MHP2Gのメインモンスター、迅竜ナルガクルガの素材で作られたへビィボウガン。
目次
概要 
- 最終強化で夜砲【黒風】へと至る。
見た目はキャスト系のナルガ武器バージョンそのままといったところ。
ナルガクルガの軽く柔軟な素材と弾倉の改良により、
ヘビィボウガン屈指の装填速度と従来並みの装填数を両立している。
さらに最新式の高性能照準器を導入、正確に獲物の急所を捉える事ができるという高性能ボウガン。
- MH3Gまでの作品では、疑いようのない最強の貫通銃として君臨している系統(3Gでは要リミッター解除)。
また反動、ブレ、スロット等、運用の足枷になる要素が全くといっていいほど無く、極めて扱い易い。
X、XXにおいては最強の座は譲ってしまったが、使用感は過去作と遜色なく仕上がっている。
その後アイスボーンで再び最強格の実力を取り戻した。
夜砲(やほう)という名称から、やっほーとかヤフーとかYahooとも呼ばれたりもする。
- 本項では希少種であるナルガクルガ希少種、二つ名持ちモンスターである白疾風ナルガクルガの武器も扱う。
性能 
夜砲【黒風】 
MHP2G 
- 貫通弾運用に限れば最強のボウガンで、爪護符を入れれば貫通のDPSは全ボウガン中最高となる。
貫通弾全ての装填数が6と非常に多い。攻撃力はPB込み456と低めだが、会心率40%がそれを補っている。
さらにリロードが初期で速いなので全レベルの貫通弾を最速で装填可能。貫通特化のこの上ない。
属性弾や拡散弾を撃てないがそれは不要と感じさせるほどに貫通弾運用が強力である。
その破壊力は弾肉質が硬い甲殻種やティガレックスに簡単に悲鳴を上げさせるほど。
その特性上ラオシャンロンに対する相性も抜群。体内にある弱点を強烈に貫いてくれる強力な存在である。
また実はグラビモス亜種もソロプレイで単体クエストなど体力の高い個体ならラオートよりもこちらの方が戦いやすい。
水属性に弱いため水冷弾が効果的ではあるが、火事場力を発動させない限りは確実に弾が足りなくなるためである。
- このボウガンの大きな特徴は、リロードのときにナルガが尻尾を振るあの音が
びゅるるるると鳴ることである。尻尾にやられた人はトラウマがよみがえるとか。
発射音は、尾棘を飛ばす音となっている。
- パワーバレルは銃剣のようなデザイン。
飾りであるため、残念ながら近接攻撃の威力が上がったりはしない。
- 上記のように貫通弾運用への特化がなされているというイメージが大きいが、
よく見ると通常弾も全LV9発装填できるなど、
貫通弾が余り有効でない敵にもある程度取り回しが効くという利点もある。
MHP3 
- 上位武器として登場。強力な貫通弾、斬裂弾のしゃがみ撃ちに対応している。
- 亜種の素材で更なる強化が可能で、最終強化は烈風砲【裏黒風】となる。
MH3G 
- MH3Gでは原種が上位、亜種がG級武器として区別された。
今まで通り貫通特化だが、しゃがみ撃ちの弾がLV2, 3貫通弾からLV1貫通弾とLV3通常弾に変更されたため
リミッターを解除した運用がメインになる。
しゃがみ撃ちにはカーディアーカが使用されることが多い。 - そして今作では亜種のギリースナイパー、烈風砲【裏黒風】を経て希少種のエクリプスナイパーへと最終強化される。
- 希少種まで強化先が実装された影響か、最初の段階では今までの性能が嘘のように微妙な出来。
強化していくと本来の強さを取り戻していくので、本番はG級からとなる。
MHX 
- ナルガクルガと共に復活。
なぜかスレイペンギーゴからの派生強化のみで生産可能。
やはりリロード【やや速い】と反動【やや小】を併せ持つ貫通銃。
だが、LV3貫通弾が非対応になってしまった。なぜだ。
LV2貫通弾がMH4Gよりも弱体化したこともあって、貫通銃としてはどうにも中途半端。
そのため、下位での貫通銃の座はあっという間に狐重砲ハライニケリナに取って代わられる。
- 最終強化は夜砲【黒風】。
攻撃力190に会心率30%なので、威力はまあ中の下といったところ。
