あらゆる操虫棍の基本形態たる骨製の操虫棍。
元は虫を操る道具だったものを武器に転用したらしい。
同じデザインの操虫棍についてもこの記事で触れる。
目次
概要
- PVなどでも頻繁に登場した、最も名の知れた操虫棍。
MH4のパッケージにはこの武器を手にゴア・マガラに挑みかかるブレイブシリーズのハンターが描かれており、
ゲーム中でも我らの団団長からゲーム開始時に他の初期武器とともに贈られることになる。
MHXでも序盤から生産、或いは購入することが可能となっている。
操虫棍自体は他のボーン武器と同じく、骨から切り出したような武骨でシンプルなデザイン。
MH4(G)
- 初期武器にしては珍しく、斬れ味が素で緑である。
極めて短いとは言え、緑があるだけでも他の武器よりは幾分か優遇されている。
そしてこれが最も特徴的なのだが、初期武器としては異例なことに派生が一切できない。
とはいえ、これは全ての操虫棍がそうなので、この武器が特別なわけではない。
…それでも一切変化せずに最終強化を迎える初期武器というのも、かなり印象的ではあるが。- その代わり、付属する打撃タイプの猟虫マルドローンに様々な虫餌を使うことで自分好みの猟虫を育てることができる。
派生できない欠点はこれでカバーしよう。 - また、強化するにもケチャワチャの素材が必要となるため、オフラインでは★3まで進めなければならない。
一応、集会所であれば★1からケチャワチャを狩猟できるが…
最初から持つ緑ゲージは、この強化の遅さの代償にも思える。
- その代わり、付属する打撃タイプの猟虫マルドローンに様々な虫餌を使うことで自分好みの猟虫を育てることができる。
- 操虫棍内で見た場合の特色としてはスロット数の多さと、
上位武器のボーングレイブ改から覚醒で麻痺を得ることが挙げられる。
攻撃力はイマイチではあるが、割と簡単にボーングレイブ改までは強化できるのは長所。
- 一部のハンターにとっては割と長いことお世話になる武器である。
操虫棍は派生がない関係上、MH4の新武器である事を考慮してなおバリエーションが極めて少ない。
ネルスキュラを倒してスニークロッドが生産できるようになるまでは、これを使わざるを得ない。
とはいえ、毒属性持ちでありながら物理性能が優秀なスニークロッドが出来ると、
多くのハンターの目はそちらに向いてしまうが…。
そしてスニークロッドとも長い付き合いになるためまさに二の舞
- そんなボーンロッドだが上位素材を使って強化するとボーングレイブになる。
この時点では何の変哲もないボーンロッドの強くなった武器という印象。
しかしボーングレイブ改、そして最終強化のエアリアルグレイブにすると
麻痺属性260(ボーングレイブ改は180)が付与される。…覚醒が必要だが。
覚醒が必要なため敵を麻痺させる近接武器としては他の武器種に適任となるものがあるが、
わざわざ覚醒を付けてまでこの武器を麻痺武器として運用する意味は大いにある。
MH4には乗りが追加され、乗り状態からダウンを取ることで相手をしばらくの間無防備にすることができる。
そして操虫棍は段差の有無に限らずジャンプできるため、乗り状態に移行しやすい。
ここまで言えば分かると思うが、エアリアルグレイブは乗りと麻痺を駆使することで
より長い時間敵を拘束することができる。
そしてこの系統の棍に付属している猟虫は打撃属性のマルドローン系統であるため、
技術があれば乗りダウン・麻痺・スタン・罠のコンボを、地形に左右されず単体で行うことができる。
しかも、大抵のモンスターは頭部からは赤エキスが採れるので、スタンを狙いながらも
自らの火力アップもできるどころか手数も増えて麻痺も狙いやすくなる、まさに一石二鳥である。
そう、エアリアルグレイブの神髄はサポートと補助火力を両立させたハイブリッドさにあるのだ。
