金属を引き付け、身に纏う古龍、爛輝龍マム・タロトの武器群。
「鑑定武器」と呼ばれる特殊武器でもあり、入手方法、強化方法共に通常武器と異なる形態を持つ。
目次
概要
- MHWorldのVer.3.00アップデートで追加された「爛輝龍マム・タロト」の武器。
過去の交戦時にその体に引き付けられ付着していた武器を体表の金塊ごと回収したもの。
この武器はかつてマム・タロトに挑んだハンター達の所持品*1だったようだが、
金属を引き付けて身に纏う能力を持ち、高熱を発するマム・タロトの体に触れ続けていたことで黄金色に染まり、
「他の素材の特性を引き出す」という特殊な変化を起こしている。
この状態の武器に、他のモンスターの研究素材などを追加して改造したものが実戦に投入される。- この変化の状態が性能に影響するため、人工的に生産することができない。
特別調査報酬などで手に入るアイテムから得られる鑑定武器であり、
過去作で言えばMH4系列の発掘武器システムに近い。
鑑定後の名前が同じ武器は性能も同じなので、重複入手するたびに
ステータスを細かく比較するといった厳選や管理の手間は無いが
逆に言えば、新しいマム・タロト武器を求めるハンターにとっては
武器の重複=ハズレということである。
違うパターンのカスタム強化を施して使い分けるということも出来るため全くの無駄というわけでもないが……
- 変化の各段階が武器レア度6、7、8に相当し、レア度別に同系統の互換品も存在するため
全14武器種を総合すると、362種という
たった一種類のモンスターから出る武器として見ればシリーズぶっちぎりの数。
更に追加された皇金シリーズの武器95種も合わせると、その数は実に457種という驚異的な数に昇る。
- この変化の状態が性能に影響するため、人工的に生産することができない。
- アイスボーン以降は皇金の盾斧・氷を除いて一線を退いていたが、
マスターランクのイベントクエストとしてマム・タロトを討伐できるようになり、
その素材を用いて強化が可能になった。詳しくは後述。
MHWorld
ガイラ武器
- 武器名は金色シリーズとガイラシリーズが存在する。
鑑定前は「溶解した武器」、「結合された武器」、「昇華された武器」となっており、
「溶解した武器」は金色シリーズかガイラシリーズのレア7のみ、
熱で一部が黄金と結合した「結合された武器」は金色シリーズかガイラシリーズ、
黄金と結合し、材質が強化された「昇華された武器」はガイラシリーズで固定となっている。
「溶解した武器」、「結合された武器」、「昇華された武器」のいずれも
マム・タロトの大角の剥ぎ取りで入手出来るほか、特別調査報酬でも手に入る。
銅枠からは「溶解した武器」、銀枠からは「溶解した武器」、「結合された武器」、
金枠からは「結合された武器」、「昇華された武器」が出現する。- 金色シリーズはレア6に該当しており、武器種ごとに12・13種存在し、
この12・13種の上位互換品がレア7に9・10種、レア8に4種振り分けられ、
ガイラシリーズと名称も変わるようになっている。- 金色に13種、ガイラに14種あるのは太刀、片手剣、双剣、ガンランス、
スラッシュアックス、ライトボウガンの6種。
- 金色に13種、ガイラに14種あるのは太刀、片手剣、双剣、ガンランス、
- 金色シリーズはレア6に該当しており、武器種ごとに12・13種存在し、
- 武器名の末尾には、「ガイラ~・〇〇」といったようにその武器の性質を表した単語が付随する。
これには「水」や「麻痺」など属性をストレートに記したものもあるが、
「屍套」のようにモンスターの別名が充てられたものは、
そのモンスターの武器をベースとした性能を持つことを表している。
つまり、この武器群は性能に一貫性がほとんど無いという他の武器群とは全く違う最大で唯一の特徴を持っている。
- そのため、同じ武器種でありながら武器倍率に最大で70もの差があるという事も起きている。
