龍の魂をその内に秘めている
という軽弩。狩人の本能を
呼び覚まし、力を引き出す。
(ヤクトバレット)
ヤクトバレットの強化形態。
磨き抜かれた龍の魂は、
さらなる命を求めて躍動する。
(咬弾チェイサー)
目次
概要
- MHXで初登場した、クロスボウガン の派生形。
- 見た目は骨部分が暗く黒っぽい青、木の部分が黒になったクロスボウガンである。
サイレンサーとロングバレルはトリコロールの帯が巻かれているのが特徴。
これは過去作経験者なら武器を見た時点であるものを思い出すだろう。
そう、防具のドーベル装備とほぼ同じ特徴を持っている。
MHXシリーズではクロスボウガンは骨製ボウガンの源流とされてるため、
ドーベル装備に対するボーン装備の位置付けだろう。
とはいえ、MHXでは下位から作れる武器であり、挙句途中から武具屋で売り出されることになる。
性能
MHX(X)
- 性能だが、装填弾種は派生可能なLV5段階のクロスボウガンに大体準じており、最終強化までほぼそのまま。
貫通弾がずっと使えないなど、クロスブリッツとは多少差異が出ている。
内蔵弾に特徴が出ており、LV1遠撃弾に変わっており、速射対応。
- 最終形は「咬弾チェイサー」。外観に違わず強化段階でいにしえの龍骨を使用する。
攻撃力210、会心率10%、リロード速度普通、反動中と特徴のある性能ではない。
装填数も特筆すべきものはなく、普通に使うにはどうにもパッとしない。
しかし内蔵弾に目を向けると上述の遠撃弾にLV2が追加され、合計80発の遠撃弾を所持。
加えて40発の痛撃弾が速射対応で入ってくるなど、やはりタダで撃てる弾数が特徴となる。
とは言え、痛撃弾速射は2発撃って反動大という使いにくいシロモノであるためダウン時くらいにしか使えない。
LV2遠撃弾も無反動で撃つには反動やや小、つまり反動軽減1かサイレンサーが必要であるため素では使いにくい。
もっとも、散弾全レベルを運用するために付ける場合もあると思われるので、
これはあまり障害とも言えないだろう。
- 運用方法としては「初手は遠くから内蔵の遠撃弾、近づいて来た相手に通常弾や散弾を叩き込む」といったものか。
パーティプレイなら他人にヘイトが向いている間にも遠撃弾を使うなどもできる。
ただし散弾の巻き込みには留意しておく必要がある。
- クロスブリッツとは違い、基本スペックはそこそこのため内蔵弾が弾切れしてもポンコツ化はしない。
とはいえ、特徴的な内蔵弾を使い切ると特徴のないボウガンになるのは確かで、
使えない事はないが一線級とはいえない。
弾薬節約や特定射撃強化を利用し、なるべく内蔵弾のダメージ量を増やしておくといい。
- MHXXのG級究極強化で「追襲の黒銃」へと進化するが
攻撃力330会心率15%、スロット2、とまぁ可も無く不可も無くと言った感じの性能で
最大の欠点たる速射も無い散弾がメイン、遠撃弾と痛撃弾の使い辛い速射がサブは克服していないとは言え、
最大の長所は素材面で苦労せず、普通にプレイしていれば自然と集まる物だけで完成する事が強みだろう。
むしろ、G★1昇格後の序盤に店売りのヤクトバレットを購入して手持ちの余り素材で最終強化させ、
そこそこの大型モンスターを何匹か狩猟して強竜骨が手に入れれば限界突破も簡単に済ませられ、
攻撃力270会心率15%、スロット2、性能が一気に跳ね上がる点の方が恩恵が大きい。
G★2キークエを攻略して老山龍の緊急クエスト目前までなら、このスペックがあればどうにでもなる。
防具や本命武器のG級版を入手するまでのつなぎとして、貫通弾追加やサイレンサーなど多々の妥協は要するものの
強化難度の簡単さも含めて非常に優秀な序盤の相棒となる。
MHRise
- 今作では上位武器として登場。
クロスブリッツを更に強化することで、ヤクトバレットに名前と姿が変わる。
見た目はほぼMHX時代のものに準じているが、サイレンサーやロングバレルに巻かれていた
トリコロールは何故かオミットされてしまっている。
- Ver.3.0時点での最終強化は、おなじみ「咬弾チェイサー」。
