしまったため、
白運用し、他のスキルや狩技で火力アップをねらってみるのもいいかもしれない。
なんならモナークブルスタッグの斬れ味回復効果を試してみる、という手もある。 - ライバルは叛断ノ覇棍レギオンや無極の碧霆竜棍があげられる。
前者はこちらを上回る物理期待値に斬れ味回復効果を持つ。
それ以外の紫20とスロット2つは同じなため会心率の差で差別化したい。
後者はこちらと同じ攻撃力に会心率、それに加え低めだが雷属性を持ち、
さらに二つ名補正により臨戦の回転率が高い。
二つ名武器ゆえにスロットが無いのでスロット差で差別化したい。
MHRise 
- 今作にも登場。ヒドゥンサイスI、ヒドゥンサイスIIを経て最終強化、闇鎌棍【夜凪】となる。
その性能たるや- 他武器種のナルガ武器よりもスペックが高い攻撃力190
- 斬れ味は素で延長不可の白ゲージ30。こちらも高スペック
- 例によって属性は無し
- ナルガ武器らしい会心率40%
- 今作では需要が高いレベル2スロットが一つ
- 操虫棍特有の猟虫レベルは7と高い
- 百竜スキルは攻撃力強化III、会心率強化II、操竜の達人
- これだけ見てもいつも通りの素白の高会心武器でしかないのだが、発売時点での今作の環境では
無属性でありながら属性棍を差し置いて操虫棍最強クラスの取り回しの良さと火力を誇る。
その使いやすさは迷ったらこれ作っとけと言われるほど。- ポイントとして今作では匠を持つ防具が極端に少なく、
装飾品で発動するにしても3スロットと非常に重いスキルとなっている。
それでいて防具は火力や防御スキルとあまり噛み合っておらず、匠が非常につけにくい。
そのため操虫棍唯一の素白はそれだけでアドバンテージである。 - 今作は会心スキルが積みやすく、高めの会心率もちょっといじればすぐに超会心の実用圏内まで行く。
- 今作では攻撃スキルの仕様が変更され、会心スキルより攻撃スキルを優先したほうが期待値が高まりやすく、
百竜強化も攻撃力強化IIIが一番良い。もちろん両立できるならそれに越したことはないが。
- 今作では攻撃スキルの仕様が変更され、会心スキルより攻撃スキルを優先したほうが期待値が高まりやすく、
- 周りの属性棍は、斬れ味が悪かったり属性前提で攻撃力が調整されたりしているため、
属性が有効ではない部位に掠ると一気にしょぼいダメージとなることもある。
しかし、この棍は無属性なので安定して攻撃できるし、
重めの匠スキルや属性強化スキルをそのまま別の火力スキルに回すことができるため、
結果的に属性棍を上回りやすい。 - 今作で需要の高いレベル2スロットがあり、
猟虫レベルが最高値手前の7という点もこの武器の評価を高めている。
- ポイントとして今作では匠を持つ防具が極端に少なく、
- おすすめスキルは業物・達人芸だろうか。
- 今作の操虫棍は30%の確率で斬れ味を消費しない仕様になっているが、
それでも斬れ味緩和スキルがあると1エリアの戦闘中は青に落ちる気配がなく、かなりストレスフリーで戦える。 - Ver.2.0で達人芸が復活したため、高めの会心も相まってこちらとも相性は良いだろう。
達人芸がつく防具は少ないが大抵は超会心や弱特とも両立できる。
攻撃や生存スキルがどれだけ盛れるかでどちらを選ぶかはお好みと言ったところ。
- 今作の操虫棍は30%の確率で斬れ味を消費しない仕様になっているが、
- ただ、製作時期はHR7の緊急クエスト「ヤツカダキ」を倒した時点で完成と早めだが、製作難易度は決して低くはない。
大抵の武器は逆鱗を1個、宝玉を1個で最終強化に至る訳だが、
ヒドゥンサイスはヒドゥンサイスIIへの強化に下位のレア素材である迅竜の骨髄を2個要求される。
そして、最終強化でも上位のレア素材延髄を1個使うため、レア素材がストッパーになりやすい。- また、骨髄延髄は逆鱗などに比べると尻尾からの剥ぎ取り確率こそ高いものの
