凄まじい凍気を放つ雪獅子の
素材を使い、高い冷却性能を
備えたガンランス。
(ヘルスティング、ヘルスティンガー、ヘルブリザード)
目次
概要
- MHP2G、MHX、MHXX、MHFに登場するガンランス。
骨銃槍系列からの派生のひとつで、主にドドブランゴの素材を使用する。
ヘルスティング→ヘルスティング改→ヘルスティンガー…という順に強化される最終強化形の一つである。
ガンランスの中では氷属性の属性値が高く、性能が安定しているものが多い。
- 設定では他のガンランスより竜撃砲の冷却時間が短い事になっているが、特にそんなことはない。
- なお、MHP2Gで登場したドドブランゴ亜種武器であるデゼルトスリンガーについても扱う。
性能
MH2・MHF
- 一体どこに使っていたのか謎すぎるが、MH2ではヘルスティングへの強化にクーラーミートが必要だった。
ちなみにMH2の系統であるMHFでもクーラーミートを使用する。
MHFの場合はヘルスティング改が無く、
ヘルスティング→ヘルスティンガー→ヘルファング→ヘルニードル→ヘルネイルと派生していく。
性能は凄腕武器としてはそれなり、というポジションである。
なお、砲撃タイプは通常型である。
- SP武器版に、黄色の「ヘルストライカーSP」が存在する。睡眠属性を持つ。
催眠効果に重点を置いて開発。想定以上の性能を発揮。
- MHF-GのG級武器には同デザインの「リウージュバースト」がある。
こちらはヘルブリザード同様の拡散型であり、紫ゲージは短いものの安定した攻撃性能を持つ。
MHP2(G)
- 攻撃力は575と平均レベルだが、会心率25%、氷属性340であり実際の火力はかなり高い。
斬れ味ゲージは白までで、拡散型の砲撃レベル4。スロットも2つ空いている。
更に、斬れ味レベル+1発動時の紫ゲージの長さは全ガンランス中トップクラスの40と優秀な性能。- 他に氷属性のガンランスは、スノウギアGと崩銃槍パシカムルバスがある。
スノウギアGは攻撃力598だが会心率は0%で、この3つの中で物理期待値は一番下*1。
氷属性は150で斬れ味ゲージは匠で紫30、スロット0とほぼこちらの下位互換に近い性能。
崩銃槍パシカムルバスは攻撃力が805と、全ガンランス中もっとも高い。
氷属性は120。さらに防御力も+10される。
しかし反面、ウカムルバス武器全体に言えることだが、斬れ味ゲージが青(匠で白)までで、
白ゲージはスノウギアGよりも短い20、会心率-30%となっており、かなりリスクが大きい。
よって、比較的バランスのいいこの武器がよく使われることが多い。
- 他に氷属性のガンランスは、スノウギアGと崩銃槍パシカムルバスがある。
- 唯一優遇されていないのはデザインか。
ドドブランゴの顔を模した盾に、刀身が先端に爪のようなものが複数個あるだけで、
それ以外は白い毛に覆われており、その性能の良さは外見からはうかがえない。
だから骨銃槍から強化して…なんて思わず皆他のガンランスに走り、あまり使われない悲しいガンランス。
使ってみれば手放せなくなるほどの高性能なのだが…。
- 激昂ラージャンのチャレンジクエストではガンランスを選ぶとこの武器で出撃することになる。
G級訓練の武器に比べて明らかに強く、何故こちらで出撃させてもらえなかったのか疑問である。
MHX
ヘルスティング最終進化型。
繰り出す突撃は豪雪を伴い、
一瞬にして獲物を凍結させる。
(ヘルスティンガー)
極寒の地に棲む民族が崇拝する
白きヌシの力が宿る銃槍。放つ
冷気が槍の鋭さを際立たせる。
(ゲルドスティング)
絶対零度に輝く白きヌシの爪。
最終版ゲルドスティングが、
純白の野に紅き鮮血を散らす。
(氷獄銃槍マカドドマ)
- 久々にヘルスティングが復活。こちらは上位までのためヘルスティンガーで打ち止め。
攻撃力190の会心率15%、氷属性35、斬れ味レベル+2で白20が出ると順当な強さ。
ただし砲撃は放射型に変更されている他、属性値最大の座はネタ武器に譲っている。
- 更に獰猛化派生としてゲルドスティングが新登場。
こちらはドドブランゴの顔の特徴をより反映した見た目。
砲撃タイプは放射型だがスロットがなく、会心率がマイナスで攻撃力が高く属性値が低いという
かなり方向性の違う武器に仕上がっている。- 最終強化後は名称が「氷獄銃槍マカドドマ」に変更される。
