MH3で登場したリノプロスのランス。
草食竜の強靭な甲殻を用いた結果、強力な突進と手堅い防御力を手に入れた。
目次
概要
- 極めて珍しいリノプロス武器。
MHXにてリノプロス素材のヘビィボウガン「リノマリーノ」
およびブルファンゴ素材を併用した片手剣「ラッシュタッグ」が登場するまでは、
唯一のリノプロス武器だった。
- 基本的に下位からリノプロス+αの素材でクルハスターが容易に生産出来る。
そこから1回強化することですぐに入手出来るお手軽武器。
強化していくことで更なる業物に昇華する。
性能
- MH3系列では小型モンスター武器の宿命か、
大型モンスターの素材を使ってしまうとそのモンスター素材に埋もれてしまい、
リノプロス武器の原形を留めたまま最終強化まで辿り着くことができない場合が多い。
MHX以降はリノハスター系列含めてほぼ全ての派生系が最終強化可能となり、
上記の問題は解消されている。
MH3
- ボーンランス→改→クルハスターと経て入手可能。
攻撃力299に緑ゲージと、序盤としては比較的高めの火力を得られる。
しかしながら突いているとすぐに黄色に落ちてしまうので、
斬れ味の管理の大切さを教えてくれる武器でもあった。
- 序盤武器だけあって派生先が非常に豊富。
ここからバギィ素材を突っ込んでアズールクレスト、
ボルボロス素材でラギッドランス、チャナガブル素材でチャク・ムルカへと派生可能。
また、ラギットランス系統からは炎槍アグナコトルに角槍ディアブロス、
強化前のクルハスターから水属性のドロスボーンスピアへ派生出来る。
MHP3
- 今作はロングホーンからの派生となる。
しかしながら僅かに出ていた緑ゲージを没収されてしまい、使いづらくなってしまった。
- 派生先は変わらずアズールクレスト、またはラギッドランス。
ブロスホーンとは別系統になってしまったが、
アグナコトル亜種の参戦に伴いスパイラルヒートから水槍アクアコトル系への強化が追加された。
MH3G
- なんとクルハスターがレア度3、リノハスターがレア度4になり、
上位武器へ昇格するという大躍進を遂げた。
…と言っても、クルハスターはMHP3までのリノハスターと性能的には大差無いが、
なんと尾槌竜の素材を寄越せなどとのたまうようになった。
- リノハスターの性能は、
- 上位序盤としては高い攻撃力345
- 長めの緑ゲージ
しかしながら鉱石武器であるランパート改の方が、
同攻撃力に防御+15、スロット1とほぼ完全に上をいっている。
更に王族カナブンを集めればよいランパート改に対して、
こちらはステキなクチバシ(上位クルペッコの素材)を要求されてしまう。
クルペッコは何かヤバそうな鳴き声でとんでもないヤツを召喚することがあるので、
上位あがりたてでは非常に厳しい相手。
リノハスターの出番はもはや無いと言ってもいいだろう。リノプロスよ哀れなり。
- 強化先はなんとブロスホーン一択。
何故前作で捨てたそれを他の選択肢をかなぐり捨てて拾ってきたのかは不明である。
しかしながら、ブロスホーンの分岐先は3G屈指の超大業物なので、
派生先に注意すれば長く使い続けることが出来る。
ブロスホーンを新規生産した人が殆どだろうが
- ちなみに覚醒で毒属性を帯びる。知ったことでは無い。
MH4(G)
- MH4にもリノプロスはめでたく(?)続投…したのだが…
特に言われもなくクルハスターもろともリストラされてしまった。解せぬ。
更にリストラされても素材元の人気のせいか全く話題にも挙がらない。
唯一無二のリノプロス武器だったのだが…リノプロスよ誠に哀れなり。
- 続くMH4Gにも存在は確認されていない。
MHX
- 次作MHXにて念願の復活を果たす。
更に今回はクルハスターをLv6へ強化すると、最終強化としてリノハスターへ昇華する。