しかもこの武器はカテゴリで唯一のスロ3棍なので、他の操虫棍と比べてスキルの拡張性が格段に高い。
ただ、MH4の集会所クエストは基本的にはどの敵も4人PTですぐに倒せるので、
敵が強力になり、できるだけ長い時間拘束させてその間に高火力をたたき出すのが求められる
高レベルのギルドクエストの方がこの武器の真価を発揮できるだろう。
完全にハメ殺すつもりだったらサポガンの方が適任の場合が多いが、
こちらは弾の消費もなくお手軽で、言うまでもなく乗りが効果的な相手にはサポガン以上の活躍を見せる。- 高レベルギルドクエストにおけるPTでの操虫棍はこれ一択と捉えられることも多い。
あまりの高性能ぶりに、これまでのシリーズでは近接麻痺武器の代表格であった
麻痺片手剣の立場が無いなどと言われることも。初期武器の力恐るべし。
また、その拘束能力の高さからハメまがいの戦法を嫌うプレイヤーには
他の麻痺武器以上に好ましく思われない場合もあるため、PTで使用する際には注意が必要。
- 高レベルギルドクエストにおけるPTでの操虫棍はこれ一択と捉えられることも多い。
- 武器屋ではボーンロッドは3300ゼニーと他の初期武器より一回り高い値段で販売されている。
これは他の初期武器よりも1ランク上の性能を持っているためだと思われる。
MH4(G)では前述の通り派生できないので、
多彩な猟虫を使い分けたいのでもない限り、最初の1本で十分な事が多い。
- MH4Gでは新しい強化先として、スカイハイグレイブが登場。
- ちなみに、ドスランポスやジンオウガ等のギルクエで見た目がボーンロッドの発掘武器を手に入れることができる。
MHX
- 初期武器だけあり普通に続投。
なんと恐ろしいことに、後述のソリッドグレイブ系統含めて全てに最終強化が用意されており、
ボーンロッドは同じ武器の色違いで4本もの最終強化を得てしまった。- ボーンロッドをそのまま最終強化した場合は、レベル8で「エアリアルグレイブ」になる。猟虫は前作と同じく打撃属性。
攻撃力210、スロ2、斬れ味レベル+2で微弱な白と無属性棍としては実に凡庸な性能。
なお、レベル7で重甲エキス、そして最終強化にはまさかの骸龍の骸素材を要求してくるため、
強化難度は無駄に高い。
- ボーンロッドをそのまま最終強化した場合は、レベル8で「エアリアルグレイブ」になる。猟虫は前作と同じく打撃属性。
MHXX
- G級追加によりそれぞれの棍に更なる強化先が追加された。
- エアリアルグレイブは究極強化によって「エアボーン」となる。
攻撃力330、スロ2、斬れ味レベル+2で短めの紫と、上位時点と同様にまたしても凡庸な性能。
エアリアルグレイブを直接生産することも可能となったが、
強化途中でレア素材の特濃重甲エキスを要求されるため、これまた作るのがやや面倒である。
- ちなみにMHXXでは、斬・打の属性が同じ猟虫なら武器を変えて使い回せる様になったため、
パワー型・ウエイト型・スピード型・バランス型に分けて「多数の打撃属性の猟虫」を管理する場合には
(あるいは、気分や防具に合せて猟虫の見た目も変更したい場合なども含めて)
ボーンロッドは初期から購入可能な操虫棍では唯一の打撃属性の猟虫*1なので、
ボーンロッドを購入することで交換用の打撃型猟虫を容易に調達可能である。
MHWorld
- MHWでも続投する。初期武器2種を比較すると、攻撃力はボーンロッドが279、アイアンブレードが248で
ボーンロッドの方が威力があるが、アイアンブレードはボーンロッドよりも早く斬れ味緑が出現し、
以降威力のボーンロッドと斬れ味のアイアンブレードで棲み分けしていく。
- 派生としては、ボーンロッドIIでトビカガチ武器のパルサーロッドと水属性のアクアロッドへ、
