武器/ミラフォティア

Last-modified: 2023-10-04 (水) 09:17:52

目次

ミラフォティア

耐え難き激憤に灼かれる紅龍の炎鎌
その傷痕からは、極熱に沸く血潮が滾り続ける。

概要

  • ミラドレパノンの分岐先としてではなく、ミララース素材を用いて一発生産され、強化先は無し。
    そのため、G級に昇格していなければその姿を拝むことすらままならない。
  • 紅龍武器繋がりで、本記事ではMHXXで登場した
    G級ミラバルカン太刀・ミラバルカンフィアについても言及する。

性能

  • その性能が確認されたとき、誰しもが唖然としたことであろう。
    なぜなら、
    • 攻撃力759とやや低めだが、それを補う会心率20%
    • 紅龍の激昂の体現とも言うべき火属性750
    • 素で紫を少々備えながらもまだゲージに余裕を残す斬れ味
    と、狂ったような数値しか並んでいなかったからに他ならない。
  • まず、何より目を引くのが圧倒的な火属性値。もちろん全生産太刀中ぶっちぎりのトップである。
    というより、火属性はおろか全ての生産太刀を見渡しても、
    他にこれを超える属性値を持つ太刀は一振りとして存在しない(次点でメメントノス龍属性720)。
    更にこの武器はそこそこの会心率を持つため、会心撃【属性】を発動させてしまえば鬼に金棒である。
    これだけあれば、火属性の通りが少しくらい悪い相手にも強引に十分なダメージを稼ぐことができるのだ。
  • そして凄まじい斬れ味がこの強さに拍車を掛ける。
    素の紫ゲージがおよそ20と長く、その上で余白を残している
    つまり、を付ければ紫ゲージが70に延長されるのである。
    これほどの長さの紫ゲージを持つ武器はMH4Gに登場するどの武器種を見渡しても存在せず
    生産武器はおろか発掘武器と比べてもブッチギリという恐るべき斬れ味を誇る。
    匠で圧巻の斬れ味を得るのが王道だが、匠との両立が不可能になる場合は業物で代用することも可能。
    • 無論、匠と業物を両立し、実質紫140という圧倒的安定感を手にするのもアリ。
      今作は各種複合スキルが登場したこともあり、匠と業物の両立はかなり容易である。
    総じて言えば、火力の底上げに貢献する会心率、驚異的な火属性値、非常に安定した斬れ味と、
    手数武器である太刀にこの上なくマッチした特性を見事に兼ね備えており、
    名実ともに火属性太刀の頂点に君臨する逸品といえる。
    斬れ味と属性値に優れるラース武器の面目躍如といったところか。
    • なお、物理火力には期待出来なさそうにも見えるが、紫ゲージに会心率を持つので、
      物理寄りの火属性太刀の多くが斬れ味がイマイチなのもあいまって、
      実は他と十分渡り合えるだけの物理性能は持っている。
      それに前述の火属性が加わるのだから最早反則に近い。
      また、会心率付与・長大紫ゲージという特長から、
      極限強化【攻撃】爪・護符による実質的な火力上昇は大きい。
  • 他の火属性太刀に明確に後れを取ると言えるのはスロット数である。
    紫20が素で備わるとはいえ、匠か業物無しでは太刀には少々キツい数値ではあるため、
    防具選択の幅は他の太刀を運用する際と比較すると狭くなる。
    今作では匠や業物の発動が容易になっているため、採用を差し控えるほどの欠点とは言えないが。
    • というか、フォティアにスロットまでついてたら本当にぶっ壊れてしまっていたことは想像に難くない。
      僅かながらでも差別化出来る要素を残したのはむしろ英断と言える。
  • 優秀な性能を誇るだけあって、作成難易度は非常に高い。
    大量のミララース素材に加え、もちろん古龍の大宝玉も要求される。
    ミララースは通常のミラバルカンと異なり、メテオに加えてプロミネンスまで操る屈指の強敵。
    何よりもキツいのは黒龍の紅焔翼4個も必要なこと。
    いくらリーチが長めの太刀とはいえ、翼の部位破壊はかなり難しい。基本報酬でも出るがかなり低確率である。
    一発生産であるため、素材が集まれば強化の手間が無いのが救いか。
  • MH4Gでは、火属性弱点のモンスターであるマガラ科ザボアザギルなどの他、
    新たにラスボスであるゴグマジオスをはじめ、
    ウカムルバスガララアジャラ亜種など、火属性が弱点とされる強敵が数多く追加されている。
    入手時期は非常に遅いため攻略用としては使えないが、彼らを屠るのには非常に適していると言えよう。
    イベントクエストまで視野を広げると、同族である黒龍や祖龍に対しても、
    戦術によっては龍属性武器に並ぶ活躍を見せてくれる。
    • また、かのドクドミ装備を作りたいときに避けられない強化ゴグマジオスに対する秘密兵器にも成り得る。
      レウスXグリーヴにも刀匠3スロ1があり、火属性攻撃のスキルもあるので、
      例えば頽廃の沼を敢えて後回しにしてこの武器を作ってから挑むこともできるのである。
      彼らに対してはまさに悪鬼の如き強さを発揮するであろう。
  • 余談だが、MH4Gにおいて素で紫ゲージかつ匠スキルで紫を延長可能な武器は、
    このミラフォティアとスラッシュアックスの滅斧ダークライド以外には存在しない。