つまり、リノハスターは正真正銘の最終強化武器となったのだ。
- 性能も激烈な強化を受けており、
- かなり高い攻撃力230、ただし会心率-15%
- 匠でまさかの白ゲージを発現
流石に完全上位互換であるオーガーランスには勝ち目は無いものの、
斬れ味レベル+2さえ発動出来れば冗談抜きでコレ1本で最低限の狩りは何とかなる性能を備えている。
初めてランスを手に取るならまずはこの武器を作り、
その後にオーガーランスや他の属性の武器を揃えていくのもいいだろう。
- 素材は従来通りの草食竜素材は要求されるのだが、他には潜口竜に爆鎚竜、
更には尾槌竜に砕竜の上位素材を要求されるという、
これまた従来では考えられなかった難易度になっている。
尤も獰猛化モンスターの素材や特段レアな素材は要求されないので、まだまだお手軽な部類だろう。
- 今作ではクルハスターからの派生先も豊富である。
ボルボロスやディアブロスの不参戦により、削槍ボルボロスや角槍ディアブロス系統は消滅したが、
従来からのドロスボーンスピアや炎槍アグナコトル系統に加え、
今作では新たに王牙槍【若雷】系統への派生が追加された。
MHXX
- 究極強化先として突槍リノプロスが登場。ついにモンスターの名前を冠した。
気になるその性能は、- 高水準の攻撃力350、会心率-15%
- 斬れ味レベル+2でしっかり紫ゲージ30
並み居る強豪モンスターを相手取るには十分過ぎる性能であろう。
- 前作で惜しくも敗れたオーガーランスの強化先ことダイオーガーは、
こちらからマイナス会心を消し紫ゲージを伸ばしただけの存在であり、
今作でもリノプロスの完全上位互換となっている。
そのほかにも嶺衝シュタイフベルクやレッドプロミネンス、
何よりラスボス武器である真名セルケトヘティトなど並み居るライバル達には勝ち目が薄いものの、
それに肉薄できるだけの火力を出せる辺り草食種武器としては大健闘していると言えるだろう。
さらに、大型モンスター武器に食らいつくだけの性能を有していながら、
獰猛化素材を必要とせず、G★4に上がってすぐに作成出来るのも見逃せない。- 特筆すべき点として、G★4ランスの中では紫ゲージと攻撃力がかなりの高水準。
そのためMHXXから始めたランサーはもちろん、
前作で上位攻略用として用いていた経験者もG級攻略用として再び手に取れるだろう。
相変わらず大型モンスターのレア素材も用いないため、強化も難しくはない。
- 特筆すべき点として、G★4ランスの中では紫ゲージと攻撃力がかなりの高水準。
- ちなみに、ランスにモンスター名を冠するのは現在ではかなり多く、
ざっと見渡してもこれだけ存在している。
本当に錚々たるメンツの中に突っ込まれている。
MHRise
- 前作MHWorldではリノプロスが登場を逃していたが、今作でめでたく(?)復活。
本武器も復活し、途中で乗っ取られることなくリノハスターまで強化可能。
…ではあるのだが、最終強化となるリノハスターの性能は、- 平均的な攻撃力190、ただし会心率-10%
- ついに付与された防御+10
- 斬れ味は緑ゲージ。匠Lv1から青ゲージ、Lv4で白ゲージ
- Lv3のスロットが1つ
- 百竜強化は防御力強化II、痛恨の一撃、小型特効
- 「マイナス会心こそあるが高めの攻撃力に匠で白ゲージ」というMHX系列の無難な性能から一転、
マイナス会心率をそのままに攻撃力を落とされてしまった。
今作では物理火力が重視される傾向にあるだけに惜しい弱体化である。
加えて、匠を発動させる難易度が非常に高いのも向かい風。Lv4ともなれば尚更である。
こうなるとやはりというかナルガ武器がほぼ上位互換になるほか、
数値と環境の両面から超絶強化された角槍ディアブロスには逆立ちしても勝てる見込みがない。
属性持ちの武器にも、物理火力の時点でリノハスターを上回る武器は多く存在する。