ボーンロッドIIIでアンジャナフ武器のフラムエルカラモスへ、
エアリアルロッドIからヴァルハザク武器のハザクエントマへ派生していく。
- 他派生へ分岐せずにそのまま各種骨素材とトドメに古龍骨を投入し、最終形態「エアリアルロッドII」に至る。
その性能は、- 最終形の中では中盤やや上といった感じの攻撃力589
- 斬れ味は他の最終形並の長さの青だが、匠では青の延長のみ
- 無属性だが、属性解放により最大210の麻痺属性が出現、尚操虫棍では麻痺属性はこれだけ
- スロットは1個ながらLv3が出現
- 有って損はない防御力+10
- 猟虫のボーナスは「攻撃強化【打撃】」
- 攻撃力は低くない方だが、匠で白ゲージが出てくるメンツに比べると火力不足は否めず、
青や緑の長さも特に長いというほどではないので、撲滅の導灯のような継戦能力に秀でてるわけでもない - Lv3スロットが出るのは大きなアドバンテージだが、実はゼノ=シュマイナはLv3スロットを2個持っている。
ラスボス武器に関しては、白の斬れ味は美味しいが匠依存で継戦能力が低いので操虫棍向きではないが… - 防御力もあると助かるのだが、実はタイラントグレイブが途中段階で+10、最終強化で+15になってしまう。
タイラントグレイブは棍最大級の攻撃力と高Lvの匠で白が出る事でそもそも他の無属性は太刀打ちできないが
乗りの仕様変更で過去作のような乗りでダウンさせ麻痺で動き止めて、のようには行かないまでも
ガスガエルに頼らず麻痺の攻撃チャンスを生み出せるのは大きい。
上ではああ書いたが、Lv3スロットを持つのはゼノ=シュマイナとこの武器だけなので拡張性もかなり高い。
一、二を争う性能ではないが器用に立ち回れる面白い武器である。器用貧乏って言うの禁止
カスタム強化が3回出来るので、色んな強化を模索してみるといいだろう。- アップデートで追加されたマム・タロト武器にてガイラブレード・麻痺が登場。
武器性能がほぼエアリアルロッドの上位互換ではあるが、入手が発掘武器のようにランダムな事、
その上なかなか出にくいレア度8の武器である事、マム・タロト武器の入手が期間限定である事*2から、
持っていない人も少なくはないだろう。- エアリアルロッドもさほど低性能というわけでは無い。
ガイラブレードを引けた人は積極的に持ち替えると良いが、
引けなかったからといって過剰にエアリアルロッドを低く見ずに、使える場面では担いでいくのが大事である。
- エアリアルロッドもさほど低性能というわけでは無い。
MHW:I
- MHW:Iではさらに強化され、二叉槍のエアリアルウィザードになる。
強化にはモンスターの骨も使うが、上位のものなので余程駆け足で登ってきていなければ
クロムトライデントと同じく渡りの凍て地の採取で強化できるようになる。
その後もモンスターの骨を使って強化していくが、強いモンスターからとれる「剛竜骨」などを使う関係上、
クロムトライデントよりはやや強化しづらい。
最終形態は太古龍骨を注ぎ込んで「エアルリアルウィザードIII」になるとその性能は、- 並ぶ武器もありつつも高い部類に入る837
- 斬れ味はわずかに白、匠では白の延長のみ
- 無属性だが、属性解放により最大300の麻痺属性が出現
- スロットはLv3×1個が続投
- エアリアルウィザードになってからさらに伸びて防御力+35
- 猟虫のボーナスは「猟虫強化【気・力】」
ディノバルド亜種を狩猟できる時点で最終形態まで作れてしまうのが難点。
こちらは最大Lvの覚醒なら上回れる状態異常値や、逆に自前のスロットで無属性強化を貼って
操虫棍屈指の物理火力を出せる二択で差別化したい。 - 斬れ味がちょっと劣悪で、最終形態でも斬れ味スキル無しには白どころか青もまともに維持しづらい。