しかしやっぱりLV3貫通弾は非対応。
しかもLV2貫通弾の装填数も5発とハライニケリナよりも少ない。
LV1貫通しゃがみを持っているのでどうにか貫通弾特化銃の体を保ってはいるものの、人気は今一つ。
一応、しゃがみ撃ちを積極的に駆使する立ち回りならば貫通特化銃としての仕事はできるため、
グラン=ダオラまでの繋ぎとしては十分に機能するだろう。 - しかし不遇を嘆くのはまだ早い。
MHXには二つ名持ちモンスターである白疾風ナルガクルガが登場するため、
その素材を用いたラファガスナイパー、そして最終強化の暁砲【瑞風】が生産できる。
詳しくは後述。
MHXX 
- 通常種側は究極強化で無明砲【正命】になる。究極強化でMHXでの微妙な性能が救済されることが期待されたが…
- 平均を下回る攻撃力300。会心率は据え置きの30%
- 貫通弾の装填数は6/6/4。装填数に不満が残るが一応LV3貫通弾に対応
- それ以外の対応弾、しゃがみ対応弾、および内蔵弾の追加は無し
- スロット1が追加
こちらは低反動のメリットがあるとはいえ、攻撃力40の差を埋められる程ではない。
しかもあちらは水冷弾や貫通氷結弾、麻痺弾なども撃てるため汎用性の面でも敵わない。
攻略用貫通ヘビィとしても貫通弾しゃがみを手に入れて大きく株を上げた
徹甲砲アルセルタスやバスターブラスターの壁が厚い。- 作成時期で差別化しようにもG4獰猛個体からのみ入手できる獰猛な重剛牙を要求されるため、
ナルガ武器で唯一最終強化がHR解放後になってしまう。
- …と、MHXXでは非常に強力なライバルが多く、しゃがみ特化銃の1強となる環境とも噛み合わなかっため、
長きに渡る最強の貫通銃としての座からはついに引きずり降ろされることとなってしまった。
やはり亜ナル砲が復活しないと駄目か…- 擁護しておけば、こちらなら野良マルチで担いでも肩身が狭い思いをしなくて済むところか。
というのも、コルムはある特殊な事情により、野良で見かけると身構える人が多いからである。
じゃあそれなら上述の徹甲雄砲か卵子でいいじゃんは禁句
- 擁護しておけば、こちらなら野良マルチで担いでも肩身が狭い思いをしなくて済むところか。
MHW:I 
- MHWでは欠席だったがMHW:Iでのナルガクルガ復活に合わせて再登場。
ナルガクルガ武器にも汎用ビジュアル化したものが含まれる中、
無事今まで通りのキャスト系フレームでの参戦を果たした。- キャスト系ではクイックキャストが先に新大陸に来ている。
- 今作のナルガクルガ武器は全体的に弱めの調整が為されている中、この武器の性能は
- 攻撃力390
- 会心率20%
- ブレ無し
- 貫通弾の装填数は下から10/8/6
- 狙撃竜弾
- 会心率を含めても攻撃力はそれ程高くはなく、ぱっと見はそれ程優秀な性能には見えない。
だが、結論から言うと貫通ヘビィとしては最高クラスの性能を取り戻した。- 基本的にMHWの環境下においては、高レベル弾が多く装填できる程強力と言えるため、
LV3貫通弾が6発装填できるこの武器はかなり優秀な部類。
リロードは普通、反動は中であり、そのままでも最低限の射撃が可能。
反動パーツが1つあれば反動小で撃てるため、基本はセットでつける形となる。
なおLV2貫通弾がより多く装填でき、より速いリロードができる銃もあるが、
弾種の違いによる火力差は手数や装填数程度で覆ることはない。 - また、数少ない無属性強化に対応するボウガンでもある。
弱体化された上に他にも火力スキルが増えたとは言え、Lv2スロット1つで5%アップは未だに強力。 - 特殊弾の狙撃竜弾も貫通弾の相性が良い他、
クラッチからの武器攻撃も機関竜弾に比べてモーションが速く使いやすい。
- 基本的にMHWの環境下においては、高レベル弾が多く装填できる程強力と言えるため、
- ライバルとなるヘビィボウガンは、
MHWにおける貫通ヘビィの代名詞であるレイ=ロゼッテスの最終形態、フランツ=グレイシアや、
