白く輝く祖龍剣。
白光の刃による力強き一閃は人々の心から闇を祓う。
(ミラアンセスブレイド~ミラアンセスシア)
ミラアンセスブレイド最終型。
刀身から放たれる白き輝きは深淵の闇に希望の光を灯す。
(ミラアンセスステイト)
目次
概要 
- MH2で初登場した祖龍ミラボレアスの素材から作られる龍属性大剣。
こちらも外見はミラボレアスの甲殻を削り出してそのまま剣にしたと言わんばかりに無骨。
性能 
MH2 
- 初登場の当作ではミラブレイドからアッパーミラブレイドに強化し、
そこからミラアンセスブレイドに強化することが出来る。
- アッパーミラブレイドは攻撃力912、龍属性190そしてデフォルトで短い緑ゲージと
本当にミラブレイドに毛が生えた程度の性能。
- しかし強化後のミラアンセスブレイドは攻撃力960、龍属性250、匠で白30と
当時の基準では他の大剣より頭一つ抜けた性能であった。
後の作品で言えばMH4Gでのブラックミラブレイドに近い立ち位置である。
デフレ気味な武器性能もあり火力がやや低い武器という印象の強かった当時の大剣の中でも、
この武器に関してのみ言えば古龍の角を折れるのもあり実用性は高め。
事実、この武器を用いたタイムアタック動画もそこそこある。- ところが当時のミラルーツは時限配信のイベントクエストでしか戦えなかった上に、
ただでさえかなりの強敵であった上位テオ・テスカトルのレア素材である炎龍の宝玉を
5つも要求されており、恐らくMH2の中でも指折りの極めて鬼畜な作成難易度を誇ってもいた。
その為、強力ではあるが作成難易度には見合わないという評価もみられる。
不幸中の幸いは、アッパーミラブレイドの時点で要求される黒龍の魔眼が
今作では祖龍の目さえ破壊できれば100%入手できることくらいだろう。- ちなみに、称号「大剣マニア」を取得するには必ずこの武器を作らなければならず、
全武器中最高クラスの製作難易度を誇るこの武器の前に、
称号コンプを目指すプレイヤーは阿鼻叫喚であった。
流石はドSカプコン。
- ちなみに、称号「大剣マニア」を取得するには必ずこの武器を作らなければならず、
- ところが当時のミラルーツは時限配信のイベントクエストでしか戦えなかった上に、
- ライバルはリオレウス亜種の大剣ペイルカイザー。
性能だけならほぼミラアンセスブレイドが上を行くが、あちらはスロット1を有する。
また性能で劣るとは言ってもあちらも白ゲージ30を保有し、
数値面でも攻撃力912・属性値230とそれほど大差が付くわけでもない。
それでいて制作難易度でもあちらは火竜の紅玉・逆鱗や竜玉を要求しない省エネ仕様。
上位のリオレウス亜種を3~4回も倒せば問題なく手に入る武器である。
それに対してこちらは攻撃力倍率10・実質属性値2の為だけに炎龍の宝玉を5個という
ちょっとよくわからない要求をされていることになる。
主にこの「制作難易度に対しての強さ」の差が小さすぎる点が当武器の評価の理由だろう。
MH2自体がややプレイヤー側の火力が低い傾向にあったのもあり、
その点の救済も兼ねて少なくともこちらの攻撃力倍率を更に20は上げる、
加えて属性値も今よりは高い数値を用意する……等してもよかったのではなかろうか。
MHP2 
- 今作もミラアンセスブレイドが登場。
- 攻撃力は960と龍大剣トップ、龍属性値は380に向上。更に匠できっちり白ゲージが出る。
龍属性大剣の中では正に最高峰と言ってもいい性能である。
- 祖龍は相変わらずイベント限定だが、仕様上時限イベントではなく常設になっただけでも大分マシだろう。
炎龍の宝玉も相変わらず複数個要求されるが、要求数は三つにまで抑えられた。
入手が厳しいことには変わりないが、辛うじて作成難易度と実力が釣り合った形になった。
- ただ大剣の攻撃力自体がMH2よりも全体的に底上げされてもいるので、MH2程の一強状態ではない。
しっかり龍属性に弱い敵を選んで戦うことで真価が発揮されるといえる。
MHP2G 
- ミラアンセスブレイドはG級でミラアンセスシアへと強化される。
性能は攻撃力1200、龍属性400。黒龍武器のブラックミラブレイドは匠があっても白ゲージしか無いが、
こちらは匠発動で短いながらもちゃんと紫ゲージが出現する。- ただ、龍属性大剣はかなりの激戦区であり、攻撃力、属性値共にシアを上回る猛者が存在する。
- 攻撃力で比較してみた場合、
リオス夫婦の素材から作られるブリュンヒルデが攻撃力1296とシアを僅かに上回っている。
さらにまずいことに、あちらは匠で紫ゲージ40、加えてスロット2と
こちらを総合性能で完全に上回っているだけではなく、
必要となるレア素材も夫婦の紅玉が1個ずつと金火竜の秘棘が1本だけで、
