武器/ヒュプノキャノン

ヒプノックの素材を用いた睡眠属性の付加したガンランス。
美しい尾羽根を贅沢に用いた、工房自慢の逸品。
手元を覆い隠すように配置された尾羽根は、
強力な砲撃で発生した火の粉などから使用者を守る役割を担っている。

目次

概要

• ヒプノックのガンランスは同モンスターの初出である、
  MHFのサービス黎明期から存在しているのだが、ヒプノックがMHP2Gに導入されるに当たって
  「ヒュプノキャノン」と名前を変えてMHP2Gでも登場することになった。
  • MHFでは「デザートガンランス」という無属性のガンランスとして存在する。
    強化すると最終的には「ヒートフォース」となるが、
    残念かなそこまで行く頃には色違いのSP武器
    「イエローデザートSPVII」が圧倒的な壁として立ちふさがる。
    なお後でも触れるが、ヒュプノキャノンという名称の武器はMHF-Gには存在しない。

• メインシリーズではMHP2GとMH4・MH4Gに登場する。

性能

MHP2G

• MHP2GのヒプノックはG級から狩猟できるため、
  必然的にヒュプノキャノンもG級の武器ということになる。
  が、ヒュプノキャノンは全ガンランスの中でも特に報われない存在と言われる。

• なぜなら、砲撃タイプが拡散型なのに、レア度が9なのに、砲撃レベルがたった3。
  G級ヒプノックの素材だからさぞかし属性値は高かろうと思ったが実際は140。
  モンスターも討伐までに1回眠るか眠らないほど。
  そして攻撃力は506とかなり低い上に斬れ味も白が少しある程度。
  斬れ味レベル+1をつければ紫には到達するが…。
  せめてもの救いといえば、防御力+10の追加効果と、抜刀時の音がいい事くらい…嗚呼、不憫。

• 一応この武器はMH3Gまでメインシリーズの全武器中唯一の睡眠属性ガンランスだったのだが、
  そもそも睡眠属性とガンランスの相性は別に良いわけでもないため、
  唯一の睡眠属性ガンランスという立ち位置は同作では全く活かすことができなかった。
  • 一見すると竜撃砲との相性が良いようにも見えるが、
    多段ヒット(4回)なので初撃のみ威力が3倍になる(合計にして通常の1.5倍)だけで、
    睡眠中3倍ダメージを目当てにコレを担ぐのは無意味に近い。
    竜撃砲発射時の拘束目的として使えなくはないものの、麻痺ならそれに加えて威力が1.1倍になる。
    活躍の場は一体どこへ…

• なおこの武器に限らず、MHP2Gでのヒプノック武具はかなり不遇な扱いを受けているようである。
  何故だ…。

MH4

• MH4で久々に登場。しかしヒプノックは復活ならず。というか素材すら登場していない。
  ではどのように入手するかというと、ペッコティピーからの強化であり、
  使用する素材もクルペッコ*1とイャンクックのものがメイン。
  同じ鳥竜種だからって、火→睡眠という突然変異は無理がありすぎると思うのだが…。
  G級クルペッコなら睡眠演奏できるけどさ。
  • 武器の説明文も、「鳥竜種の美しい羽根に覆われた」としか書かれておらず、
    ヒプノックの存在は完全になかったことにされたようである。

• 性能自体は比較的優秀で、ヒュプノキャノンで睡眠310の拡散3、匠で斬れ味白(ただし極短)と無難な性能。
  MH4では遂に新たな睡眠ガンスが追加されている。
  物理性能は低めだが、眠らせることと砲撃能力に関しては後輩を上回っており、
  先輩の意地を見せたという所か。

MH4G

• MH4Gでは強化先の眠銃槍ヒュプノスが追加された。
  攻撃力は物足りない数値で匠でも紫は出ないが、充分な属性値に拡散4とサポート向きの性能。
  地味にスロットも一つ追加され何かと融通が利きやすくなっている。
  • 今作には圧倒的に物理性能で優れるゴグマジオス武器の前兆のプロフェティアが追加され、
    ライバルだったロイヤルガンバード系列は元々低めだった立場をさらに危うくしている。
    サポート特化という方向で個性を残したヒュプノスは恵まれているかもしれない。

• なお今度こそヒプノック素材を用いるのかと思えば今度はバサルモスとグラビモス素材での強化である。
  ついに鳥竜素材ですらなくなってしまった。
  説明文は強化前と変わらず鳥竜種について触れるのみで、もはや何が源流なのだかわからない。

MHF-G

• MHFにおいては睡眠属性のヒプノックガンランスは当初存在しなかったのだが、
  ヒプノック希少種の実装に伴い「ホワイトサンズ」が実装された。
  ホワイトサンズは最初は睡眠の単属性なのだが、
  強化することで雷属性が発現する双属性武器となる。
  突き性能は悪くないのだが、当時のガンランスの調整ゆえに砲撃レベルが4で止まるのが痛い。

• その後、シーズン10にてHC武器「フェザーステップ」が追加された。
  約3年の歳月を経て遂に登場した通常種の睡眠属性ガンランスと言える。
  最終強化の「フェザーダンス」の性能は、
  • 攻撃力529、会心率10%と標準的な攻撃力。
  • 睡眠属性420と当時のガンス中最高の属性値を持つ。
  • 斬れ味レベル+1で短めの白がつき、HCクエストではさらに紫。
  • 砲撃タイプは通常型LV5。
  である。
  だがMHFにて睡眠属性武器はフォワード.4のある事件の勃発まで軽視されており、
  実装当時この武器が活躍するのは極めて難しかった。
  フォワード.4では、ヒプノック変種特異個体を狩るために使用したプレイヤーも居たといわれる。
  この武器を強化するためにヒプノック変種特異個体の素材を使うのだが、
  もちろんそれを集める為に使われたわけではない。

• G級ではMHF-G5以降、通常種、繁殖期、希少種がG級へとエントリーすることになったが、
  ヒュプノキャノンはおろか、繁殖期と希少種のガンランスも追加されることはなかった。
  同系統デザインのG級武器も存在しないため、今となっては
  「ヒプノックのガンランスがある」と言っても首を傾げるプレイヤーも多いのではないだろうか。
  • が、MHF-Zにて、遂にG級に対応した辿異種ヒプノックのガンランスが登場した。

• なおMHFにおいては睡眠属性のガンランスは複数存在する。
  モンスターで言えば、イナガミ、デュラガウア、フォロクルルのものが特に著名か。

関連項目

モンスター/ヒプノック
武器/ヒプノ武器
武器/フェザートリッキー - 辿異武器版
武器/スカージ・ランシス - MHFのフェザーダンスとほぼ同じ性能を持つコンパチ品。見た目がイカす。