しかし、全く一貫性が無いというわけではなく、例外なく全ての武器に防御力ボーナスが付いており、
レア7のガイラシリーズ、金色シリーズはいくつかの例外はあるもののほとんどの武器にスロットが付いていない。
レア8のガイラシリーズは独自の一貫性を持っており、例外なく全ての武器にLv3のスロットが1つ付いている。
また、ガイラアームズ・水を例外として全て属性は覚醒で解放される高属性値を持っている。
そして、これらの特徴に従ってベースの武器に沿った性能となる。
例えばモンストロの憤怒、ガイラブレイズ・屍套の性能は以下の表のとおりになる。元の武器より強くなっている物もあれば、逆に弱くなっている物もある。名前 レア度 攻撃力/会心率 防御力ボーナス 属性 斬れ味
スロット モンストロの憤怒 8 960/0% 無し 龍300 青40 Lv2×1 ガイラブレイズ・屍套 7 960/10% +20 龍300 青40 無し
少なくとも元の武器とは違ったスキル編成が必要な場合が多い。
モンストロの憤怒をガイラブレイズ・屍套と比較すると
ガイラブレイズ・屍套の方が会心率も高く、カスタム強化が一枠多く、
おまけの防御力ボーナスがあるため明らかにモンストロよりも強いが、スロットが無いのでスキル自由度は下がる。
- 鑑定武器の強化や付加機能の傾向は個々の武器によってバラバラで、
モデル原型の武器より弱かったり、ほぼ見た目しか差がないようなものから、
同等以上の性能に防御力増加、会心微増などのプラスアルファが載り
生産素材集めの苦労を踏みにじるような完全上位互換のラッキーアイテムまで様々。
中には武器種トップクラスの性能を発揮するものもあるので、
金ぴかの外見を許容できるなら、装備構成の幅を広げてくれるだろう。手に入れば- 基本的にはレア度6が生産武器よりも弱いハズレ枠、
レア度7が生産武器のマイナーチェンジだが一部の武器は生産武器よりも特化してる部分があり強力、
レア度8が生産武器を凌駕する性能を秘めたアタリ枠と考えてよい。 - レア度8の武器は生産武器に比べ高い属性値を備える事が多く、
生産武器では実戦的なものが少なかった属性武器としての側面が強い。
ただし属性武器として見る場合、いくつかの武器は覚醒が必須となる。
また匠で斬れ味白を出現させるものも多く、物理・属性両面でスペックを出し切るためには匠も必須。
この2つを両立可能な防具はマム・タロト素材で作れるが、
よりによって匠or覚醒のある部位に金煌玉を使うというのが辛いところ。特に腰
武器の方もそうだが例のアレが発動すると…。
Ver.6.02以降は金の竜人手形と交換することができるので、入手難易度は随分と緩和されている。- 手数武器においては更に斬れ味をケアするスキルの採用も必要な場合が多い。
匠、属性解放、斬れ味ケアと全部を取ろうとするとスキルの圧迫はすさまじく、
耳栓はおろか体力増強を入れる隙間があるかどうかも若干怪しい。
手数武器には後のアップデートで実装された皇金武器の方が扱いやすいだろう。 - イベント生産の竜熱機関式【鋼翼】がある大剣が良い例であるが、物理火力を突き詰める必要がある武器種は
既存の武器でも充分な事が多くマム・タロト武器を強いて集める必要性はやや薄い。
逆に属性の比重が大きい手数武器や、生産武器のバランスが悪いボウガンなどは
是が非でも欲しい武器も多い。そういう武器に限って引けない。 - 属性武器の側面が強いのは上述したが、これにより層の薄い水属性や氷属性に
強力な武器が増えるパターンが多く「生産武器の属性を補強」する傾向にあるようだ。
- 手数武器においては更に斬れ味をケアするスキルの採用も必要な場合が多い。
- ガンランスは、元になっている武器から砲撃レベルが変動しているものがある。
生産武器には存在しない拡散型Lv4がさり気なく追加されており、
生産武器にそれぞれ一種ずつしかない通常型・放射型Lv4のものも複数存在している。