- ただし、MHX時代のような大型モンスター素材は一切要求されることなく、
小型モンスター素材だけで最終強化まで全てを賄うことができる*1。
そのため、作成難易度は群を抜いて簡単。完成時期も上位砂原解禁時なので早い。
- 総じて、「良くも悪くも小型モンスター武器」というMH3系列時代の性能に戻ったと言えるだろう。
リノハスターを最後まで使い続けるのは厳しいが、攻略用としては変わらず現役である。
また、クルハスターIからはMH3G時代と同じくブロスホーンに派生する。
前述の通り、今作の角槍ディアブロスは最強クラスのランスとして名を馳せているため、
上位ディアブロスを狩猟したら巻き戻してブロスホーンへ派生させ、末永く使うこともできる。- なお、3Gと異なりブロスホーンはクルハスターIからの強化でしか入手できない。
そのため、使うかどうかはともかくクルハスターI自体は大量生産されていたりする。
- なお、3Gと異なりブロスホーンはクルハスターIからの強化でしか入手できない。
- 後のアップデートにより、百竜武器の外装変更でこの武器を選択することが可能になった。
百竜鎗【変幻自在】はいずれの属性も実用レベルに強化できるので、
リノハスターに思い入れのあるハンターは外装変更で選択してみるといいだろう。
MHR:S
- MRにて再び強化され、リノハスター改を経て無事突槍リノプロスの銘が復活。
傀異化牙獣種から得られる傀異化した骨を用いて最終強化される。
その性能は、- 高めの攻撃力350、会心率-10%
- 安定の防御+30
- 素で白ゲージ。匠でも紫ゲージは出ず
- 武器スロットはLv4が1つ
- 百竜スロットはLv1
突槍リノプロスもMHXXを彷彿とさせる安定感を手に入れた。
- 相応に強化された突槍リノプロスであるが、今作では思わぬ伏兵が存在する。
同じく序盤のお供として重宝されたカムラノ傑鎗である。
攻撃力は330とやや劣るものの、その差は紫ゲージと会心率の差で容易にひっくり返す。
さらにLv4に加えてLv2の通常スロット、Lv2の百竜スロットを備えるため、
手持ちの護石にもよるが厳しい相手となっている。
困ったことにあちらもEX★1の傀異化した皮を用いるため、制作時期での差別化もできない。- 同時期にはカムラノ傑槍と同火力に防御+30を備えたロストバベル改も作成できてしまう。
スロットはLv3に落ちるものの百竜スロットはLv2であり、こちらも厳しい相手である。
- 同時期にはカムラノ傑槍と同火力に防御+30を備えたロストバベル改も作成できてしまう。
- 上記2振りがランス全体の中でも優秀なのでイマイチ目立てない結果に終わったものの、
MHXX同様MRの高難度クエストを普通に戦えるだけの性能は持っている。
時には使ってみるのも良いだろう。
傀異化鳥竜種が極端に苦手なら大真面目に採用を検討しても良いかもしれない
余談
- 上記のように、解説文には「手堅い防御力を手に入れた」とあるが、実際に防御力ボーナスはない。
おそらく、ランスの高いガード性能を表しているものと思われる…が、
防御力詐欺と取られても仕方のない表現であるのは否めないかもしれない。- その後、MHRiseにて僅かだが防御力ボーナスを手に入れた。
百竜強化で防御力強化を施すこともできるようになり、偽りではなくなっている。
- その後、MHRiseにて僅かだが防御力ボーナスを手に入れた。
- 強化前の銘が色々ややこしく思われるが、れっきとしたリノプロス素材の武器である。
- さらにMHWorldではクルルハスターという武器まで登場。紛らわしいことこの上ないが、
MHRiseでは銘が変わったため、クルハスターとクルルハスターが共演することはなかった。
- さらにMHWorldではクルルハスターという武器まで登場。紛らわしいことこの上ないが、