LV3貫通弾特化型として帰ってきた元序盤ヘビィ、ベニカガチノシシIIあたりとなる。- これら3つの武器は全てLV3貫通弾がデフォルトでリロード普通・反動中・装填数6、
ボウガン自体のブレも無しで共通な為、運用面ではLV3貫通弾以外の部分が差別化要素となる。
会心率を加味したデフォルトの火力で言えばこの中では本ヘビィが最高であり、
無属性強化により、さらに伸ばすことも可能。
ただしベニカガチノシシはこの中で唯一レア度10かつパーツ強化に対応している為、
カスタム強化まで含めると最高位を譲り渡すこととなる。
また、この中で本ヘビィだけ武器スロットが無い。他の二つはLV1スロットが1つあるため、
無属性強化にスキル枠を一つ取られることを考えても、
スキル構成による差はつけられてしまいやすい。 - 本ヘビィ以外の2つは斬裂弾の単発自動装填に対応している。
通常のリロードと比べて絶対に優れているというわけではないが、
本ヘビィの1発通常リロードに比べればさすがに優秀である。 - フランツ=グレイシアは属性弾が撃てるほか、
特殊弾が機関竜弾であるため、こちらで使い分けるのが差別化点となる。 - ベニカガチノシシIIは上記の通り突き詰めれば本ヘビィの火力を上回る他、
減気弾を含む全ての状態異常弾に対応している。
また、強化にレア素材が要らない上最終強化が可能な時期も最も早い。
LV1・LV2貫通弾への適性は低めだが、基本的に撃つ機会は無い。
搦め手まで含めた総合力で見ればベニカガチノシシ、
無属性強化を利用した火力最特化ならば夜砲といった使い分けになるだろう。
- これら3つの武器は全てLV3貫通弾がデフォルトでリロード普通・反動中・装填数6、
- このような状況なので、さすがに貫通弾なら本ヘビィ一択という状況ではないものの、
前回登場時であるX、XXの状況からはだいぶ改善されたと言える。
本作のナルガ武器全体の状況からすれば快挙とさえ言っていい。
- ちなみに製作は水属性派生であるウォーターキャノンからの派生強化なのだが、
そのウォーターキャノンをはじめ、鉱石派生から連なるヘビィボウガンは全て機関竜弾である。
しかしこれのみ例外的に特殊弾が狙撃竜弾に変更されている。
他にはこういった事例はなく、色々と好待遇になっている。 - ver.11.01では全武器でカスタム強化枠が追加されたが、
ライバルのベニカガチノシシが2枠増加に対しこちらは1枠のみ、
かつあちらは攻撃力が大きく伸びる攻撃力カスタムの4段階目が利用できるため、
無属性強化込みのこちらを武器性能だけで上回ってしまう状況になった。
上記の通り弾種の面ではベニカガチノシシの方が手が多い為、
火力特化した場合はほぼ下位互換のような位置付けになってしまっている。- とは言え火力で上回るのは攻撃力カスタムに全振りした場合のみで、
回復カスタム等に枠を割く場合はまだこちらの方が火力は上。
という程度の微妙な差なので、
貫通弾しか撃たない状況ならこちらでも誤差レベルの火力差で運用可能。
実際貫通弾を想定した反動パーツ1つの状態では、
状態異常弾は反動が大きく使いにくいため、
異常弾を一切撃たない事も多い。
- とは言え火力で上回るのは攻撃力カスタムに全振りした場合のみで、
MHRise 
- 今作でもナルガクルガと共に続投。
復活したラピッドキャストからの派生になっている。
とにかくまずは、最終強化の夜砲【黒風】の性能を見ていこう。- 攻撃力190、会心率30%とナルガ武器恒例の会心重視
- ブレ無し、反動やや小、リロードやや速いと癖のない取り回し
- 前作同様、特殊弾は派生元から変化して狙撃竜弾
- 今作で需要が大幅に増えたLv2スロットが1つ
- 貫通弾の装填数はLV1から6/5/5
そのままだとLV1は反動小/リロード最速、LV2とLV3は反動中/リロード速い
LV1~2は移動射撃対応/移動リロード非対応、LV3は逆に移動射撃非対応、移動リロード対応 - 貫通弾以外はからっきしで通常弾が5/5/0、LV1徹甲榴弾とLV1,2拡散弾(曲射)、