これも「生産武器の穴を埋める」一例と言えるだろう。
もちろんこれらの武器は割と高評価であることが多い。
- ライトボウガンではVer.4.00まで生産武器に存在しなかった2属性速射やLV2通常弾速射&電撃弾速射といった
面白い特徴を持った銃が用意されており、まさに血眼になって求めるガンナーも多数。
ヘビィボウガンの場合、高レベル弾が追加されるタイプが見られるため、
汎用性より弾種特化を重視するガンナーから重宝されている。
また、機関竜弾と狙撃竜弾が変更されている物もあり、
「この銃がこっちの特殊弾だったら理想なのに…」と言う需要をカバーされている例がある。
機関から狙撃に変更されたヘビィは見た目がロングバレル化され、
金ぴかなのはともかくビジュアル的な選択肢が増えるもの地味に嬉しい所。
- 狩猟笛は新しい旋律*2が1種類追加され、これまでとは異なる需要に対応する笛が誕生した。
演奏は「高周波」「全属性耐性値UP」「属性攻撃力UP」「全属性やられ無効」「聴覚保護【小】&風圧無効」
となっており、「全属性耐性値UP」は重ね掛け時に各種属性耐性値UPの【特大】に相当する耐性+10。
属性耐性系の笛は雷耐性の笛が雷属性のキリン笛など、本体の性能と旋律が噛み合わないことも多く
いまいち使い勝手が悪い場面もあり、狩猟笛の幅を広げる存在として注目されている。
- 一方でスラッシュアックス、チャージアックスは殆どの武器が強撃ビン、榴弾ビンに設定されている。*3
ごくたまに強属性ビンのものもあるにはあるのだが,肝心の属性値が低かったりする。
そのためビンと性能が噛み合わない武器が多く、他武器に比べると微妙な性能である。
- 基本的にはレア度6が生産武器よりも弱いハズレ枠、
- 外見は鉱石素材派生武器をベースに、
金色シリーズの場合は、黒色の装飾を彫り込んだ黒ずんだ金色に変化。
ガイラシリーズの場合は、緑色の装飾を彫り込んだ輝く金色に変化する。
それに加えて名前の末尾にモンスターの別名を持つものは、その素材を一部に使用したデザインとなっている。- 簡単に言えば、既存武器の中途強化段階の見た目を金色に変化させたデザインである。
ただしデザイン面でのベースとなるのはあくまで鉱石武器であり、
たとえ性能面で骨素材系のモンスター武器をベースとしているものであっても
見た目は骨素材を鉱石素材に置き換えたものとなる。金ピカの骨武器が見られないのは非常に残念である。 - なおハンマーやボウガンは鉱石素材派生武器の中でも最終強化に至る途中で見た目が変わるが、
ベースとしては強化途中のものが採用されている。
例外的に大剣とランスは鉱石系ではあるものの純粋な鉱石派生ではなく、
大剣は氷属性派生のフロストブレイズなどに用いられるブレイズ系の刀身、
ランスはクルルハスターなどの両刃の直剣のような形状の刀身が採用されている。 - こうした事から、特に刀身が波打つような形状だった骨素材系のブロスアームズや、
鉱石素材派生ランスの最終強化形と同様に削岩機のような見た目だったドドガマルランスのガマルパイルなどは、
対応するマム武器だとシンプルな形状の刀身に差し変わっているので見た目の差も大きい。
- 簡単に言えば、既存武器の中途強化段階の見た目を金色に変化させたデザインである。
- ユーザー間でこの武器の話をするときは「ガ+属性」のように略されることが多い。
例えばガイラバスター・毒なら「ガ毒」、ガイラアックス・麻痺なら「ガ麻痺」と略される。
しかしガは全武器共通で入っている文字なので、
何の武器種での話なのか把握するにはしっかりと文脈を読む必要がある。
また、ガイラソード・火の「日立」のように独自の渾名が付けられるものもある。
- オトモ武器の方は通常通り生産することができるのだが、その見た目はモッフモフな扇子。
「金色の鱗を加工した」と説明にはあるが、一体どうしたらそうなるのだろうか……。
ちなみに、オトモ防具の方もモッフモフだったりする。まさか、金糸…?
