武器/フレグランス

Last-modified: 2023-08-25 (金) 14:20:43

花の蕾を模した槍。
可愛らしい外見と花の香りで女性ハンターに大人気だとか。
農場で手に入ったドスビスカスを主な材料にしている。

目次

概要

  • 見た目は超巨大な花の蕾。開花したら一体どれだけのサイズになるのか想像もつかない。
    盾の方は開花済みだが、こっちはまだ常識的なサイズ。
    上位版のノーブルフレグランスになると、盾と槍の先端に金の飾りが付く。
    • なるほど、いかにも可愛らしい女性ハンターに似合いそうな外見である。
      パピメルシリーズ辺りと組み合わせるといい感じかもしれない。
      しかし、武器には装備する性別の制限はないのである。
      つまり、その気になれば男ハンターのグラビドシリーズフルだろうが、
      ディアブロシリーズフルだろうが      装備できてしまうのである。
      厄介なことにガード性能などのスキルが付くグラビドシリーズとは好相性。

性能

MHP2(G)

  • 生産段階のフレグランスは、
    農場で手に入る素材だけで作られた割に長い緑ゲージとスロット2を持ち、意外と優秀。
    新しくランスを始めてみようか、というハンターが手にするには十分な性能である。
    なぜか攻撃力は強化前のワイルドボーランスより低下しているが。
  • 最終強化はノーブルフレグランス。
    流石に上位で攻撃力345は余りに頼りなさ過ぎる。
    スロット3はあるとは言え、ここまで来ればお役御免だろう。
  • G武器版もちゃんと用意されてある。
    しかも見た目が変わるためかフレグランスGとNフレグランスG (=ノーブルフレグランスG)の両方分。
    • フレグランスGは攻撃力だけならトップクラスだが、あいにく斬れ味が匠で白止まりというナマクラ。
      同攻撃力でもっと斬れ味が優秀なランスは多いので、実用性は低いだろう。
    • NフレグランスGは、キチンと匠で紫が付き、スロットも3ある。
      使うならこちらだろう。

MH4(G)

  • 再登場。ドスビスカスがないのでネムリ草などを用いた結果、なんと睡眠属性を得た。
    とはいえ、序盤に活かすには難しい属性であり、
    強化するとあっという間にダークネス(こちらも睡眠属性)になってしまうので影は薄い。

MHX

  • MHXでも続投。フレグランス一発生産のみで派生はなし。ダーク系統は麻痺に戻ったがこっちは睡眠のまま。
    最終強化はクラシーフレグランス。ノーブルフレグランス系統にはならない。
    やはり睡眠属性であり、スロット3と斬れ味はまずまず優秀。
    しかし攻撃力が130と絶望的なまでに低い割に、睡眠属性値も24と言うほど高くないとかなり使い勝手は悪い。
    というかレクイエムスピアではなくこちらを使う理由がほぼない。斬れ味の持ちだけは勝っているのだが……。
    生産難易度もレベル3に持ち込むだけで獰猛な睡眠毒液を要するし、
    レベル4は発光する上粘液を用いるため、ラスボス撃破後。
    生産難易度は高くないが、強化可能時期があまりに遅すぎる。
    そういった次第で実戦での採用はまず見込めないだろう。

MHXX

  • MHXXではノーブルフレグランス系統への派生ルートも復活。
    クレシーフレグランスの究極強化段階はエレガンフレグランス。
    本作では攻撃力260とまだ低いながらもナイトメアスピアの270と攻撃倍率で10まで差を詰め、
    睡眠属性値も27と睡眠ランス2位をキープし、斬れ味も素白60、匠+2で紫20と十分に優秀。
    さらにスロット3も据え置きなうえに、全睡眠ランスで唯一HR解放前に完成するので
    前作とは異なり、かなり実用性が高い一振りとなった。*1
    最終的には物理性能寄りのホロロホルルのランス2本と競合するものの、属性・スロット重視型として差別化は容易。
    寝槍大公ペサドミトルの急激な攻撃力上昇についていけなかった結果、
    見事に寝槍大公ペサドミトルとエレガンフレグランスの間に埋もれてしまったナイトメアスピアに合掌。
  • 一方のノーブルフレグランスはノーブルトレランスを経由し、プレシャストレランスに強化される。
    こちらはスロット3なのは従来同様だが、属性値は無属性に戻ってしまい、
    更に斬れ味も素で長い緑、匠でも白がたった20というナマクラに先祖返りしてしまった。
    攻撃力は一応340とそれなりにあるものの、この値では他の鈍器向けの武器に見劣りしてしまうのもマイナスポイント。
    究極強化にはラスボスの素材が必要な事もあり、こちらは実用性があるとはとても言えないだろう…。