LV1回復弾や斬裂弾と鬼人弾、捕獲用麻酔弾だけと弾種は少なめ
- 貫通弾の扱いに特化した相変わらずな性能で今作も登場。
主力になるLV3貫通弾が移動射撃非対応なのは痛いところだが、
LV3はチャンス用に取っておいて普段は動き回れるLV2を撃っておくという戦略もありだろう。
ただ、何にせよ貫通弾しかまともに使えないという明確な難点があるため、
射撃の腕に自信があるのでもない限りはオトモなり操竜なり、
あるいは罠やマルチプレイなど射撃チャンスを作る工夫は必要だろう。- なお、LV2~3の貫通弾を使うなら反動と装填速度を改善したいところではあるが、
本作の反動、装填速度はMHXX以前と同様防具等のスキルで軽減でき、
装飾品に至っては余りがちなLv1スロットに入れられるという破格の性能。
運用する上での足枷にならないのはありがたい。
- なお、LV2~3の貫通弾を使うなら反動と装填速度を改善したいところではあるが、
- 百竜強化で付与できる百竜スキルは攻撃力強化III、会心率強化II、操竜の達人。
操竜の達人は効果こそ悪くないのだがマルチプレイでは他のハンターに操竜を取られることも少なくないため、
基本的には攻撃力強化や会心率強化の方が無難で癖がない。
- いつも通り貫通弾ヘビィとして運用が可能だが、
派生元のラピッドキャストIIから百竜強化の通常弾追加IIを引き継ぐと
LV3通常弾が8発装填となるため、通常弾運用が可能になる。
移動射撃、移動リロードともに不可能だが、素で反動小・リロード最速なので然程問題はない。
強引な手法ながら、他の通常弾ヘビィにはない高会心率で独自の地位を築くことに成功している。- とはいえ拘束手段が欲しいのは貫通弾運用時と変わらないし、
スキルの重さから貫通弾と通常弾の2種運用は厳しいので、
メイン弾を1種に絞って運用した方が扱いやすいのは覚えておくように。
- とはいえ拘束手段が欲しいのは貫通弾運用時と変わらないし、
- 装填数3発、歩き撃ち対応であることから斬裂弾ヘビィとしての適性も高い。
とはいえ斬裂弾のみで戦おうとすると溜め射撃や弾丸節約を前提としても
調合分を全て弱点に当ててようやく捕獲できるかどうかといったライン。
補助的に貫通弾を撃つか、キャンプでの補給を行うなどひと工夫が必要である。
MHR:S 
- サンブレイクではXXと同じく無明砲【正命】の銘に。
気になるその性能は- 平均的な攻撃力340
- 会心率30%は据え置き
- ブレなし、反動「やや小」、リロード「やや速い」と癖が無い性能
- 特殊弾は狙撃竜弾
- 装飾品スロットは変わらずLv2が1つ
- 百竜スロットはLv1
- 物理弾は通常弾5/5/0、貫通弾6/6/6。散弾、放散弾は非対応。
全て移動射撃、移動リロード共に対応 - 徹甲榴弾2/0/0、拡散弾2/1/0。斬裂弾3発装填。竜撃弾は非対応。
斬裂弾は移動射撃対応 - 属性弾・状態異常弾は非対応。
- サポート用の弾はLV1回復弾と鬼人弾に対応。
- と、順当に強化された性能。
特に念願のLV3貫通弾の移動射撃を獲得したのは大きく、最強クラスの貫通ヘビィという地位は
より盤石なものになったと見て間違いないだろう。
MHR:S移行に伴うタイトルアップデートでLV3貫通弾の威力が上方修正されたのも追い風と言える。
また、斬裂弾の装填数3発、歩き撃ち対応も変わってないので、斬裂弾ヘビィとしての適性も高さも健在である。
- ただし弱点も存在しており、相変わらず貫通弾と斬裂弾以外の使用可能な弾が貧弱すぎるのが悩みどころ。
百竜スキルが廃止されたため、Riseの時のように強引に通常弾運用する事ができなくなったのは辛い。
また、百竜スロットが1であり特効系が付けられない点も気になる所か。- この問題点はVer.13現在、傀異錬成により克服している。
体躯が長いor大きい相手だけに狙いを定めて適切に運用してあげよう。