一覧
- 赤字はVer.5.00で追加された武器。
武器種 | 金色シリーズ | ガイラシリーズ | 名前の末尾 | 種類数 |
---|---|---|---|---|
大剣 | 金色の大剣 | ガイラブレイズ | 雷・水・氷・睡眠・熔山・土砂 屍套・賊・溶岩・骨鎚・王・毒妖・痺賊 | 13 |
太刀 | 金色の太刀 | ガイラソード | 火・水・毒・麻痺・熔山・蛮顎・屍套 泥魚・爆鎚・眩・飛雷・掻・風漂・黒甲 | 14 |
片手剣 | 金色の剣 | ガイラスライサー | 火・水・爆破・龍・土砂・蛮顎・賊 骨鎚・王・毒妖・浮空・風漂・幻・痺賊 | 14 |
双剣 | 金色の双剣 | ガイラダガー | 火・水・氷・毒・角・蛮顎・熔山 溶岩・泥魚・眩・惨爪・飛雷・黒甲・掻 | 14 |
ハンマー | 金色の鎚 | ガイラハンマー | 睡眠・水・氷・雷・角・土砂・爆鎚 屍套・蛮顎・骨鎚・毒妖・掻・痺賊 | 13 |
狩猟笛 | 金色の龍笛 | ガイラパイプ | 睡眠・麻痺・龍・水・蛮顎・岩賊 骨鎚・毒妖・浮空・掻・風漂・飛甲・幻 | 13 |
ランス | 金色の槍 | ガイラクレスト | 毒・水・睡眠・雷・惨爪・土砂 毒妖・岩賊・掻・屍套・王・黒甲・風漂 | 13 |
ガンランス | 金色の銃槍 | ガイラバスター | 氷・毒・水・睡眠・屍套・蛮顎・賊 泥魚・王・爆鱗・土砂・飛雷・風漂・痺賊 | 14 |
スラッシュアックス | 金色の剣斧 | ガイラアックス | 水・麻痺・睡眠・雷・角・土砂・爆鎚 泥魚・王・賊・爆鱗・屍套・浮空・風漂 | 14 |
チャージアックス | 金色の盾斧 | 水・睡眠・雷・氷・岩賊・角・王 屍套・惨爪・痺賊・飛雷・泥魚・賊 | 13 | |
操虫棍 | 金色の長刀 | ガイラブレード | 睡眠・麻痺・水・氷・角・王・眩 飛雷・惨爪・岩賊・毒妖・掻・屍套 | 13 |
ライトボウガン | 金色の弩 | ガイラブリッツ | 援撃・射撃・迫撃・狙撃・蛮顎・土砂 屍套・賊・爆鱗・溶岩・王・泥魚・惨爪・浮空 | 14 |
ヘビィボウガン | 金色の砲筒 | ガイラアサルト | 狙撃・冷撃・爆撃・援撃・角・熔山 蛮顎・岩賊・賊・骨鎚・毒妖・飛雷・眩 | 13 |
弓 | 金色の弓 | ガイラアロー | 火・爆破・水・雷・角・蛮顎・屍套 女王・王・毒妖・飛雷・掻・風漂 | 13 |
アイルー | マムネコファン |
- 末尾の単語一覧
レア8 レア7 火・水・雷・氷・龍・毒・麻痺・睡眠・爆破
射撃・迫撃・狙撃・冷撃・爆撃・援撃角・熔山・溶岩・王・蛮顎・惨爪・泥魚・賊
幻・飛雷・眩・風漂・浮空・屍套・毒妖・女王
土砂・痺賊・黒甲・骨鎚・掻・爆鎚・爆鱗・岩賊- レア7武器の末尾には、基本的に各モンスターの別名の一部が使われている。
例外となるものについては、王と女王はそれぞれ「空の王」と「陸の女王」のもの。
黒甲は武器銘にも黒や暗いといった単語が使われ、
今作でより黒光りするGっぽいデザインとなったアイツである。- レウス・レイアが「火」「雌火」とならなかったのは、「火」とすると属性なのか火竜なのか
区別が付かなくなるからだろうか。
属性名として「火」が充てられたものは実装時点では存在しないため、
当時は問題なかったのかもしれないが。
あるいは「雌火」では単語として不自然なため避けたということなのかもしれない。
5.00にて「火」が追加されたため、結果的には避けて正解だったと言えるだろう。
- レウス・レイアが「火」「雌火」とならなかったのは、「火」とすると属性なのか火竜なのか
- レア7武器の末尾には、基本的に各モンスターの別名の一部が使われている。
皇金武器
- Ver.5.21アップデートにより歴戦王マム・タロトと共に追加された新たな鑑定武器。
専用の虹枠報酬と金枠から出る「灼熱を帯びた武器」を鑑定することで入手できる。
説明文によると、多様な希少金属が融解して生まれた驚異の材質となっているようだ。
武器の銘が「皇金の○・△」となっているのが特徴であり、全てレア度は最高の8。
近接武器に7種類、ガンナー武器に6種類存在するようだ。
見た目はガイラ武器とほぼ同じだが、色は歴戦王マム・タロトの黄金の色に合わせ、
黄金色からもっと白っぽい白金のような色に変更されている。
また、皇金武器の中でも末尾がモンスターの別名のものと属性のものでベース部分の色合いが異なり、