倍率230に会心率-10%、斬れ味は素で青10、匠2で白30、
属性値12、砲撃は放射型LV3といった性能。
- 最終強化後は名称が「氷獄銃槍マカドドマ」に変更される。
MHXX
- MHXXにてヘルスティングに究極強化先が用意され、ヘルブリザードが復活。
倍率330に会心率15%、氷属性38、放射型LV4スロ2。
素では青80だが、斬れ味レベル+2で紫30とまとまった性能になっている。
しかし、今作の氷ガンランスは優秀なものが多く、大雪主ウルクススの黒兎銃槍リディニクや、
銀嶺ガムートの怒守罵王の全砲発など、砲撃タイプこそ違うもののラインナップが凄まじい。
バランスのヘルブリザード、砲撃のリディニク、
物理の全砲発と住み分けはできているため、正直好みの差だろう。- とは言え、リディニクも全砲発も究極強化までの手間と労力は凄まじく
二つ名武器である事こそが強化面では大きな難点である事を考えると
G級獰猛化ドドブランゴ素材と才覚の証でラスボス前に究極強化まで到達するヘルブリザードは
作製難易度の点で大きな長所と評価でき、かつての優秀な持ち味を今作なりの形で引き継いだ。 そろそろ時効と思われるので付記するが、
数値だけ見れば、かの真名ウアスアンクと同攻撃力に会心率と及第点の氷属性がついてくる
とんでもない代物である。
より高い攻撃力に正の会心率を備えるガンランスは、
ヘルブリザードに輪をかけて斬れ味に癖を抱えるか推奨される運用法が異なるため、
ある意味で調整の極北に位置しており、外見の好みもあってか知る人ぞ知る名銃槍であった。
突き運用では大幅にダウンサイジングされた反面、使いやすさを増した怒守罵王とみなせないこともない。
怒守罵王同様に相性のよいグギグギグテンプレの存在もあり、
その防御面の脆さを乗り越えた上級者たちからは
金雷公や青電主戦において、怒守罵王やウアスアンクなどと並び引っ張りだことされたのだ。
- とは言え、リディニクも全砲発も究極強化までの手間と労力は凄まじく
- 一方、氷獄銃槍マカドドマの方は極氷銃槍マカドドドマとなり、
倍率350に会心率-10%、氷属性14、放射型LV4。
会心率の関係でヘルブリザードに物理期待値で負けており、
属性値でも大きく負けているため火力差が厳しい。
素では白10だが、匠2で出る紫40があるので、なんとか差別化できないこともない。
- 突き運用かつ物理性能重視の氷属性ガンランスとしては、拡散型になるが、
ザボアザギル素材のメガロガンバスターも挙げられる。
素の白ゲージはヘルブリザードやマカドドドマよりも長く、匠で伸ばしたゲージ総量も優れている。
会心率はちょうど0%と、武器単体で完結した癖のない強さをもつといえるだろう。
グギグギグテンプレへの不安を捨てきれない場合や、護石・狩技の選択肢次第では、こちらの起用も検討したい。
- ヘルブリザード・マカドドドマに共通する問題として、素材元たるドドブランゴに対し、
ガンランスじたいがどうしても機動力で遅れをとる点が挙げられる。
しかし、今作のドドブランゴには閃光玉と罠肉による足止めが有効であり、
効果時間ないし肉を貪る最中に、背後から殴り放題となる。これらの搦め手も駆使し勝機を見出したい。
デゼルトスリンガー
攻撃重視の銃槍。豪快無比な
砲撃は、砂獅子が岩を投げる
姿を思わせる。
(デゼルトスリング、デゼルトスリンガー)
- MHP2Gでは、亜種素材を用いたデゼルトスリンガーという無属性ガンランスも存在。
攻撃力は2ndGの全ガンランス中3位の736(武器倍率320)で、会心率-20%、砲撃は通常型LV4。
斬れ味レベル+1を発動させると、トップクラスである紫40が出現する。
通常型の砲撃は斬れ味消費が少なく、装填数も多いためコンボの繋ぎにも使いやすい。
よって、突き特化のガンランスとして扱いやすく、非常に強力と言える。
- 唯一にして最大の欠点は武器スロットが0であることだろう。
会心率が-20%であるため、打ち消して会心率ボーナスを生じさせるためには見切り+3が必要である。
それにもかかわらず、見切り+3・匠・業物が発動するカイザミアカムには武器スロ1が必須。
ガンランスはそこそこ斬れ味消費が多いため、これらスキルの同時発動が出来ないのは痛い。
- もっとも、ドドブラ亜種武器らしく会心率を打ち消さなくても期待値は極めて高い。
突きガンサーなら必ず作成したい武器である。