- この問題点はVer.13現在、傀異錬成により克服している。
MHF 
- 貫通弾の取り回しに優れるという特性そのものはMHFでも変わらず、
全LVの貫通弾を6発装填可能となっている。
また、高い会心率、リロード「やや速い」、反動「小」という取り扱いやすい設定も特徴的。
- ヒドゥンスナイパーの攻撃力は加工レベル5・パワーバレル装備時に513となる。
また、会心率は30%となっている。
同じようなポジションの剛種武器「金塵翔龍重弩【風轟】」は攻撃力510(会心率30%)なので、
単純火力としてはこちらが優れていることになる。
また、金塵翔龍重弩【風轟】はリロードが「やや遅い」で、LV3貫通弾も撃てないため、
貫通弾の取り回しもこちらが有利は有利である。
ただし、ヒドゥンスナイパーは弾速が「速い」のため、貫通弾の集弾性にはやや優れない。
といってもHR帯の武器は弾速が遅いもの自体があまり多くなく、この時点ではそこまで気にすることはない。
通常弾の装填数も多いので、小さい相手には通常弾圧縮リロードで攻めるという手もあるだろう。
- 夜砲【黒風】の攻撃力はパワーバレル装備時に758となり、会心率は40%と更に伸びる。
G級系列武器全般で見るとかなり高い水準にあり、最強とまではいかないが十二分の活躍が期待できる。
G10現在、会心率40%以上のヘビィボウガンでは最も攻撃力が高いため、
それを上手く活用したスキル構成を行いたいところ。
- 弾速は「速い」のままなのだが、
近年の検証によりGR100の遷悠ボウガンは加工レベル1扱いの弾速になっている事が判明しており、
実質的には始種・天廊武器の弾速「遅い」とほぼ同じ弾速になる。
その為貫通弾の取り回しはヒドゥンスナイパーよりも更にやりやすくなると言える。
MHXR 
- 通常種のヒドゥンスナイパー、亜種のギリースナイパー、希少種のエクリプススナイパーが登場。
ヒドゥンスナイパーが水属性、ギリースナイパーが土属性、エクリプススナイパーが氷属性。
全てロングバレルが装着されている。
加えて、特殊種であるナルガクルガ烈水種のものも実装されている。 - 烈水種の烈砲【水嵐】(☆5)は、
美しい鮮やかな蒼色のカラーリングに変化しており、
中折れ部分など一部が白銀色に変化している。弾倉部分は黄色。
烈風砲【裏黒風】 
MHP3 
- やや低めの攻撃力(ブーストPB込み224)に会心率50%を持つ。
非常に高い会心率が後押しし、期待値は252まで伸びる。
これは神撃より少し低く、バズディアーカを僅かに上回る程度で、十分高い水準。
ブレもなく貫通弾の装填数も多いため扱いやすく、貫通ガンの入門用には最適の名銃である。
さらにLV2,3貫通弾はしゃがみ撃ちに対応しており、DPSは全武器中でも最高クラスである。- 弱点特効を付ければ、弱点部位に限り会心率は夢の100%に。
攻撃力UP【大】や貫通弾強化、各種バフと併用することで、
イビルジョー辺りは文字通り悶絶させることができる。
ただし貫通弾の特性上どんなモンスターに対しても弱特が有効という訳ではなく、
見切り等を優先した方がダメージ効率が上がる場合も多々ある。
- 弱点特効を付ければ、弱点部位に限り会心率は夢の100%に。
- ただナルガクルガ亜種の素材を使うということでついた愛称は亜ナル砲。
どうしてこうなった
あんまりな愛称(というか蔑称)だが、貫通弾主体ガンだということが、
輪をかけてこのあだ名をヒワイなものにしている。正式名称はかっこいいのに…。- 別に必ずターゲットの
肛門背後を狙い撃たねばならないということはないが、
貫通弾の性質上そういう使い方が理想的なのも事実。裏黒風が何をした。
因みに名前で同じくネタにされる「角王弓ゲイルホーン」も同じく貫通弓である。
- 別に必ずターゲットの
MH3G 
今作では、最終強化ではなくエクリプスナイパーの途上に。
斗宿重弩【七殺】 
MH3G 
- 七星の銘は付かず、エクリプスナイパーで強化が終了するが、便宜上ここに記す。
- 装填数