武器の重ね着では前者が○○型【皇金】、後者が○○型【皇金】改に相当する。- ちなみに「皇金」の読みは、公式生放送での徳田Dの発言によると「こうきん」と読むらしい。
変換が面倒なためかユーザーからは抗菌と表記されることが多い。
- ちなみに「皇金」の読みは、公式生放送での徳田Dの発言によると「こうきん」と読むらしい。
- 一貫した性能は
- 属性武器は会心撃【属性】、特殊武器は会心撃【特殊】が付いている
- 会心率が最低で5%、最高で20%
- 剣士武器、および弓は属性解放無しで属性が付いている
- ボウガン系は全てが何かしらの属性弾に対応
- レア度は全て8
全ての武器が会心率かつ会心撃を保有している為、
会心率や属性を上げるスキルと組み合わせる事で高い火力を引き出せる。
属性値は概ねベースとなった生産武器より高い。
ガイラ武器との比較では上がっているものと下がっているものが存在するが、
ガイラ武器の方が高いのは属性解放Lv3で属性値が現れる武器の場合なので、
装飾品が貴重で発動難易度が高い属性解放の負担を考えるとガイラ武器を超えないのも仕方ないだろう。
尚、ガイラ武器で元々属性値が出ていた武器の場合は、皇金武器の方が属性値が上回っている事が多い。- ガイラ武器でレア度8だった武器にはレベル3スロットが付いていたが、
皇金武器は同じレア度8でスロットなしやレベル1スロットの物が存在し、
レベル3スロットの物は確認されていない。
比較対象がレア度8のガイラ武器である場合は弱体化と見ることも出来るが、
「皇金の○○・王」など元がレア度7のガイラ武器だった皇金武器は元々スロットが無かったりもしたので
弱体化になっていなかったりする。- このスロット、なんと片手剣は7種全てにスロットが付属する一方で、
操虫棍に至ってはスロット付きの物が一つも存在しないと、かなり極端な調整がされている。
- このスロット、なんと片手剣は7種全てにスロットが付属する一方で、
- 防御力ボーナスについては、元のガイラ武器で付いていたものが削除されたものと残っているものが存在する。
- 剣士武器は全て、各武器種に火水雷氷龍の5属性+麻痺、爆破の7種類で構成されている。
これにより、既存武器で数が少なかった水属性や氷属性、麻痺属性の武器が多数追加された。- 上述のようにガンナー武器も属性付きか属性弾対応なので、全ての武器において無属性強化は無効となる。
少ない属性武器の補完以外に、無属性強化が台頭する現環境の調整の面も兼ね備えているものと思われる。
ボウガンは嫌がらせの如く滅龍弾に対応してるし
- 上述のようにガンナー武器も属性付きか属性弾対応なので、全ての武器において無属性強化は無効となる。
- なお、Ver.5.21時点では武器スキルが会心撃【特殊】のものは効果が正常に発動していなかった。
この不具合は2019年2月8日のアップデートVer.6.00にて修正されている。
一覧
武器種 | 皇金シリーズ | 名前の末尾 | 種類数 |
---|---|---|---|
大剣 | 皇金の大剣 | 王・水・雷・氷・屍套・痺賊・熔山 | 7 |
太刀 | 皇金の太刀 | 火・水・飛雷・風漂・屍套・麻痺・熔山 | 7 |
片手剣 | 皇金の剣 | 王・水・幻・風漂・龍・痺賊・爆破 | 7 |
双剣 | 皇金の双剣 | 蛮顎・水・飛雷・氷・龍・黒甲・熔山 | 7 |
ハンマー | 皇金の鎚 | 爆鎚・水・雷・氷・屍套・痺賊・爆破 | 7 |
狩猟笛 | 皇金の笛 | 蛮顎・水・幻・風漂・龍・麻痺・岩賊 | 7 |
ランス | 皇金の槍 | 王・水・雷・風漂・屍套・麻痺・岩賊 | 7 |
ガンランス | 皇金の銃槍 | 王・水・飛雷・風漂・屍套・麻痺・爆鱗 | 7 |
スラッシュアックス | 皇金の剣斧 | 王・水・雷・風漂・屍套・麻痺・爆鱗 | 7 |
チャージアックス | 皇金の盾斧 | 王・水・飛雷・氷・屍套・痺賊・岩賊 | 7 |
操虫棍 | 皇金の長刀 | 王・水・飛雷・氷・屍套・麻痺・岩賊 | 7 |
ライトボウガン | 皇金の弩 | 王・雷・氷・屍套・爆鱗・惨爪 | 6 |
ヘビィボウガン | 皇金の砲筒 | 蛮顎・水・飛雷・氷・熔山・角 | 6 |
弓 | 皇金の弓 | 王・水・飛雷・風漂・屍套・爆破 | 6 |
MHW:I
- Ver.13.50にて本武器群がマスターランクへの強化が実装された。