部位破壊や落とし物から拾える可能性はなく、
下位の骨髄は上位のクエストではクエスト報酬にも並ばず、上位クエストではより集めにくくなっている。*2
骨髄を2個使用するのは上位に入ってからなので、この時点で既に2個持ってなければ
下手をすると下位のクエストに戻って狩る必要すら出るかもしれない。
尻尾からの剥ぎ取りが一番高いので、出ない時はとにかく尻尾を切って本体ともども剥ぎ取る事を繰り返すしかない。
- また、骨髄延髄は逆鱗などに比べると尻尾からの剥ぎ取り確率こそ高いものの
- Ver.2.0では匠や超会心などの実用的な装飾品が生産できるようになったが、まだまだ磐石の地位を保っている。
ナルガ武器にありがちな攻撃力の頭打ちが起きると思われていたが、なんと達人芸が追加されたことにより
会心率を容易に100%まで上げられることが可能なナルガ棍は
もともと高めだった継戦能力も更に上がり隙が無くなった。
ライバルになるのはティガノカイナ最終形態の轟腕【虎爪】だろう。
あちらは会心率100%オーバーのスキル構成により瞬間火力において盛りに盛った夜凪を上回るバケモノ。
だが、斬れ味に難がありスロットも0のため、達人芸で斬れ味の維持が可能なこちらの方が継戦能力で勝っている。
威力と汎用性を求めるなら轟腕、快適さと汎用性を両立したいならこちらだろう。- どちらにも言えるが、弱点としては白から青に下がった時点で火力がガタ落ちすること。
業物や達人芸・剛刃研磨があるため困らないのだが、調子に乗っていると肝心な時に威力が出なくなる。
長所を生かすには扱いきるだけの調整が必要となるため、そういう意味では玄人向けともいえる。 - また、どんな猟虫を選んでも一定のダメージが出るわけだが、これは無属性であるため故であり、
逆説的に物理型の属性棍に属性が反映される猟虫をセットされると火力で迫られるということでもある。
後述する属性棍たちにこのコンビを組まれるとこちらとあまり変わらない攻撃性能を発揮される。
これは無属性であるこちらにはどうしようもないことなので、差別化のためにひと癖つけるのもありだろう。
- どちらにも言えるが、弱点としては白から青に下がった時点で火力がガタ落ちすること。
- Ver.3.0ではバルファルクの復活に伴い赫耀シリーズが登場。
龍気と死中に活の組み合わせにより頭打ちになりがちだった攻撃力を伸ばせる点や、
弱点特効も付いているため100%会心も満たしやすいなど非常に相性が良い。
また、他の最終強化待ちだった操虫棍の性能が伸び悩んだ事により、
2度のアップデートを経ても操虫棍トップクラスの立場を維持してしまっている。
そのため、一部ではこう呼ばれていたり。属性別で使える操虫棍 無:闇 火:鎌 水:棍 雷:夜 氷:凪 龍:闇 毒:鎌 麻痺:棍 睡眠:夜 爆破:凪
懐かしい光景である。- 端的に言えば、MH4の渾然一体の薙刀ヤマタ、MHXXの真・黒滅龍棍【旦明】と同じポジションである。
- こうなってしまった原因はいくつかあるが、
中でも本武器は今作のナルガ武器の中で最も高い性能が設定されていることと、
それに対して属性棍の性能が低めに設定されていることが挙げられる。
攻撃力190と白ゲージ30を両立したナルガ武器は本武器と夜天連刃【黒翼】しか存在せず、
会心率も40%で夜行槌【常闇】 に次いで高い。- 属性寄りの武器種の代表格である双剣と操虫棍に対し、無属性であることを考慮してこの設定したのだろうが、
ほぼ全てのモーションで属性優位な双剣と異なり、今作の操虫棍はモーション値が高い飛円斬りを連発でき、
さらにモーション値が非常に高い降竜に、舞踏跳躍を繰り返す度に空中攻撃の攻撃力が上がる仕様まで存在する。
故に、前作での属性減算が撤廃されたとはいえ、全体的なバランスが物理寄りになっており、
その結果本武器も属性武器の火力に追いつくどころか追い越してしまった。 - それに加え、クイド=ダオラの性能に象徴されるように、