- 攻撃力は相変わらず控えめだが、高い会心率のお陰で期待値は390.7とそこそこ。
更にデフォルトの反動が小に強化され、貫通弾全レベルだけでなく
減気弾や徹甲榴弾、
新たに追加されたLV1毒弾などが無反動で撃てる。
その取り回しの良さから必須スキルが少なく、自分の好きなようにスキルを盛る事ができるのがこの武器の強み。
左曲がり・右曲がり・しゃがめよと癖の強いライバルと比べても見劣りしない性能であり、
その労力に見合った活躍が期待できるだろう。- リミッター付きであれば水中で猛威を振るうLV3通常弾の運用も得意。
これを利用するならリミッター有り、貫通弾の立ち撃ちに特化させるならリミッター無しと、
相手や状況次第で使い分けると良いだろう。 - スキルで爆破弾を追加すると3発装填可能、無反動、最速装填で使えるようになる。
ウラガンキンの顎など物理が通りにくい部位の破壊が楽になるため非常に便利。
この場合(リミッター解除前提なら)こいつらのヘビィ版と呼べるだろう。 - また、消えていたリロード時のしゅるる音が復活し、一部のガンナー達を喜ばせた。
ただし音が鳴るタイミングはMHP2Gの時と微妙に異なる。 - エクリプス スナイパーではなくエクリプスナイパーである。
間違えてヘビィさんを怒らせないように。
- リミッター付きであれば水中で猛威を振るうLV3通常弾の運用も得意。
MHR:S 
- MHR:Sでナルガクルガ希少種が復活。
それに伴い、エクリプスナイパーに代わり新たに登場したヘビィボウガンである。
- 一発生産か夜砲【涅飛】からの派生で手に入る。
気になるその性能は- 攻撃力360、会心率0%となかなかの火力。
- ブレなし、反動「小」、リロード「速い」と超優秀な性能
- 特殊弾は狙撃竜弾
- 装飾品スロットはLv3が1つ
- 百竜スロットはLv1
- 物理弾は通常弾6/0/7、貫通弾0/6/6。散弾、放散弾は非対応。
全て移動射撃、移動リロード共に対応 - 徹甲榴弾、拡散弾、竜撃弾は非対応。
- 斬裂弾3発装填。移動リロード対応
- 属性弾は非対応
- 状態異常弾は毒弾に対応。それぞれ3発ずつ装填で移動射撃・移動リロード共に対応。
- サポート用の弾は鬼人弾と硬化弾に対応。
こちらは貫通弾だけでなく通常弾と毒弾の扱いもそれなりにこなせるヘビィとして完成する。
また、反動が小さいことから反動軽減をLV2にすることで斬裂弾も無反動で撃つことができる。
ただ、相変わらず百竜スロットがLv1であり特効系の百竜スキルを付けられないため、
貫通弾はともかく通常弾はバイク、トリガーofオール、月華妃竜砲【煌撃】といった
通常弾特化ヘビィ達に劣りがち。
こちらは傀異錬成で百竜スロットを2にすることで対応可能だが、上記で挙げたヘビィ達は元から百竜スロットLv2であるため
攻撃力や会心率強化に傀異スロットを回すことができる点も気になる所か。
反動の小ささ・リロードの速さや通常弾へビィには少ない狙撃竜弾が差別化点になる。
- 貫通ヘビィとしての性能は高い水準で安定しており、
素の状態でLV3貫通弾を反動小、最速リロードで運用可能なのは大きな利点。
通常種の正命と比較すると、会心込みの期待値でわずかに劣る代わりに反動とリロードと装飾品スロットが改善された、
といった具合。
同じくLV3貫通弾を6発装填可能で、移動射撃と移動リロードの両方に対応している欲動のトーデスと比べてみても、
攻撃力、反動、リロード速度と様々な点でこちらが上回っている。
- 通常弾と貫通弾を自在に使い分ける両刀ヘビィとして運用することも可能。
幅広いモンスターに対応できるため、複数狩猟で真価を発揮する。
こうしたクエストではモンスターの種族がバラバラであることも多いため、
特効系百竜スキルの優先度が下がるのも嬉しいところ。- もちろん運用上の懸念点もしっかり持っており、
通常種ヘビィができたことが割とできなくなっている点は無視できない。
通常弾の扱いがLV1・LV2からLV1・LV3に変更されたのはいいとしても、