強化方法はマスターランクのマム・タロトの素材に設定されたポイントを蓄積させてレベルアップする形式。
防具の強化やムフェト・ジーヴァの覚醒武器に近い。
また、MHXXをプレイしているハンターはMHX系列の強化方式を思い出したことだろう。
最高レベルは5であり、金色・ガイラ・皇金の順で要求ポイントが高い。
素材の蓄積ポイントは高めなので、皇金でも1~2本強化するくらいだったら1戦分で済む程度である。
特にレア素材である金色の龍神玉は、レベル1からレベル5まで一気に強化が可能。
なお当然ではあるが、素材は武器強化以外にもマムガイラ防具や特定の護石強化に使うので、
作りたい人はそちらで使うことも忘れずに。
- 強化されるのは攻撃力・防御力・属性値・斬れ味の部分で、会心率やスロット数は変動せず、
レア度は元の武器から4上がる。
なお、ボウガンのカスタムパーツの枠は通常通り増加する。- 斬れ味の強化は、いままでの匠5に近い斬れ味になり、匠が必要無くなる。
それゆえ青ゲージで止まっている武器は青ゲージのままであり、紫ゲージを持つ武器は存在しない。
武器種によっては上位時点で素で白ゲージがあるものでないと、やや物足りない斬れ味に感じるかもしれない。
ちょっとだけ補いたい場合は匠無効が壁となる。 - アックス・弓・ボウガンも内部要素である弾およびビンの種類や装填数、ブレ、反動といった要素は変わらない。
- ガンランスは砲撃タイプは変わらないが、砲撃レベルが上昇する。通常・拡散はLv7、放射はLv6までの模様。
- 操虫棍の猟虫ボーナスは回復強化【スタミナ】と【体力】が付与されていたもののみ
体力回復・スタミナ強化に変化し、それ以外はそのまま。
それゆえMHW:Iより追加された猟虫強化【気・力】が付与されたものは無い。 - 低レア度の場合カスタム強化の回数で有利になるが、
高レア度のものはレベル強化時の攻撃力の伸びがいい為、
基本的には元が高レア度のものほど強い。
- 斬れ味の強化は、いままでの匠5に近い斬れ味になり、匠が必要無くなる。
- 金色・ガイラはLv2になった時点でシリーズスキル「爛輝龍の真髄」が付帯されるようになる。
皇金についているスキルはそのまま。*4
- 武器デザインがいわゆる皮ペタであったのが幸いし、パーツ強化にも対応。
さらに性能を伸ばすことができる。
ゼノ武器やナナ武器は出来ないのに何でこれだけ出来るのか
ただしパーツによる斬れ味強化は素の状態(上位)における最大色を伸ばす仕様である。
つまり上位時点で素白なら長い白を更に伸ばす余地があるが、
マスターランク強化でようやく白が出た場合青しか伸ばせないため格差は広がる一方である。
- 性能的には属性重視の武器種において皇金シリーズが注目されている。
今までは真・会心撃【属性】か龍脈覚醒+会心撃【属性】(武器種によっては真・龍脈覚醒も)
が強力とされていたところに、真・龍脈覚醒+会心撃【属性】という構成が可能になった。
これにより、強力な皇金武器を擁していた属性では火力が大きく向上した武器が多い。- 特に、強化せずとも一線を張れた皇金の盾斧・氷はついにお魚チャアクを完全に超えることとなり、
ぶっ壊れ武器の名を取り戻してしまった。 - 一方で物理面の性能は従来の武器のものを上回るようなものはほとんど無く、
この辺りは基本的に物理重視で属性火力は補強次第の赤龍武器と対を為していると言える。
これと無属性強化の弱体化により、上位で最高峰の性能を持っていた
ガイラ系の無属性武器は、マスターランクではかなり微妙な性能になってしまった。
発売当初から存在していた物理重視武器は概ねこれらに追い抜かれてしまったが、
反面属性重視の武器で一際強力なものはこれらの実装後も生き残っていた。
ところが高い属性火力を持つ皇金武器の強化が実装された事により、
ついに彼らも最前線から退く事となった。 - 特に、強化せずとも一線を張れた皇金の盾斧・氷はついにお魚チャアクを完全に超えることとなり、
- 物理優勢環境にあってMR皇金武器すらダメージ用途でお呼びが掛かることは少なかったが、
MRマム・タロトの後に実装された禁忌のモンスターの必殺技への対抗策として白羽の矢が立つようになった。
属性強化スキルを積む事で赤龍武器を上回る抑制力を発揮する為、
持ってさえいれば多くの武器種で最適解となっている。