今作では属性付きの操虫棍が同モンスターの他武器や過去作の同程度のランクの武器と比べて
弱く設定されている例がいくつもある。
自由に属性を補完できたはずの百竜刃棍に至っては、猟虫Lvと本体性能の二者択一を迫られる始末である。 - 属性特化にしても物理特化にしても闇鎌棍【夜凪】の足元にはどうしても及ばず、
後述の優秀な棍たちでも夜凪と大体同じくらいというのが現在の評価であり、夜凪を基準とした限度。
それら以外は攻撃性能を妥協しなければ持ち出せない「縛り専用武器」などと言われる始末である。
他の武器種が百竜武器特有の「武器の見た目変更機能」で遊べるのに対し、
操虫棍は見た目コスプレが堪能できない武器種となってしまっている。
- 属性寄りの武器種の代表格である双剣と操虫棍に対し、無属性であることを考慮してこの設定したのだろうが、
- こうした条件が重なった結果、今作の操虫棍の武器バランスは非常に歪になってしまっており、
不満を露わにする操虫棍使いは多い。- 本wikiに限らずネットのコミュニティを中心に
「操虫棍はナルガ武器一択、他は産廃」とまで言われることもしばしばあるが、
元々こうした場では「最強以外は産廃・上位互換があるからネタ武器」などの極端な主張が目立ちやすいことや、
状況次第では他に十分実用できる操虫棍も存在していることには留意すべきである。
例を挙げると、- 状態異常ミッションを容易に達成できることから
百竜夜行においてはマギア=クレセントも十分な選択肢に入る。 - また、同じく上記の赫耀シリーズとの相性が良く、
長大な青ゲージにより斬れ味のフォローが不要且つ
空棲系特効を持つイブシマキヒコの神淵ノ風翔リも決して見逃せない。 - 同じく龍属性であり、鈍器・心眼運用への高い適正を持つ禍棍ガラモルスも、
Ver.1時代から本武器と並んで使われてきた。 - 百の汚名を着せられた百竜刃棍も、麻痺や睡眠属性の運用でお呼びがかかることがある。
強化が序盤で終わりがちなこの2つの状態異常は手薄で、微小ながらもこれらの属性値を持ち
かつ上位中盤~終盤相当の火力を出せるのが百竜刃棍しかない。
- 状態異常ミッションを容易に達成できることから
- この他にも、相手こそ選ぶがダメージ面で匹敵する属性棍が存在しているのも事実である。
本武器の天下にあってなお多くの属性棍を愛用するハンターも存在しており、
「ナルガ棍ではないから効率を度外視している」などと決めつけることはあまりに早計に他ならない。
しかし同時に、各属性付きの棍を適宜持ち替えてなお決定的な差がないならば、
それだけで恐るべき汎用性を発揮するこちらに人気が集中してしまうのもまた当然と言う他ない。- なお、実際にどのくらい人気が集中していたかは公式の狩猟検分帖
第6回で公開されており、
2022年1月から3月における全操虫棍使い中の【夜凪】使用率が35.8%、2位の禍ツ鉾【封】I が3.7%。
ついでにヒドゥンサイスのIとIIもランク入りしている*3ため、合計使用率は40%に達してしまった。
というか、10位以内に上位武器がナルガ武器とシュミカーメン*4しか入っていない。
集計期間がちょうどSteam版の発売直後となっていることを考慮すると、
適当な下位武器で繋ぎ、ヒドゥンサイスIで攻略を進めてIIに強化し、
夜凪が完成して以降は他をほぼ担いでいないプレイヤーが相当な割合を占めたと分析するのが妥当だろうか。 - 参考までに、次いで使用率の偏っているヘビィボウガンの場合、1位が38.4%*5、2位が9.4%であり、
10位以内の下位武器は禍ツ大筒【封】I のみ。まあ上位武器は揃いも揃って徹甲ヘビィなわけだが
下位武器が複数ランクインしている武器種はいくつもあるが、上位武器の少なさでは操虫棍が一番である。
ちなみに生産段階のマガド武器は大半の武器種でランクイン