LV1貫通弾が装填不可になっているのは案外大きい。
そして貫通運用でぜひとも欲しい搦手、特に徹甲榴弾の装填ができないのも痛手。
希少種よろしく毒でジワジワ削ることはできるが真にこれを扱いきりたい場合は
動く相手に的確に弾を通す射撃センスと絶妙な立ち回り・距離感の維持が要求される。
- もちろん運用上の懸念点もしっかり持っており、
- 一方で本武器のライバルとして名乗りを上げてくるのが、
前作看板モンスターのヘビィであり、特殊個体の素材によって更なる力を得た鎧怨鬼筒セッドガンド。
こちらと全く同じ攻撃力と会心率であり、移動射撃可能なLV3貫通弾をあちらは7発装填可能、
さらに斬裂弾に加え、こちらには無い徹甲榴弾によってスタンも狙える。
装飾品についてもLv3とLv1の二つのスロットを備え、百竜スロットも特効系の入るLv2、
片ブレなので暴れ撃ちも無理なく採用しやすい。
と、中々に手ごわい存在。- とは言え、こちら側にも利点が無いわけではなく、
あちらが反動大なのに対して、こちらの反動は前述した通り小なので圧倒的にスキル自由度が高く、
余ったLV1のスロットに顕如盤石などを詰め込んで快適性などを取りやすいのも魅力。
また貫通弾についても、こちらは移動射撃のみならずしっかりと移動リロードにも対応しているため、
ある程度軽快に動き回る事もできる。 - そして何より最大の違いは制作可能時期とその難易度。
セッドガンドがMR100到達でようやく強化が解禁され、
更に通常個体と特殊個体両方のレア素材を要求してくるのに対して、
こちらは理論上ではあるがMR10の時点で制作可能。
さらにボーンシューターから強化していけば厄介なレア素材である朧月の欠片も要求されないため、
制作難度は段違いに低い。
- とは言え、こちら側にも利点が無いわけではなく、
暁砲【瑞風】 
MHX 
- MHXには二つ名持ちモンスターである白疾風ナルガクルガが登場するため、
その素材を用いたラファガスナイパー、そして最終強化の暁砲【瑞風】が生産できる。
最終強化では攻撃力210に会心率30%と威力が激増。
LV1貫通弾の装填数は7発と非常に多いので、これを立ち撃ちする際の期待値はトップクラス。
LV2貫通弾はモーション値の低下により、効く敵にしか効かなくなってしまったが、
それでも最速装填・無反動で撃てるのは有り難く、装填数も6発と申し分ない。
今作の貫通弾は下方修正されているが、LV1が最も使い易く威力も高いので火力はかなりのもの。
接敵中にはLV1→LV2の順で撃ち続け、エリアチェンジの際に調合でLV1貫通弾を補充する運用になるだろう。
- ただ、そもそも今作の貫通ヘビィの物理火力は立ち・しゃがみのどちらかに偏っており、
万能なものが存在しないので、「これはしゃがめない敵用」と割り切って運用できる暁砲【瑞風】の需要は大きい。
また、二つ名武器の特性として狩技ゲージが溜まりやすいため、狩技は頻繁に使用できる。
しゃがみ撃ちを切れるため、火力を落とさずストライカースタイルを選べるのが強み。
例えば狂竜身と火薬装填を同時に運用し、単発威力を底上げしてもまだ1枠余る。
貫通ヘビィには相性の良い絶対回避【臨戦】やLV1貫通弾を長持ちさせる完全調合など、
狩技をうまく活かせれば、他の武器ではできないような個性的な立ち回りも可能。
MHXX 
- 原種武器があれなので、ならばと思い二つ名武器の方の曙光砲【凱風】に目を向けると…
- 通常種武器よりは高いが平均程度の攻撃力320、会心率はこちらも据え置きで30%
- 貫通弾の装填数は7/7/6。LV3貫通弾も実用的なレベルで運用が可能になった
- 内蔵弾・しゃがみ撃ちにLV2斬裂弾が追加
本作ではブレイヴスタイルのボルテージショットが強力なおかげで、
立ち撃ちヘビィの需要が激減してしまった。
フレンド間やソロでは使えなくはないとはいえ、それでも作成難易度が高いこの銃を選ぶかと言われると…。 - そしてそれ以上の問題として本作で初登場のしゃがんでも強い立ち運用向き貫通ヘビィ、