斬れ味が順当に良くなっているクロムトライデントとは対照的。 - 大きな変化としては、猟虫ボーナスが攻撃強化【打撃】から猟虫強化【気・力】に変わったこと。
猟虫強化は通常は共存できず、後から使った方に上書きされてしまう。
それを共存できるので、エキスの延長と、猟虫攻撃力アップ+自動攻撃の頻度アップ+スタミナ倍増の
相乗効果による自動攻撃と猟虫粉塵のばら撒きが可能となる。
この猟虫ボーナスを備える棍はいくつかあるが、マスターランク序盤から使えるのは
エアリアルウィザード一択なので、猟虫強化を重視する人はこれだけでストーリーをこなしていくことも。
MHRise
- 骨素材派生の初期武器として続投。何気に初登場から皆勤賞である。
見た目そのままの強化はエアリアルグレイブで終わり、そのまま地続きの強化でソリッドグレイブ、
派生強化でスカイハイグレイブへと変わり、それぞれの完成を見ることとなる。
そのため、Riseでの最終的な性能は下記の各記事に譲る。- 一応外装だけなら百竜刃棍に移すことができるため、その気があるなら見かけだけは現役か。
ソリッドグレイブ
- 上質な素材を使い、性能面が見直されたボーンロッド。
ボーンロッドと同じ意匠だが赤色に染まっているのが特徴。
MH4(G)
- 操虫棍の独自の強化システムもあってかボーンロッド派生ではなく全く別系統の武器である。
猟虫は切断タイプのクルドローン。
覚醒させることでMH4では唯一の水属性操虫棍になる。
…とはいえ、属性値は最終強化のソリッドハイグレイブでも270と控えめで、
あえて覚醒させるほどの価値があるかというと微妙なところ。
同じ覚醒装備なら麻痺のエアリアルグレイブを使った方が独自性があると言えなくもない。
それでも、最終強化まで一切レア素材を用いないので生産難易度は低い。
- MH4Gにて新しくダークブルーグレイブへと強化できる。
MHX(X)
- ボーンロッドLV4から派生強化で入手可能。
ちなみにボーンロッドと同系統になった関係上、猟虫が打撃属性に差し替わっている。- 最終強化ソリッドハイグレイブは簡単に言うと
「武器倍率10を犠牲に斬れ味レベル+2で出現する白ゲージを伸ばしたエアリアルグレイブ」。
…お察しの通り微妙な性能である。
ただ、斬れ味が良い上こちらはコモン素材だけで最終強化できるので、あちらよりは幾分マシか。
- 最終強化ソリッドハイグレイブは簡単に言うと
- MHXXでは限界突破によって高密度硬棍デュールに強化できるようになった。
- 性能は簡単に言うと
「武器倍率10を犠牲に斬れ味レベル+2で出現する紫ゲージを伸ばしたエアボーン」。
つまり上位の時と立ち位置が全く変わっていない。まるで成長していない…
コモン素材しか要求されないため作りやすいという点もまた同様である。
- 性能は簡単に言うと
MHRise
- エアリアルグレイブからの直接強化により登場。
上記のスカイハイグレイブに派生せずにそのまま完成させるとソリッドハイグレイブとなる。
ボーンロッドの直系だからかスカイハイグレイブと違い一発生産には対応していない。- 全体の中では2位タイの攻撃力220
- 素で青20、匠追加でどんどん伸びるが白は出ない。
- 空きスロット無し
- 猟虫Lv7
- 百竜強化は攻撃力強化IV・会心率強化II・鈍刃の一撃
匠でも白斬れ味が出ないが、他の武器も全く出なかったり出ても短い白だったりするので実は似たり寄ったりな状況。
ただ、素の青もそれほど長くないので匠を切って素の青運用というのは少し厳しい。
白が出ないにもかかわらずいくらかの匠を積んで運用しなければいけないというのが痛し痒しといったところか。- ただし、青が短くその下の緑がそこそこあるので、素の斬れ味運用なら鈍器も視野に入る。
本作ではMHXX時の乗算に戻った上に下位から発動もできるようになったので