また、MRマム・タロトの装備「EXマムガイラα装備」の脚部位は、
アルバトリオンを制した後で挑めるようになるミラボレアスの防具「EXドラゴンシリーズ」との親和性が非常に高く、
周期の入れ替わりで挑めるムフェト・ジーヴァの防具は属性の力を飛躍的に高め、
上述した禁忌のモンスター「アルバトリオン」の必殺技の対抗策を更に強化できる性能を持っているため、
何もせずに片方だけが来るのを待つ…というプレイスタイルは非常に勿体ないと言えるだろう。
- 上位マスターどちらの素材からでもマカ錬金できるため、入手性に関してもある程度は緩和された。
有り余る上位素材を売ってしまっていたハンターも多いのでは。
余談
- 上述の通り、一部では生産武器を超えるスペックを持つマム・タロト武器だが、
独自の強化派生*5+ランダム入手だったため、
かつての発掘装備と同じ構図だという非難の声は多い。
本作にてスキルの発動が過去作より容易になり、護石が自由に生産可能となった一方、
珠がランダム入手となり、自分好みのスキル構成を突き詰める場合は
ストーリークリア後の周回がメインになるため、作業感を覚えるプレイヤーも当然居た。*6
そこへ来てランダム入手の武器群が追加ということで、
最強格の装備を揃える為には「ひたすら運任せの周回プレイで奴に勝つ」ことが必要となり、
時代情勢的に「マムガチャ」と揶揄されるようになってしまったのである。- マルチプレイ前提、ランダムで入手難度が高い、と言う要素まではともかく、
受注期間限定の上に、後から高性能な武器が追加されるムービング・ゴールポスト方式は、
モンハンのメインシリーズ作品では前例が無かったのも原因だろう。
一方、MHFを含めオンラインゲームとしては一般的なコンテンツであり、
ユーザーによって受け取り方が大きく違うとも言える。
- マルチプレイ前提、ランダムで入手難度が高い、と言う要素まではともかく、
- マム・タロト武器が優秀なこと自体は喜ばしいことだが、
言い換えれば「今までの武器が突然下位互換にされた」ということであり、
武器の強さを優先する場合は先の運に賭けた周回を要求されるうえに、
その強い武器は揃いも揃って金ピカという面白味の無い選択肢となる。
見た目や愛着、雰囲気重視のプレイヤーにとっても
これまで愛用していた武器が唐突に劣化品扱いされたのでは気分は良くないし、
そもそもモンハンの世界において「モンスターに勝利した証」であるはずの装備が、
全く別のモンスターから手に入る時点で色々とズレている。
何より、「マム・タロトの金属を操る特性や、研究用の素材を組み込んだ」なる言及があるとはいえ、
赤の他人の中古品*7が最強格の武器というのは
「モンスターハンター」として瓦解しているという意見もある。
- マム・タロト武器の中でも更に強い武器が後出しされ、
集め直しさせられる点もその不評を後押ししている。
前述の通り段階強化は一切無いため、手持ちのガイラ系で気に入った武器があり、
その上位版である皇金武器が欲しい場合、やはりひたすら運任せで歴戦王マム・タロトを殴り続け
武器種と属性の理想の組み合わせが報酬に入る幸運を待つしかない。
やや極端な話だが、皇金クエストが実装された時点でガイラ武器とその入手にかけた労力さえも
「連続性の無い下位互換」にされてしまったのである。
歴戦王個体もクエスト内容自体には殆ど変化がないため、
ただ運の良し悪しで入手時期だけを引き伸ばされているような状況に陥りやすい。
これはストッパー素材や錆びた○○系とも似たような構図ではあるが、
マム武器の場合、発掘装備の様に欲しいものを狙う筋道すら無く、
抽選対象が多すぎて売り払うぐらいしか用途の無いハズレ品を
大量に押し付けられるのも心象が良くない一因だろう。
- 発掘武器に比べればまだ抽選が温いとは言え、
それがかえって「運を理由に自分に出ない不快感」や
他のプレイヤーから「(発掘装備よりマシなのだから)その程度のクエスト回しぐらいやって当然」
扱いをされるという不満にも繋がっている。- ただし、マム・タロト武器や高レア装飾品など入手困難な物全般は、
言わばラスボス撃破後のやり込み要素であり、
マム・タロトに安定して挑める腕前のハンターなら、持っていなくても一般的なクエストの周回に支障は無い。
歴戦個体や特殊な出自のイベントモンスターで
効率追求やタイムアタックをするようなプレイヤーにとっては差が気になるというような話であり、