逆に最も使用率がバラけたのはスラッシュアックスで、1位の使用率は10.4%。
しかもこれが百竜武器であり、操虫棍と違ってカスタマイズ性が非常に高いため、
実質的な個々の武器の使用率%は1桁とみていいだろう。
使用率は棒グラフで掲示されているのだが、
操虫棍の並び方が見事な逆L字なのに対し、あちらは綺麗な三角形である。
- なお、実際にどのくらい人気が集中していたかは公式の狩猟検分帖
- 本wikiに限らずネットのコミュニティを中心に
MHR:S 
幾多の魂を吸って、非道なる魂
を纏い昇華した闇鎌棍。振るう
太刀音は深閑に溶けて消える。
(闇鎌棍【深閑】)
古の凶手が生みだした暗器。
獲物を薙ぎ払う姿は、冬月の
ように冷たく無慈悲。
(無明鎌棍【正語】)
- マスターランクの追加に伴い、更なる強化先が追加。
闇鎌棍【深閑】からメル・ゼナの素材と天鱗を使用して改を挟み、
傀異化素材を使用し、無明鎌棍【正語】となる。
上位では、ほとんどこの武器一強の時代と言っても過言ではなかったが、サンブレイクでは…。- MR最終強化の操虫棍では最下位タイの攻撃力300
- 据え置きの会心率40%
- 斬れ味は匠無効の紫40
- スロットは上位時代から据え置きのLv2一つ、百竜装飾品スロットはLv1
- 猟虫Lvは14
- 上位で暴れすぎたからだろうか、攻撃力が抑えられてしまっている。
周りを見れば、攻撃力310超えの属性武器や高属性持ちがひしめいており、最強とは言えない性能に落ち着いた。
高い会心率を持ち、素で長めの紫ゲージが出ているという利点はあるものの、
マスターランクではスロットの自由度が増したことで達人や匠が付けやすくなっており、
この武器に依存せずともスキル構築で似たようなステータスを獲得しやすくなっている。
そうでなくてもMHXX以降では白から紫ゲージへの攻撃力上昇補正が1.05倍と非常に小さい為、
白ゲージ武器でも大して威力が変わらないなど、相対的に素の紫ゲージに対する価値が薄れている。
- 同攻撃力で見てもTHEミラクルが存在し、
あちらは延長可能な紫に会心率35%に龍属性45を備え、会心撃【属性】との相性がいい。
当初は龍属性棍で微妙なポジションとされていたが、連撃や伏魔響命による属性特化構成という道が開けたため、
THEミラクルを始めとした周りの属性棍が一気に追い付いて、こちらが置き去りにされた感は否めない。
- とはいえ、無属性で100%の会心率を実現したいのであればまだまだ実用の範疇に入る。
龍気活性など、属性に依存しない構成であれば強力である事には変わりなく、
素で会心率が40%もある操虫棍はこの武器だけなので、スキルの構築次第では手放せない1本に。
最大の問題は、その龍気活性がエンドコンテンツである傀異化との相性が良くないこと
特に属性の通りが悪い相手にはまだまだ現役だろう。
上位ですら出番がなかった上にMR強化も貰えず倉庫に眠る羽目になったアイツからしてみれば
まだ使えるだけマシだろうが。- Ver.11.0.1で追加された傀異錬成によって、会心率強化で会心率を45%にすれば、
見切りLv7と挑戦者Lv5で会心率が100%となる。素の攻撃力が低い分、挑戦者も相対的に強力。
そして、ヤツカダキ通常種は各種特効が無効なため百竜スロットの小ささは気にならず、
傀異核を壊しづらい分挑戦者の有効時間も伸び、そして糸纏い時の脚の肉質は43…もうお分かりだろう。
そう、ここに来て本武器は対傀異化ヤツカダキ用の操虫棍として覚醒したのだ。
捨てる神あれば拾う神ありというべきか。
- Ver.11.0.1で追加された傀異錬成によって、会心率強化で会心率を45%にすれば、
- 時は流れVer.14。
道のりこそ遠いものの、無属性武器は傀異錬成の傀異スロット拡張を行う事で
攻撃力+30、斬れ味+10もの強化を得られるようになった。