攻略段階でも鈍器運用できるのが大きな強み。
上位でも白運用の火力には敵わないが、上述したように出ても短い白という場合が多く、
高Lvの匠+斬れ味維持スキルを積まないと少なくとも操虫棍では維持しきれない。
それであるならば火力はいくらか落ちても快適な斬れ味の長さで匠と斬れ味維持スキル分のスロットを
鈍器+火力スキルにしてしまうのもあり。
ソリッドハイグレイブ自身にスロットがなくスキルを盛るのに苦労しがちなので負担が軽いのも魅力。
ただし、弾かれには御用身。- この場合百竜強化も鈍刃の一撃……とはならない。
鈍刃の一撃は「斬れ味が緑ゲージ以下の時にたまに攻撃力が増加」であり、
期待値にするとさほど上がらない。それよりかは攻撃力強化IVを付けた方が良いだろう。
- この場合百竜強化も鈍刃の一撃……とはならない。
- ライバルとしては、復活した闇鎌棍【夜凪】が会心率40%という他の追随を許さない数値で登場し、
匠で出る白斬れ味運用も手伝って、ハンターの中には「これ一本でいいや」とさえ考えるほど高性能な武器になっている。
ソリッドハイグレイブはある意味真逆な方向性の武器だが、鈍器運用がハマればこちらも十分渡り合える性能となっている。
- 高い攻撃力で斬れ味をカバーする武器。鈍器スキルで運用するならばクセはあるものの
なかなかの火力を叩き出してくれる。
MHR:S
- ソリッドハイグレイブを骨素材やモンスターの特濃、城塞高地で初登場のオルギィの鱗やオロミドロの素材など
意外にバリエーション豊かな素材で強化していくと銘が高密度硬棍デュールとなる。めっちゃ硬そう。
そしてストーリークリア後に手に入る傀異化素材を投入することで
最終強化の高密度硬棍デュール改となる。
その性能は、- 同じく最終形態中で2位タイの攻撃力350
- 素で白30、匠追加でどんどん伸びるが紫は出ない
- 空きスロット無し
- 百竜スロットLv3
- 猟虫Lv14
ただし、MRに上がってからは最低でも青くらいの運用になってしまい
鈍器の恩恵を受ける事はほぼ不可能なので、そういう意味では前作よりは苦しい立場。- スロットが増えなかったのも結構な痛手。百竜スロットはLv3であるものの、
無属性なため属痛竜珠は意味がなく、鋼魂竜珠は操虫棍の手数では+15%まで上げやすいものの
武器に会心率が無いので、他スキルも含めて会心率を上げていかないとあまり恩恵が感じられにくいか。
基本的には各種特効珠などLv2の装飾品の装備が主になるだろう。
もったいない
- 鉱石武器、カムラノ武器での比較は、素の火力ではギリギリデュールが一番高い。
しかし、鋼銃剣【斬釘截鉄】は紫斬れ味を出すと期待値が三者の中で一番高くなるし、
カムラノ傑刃棍は紫斬れ味であってもデュールに追い付けない火力をLv4+Lv2の
かなり自由が利くスロットで追い抜くことが可能となっている。
つくづくスロットが無い事が悔やまれる。
この三者で言うと白運用しか出来ないので、斬れ味方面のスキルをなるべく減らして
とにかく火力を盛って対抗するしかないだろう。
- また、本作では多くの武器が一線級の性能となっているのだが、
酷いマイナス会心率と引き換えにデュールと同じ攻撃力で素紫が出ちゃってる武器とか
デュール以上の攻撃力を持ちながら匠で短い紫が出てくる武器など、
ピーキーながら攻撃力と斬れ味を両立するという羨ましい武器が並んでおり、
これらにかかっては幾ら高い攻撃力といってもデュールはなかなかに苦しい立場。
同じなまくらを背負った高攻撃力武器はスロットでそれなりにフォローがされている*3だけに、
デュールのスロット無しがかなり響いてくる。
- アップデートにより傀異スロットの拡張によって攻撃力や斬れ味に強化が入ることになった。
攻撃力が更に伸びる事は喜ばしい事なのだが、肝心の斬れ味の強化はというと