天鱗は一切必要としないため、非常に作成しやすいのがメリット。
一方のシアは各種ミラ素材に加え、あの古龍の大宝玉を3つもつぎ込まされる。
…性能以前に、この時点でミラアンセスシアの完敗である。
せめて、この紫の短さならば素で紫を付けてもバチは当たらないだろうに…
- 属性値でみても、860という途方もない数値を持つスイカバーこと封龍剣が立ち塞がる。
大剣は物理が命とは言うものの、このバカ高い属性値があればネタ武器とまでは言い切れない。
ちなみに、あちらも上位以降はミラ系の素材を使うため、競合してしまうことになる。
尤も、最終的な威力期待値はこちらに軍配が上がりやすい。
- 攻撃力で比較してみた場合、
- ただ、龍属性大剣はかなりの激戦区であり、攻撃力、属性値共にシアを上回る猛者が存在する。
- このように、決して弱い武器ではなかったのだが、製作難易度に見合った性能を持っていなかったために
使用者の少ない武器となってしまっていたのが現状。
せめて攻撃力が1248以上であり、紫ゲージももう少し長かったりすればまだ差別化は容易であっただろうが…
それでいいのかミラボレアスよ。
MH4G 
- 祖龍の復活に伴い、ミラアンセスシアも復活。
フレイムミラブレイドと同様、ブラックミラブレイドからの強化はできず、一発生産のみ。
生産にはきっちり大宝玉も要求されるので注意。
- 性能は、攻撃力1296、龍属性値750、会心率0%、スロットなしといった性能。
素では短い白ゲージしか現れないが、匠を発動させることで紫ゲージ40が現れる。
と、性能的にはフレイムミラブレイドの様に属性特化にした感じであり、
属性値はあのエピタフイディオンを抜き去ってトップだが、そのせいで物理が中途半端な数値となってしまっている。
おまけにフレイムミラブレイドは競合相手の少ない火属性だから良いとしても、
こちらは激戦区の龍属性大剣なのがきつい。- 言ってしまえば狼牙大剣【辺獄】と殆ど変わらないのである。
辺獄と比較すると、此方は白ゲージとスロットを犠牲にした代わりに属性値を引き上げたものとなっている。
しかし一撃重視である大剣では属性の恩恵が小さく、
「龍属性弱点の相手に担いだ時はシアの方が微妙に火力が出る」程度のものにしかならない。
白ゲージが短い事に関しては匠で同量の紫ゲージが出る時点で全く問題にならないが、
必須スキルの負担が重い大剣ではスロットの有無は無視できるものではない。
そして作成時期や難易度では敵うはずもなく、総合的にはほぼ互角、下手すれば劣りかねないだろう。
勿論通常種武器であるブラックミラブレイドと比較しようものなら結果はお察しである。
別に趣味武器とか産廃とかではないのだが、
貴重な素材をつぎ込んでまで作る価値があるとは言い難い。
いっそ雷属性武器として転生していたら話は変わっていたかもしれないが…
要するに、MHP2Gの時の何とも言えない立ち位置から脱せていないのである。
- 言ってしまえば狼牙大剣【辺獄】と殆ど変わらないのである。
- というわけで、弱くはないのだが他の高性能な祖龍武器と比べるとどうにもパッとする所がなく、
他のライバルにも埋もれがちな結果になってしまった。
- ただし、ゴグマジオスに関しては非常に龍属性の効き目がよいことから最適解になれる。
シアの特徴である斬れ味の良さも長丁場になりがちなゴグマジオス戦では心強いだろう。
特に強化クエストがあるため、そちらを攻略するために作っておくのも悪くは無い。
MHXX 
- 祖龍が復活したことで再登場。
ミラアンセスブレイド→ミラアンセスステイト→ミラアンセスシアと強化される。
究極形態であるミラアンセスシアの性能は- 属性武器としては十分な攻撃力300
- 龍属性大剣第2位の龍属性75
- 斬れ味は素で白10しかないが、匠の追加分は丸々紫(匠+1で25、+2で50)
- 会心率は0%のまま
- スロットも0
ただしMH4Gと比べ武器倍率が30も伸び、匠で伸ばした分が全て紫ゲージなので、
物理にもそれなりに期待できるようになった。
斬れ味レベル+2まで上げる必要がないため、ある程度だがスキルを盛ることもできる。
物理重視のミラブレイドの方が使いやすいのは相変わらずだが、
スタイルや狩技、相手次第ではこちらの方が活躍できるというシチュエーションは
MH4Gよりも増えているだろう。
MHF 
- 派生元のミラブレイドと共にこちらで解説する。
余談 
- あまり知られていないが、ミラアンセスブレイド系列にはギミックが仕込まれており、
クエスト中は刀身が絶えず明滅しているほか、溜め斬りの際には刀身が発光する。
白い刀身が発光している様子は非常に美しい。