MHRise

  • MHWでは欠席だったがカムラの里にて復活。交易で手に入るドスビスカスを素材に生産できる。
    最終強化であるクラシーフレグランスの性能は…
    • 低い攻撃力160
    • 睡眠属性20
    • 斬れ味は素で緑、匠Lv2から青ゲージが出るが白は無い
    • スロットはLv1が3つ
    • 百竜スキル
      • 攻撃力強化III(攻撃力+8)
      • 属性強化【睡眠】III(睡眠属性+6)
      • 水棲系特効(魚竜・海竜・両生種にダメージ1.1倍)
  • 今作の睡眠ランスは他にアズールクレストがあるが、残念ながらあちらに勝てる性能ではない。
    最終形のグレイトアズールは攻撃力180・睡眠29・斬れ味青とこちらを悉く上回っており、
    需要が高いLv2スロットも1個空いている。
    というか、1段階前のアズールクレストIIIの時点で期待値で並ばれ、属性値でも負けてしまっている。
    現実は花の香りのように甘くはないのである…。
  • ちなみに、くさタイプの攻撃ということか水棲系特効という珍しい百竜スキルを備えているが、
    仮想敵の都合で王牙槍【若雷】の方が運用に適しているため、フレグランスに付ける意味はあまり無い…。
  • 一応、レア素材を一切使わずに強化でき、Lv1スロットも3つ持っているため
    採取用装備としての使い道が残されている。
    また、グラフィック性能の向上により過去作にも増して美しい見た目になっているため、観賞用としても良いだろう。

MHR:S

  • エルガドでも無事に強化可能。交易で手に入るヴァリアビスカスを素材に生産できる。
    砂原で鉱石を拾ってこないと作れないので生産時期は少しだけ遅いが、
    攻撃力が260まで向上する。睡眠属性値は1しか伸びないのに
    さらにLv1スロット2つがLv2スロットに化けるので、スキル拡張にはもってこい。
    傀異化素材を投入して作られる最終強化であるエレガンフレグランスの性能は…
    • まさかの睡眠ランス最強の攻撃力340
    • ほぼ伸びなかった睡眠属性22
    • 斬れ味は白30、紫は無い
    • スロットはLv3・Lv2・Lv1が1つずつ、百竜スロットはLv2
  • パンデラアズールはこちらより攻撃力が20も低いが、睡眠属性値は1.5倍、匠2から紫が出る。
    新たに登場した睡眠ランスオルドマキナ・Lは攻撃力も10低く睡眠属性値は13と低いが、匠不要で紫30を持つ。
    観賞用だけに留まらないポテンシャルを秘めた1本となっている。

MHF

  • MHFでは、ノーブルフレグランスの凄腕強化先にロイヤルフレグランスが存在する。
    攻撃力は、同じ凄腕級のランスよりは、若干控えめとなっている。
    • 更にフレグランスのSP武器版として、
      抜槍すると危険な香りが漂う、フレグランスの亜流進化形態という、
      鮮やかな赤紫色の蕾に龍属性を秘めた「ラ・フレグランスSP」と、
      青紫色の花をイメージした美しいランスとなった、
      淡い青紫色の蕾に水属性を宿した「アクアランジェアSP」の2種類が存在する。
      特にラ・フレグランスはその属性から、テオやオオナズチの角を折ることも可能。
      なんとも恐ろしい花である。

余談

  • 武器名は香粧品香料(食品以外のものに香りを付ける香料)を意味する“フレグランス(Fragrance)”に
    “ランス”を掛けた洒落であろう。

関連項目

アイテム/ドスビスカス
武器/龍歴院武器 - MHXで追加された花、及びその他の植物や調査用具をモチーフにした統一感のない武器群

*1 ちなみに、G★4の段階で強化できる寝槍公爵ドルミルLv7は攻撃力270で、それ以外の面では強化後のペサドミトル同様全体的に見劣りし、レクイエムスピアLv5に至っては攻撃力が230しかなく、属性値1以外で完敗している。