(匠含め)武器に出てくる最高の斬れ味の部分が伸びる仕様の為、デュールにとっては白の延長にしかならない。
鋼銃剣が紫斬れ味を延長した結果素で紫が出てくることなどを考えると
傀異スロット拡張の恩恵を目いっぱいは受けきれなかった感がある。
- 白運用と割り切れば火力もそれなりにあるし戦えなくはないのだが、
他の武器と差別化できる一芸となりうるような独特な要素か、せめてスロットが欲しかった、
そんな環境にちょっとミスマッチした感のある武器となってしまった。
スカイハイグレイブ
- 伝統的な装飾にほのかに黄味を帯びたボーンロッド。
宙を舞う姿に目を奪われ、金色の刃に獲物は身動きすらできずに地に伏すという。
MH4G
- エアリアルグレイブからの強化先として初登場。性能もボーングレイブからの傾向を引き継いでおり、
最終形態のハイエストグレイブでも相変わらず覚醒が必要なものの麻痺属性も300と磨きがかかり、
短いながらも匠で紫ゲージが出現するようになった。
しかし今作では素で麻痺属性が付いているパラライズヴァインやイェロヴェリルの登場により、
一気に立ち位置が危うくなってしまった。
特にパラライズヴァインは、攻撃力はやや低めながら属性値はこちらに肉薄する290、
匠でこちらよりも長い紫ゲージ、素でも長めの白ゲージと、
完全にハイエストグレイブの立場を奪ってしまっている。
MHX(X)
- ボーンロッドのレベル6から派生させることで入手できる。
覚醒がリストラされたためか麻痺属性を素で獲得している。- ただ、Xの麻痺属性棍は4Gまでの大暴れをよほど見とがめられたのか、非常に微妙な性能になっており、
この武器も残念ながら例外ではない。
- ただ、Xの麻痺属性棍は4Gまでの大暴れをよほど見とがめられたのか、非常に微妙な性能になっており、
- スカイハイグレイブ最終強化の「ハイエストグレイブ」は、
攻撃力140、麻痺属性24、スロ3、斬れ味レベル+2で微弱な白となっている。
麻痺属性とスロ3は優秀だが、攻撃力が上位最終強化とは思えない低さなのが難点。
ただし、こちらは希望の証Gがあれば後は特に面倒な素材は用いない。
攻略途中で麻痺属性棍がどうしても緊急でほしくなった際には出番があるかもしれない。
- ハイエストグレイブは究極強化で「ハイアーザントップ」となる。
こちらの性能は、- 攻撃力はあの低火力から280まで急上昇
- 麻痺属性30
- スロット3
- 斬れ味は素では短い白ゲージだが、匠での増加分は全て紫ゲージ
麻痺乗りに加え、今作新要素の虫スキル「気絶鱗粉追加」を持つ猟虫「ドルンキータ」を使えば
スタンを取るのも現実的となり、今まで以上の拘束力を発揮できる。
火力もそれなりにあるため、特に罠が使用不可な場面でのサポートなら、
サポート片手剣以上の活躍ができるだろう。
- 操虫棍のスロ3武器には強武器として名高い真・黒滅龍棍【旦明】もお馴染み。
サポート偏重にする場合を除いて、あちらの装備も流用できるので有難い。
MHRise
- エアリアルグレイブからソリッドグレイブに強化した後の派生強化で登場。
また途中から更にブロスホーンロッドに派生できる。
直接生産も可能で、引き継ぎたい百竜スキルはほとんど無い状態なので面倒ならこちらでもいい。
最終強化はおなじみハイエストグレイブ。- 攻撃力170
- 麻痺属性25
- 素で青30、匠3で白
- Lv3スロットが1つ
- 猟虫Lv7
- 百竜強化は攻撃力強化IV・鉄蟲糸技強化・空棲系特効
また百竜強化はどれも目ぼしいラインナップで使いやすいものばかり。
鉄蟲糸技の降竜や飛行相手に強く出るのもいいが、
もっとも火力が高くなるのは攻撃力強化IV(+10)だろう。- 麻痺粉塵虫や共闘打撃虫と組み合わせると異次元の拘束力を発揮。