ミラバルカンフィア

紅き怒りを宿す大鎌
天から現れし死神の如く、世界に絶望を降り注がん。

概要

  • MHXXで登場した、G級ミラバルカン素材から誕生する太刀。
    メインシリーズ初となるミラバルカン太刀である
  • 見た目はミラザーゲスパノンに代表されるミラ系太刀と同様。
    ミラフォティアおよびミラアンセスフォリアとは爪の数などの形状が異なるほか、
    他のミラバルカン武器に倣い、不気味な赤黒い配色となっている。
  • 生産時点の銘はミラバルカンフィア。
    最終強化でミラバルカンヒュルノとなり、限界突破と究極強化を経てミラバルカンフォリアとなる。

性能

  • 属性は爆破属性
    典型的な属性偏重武器であり攻撃力は低いものの、生産時点で非常に高い爆破48を誇る。
  • 究極強化であるミラバルカンフォリア、その性能は以下の通り。
    • やはり低い攻撃力260(過去作での858相当)、それを補う会心率30%
    • 素では白10だが匠で紫50と優秀な斬れ味
    • これまた強力なスロット3
    • 更に磨きのかかった爆破55
    ちなみに、本作における爆破55は過去作での550に相当する。
    これは爆破太刀最高は勿論のこと、全属性武器でも4位タイの属性値である。
  • ただし、今作は属性武器でも攻撃力300越えのものが多数存在しており、
    会心率を加味してもこの武器の火力はかなり低いと言わざるを得ない。
  • 爆破属性太刀は数あれど、尖った性能をしているこの武器の最大のライバルとなるのは、
    爆破属性42延長可能な紫20、こちらを上回る攻撃力290を持つテオ太刀の炎帝王刀【蜃気楼】だろう。
    こちらは斬れ味と物理火力で劣るものの属性値と会心率は優秀であり、
    物理火力も超会心を軸としたスキル構成の場合は肉薄する。

余談

  • 「フォティア」はギリシア語で「火(篝火)、炎」の意。
    「ミラ(Moirai)」はギリシア神話に登場する運命の女神を指す語であり、
    「ミラフォティア」をモンスターハンター風に訳すならば『運命の炎』となる。

関連項目

モンスター/ミラボレアス【紅龍】
モンスター/ミラボレアス【紅龍】特殊個体
武器/ミラ系武器
武器/ミラザーゲスパノン - 黒龍太刀
武器/ミラアンセスフィア - 祖龍太刀
武器/獄・紅魔邪龍刀 - MHFにて登場した紅龍太刀
武器/煉獄ヲ裁断ス切ッ先 - ぶっ飛んだ斬れ味と火属性値を持つ、ミラフォティアの先輩と言える武器