武器/ユミ

Last-modified: 2024-12-25 (水) 09:23:58

毒強化能力を持つ、黒狼鳥の
猟弓。比較的小型に設計され
取り回し易く、攻撃力も高い。

冗談でも何でもなく「ユミ」という名の。MHP2Gで追加された武器。
武器カテゴリとしての「弓」はこちらを参照のこと。

目次

概要

  • 鳥幣弓のガルルガカラーというべき外見のため小さく、展開してもハンターの胸丈くらいの長さである。
    しかしその小ささゆえに取り回しが利き、サイズのわりに攻撃力が高いといわれる。
    また鳥幣弓をカスタマイズする際に劇烈毒袋を使用しており、毒ビンの性能を強化する特性を獲得している。
  • ガルルガ武器の例に倣い【烏】*1→【狼】→【凶】と強化される。

性能

MHP2G

  • この小さいなりで無属性連射弓の中でもかなりの上位に位置する。
    【狼】の時点で十分強いが、【凶】に強化されると更に頼もしい。
    【狼】は攻撃力348で主力が連射4、【凶】なら360で溜め3は連射5となる。
    ささやかながら会心率も10%ついてくる。
    攻撃力で上を行くのは「轟弓【大虎髯】」と「殲滅と破壊の剛弓II」くらいのものである。
    会心率の影響で期待値ではユミ【凶】の方が大虎髯に勝っており、無属性連射弓に限れば実質2位である。
    またかの剛弓も増弾溜め4で連射5が出るが、矢レベルの差によって溜め3時点での期待値では肉薄する。
    • 射撃タイプは溜め1から3まで全て連射で、
      装填数UPが必要な溜め4のみ拡散となっている。
    • 接撃、強撃、毒ビン(とペイントビン)にのみ対応しており、
      ほぼ連射オンリーの射撃から直接戦闘に特化した感があるが、
      毒ビン強化の特性を持っていることから毒殺作戦もとれる。
  • もともと連射弓であるため戦いやすく、かつ毒が有効な敵相手ではかなりの強さを発揮できる。
    特に、グラビモス亜種絡みの大連続に弓で行く場合は最適解になり得るだろう。
    剛弓が素で毒ビンを使えないのでなおさらである。
    • クシャルダオラにも持って行きたいところだが、毒で龍風圧を解除するまでは
      貫通矢ではない関係で下手に撃てば矢返しを思い切り浴びることになるため、正確に頭や尻尾を射る技術が要る。
  • 弓使いにはオススメの一品ではあるのだが、最終強化にオオナズチの素材が要求される点がネック。
    オオナズチは弾肉質がかなり硬いので、無属性で挑むと地獄を見る。
    火属性の鳥幣弓Gに属性攻撃強化を付けて溜め1連打が楽かもしれない。

MH4

  • イャンガルルガの再登場に伴い、この武器も復活を遂げた。
  • 高めのプラス会心率を持つガルルガらしい性能になっており、下位版のユミ【烏】が追加されている。
    ほぼ連射一辺倒の矢タイプ、攻撃特化+毒強化の対応ビンはMHP2Gから変わらずだが、
    防御力ボーナス+30とスロット2を備えるようになった。なお、曲射は放散型。
  • 無属性連射弓としては衝弓【虎穿】に一歩及ばない位置にいるが、その分あちらは製作難度も半端ではない。
    攻略用としては、ギルドクエストさえ入手できれば比較的早期に最終強化まで持っていけるこちらに軍配が上がる。
    それにこちらには毒ビン強化と防御力ボーナスもあるので、差別化は十分可能だろう。

MH4G

遙か東の国の山奥にあるという
黒狼殿に奉納されし大弓。
妖しき気配が辺りに満ちる。
(黒狼殿のオオユミ)