特効による底上げを図るために百竜スロット強化を行い、余った枠に攻撃力強化を入れると、
攻撃力340、それなりの紫ゲージに破格の会心率40%が備わった武器へと生まれ変わる。
Ver.15では更に攻撃力+10、斬れ味+10の強化をスロット解放で行えるように。
他の状態異常武器や無属性武器の火力も同じ様に上がるのだが、
ここまでやって、やっと標準的な攻撃力に高会心率というのは、やはり無明鎌棍【正語】だけである。
進んだインフレとこの武器ならではの構築の自由度を活かし、
業鎧【修羅】や自発的な状態異常スキル+死中に活と言った火力スキルを搭載していけば、
それなりに火力も高く、何処を斬っても会心率100%という面白い構築になるかもしれない。
属性武器の台頭と低攻撃力がとんでもない逆風となり、
つなぎとしての役目を終えてからはボックスで眠るしかなかった当武器だが、
それなりに使える汎用武器として蘇ったと言えるだろう。- ただし、やはりというか属性を主体とした武器とはどうやっても競合できないため、
こちらはターゲットの弱点が分散しやすい同時狩猟や大連続狩猟のほか、
属性の通りが著しく悪いモンスターをメインにしたいところ。
- ただし、やはりというか属性を主体とした武器とはどうやっても競合できないため、
ヒドゥンケイン 
- MHW:Iで復活したナルガクルガの操虫棍。
名前が違うなと思い強化してみると、その姿は月牙鏟(げつがさん)状態のアイアンブレードに
ナルガクルガの刺々しい毛をあしらった武器であった。
MHW:I 
- ツィツィヤックのダイヴ=デステリオIから派生強化してヒドゥンケインIができる。
各種ナルガ素材を使い、最終的に天鱗も用いて最終形態ヒドゥンケインIIが完成する。
その性能は、- 最終強化棍の中では最下位タイ攻撃力713
- まさかの会心率15%
- 属性解放で毒属性360
- 素でそこそこの紫、匠で延長可能
- スロットはLv1×1
- 猟虫ボーナスは切断強化
パッと見15%も高いようには見えるのだが、他の最終武器に会心率20%などが多い状態では
むしろ会心持ちの中では低いとさえ言えてしまう。
どうしてこうなったか、理由は二つある。- 一つはMHWで無属性武器が環境を席巻したせいでMR無属性武器の攻撃力が大幅に抑えられてしまった事。
無属性武器であるヒドゥンケインは自身が登場する前のやらかしの巻き添えをモロに受けた形になる。 - もう一つは低攻撃力高会心の武器が既にMHWの頃から存在してしまっていた事。
このオドガロンの凶悪【ビシャス】との性能被りを避けようとしたのかいかにも中途半端な事になってしまった。
ちなみにこのビシャス、攻撃力はヒドゥンケインと同じ(=仲良く最下位)だが、会心率は35%もある。
だったらヒドゥンケインにもうちょっと攻撃力をくれてもいいのに。
- 属性解放して現れる毒属性だが、こちらを期待することも難しい。
何故ならライバルとなるプケプケ棍ダチュラストームIIだが、素でヒドゥンケインの属性を上回る。
のみならず攻撃力もヒドゥンケインの一段上の744で、何と中型モンスター武器なのに匠Lv1から紫斬れ味が出てくる
地味だが謎の強化を受けたため、毒属性運用をするならダチュラストームIIで匠を盛って使った方が戦いやすい。
- 唯一の持ち味はナルガ棍の特徴でもある斬れ味。MHW:I発売時点では素で紫を持つのはヒドゥンケインIIが唯一。
メインモンスター武器もラスボス武器も匠を盛らないと出てこない事から、
斬れ味に関しては他を突き放してると言ってもいい。
だがしかし、あまりに攻撃力が低すぎてこの斬れ味補正も活かしきれてないのが現実。
攻撃力を盛りたいところだが、自前のスロットが無いのも苦しい所。- 汎用デザインはMHW:Iでパーツ強化という強化システムが与えられ、
これによっていくらかは攻撃力を盛ることが可能となった。