特に麻痺虫との組み合わせは一度の狩猟でとんでもない回数を拘束してくれるため、
狙いが散漫になりやすいオンラインや素早く動き回る相手に活躍するだろう。
- ライバルは虫武器のリエルウノベルデと百竜刃棍。
- リエルウノベルデは素で青40とLv1スロットを3つ備えるがこちらよりも麻痺が5低く、
百竜強化も同じ鉄蟲糸技強化なら同率だがそれ以外は総合的に見てこちらが優勢。
麻痺武器として見るならハイエストグレイブだが、あちらは完成が早めである点が特徴。 - 百竜刃棍は最終的に攻撃力で大きく上回るがどうカスタマイズしても麻痺属性が10~15と低く、
また猟虫レベルも全体の性能を考えるなら5で打ち止めを余儀なくされるため、
たしかに強いが足枷も多いという物理型の棍となり、麻痺主体のこちらとの差別化は容易。
- リエルウノベルデは素で青40とLv1スロットを3つ備えるがこちらよりも麻痺が5低く、
MHR:S
- MR1へ昇格した時点で早速ハイエストグレイブ改へと強化が可能。
ラングロトラと各種小型モンスター素材を用いる。
その次段階であるハイアーザントップへの強化にも、
やはりラングロトラと小型モンスター素材しか使わないのですぐ手に入る……
と思いきや、鎌蟹の極小殻の入手元であるガミザミが
MR1時点で赴けるフィールドにはいないので、MR2まで少々お預けとなる。
- 傀異化モンスターの解放後は、傀異化した皮×7+骨や小型モンスター素材で
ハイアーザントップ改への強化が可能となる。
性能は以下の通り。- 攻撃力330
- 麻痺属性30
- 素で白40だが、匠で伸ばしても紫は出ない
- Lv3スロット1つ、百竜スロットはLv2
- 猟虫レベルはMR最終強化としては最低の13
立ち回りも先述したMHRise時点と概ね同じもので通用するが、
猟虫レベルはMR最低の13なので、棍本体による攻撃を重視していきたいところ。
まぁRiseの頃と違いサンブレイクのMR帯の虫Lv13、Lv14,Lv15に性能の大きな差は無いため、
この点ではとてもありがたい。
- 百竜棍がMR非対応となり、麻痺棍の新顔も登場していないため、
ライバルは虫武器の最終強化であるリエルトレスベルデのみとなる。
そちらとの比較だが、ハイアーザントップ改がほぼほぼ上回ると言ってもよい。
リエルトレスベルデの詳細は個別記事を参照してもらいたいが、
攻撃力も麻痺属性値もハイアーザントップ改より低く、紫ゲージを出した際の単純火力こそこちらを上回れど、
傀異錬成無しでは各種特効系の百竜装飾品を装着できないため、総合的な火力はやはりこちらが上になる。
猟虫レベルはあちらが1高いが、上述の通り大きな火力差にはならない。- ただしリエルトレスベルデはLv1スロット×3を持つため、
それを活かすスキル構成ならばあちらに軍配が上がるか。
- ただしリエルトレスベルデはLv1スロット×3を持つため、
- 長らくの間、麻痺を取れる分火力が低いというサポート役なポジションだったが、
状態異常確定蓄積、蓄積時攻撃強化の登場によってソロでも立ち回れる火力を獲得、
回避性能、巧撃、刃鱗磨きと組み合わせた、回避型操虫棍というスタイルが確立され、
麻痺のみならず、爆破、毒と共に状態異常武器の評価が爆上がりした。
ダークブルーグレイブ
- 夜空に溶け込む濃紺のボーンロッド。
慈雨を乞うための祈りの舞に使用されたという逸話が残っているとか。
MH4G
- ソリッドハイグレイブからの強化先として初登場。最終強化でナイトグレイブとなるが、
ソリッドグレイブからの性能を引き継いでおり、水属性として使う場合は覚醒が必須。
4Gでは覚醒不要の水属性の操虫棍としてケチャワチャ素材の如意棒【仙猿】やセルタス素材のカーニバルハルパー、