  • 引き続き登場。ユミ【厄】を経由して最終強化の黒狼殿のオオユミへと強化される。
    相変わらず下位素材はギルドクエストに依存するものの、
    上位村クエストにイャンガルルガの狩猟が追加されたため、作成もかなり楽になった。
    • オオユミまで強化するとデザインも飾り羽が付いたシャープなシルエットになり、
      矢を放つ時に発する音も鏑矢を思わせる風切音を伴うようになる。
  • 特性としても上位までと変わらず、やや低威力の攻撃力336、40%という高会心、溜め1から3まで連射LV4、
    毒ビン強化、防御力ボーナス40、据え置きのスロット2と使い勝手が良く、
    高会心と毒ビン強化は本作で追加された会心撃【特殊】と相性が良い。
  • 特筆すべきはその強化可能時期。
    ユミ【厄】はなんとG級ゲリョス亜種の素材と上位イャンガルルガの素材で強化が可能。
    G★1に入って早々にG級の火力を手にできるのは心強い。
    更にG級ガルルガが登場するイベントクエストも配信されたため、
    腕さえあればG★1の時点で黒狼殿のオオユミへと強化する事も不可能ではない。
    ここで頑張って最終強化まで持って行けば、
    G★2攻略はこれ一本で十分と言っても過言ではないだけのポテンシャルは持っている。
  • なにかとナズチ武器に食われがちな今回のガルルガ武器だが、増弾覚醒といった重いスキルと縁がなく
    更に高い防御力ボーナスを持つという特色でこの弓はうまく差別化できていると言える。
    最終的には他の強豪たちに立場を譲る事に変わりはないが、
    それまでは頼りになる相棒としてアーチャー諸氏の役に立ってくれるだろう。

MHX

黒狼鳥の魂が毒矢となって獲物
を屠る。妖しき炯眼を宿す紫黒
の弓、ユミ【烏】最終版。
(ユミ【狼】)

黒狼殿に封じられし悪鬼の大弓
が最終進化。大いなる凶禍を
振りまく、ユミ【兇】最終版。
(黒狼殿のオオユミ)

  • イャンガルルガ続投につき、この弓も引き続き登場。
    直接生産はできず、鳥幣弓からの派生でのみ作成可能。
    また、今作では獰猛化素材を使用して【烏】から【兇】に派生することができる。
    攻撃力会心率防御ボーナス射撃タイプスロット
    ユミ【狼】20020%+20連射LV3-連射LV3-連射LV4-(重射LV4)---
    黒狼殿のオオユミ20030%+30連射LV4-連射LV4-連射LV4-(拡散LV5)○○-
    使用可能ビンは両方共、強撃ビン(通常派生はLV1、獰猛派生はLV2)・接撃ビン・毒ビン(強化)となる。
    • 獰猛化素材を使うだけあって、基本的に黒狼殿のオオユミの方が強い。
      一応溜め4の矢が違うものの無理に開放する必要性はないので、忘れてしまっても良いだろう。
    • ただし、オオユミはオオナズチの素材を要求するので最終強化がHR解放後になってしまう。
      そのため、【狼】の直接的な比較対象は一段階前の【兇】LV2になる。
      防御ボーナスと会心率が高く1スロを持つものの、攻撃力と溜め3の射撃レベルでは【狼】に劣るため
      実際の使い勝手は一長一短といった所。
    長期的な視点で見るならば、一旦【狼】に強化しておき素材が揃ってから一気にオオユミへと強化する手もある。
    強化一回分寄り道をするため余計に素材を消費するものの、獰猛化狩猟の証やレア素材などは要求されない。
    自分のプレイスタイルに合わせて好みのルートを選ぶのが良いだろう。
  • 高会心率の物理連射弓という立ち位置は変わらず、今作追加された新スキルの超会心との相性はとても良い。
    ライバルの無属性連射弓達は弱体化の波を受けた為、十分に前線を張れる性能となっている。
    • 弱点特効及び狂竜症克服の効果を合わせれば最終的な会心率は驚異の95%に達する。
      闇夜弓【影縫】は同じ条件で105%に達するが、あちらは貫通弓なのでモーション値に劣る上、
      矢を弱点に集中させる事が難しい。
      今回は狩技の狂竜身で自ら意図的に狂竜病に感染する事ができる。そこに会心強化が加われば…
      実用性ではアクセルレインに若干劣るものの、ロマンを追い求める向きは狙ってみるもの一興だろう。
      シャガル弓でも最終会心率は90%でDPSはオオユミを上回る?聞こえんな。