ナルガクルガの皮ペタデザインではなくなってしまうのだが…… - しかし、アップデートを経るごとにこの持ち味すら危うくなってくる。
MHW:Iの大型アップデートは追加される新武器や新スキルのインフレが激しく、
最終的にはこれ一本でいいやと言われてしまうような武器まで出てきてしまうのだが、
そのインフレの一端を表すのが斬れ味で、素紫を持つのはヒドゥンケイン一本だったのに
アップデート武器は全部素紫を携えて現れてきてしまう。
しかも攻撃力が低いとかそんな穴も無く、どれもこれも高次元で性能がまとまってしまっている。
- 汎用デザインはMHW:Iでパーツ強化という強化システムが与えられ、
- MHWに現れなかったため期待され、MHW:Iで満を持して復活したナルガクルガだが、
その武器は自身とは関係のない周りの環境に振り回されたまま光るところも無く終わってしまった感がある。
この時の鬱憤がRiseで大爆発してあんなことになったのだろうか……
斗宿棍【天同】 
斗宿の第四の具現。その姿は恒星と惑星のよう。宙を飛ぶ友と煌めき続ける。
- MHR:SではVer.11.01にて11年ぶりにナルガクルガ希少種が復活。
操虫棍と共演を果たし、その素材から作られたナルガ棍が登場した。
形状はやはり無明鎌棍【正語】のものだが、色は希少種の青紫の刃と毛を反映したものとなっている。
MHR:S 
- 一発生産か、闇鎌棍【深閑】改から月迅竜派生で強化できる。
一発生産の場合はレア素材朧月の欠片が必要となるが、派生強化の場合は朧月の欠片が不要となる。
復活した月迅竜と何度も戦って運試しするよりだったら、1~2戦して朧月の欠片無しで強化した方が楽かもしれない。- ただし、迅竜派生は途中で一発生産する箇所が無く、もし迅竜の棍を両方揃えたいのならばもう一本
闇鎌棍【深閑】改を作る必要がある。
これはこれで通常種のMHRiseの項で上述したように骨髄と延髄を集めるのが存外面倒くさい。
MRで月迅竜と戦えるくらいまで来たハンターの装備であれば下位や上位はかなり高速で周回できるのが救いか。 - 派生強化ではレアな素材が要求されないため簡単ではあるのだが、月迅竜は戦うこと自体が割と簡単ではない。
狩猟クエストが解放されるのはMR10になってからなのだが、その際凄まじい熱量を帯びた爆鱗竜に、
金と銀の希少種夫妻が前座として立ちはだかってくる。
久々の出番とあって張り切ったか月迅竜自身も手ごわいモンスターであり、
生半可な装備や対策では返り討ちにあってしまうだろう。
- ただし、迅竜派生は途中で一発生産する箇所が無く、もし迅竜の棍を両方揃えたいのならばもう一本
- その性能は、
- MR最終強化棍の中ではかなり高水準にまとまった攻撃力340
- まさかの会心率0%
- 有ってないようなもの毒属性16
- 紫と白ともにかなり短いが、匠で紫を延長可能
- スロットはLv4とLv2で高い拡張性を提供
- 上記の高性能スペックの代償か、百竜装飾品スロットはLv1
- 猟虫Lv14
会心率0%であるとはいえ、攻撃力340は全体の中でも高めなので火力としては充分であるし、
スロットがLv4と、火力スキルの多いLv2を持つため火力を更に引き上げることもできる。- 紫が匠無しでは相当短いため、普通ならば高Lvの匠と斬れ味維持スキルが必要であるが、
よく見ると紫の下の白も短いため、研磨術【鋭】が使える。
この運用なら匠はむしろそれほど積まずに短い斬れ味を維持する剛刃研磨などと併用しても良いかもしれない。 - 毒属性はかなり低いが、MRになり、更に傀異化モンスターとやり合う段階になると
モンスターの体力の上がり方に毒ダメージが付いてきておらず、
ハンターたちにダメージソースとしてあまり期待されてないというのが現状である。
操虫棍であるので毒の猟虫粉塵を併用すれば一応低い毒属性でも毒にはできるが、