ガララアジャラ亜種のメデューサ=ミラなどが登場する激戦区になったことにより、
こちらにはスロット2である点と作成難易度の低さぐらいしかメリットは無いが、
覚醒によってスキルスロットが圧迫される為、上記2点のメリットは事実上打ち消されているも同然と言える。
MHX(X)
- ソリッドグレイブLV3から派生することで入手。
覚醒なしで属性が付くようになったので、ようやくライバルたちと同じ土俵に上がれた。
ダークブルーグレイブ最終強化、ナイトグレイブはかなり短いものの素で白ゲージを持ち、
スロットも2個空いているなど総合性能は低くない。
ただし、本作の水属性棍のライバルは嫌になるほど多く、
特にロアル・ロ・ブルームやすがのねの長薙の巴などの長白ゲージを持つライバルが強力。
生産難易度はレア素材を用いないためかなり低い。この辺りが差別化のポイントになるか。
あるいは、素で白が出ていることを生かして業物で割り切るのもアリかもしれない。
- MHXXでは限界突破によってミッドナイトグレイブに強化できるようになった。
性能は攻撃力310に水属性27と平凡な数値だが、斬れ味に素で紫20を獲得。
匠で伸ばすこともできるが、素で紫ゲージを持つ水属性の操虫棍はミッドナイトグレイブだけ。
前作の時点で激戦区だった水棍はG級でさらに数を増やし超激戦区となっているため、
できればこの斬れ味を活かしていきたいところである。- 水属性で打撃タイプの猟虫、かつまともな紫ゲージが出現するという括りでいえば唯一の存在である。
ただし期待値でいえば青ゲージのウィルギガンスロワーにやや勝っている程度なので、
斬れ味とスロットを活かしての差別化が必要となる。 - スロット2である点をメインにして比較すると水跳ドロスブルームが比較対象に挙がる。
あちらは斬れ味以外の性能は高いが、操虫棍の手数を考えると扱いやすさではこちらが勝るだろう。- スロット3には如意棒【岩猿】もあるが、属性偏重の白ゲージ武器なため、立ち位置が異なる。
最大ダメージを狙うには向かないがスキルの自由度が高く、
適当な装備でも性能を発揮しやすいというのがこの武器の長所となるだろう。 - 水属性で打撃タイプの猟虫、かつまともな紫ゲージが出現するという括りでいえば唯一の存在である。
余談
- ボーンロッドの究極強化型「エアボーン」の名称は
空と骨(air, bone)と空挺部隊などを意味する(airborne)とのダブルミーニングであろう。
- ハイアーザントップは英語で「higher than top」であり、意訳すると「頂点より高い」となる。
ハイエスト(highest=最高)のさらに上の存在という命名だろう。要するにHTNと同じである。
- MHWの武器は最初の内はこの武器とアイアンブレードに各種モンスターの素材を取り付けたようなデザインだが、
上位に入ると、「そのままの見た目で強化されるもの」、「ベースとなる武器が変化するもの」、
「完全に素材となったモンスターをモチーフにした全く新しいデザイン」の3種類に分かれていく。
「そのままの見た目で強化されるもの」はボーンロッドのままだが、「ベースとなる武器が変化するもの」は
ベースとなる武器が斧槍、ハルバードのものに変化する。でも名前は「○○グレイブ」
操虫棍のみならず双剣などもベースが手斧に変化したり、何だか斧ばっかりに見える
- 石突(柄の底側)付近が虫の翅のように開くギミックが搭載されている。
このギミックはボーンロッド系の見た目のものなら共通して搭載されている。
関連項目
武器/骨武器
武器/アイアンバヨネット - 鉱石武器の初期武器仲間。MHX初出。
武器/ベルダーロッド - MHXにおける初期武器仲間。
武器/アイアンブレード - MHWにおける初期武器仲間。
武器/カムラノ鉄刃棍 - MHRiseにおける初期武器仲間。