強化過程では大社跡や砂原の骨塚で採取できる骨素材や、小型モンスターの素材が要求される。
最終強化では獣玉が要求されるが、それを除けばかなり簡単に素材を揃えることが出来るだろう。
その性能は、- 攻撃力170、会心率10%
- ブレなし、反動「中」、リロード「普通」
- スロットはなし
- 百竜強化は攻撃力強化IV/会心率強化II/鉄蟲糸技強化
- 通常弾7/4/5、貫通弾5/0/0、散弾4/4/0、放散弾5/0/0
全て移動射撃に対応 - 徹甲榴弾装填不可、拡散弾3/2/0、斬裂弾2発装填
- 麻痺弾2/1、回復弾2/0、鬼人弾と硬化弾がそれぞれ1発装填
- 属性弾は貫通火炎弾が2発装填。移動射撃と移動リロードは不可
- 速射対応弾は、LV2通常弾、LV1散弾、貫通火炎弾
- 単発自動装填対応弾は鬼人弾、硬化弾
- 普通に物理性能で勝負する場合のスペックは正直なところイマイチ。
スキルが揃わない状態では、LV2通常弾とLV1散弾の速射があまり強くないのが主な要因。
装填数に優れている訳でもないため、低攻撃力も相まって火力を出すのは難しい。
麻痺弾に鬼人弾、硬化弾とサポート性能に優れる弾に対応しているため、
PTプレイで補助寄りの立ち回りをするのが妥当なところか。
ちなみに、今作でも滅龍弾を扱うことは不可能。そもそも作成にいにしえの龍骨を使わない
- 一方で、優秀な拡散弾の装填数を活かした爆撃戦法によって無理やり火力を出すことも可能。
MHW以降、拡散弾を撃つときには曲射の体勢を取るようになったが、ライトボウガンの場合は
扇回跳躍で飛びながら撃つことで、隙を晒すことなく最大2連続で拡散弾を発射できるのだ。
これを利用した、扇回跳躍で飛んでからLv2拡散弾を発射するのを繰り返す戦法が単純ながらも強力。
全身の肉質がガチガチに硬い相手に対しては非常に有用だが、拡散弾は味方を吹き飛ばすため、
PTプレイで相談なしに運用するのはご法度となることに注意されたし。
- 百竜強化については、攻撃力強化IVもしくは会心率強化IIのどちらかになる。
……と思いきや、鉄蟲糸技強化は扇回跳躍・扇回移動中に発射した弾にも適用されるため、
上述した飛びかかり爆撃戦法を主軸にする場合は一考の余地がある。
あとは鉄蟲糸滑走からの近接射撃も強化されるけどぶっちゃけ忘れていいです
MHR:S
- MRに上がり、傀異素材を投入して最終強化「追襲の黒銃改」となる。スペックは
- 高めの340にそれを押し上げる会心10%
- 通常スロットは最後まで空かなかったが、百竜スロットはLv2と不足はない。
- 上位から3回も強化を挟んでいるのに、弾種や取り回しにほとんど変化無し
最終強化でLV1散弾が一発増えるが、だからなんだである。 - 百竜強化の仕様変化により、鉄蟲糸技強化を失ってしまった。
- ...と出来ることは基本的に上位から変わらないのに個性だけを奪われた格好。
通常弾速射も散弾速射も、もっと強力で取り回しも良いボウガンがゴロゴロいるので、
使い手にはこの銃に対する深い理解と強い愛が求められるだろう。
幸い期待値は悪くはなく、運用に致命的な問題を抱えている訳でもないので、
ダメージレースをするでもなければ通常弾速射銃として常用しても問題はない。- Ver.14からは「緩衝」スキルの実装により、マルチでも跳躍拡散弾戦法が解禁となり、少しだけ個性を取り戻した。
- 地味に、非常に地味にではあるのだが、実はこの銃、貫通火炎弾速射銃の中では最高の攻撃力を持っており、
会心率もあるので僅差ではあるものの、なんと素の期待値ではかの銀火竜ライトすら上回っているのだ。
...まぁ装填数もたったの2発で、移動射撃も移動リロードも出来ないので彼らの競合として名前が上がることもないのだが。
多分速射出来ることも忘れられてる
余談
- 武器名にあるヤクトの由来は、ドイツ語で「狩り」を意味する「Jagd(ヤークト)」。
武器名全体を直訳するなら、「狩りの銃弾」といったところだろうか。
実にシンプルな武器名である。
関連項目
武器/クロスボウガン
防具/ドーベルシリーズ
武器/THEチェイサー - チェイサー仲間