「マム・タロト武器を持っていない」という理由でオンライン参加などを尻込みする必要は無いし、
事前の了解無く他人にマム武器の使用を要求するなどといった行為もすべきでない。
個々の欲求として全て入手したいというのは勿論あるし、
「選択肢がある」のと「運が悪ければ選ぶ余地すら無い」のでは
受けるストレスがまったく違うのもまた事実ではあるが…
- ただし、マム・タロト武器や高レア装飾品など入手困難な物全般は、
- MHW:Iにおいては、マム武器を上回る性能の装備が一般的な素材から早期に作れるようになるため、
普通にマスターランクを進行して新武器を揃えてしまう方が早い。
強化を経ない高性能で多くの武器の立場を奪っていたマム武器だが、
強化できない事が仇となり、MHW:I環境では入手クエスト含めてスルーされがちな立場となっていた。- 2020/03/21に公開されたデベロッパーズダイアリー Vol.5にて、
今後のアップデートでマスターランクのマム・タロトを追加するとともに、
「当クエスト(マスターランク)では鑑定武器は排出されない」、
つまり上位にて入手した各武器に性能を上乗せする形での強化を行うと発表された。
これ自体は良調整と言える物であったが、赤龍武器を初めとしたマスターランク装備でボックスが圧迫され、
マム・タロト武器を売却してしまったハンターからは「売却することすら罠だった」と憤る声があったようだ。
アイスボーン発売直後のデベロッパーズダイアリー等かなり初期の方では、
開発側から「苦労して集めた武器がMRで役立たずなのは勿体ない(要約)」
「救済措置を用意するつもりだから売却はしないでほしい(要約)」とのアナウンスもされていた。
しかし、圧迫されるボックスにより現状で使えないのであればやむなしとするハンターも多くいたため、
こうした声も上がってしまったようだ。
- 2020/03/21に公開されたデベロッパーズダイアリー Vol.5にて、
- とある有志が「大角を破壊成功後の武器鑑定結果をスクショし、
セーブせずにゲームを終了してもう一度マム・タロトに行く」という検証を行った結果、
「クエスト中のどこかのタイミングで大角破壊時に得られる鑑定武器の内容が既に決まっている」という可能性が浮上した。
灼熱を帯びた武器以外の鑑定内容は毎回変化するらしいが、
肝心の灼熱を帯びた武器の鑑定内容がロード前の鑑定内容と同じだった、との事。
なお、初期から調査したか途中から参加したかどうかで灼熱を帯びた武器の鑑定内容が変わる事もあるらしい。
P2G以前における、乱数調整で確実にさびた塊を当たり武器に強化する方法に近いものかもしれない。
しかし、現状では具体的な乱数調整が不明なので、検証の結果が正しければ
今戦っているマム・タロトのクエストでは欲しい武器が出るか否かが
既に決定してしまっているという事になってしまう。
もっとも、鑑定内容は知り様がないので結局のところ欲しい武器が出るまで戦う事は変わらないのだが。
- もともとモンハンはオンラインで他のハンターの装備を目にすることが出来るゲームだが、
攻略サイトやSNS、果てにはデータ解析で全てのアイテムの存在が明らかになる現在では、
「隠しアイテム」的な概念は機能せず、「存在するのが判っていながら手に入らない」
という部分への不満が高まりやすい環境だとも言える。
あまりにも欲しい武器が出ないが為に、一部では
「一番使用率の高い武器の入手率が下げられている」というような都市伝説が出回り、
挙句カプコン公式のラジオ番組であるモンハンラジオ良三の部屋 第114回にて
この都市伝説が本当なのかどうかを辻本Pが言及するという事態まで発生した。
翌回ではこのやりとりに触れるお便りが読み上げられている。
当然ながら、辻本Pは「そんなわけがないでしょう」と全面的に否定している。*8
- MHW:Iでも新たなやり込み要素装備として赤龍武器が登場したが、
こちらは入手時の抽選が武器種と属性に絞られた上に、
任意の武器種を最低1つは入手可能な仕様になっている。
細かい性能については専用のアイテムで付与能力の抽選を行い、
伸ばしたい能力をプレイヤーが厳選して強化できるという方式になった。
望まない武器も能力抽選用のアイテムに変換できるため単なるハズレにはならないといった形で、
本件の反響をうけての改善が窺える工夫がされている。