ビヤラースヴァリアが現れてしまった。その性能は…- 平均を上回る攻撃力340、会心率も優秀な30%
- しゃがみ撃ちはLV2貫通弾、LV1貫通氷結弾、LV2貫通氷結弾。氷結しゃがみ銃としての運用も可能
- 立ち運用も全LV貫通弾が7発&素で最速装填と隙無し
- 氷結弾も7発装填と内蔵弾を撃ち切っても氷結銃としては十分な性能を維持
- LV1睡眠弾と、おまけ程度だがLV1減気弾まで撃ててしまう
- トドメとばかりにこの性能でブレ無しかつスロット2
作成難易度の点で見ても、特別許可クエストのクリアに加えて天鱗が二枚も必要な凱風に対して、
あちらはレア素材が1つもいらないため敵わないだろう。- 一応差別化点が無い訳ではなく、ビヤラースヴァリアの方は反動軽減+1が必須である。
…のだがそれでも攻撃力20の差を埋められるかと言われると中々に厳しいものがある。
今作ではスキル環境も改善されており、反動軽減もそこまで重いスキルではないのも向かい風。
「スキルに全く余裕が無く、なおかつ狩技ゲージブーストを持つ立ち撃ち貫通銃が欲しい」
という超ピンポイントな状況ならビヤラースヴァリアを超えられる…かもしれない。 - ちなみにその超ピンポイントな状況の具体例として、
イベントラオシャンロンの不屈・火事場・龍気活性・兵器・オトモ縛りのソロプレイ、
いわゆるなしなしのクリア報告がこの武器で上がっている。
究極的には最も弾切れに強いボウガンであることの証明であろう。
- ちなみに貫通弾以外に目を向けると、内蔵しているLV1斬裂弾は内蔵数30発と全ヘビィ中最多である。
一方LV2斬裂弾の方は15発と多くはないが、どちらのレベルもしゃがみ撃ちに対応しているため、
チャンス時にまとまったダメージを与えられるサブウェポンとしてはそれなりに優秀である。- 超会心や特定射撃強化で火力の底上げを狙いやすいため、撃ち切るまでの瞬間火力はかなり高い。
特化すれば上位までの通常モンスター/通常個体ならば斬裂弾だけで討伐できるほど。
素材集めや金冠マラソンを上位で行う場合にはなかなか便利ではある。
- 超会心や特定射撃強化で火力の底上げを狙いやすいため、撃ち切るまでの瞬間火力はかなり高い。
余談 
- 銘の【黒風】は公式ガイドブックによると【くろかぜ】と読むらしい。
ちなみに黒風は一般的には「コクフウ」と音読みして、
「砂塵を巻き上げて空を暗くするほどの暴風」を意味する。- 黒風(コクフウ)を使った四文字熟語としては「黒風白雨」というものもあり、
こちらはアマツ武器の双剣の銘として使われている。
- 黒風(コクフウ)を使った四文字熟語としては「黒風白雨」というものもあり、
- MHXXで登場した「正命(しょうみょう)」は他のナルガ武器の究極強化形と同じく仏教用語であり、
「八正道(はしょうどう)」という釈迦が最初に説いた説法で、
道徳を重んじて清浄で正しい行いの生活をすること。
闇討ちなどの奇襲を得意とするナルガクルガらしくない銘だが、
忍者=和風なモンスターという事での雰囲気を重視したのであろう。
- 二つ名武器の【瑞風】は【みずかぜ】とは「みずみずしく、吉兆を示すめでたい風」を意味する。
また同じ漢字の音読みで「ズイフウ」という単語もあり、
こちらは伝統芸能の能楽の用語であり、優れた芸風を意味する。- 二つ名の究極強化形の銘【凱風】は【がいふう】と読み、「南方からの穏やかな風」を意味する。
また、穏やかな天気を意味する四文字熟語として「凱風快晴(がいふうかいせい)」というものもあり、
葛飾北斎の浮世絵の題名としても使われている。
- 二つ名の究極強化形の銘【凱風】は【がいふう】と読み、「南方からの穏やかな風」を意味する。
関連項目 
モンスター/ナルガクルガ
モンスター/ナルガクルガ/派生作品
モンスター/ナルガクルガ亜種
モンスター/ナルガクルガ希少種
モンスター/白疾風ナルガクルガ
武器/ナルガ武器