これをあまり当てにせず無属性武器のように扱うのが良いとされる。 - 唯一欠点といえるのが百竜スロットがLv1な事。
現在では特定モンスターへのダメージを上げられる各種特効珠が付けられる
Lv2以上を持つことが望ましいとされている。
傀異錬成でもってサイズを拡張することもできるが、それに必要なスロットは4つであり中々の負担。
いっそ開き直ってハンター自身の火力ではなく采配竜珠でオトモの火力を上げるのがいいかもしれない。
というよりLv1の百竜装飾品のバリエーションが少なすぎてそれくらいしか候補が無い…… - 最終アップデートでは強力なスキルである天衣無崩が登場。
スキルそのものはダメージを受けずにいる事で様々な恩恵を得るスキルであるが、
その中にある疾替えを行うことで斬れ味回復・弾のリロードができる効果は
効果中に疾替えを行っただけで即時効果があるため、研磨術【鋭】との相性は抜群。*6- 無論スタミナ補助効果も操虫棍にはかなりうれしい効果。
研磨術【鋭】との併用でなくても採用できる。
- 無論スタミナ補助効果も操虫棍にはかなりうれしい効果。
- ライバルは、上記の事情もあり毒属性というよりは無属性棍や物理寄り属性棍となる。
本作は最終強化で、全ての武器がある程度同じ水準まで強化されることもあってライバルはかなり多い。
欠点と引き換えにバ火力を獲得したもの達はとりあえず置いておき、天同と性能が近い武器としては、- カムラノ傑刃棍はツリーの基本武器ながらスロットと素紫に優れた逸品。
これだけなら天同も同じ状態ではあるが傑刃棍は百竜スロットがLv2となっている。
その代わり天同より攻撃力が10劣る。
もっとも、斬れ味的には紫の下の白も長いため、研磨術【鋭】というよりは順当に匠で斬れ味を伸ばして
紫と白の長さで戦うオーソドックスな戦い方になる為、似ているようでスキルの方向性は結構違っているかもしれない。 - 本作のメインモンスター、メル・ゼナの笞打ちのシュトックも天同、傑刃棍と同じ方向性。
ただし、紫斬れ味はともすれば匠が不要なほど長く、属性内の中では低めとはいえ龍属性によるダメージも期待できる。
一方で、攻撃力が傑刃棍同様一段低く、スロットもLv4は大きいとはいえLv2スロットが無い分天同より窮屈で、
何より天同同様の百竜スロットLv1が難点。
また、研磨術【鋭】は完全に眼中にないといっていいだろう。 - 研磨術【鋭】との相性でいけば、紫から白をすっ飛ばして青まで落ちる独特の斬れ味で
相性が抜群に良いとされる神翔・風雲殺界が立ちはだかる。
攻撃力も天同と同じ、その上ワーストとはいえ龍属性のダメージもあり、百竜スロットLv2がある。
ただし、こちらはスロットが全く無いので、武器の側からスキルを補助してやることが不可能なのが
大きな弱点ではある。 - また、マガイマガドの特殊個体の素材でもって鍛え上げられた鎧怨鬼鉾ギネヴルムも研磨術【鋭】向き。
ただ、爆破属性は百竜装飾品でダメージを上げることもできる分毒属性よりはマシとはいえ、
毒属性同様ぐんぐん上がるモンスターの体力に肩身が狭い思いをしているのが現状である。
属性部分以外を見ると、傑刃棍同様攻撃力が天同より10低い代わりに百竜スロットは様々な選択肢が増えるLv2を持つ。
ただ、ギネヴルムはスロットがLv3+Lv2の構成なので、Lv4の装飾品が使えない事が欠点になるか。
- カムラノ傑刃棍はツリーの基本武器ながらスロットと素紫に優れた逸品。
- Ver.14.0にて登場した傀異錬成ボーナスにより当武器も大きく底上げされる。
スロット全解放を行った際、状態異常属性である当武器は、
攻撃力に+40、斬れ味には+20ものボーナスが付与される。
ネックである百竜スロット強化を行い、残った枠で攻撃力強化を割り振れば、
最高峰の拡張性のある当武器の攻撃力が395に到達する。
短かった紫ゲージの長さもここに来て40という、無難な長さになり、