MHXX

  • G級では限界突破後、ユミ【狼】は天廻龍素材を用いてユミ【凶】へ、
    黒狼殿のオオユミは霞龍素材を用いて新たな銘の「黒狼大弓【玄】」への究極強化ができる。
    攻撃力会心率防御ボーナス射撃タイプスロット
    ユミ【凶】32020%+20連射LV3-連射LV3-連射LV5-(重射LV4)○--
    黒狼大弓【玄】31030%+30連射LV4-連射LV4-連射LV4-(拡散LV5)○○-
  • 性能的には上位バージョンの順当な強化であり、決して弱くはない。
    だが、ユミ【凶】は強撃ビンがLv1止まりであり黒狼大弓【玄】は復活したスキュラ弓
    ほぼあらゆる性能で僅かに上回られているのが辛いところ。
    最終強化が可能になる時期すらあちらはHR解放直前、こちらはHR解放後と水を開けられている。
    スキュラヴァルアローでは1スロットの差でスキルが付けられないというようなケース以外では出番は無いであろう。
    虫が苦手ならこちらを選ぶという選択も一応ある事はある。
  • ただし、黒狼大弓【玄】は溜め4を解放した際の火力だけは非常に高い。
    ただでさえ弓の矢タイプ4種の中でモーション値が最大の拡散5(合計26)を、
    溜め4の補正倍率(1.7倍)と拡散矢強化スキルの高い強化倍率(1.3倍)を加えて撃つ事ができ、
    レベル2強撃ビンも装填可能、しかも会心率が素で30%もあるという好条件が揃った弓は
    この【玄】しか存在しない。
    もちろん、
    • 溜め4以外は全て連射矢なので必然的に最大まで溜めざるを得ない
    • スキル面の余裕も無く集中の採用が難しい
    • どうしても手数が少なくなる
    等の様々な問題点はあるが、それらを乗り越えて放つ溜め4拡散5の威力は
    全ての弓の射撃の中でも最大級である。
    他の弓との差別化を図るなら、一考の余地がある運用法といえる。

ユミ【禍】

MHX

  • 今作ではイャンガルルガの二つ名持ち「隻眼イャンガルルガ」が存在している。
    この個体の素材で作られた弓が「ユミ【禍】」、そして最終強化で隻眼殿のオオユミとなる。
    • 名前こそ黒狼殿のオオユミ系列が元だが、見た目は非獰猛派生のユミ【狼】がベース…というのは
      他の隻眼武器と同様である。
  • 最終強化の気になる性能は
    • 黒狼殿のオオユミより少し高い攻撃力210
    • 会心率は下がって15%
    • 強撃ビンがLV1とLV2の両方に対応(その他ビンは黒狼殿のオオユミと同じ)
    • 二つ名武器の宿命としてスロットは0
    • 矢レベルは連射LV2-連射LV4-連射LV4-(重射LV4)
    • 曲射は爆裂型
    とそこそこ高水準。
    攻撃力が上がって強撃ビンが両対応になったものの、会心率は半減してしまった為、
    期待値は黒狼殿のオオユミと殆ど変わらない。スロットも防御力ボーナスも無し。
    せめて溜め3が連射LV5だったりしたら良かったのだが…。
  • 連射弓としてはやはりテオ弓の壁が非常に厚い。
    攻撃230、LV2強撃ビン使用可で睡眠ビンまで備え、スロット2と今作では大きなアドバンテージを持つ。
    LV2強撃ビンが切れる前に討伐できる場合は全く勝ち目は無い。
    狩技ゲージが貯まりやすい点、強撃ビンを両方使える点、腐りにくい毒を使える点から
    長期戦となりがちな大連続狩猟などでは総合火力はこちらの方が高くなる可能性が高いので
    そちらで使っていくのが望ましいか。
    一応、毒が効く相手なら毒ビン装填時の火力はテオ弓を上回る。

MHXX

  • 究極強化で隻眼大弓【災】になる。
    • 攻撃力330
    • 会心率15%
    • 両レベル強撃ビン、毒ビン(強化)、接撃ビン、ペイントビン
    • スロット0
    • 矢レベルは連射LV2-連射LV4-連射LV4-(重射LV5)
    • 曲射は爆裂型
    • 狩技ゲージ蓄積値1.2倍
    両レベル強撃ビン装填可能な連射弓の中では最高の期待値を持っており、スキュラヴァルアローにも迫るほど。
    毒ビン強化のお陰で別方面の火力も出せる。
    さらに接撃ビン対応なため、刃鱗磨きにより継戦能力を更に伸ばす事すら可能。
    公式戦闘狂のガルルガらしい、火力に特化した非常にマッチョな性能を持っている。
  • ライバルとなりうる連射弓は、継戦能力を捨て期待値で上を行く真名ウプウアウト、スキュラヴァルアロー、
    期待値は劣るが両レベル強撃ビンに加え全異常ビン・接撃ビン対応の轟弓【大虎髯】聖なる弓Gあたりだろうか。
  • 一応、装填数UPを付けると重射弓としても優秀である。
    ライバルになりうる弓は当然二つ名含めいくつかあるが、
    この倍率以上で素会心と毒ビン強化を持つ重射5持ち弓は他にない。

関連項目

モンスター/イャンガルルガ
モンスター/隻眼イャンガルルガ
武器/ガルルガ武器
武器/鳥幣弓 - 派生元となるイャンクックの弓


*1 MH4以降の作品で登場
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