様々なスキルを駆使すれば十分持ち堪えさせる事が出来る。
研磨術【鋭】に蓄積時攻撃強化を乗せて穿ち突き、降竜、飛円斬りなどの
火力の高いアクションを叩きこむのがこの武器の魅力か。
属性の通りが悪い敵を相手取る、或いは物理補正の高い上記の入れ替え技を使う場合、
特に頼りになる武器になっただろう。
暁鎌棍【朝凪】 
MHX 
- MHXから登場した二つ名持ちモンスター、白疾風ナルガクルガの素材で作れる操虫棍。
デザインはヒドゥンサイスと同じく、鎌のような見た目となっている。
- 生産段階では、ラファガサイスという銘。
早速目を引くのは、何と言っても匠無しで既に右端まで表示され切っている斬れ味ゲージ。
しかも、デフォルトで白ゲージまで出ている。
とは言え、白ゲージの長さは残念ながらかなり短いため、運用には業物と砥石使用高速化の発動は必須だろう。
攻撃力はこの時点では140あり、若干の会心率もあるが、属性とスロットは一切なし。
徹底的に物理性能のみで殴っていくというタイプの武器と言える。
その後、強化を重ねるごとに白ゲージが延長し、攻撃力も緩やかに上昇していくことになる。
- 白疾風素材をつぎ込みLV10まで上げると、最終強化段階である「暁鎌棍【朝凪】」が完成する。
その性能は、- 妥協点と言える攻撃力190
- ささやかながら期待値を底上げする会心率15%
- 素晴らしい白ゲージ50、しかも匠要らず
- 二つ名武器固有能力である、狩技ゲージの蓄積量ボーナス効果も当然完備
- 残念ながら最後まで属性とスロットはなし
- 猟虫は通常種武器と同じく切断属性
こちらはヒドゥンサイス以上に圧倒的な斬れ味が最大の持ち味と言える。
- ライバルは燼滅刃ディノバルドの二つ名武器である燼滅旋ヘルダイトあたりか。
あちらも匠なしで短いながらも白ゲージが出ている上に、
攻撃力はこちらの上を行く200、おまけに十分な爆破属性まで持っているという、かなりの強敵である。
正直、純粋な比較ではかなり水を空けられてしまっていると言わざるを得ない。
爆破属性の通りが悪い相手や、フィールドが闘技場のような研ぐ機会が少ないクエストに担いでいくなど、
使い分けが必要になってくることだろう。
MHXX 
- 暁鎌棍【朝凪】を究極強化することで曙光鎌棍【恒風】に銘を変える。
- 攻撃力300
- 会心率20%
- 斬れ味は匠で延長不可の紫50
- 二つ名武器なのでスロット無し・狩技ゲージボーナス
最適解ではないものの、どんな敵が相手でも無難に戦い抜ける。迷ったら作っておいて損はない。
- 同じ二つ名武器のライバルは鎧裂棍ドナギハライや真滅旋ヘルダヴァ、無極の碧霆竜棍あたりが挙げられる。
ドナギハライは紫ゲージが無いものの、白ゲージが120もあり、こちらより上の期待値と継戦能力を持つ。
ヘルダヴァはこちらより紫が30と短いが、爆破属性値42を持つため敵によっては強い。
碧霆竜棍はこちら以上の会心率40%を持ち、紫20はさらに匠で延長可能、オマケで雷属性20もある。- 上記の棍には攻撃力で一歩劣るものの、素の紫ゲージが長いため弾かれにくさは随一。
おまけに会心率も20%と悪くなく、超会心との相性の良さを両立している。狩技ゲージが欲しい人向け。
- 上記の棍には攻撃力で一歩劣るものの、素の紫ゲージが長いため弾かれにくさは随一。
余談 
- 「斗宿」(としゅく、または訓読みでひきつぼし/ひつきぼし)とは、古代中国の天文学で用いられた、
天球(簡単に言うと空を半円のドームとして認識したもの)を28分割したもの「星宿」のうち、北側にあるものの一つである。
また天同(てんどう)は、南斗六星のうち、現在のいて座φ星の中国名「天同」からとられたものだろう。
関連項目 
モンスター/ナルガクルガ
モンスター/ナルガクルガ希少種
モンスター/白疾風ナルガクルガ
武器/ナルガ武器
武器/カムラノ鉄銃鎗 - 本武器と同じく鎖鎌が外見上のモチーフ