七星の第三の具現。研ぎ澄まされた絶影の煌明はしじまの中、命を刻む。
MH3Gに登場するナルガクルガ希少種の素材から作られる片手剣。いわゆる七星武器のひとつである。
目次
概要 
- 元ネタは中国の道教思想に基づく北斗七星を意匠とした刀剣。
禄存の名は北斗七星を構成する星のひとつ、おおくま座γ星であるフェクダ星の中国名に拠る。
- 強化順はヒドゥンエッジ→闇夜剣【昏冥】→無明刃【道諦】→エクリプスエッジ→七星剣【禄存】。
ヒドゥンエッジは一発生産のほかギギネブラの武器である「トキシックファング」からの派生強化となっている。
なお、片手剣には亜種の素材をメインとした武器は存在しない(一応ベリオロス亜種の武器で棘を使用する)。
性能 
- 攻撃力こそ336(武器倍率換算で240)と高いといえる数値ではないものの、
会心率はMH3Gの片手剣でもぶっちぎりトップの35%、
これによる攻撃力期待値は365(武器倍率換算で261)で片手剣中3位だが、
その斬れ味はなんと紫50+白50で匠いらず、
覚醒で180と低めながらも毒属性が付く。更にスロットが2つあり、汎用性も良好。
爆破属性の「破岩剣デストルクジオ」一強とまでいわれる3Gの片手剣の中で、
数少ないまともな選択肢に挙げられる武器のひとつである。
それも不門外やコロドライトなどのような特化運用ではなく、
汎用性というデストルクジオの土俵上ですら真正面からぶつかり合えてしまうレベルである。- とにかく圧倒的な斬れ味と会心率で、無属性片手剣の中ではまごうことなく最強。
攻撃の数値だけ見ればこれを上回る片手剣は多く存在するが、斬れ味・会心率を考慮すると
これを上回る無属性片手剣は存在しない。
毒をメインとするなら片手剣には他にも選択肢があるので、覚醒毒はおまけ程度。
とはいっても、相手次第なら覚醒させておくことで確実な時間短縮が期待できる。
- とにかく圧倒的な斬れ味と会心率で、無属性片手剣の中ではまごうことなく最強。
- 斬れ味ゲージがデフォで最高なので斬れ味レベル+1を発動させる意味はない。
安定性を求めるなら業物や砥石使用高速化をつけると良いだろう。
特に業物に加え覚醒・状態異常攻撃強化+2が発動するネブラXシリーズとの相性は良好だが、
覚醒を付けず無属性として運用するならば他にも様々な装備・スキル構成が考えられる。
これほど優れた斬れ味なら前述の業物や研ぎ師を外しても大きな問題にはならないことも、
この武器の強さに拍車をかけている。
- 作成難易度はお察しのとおりヤバいの一言。
最終強化までに迅竜の天鱗2枚、朧月の欠片と言ったおなじみのレア素材は当然のこと、
他のナルガクルガ(原種・希少種)の素材も結構な数要求される。具体的には、- 迅竜の剛刃翼を6枚
- 月迅竜の重尾棘を5本
- 月迅竜の透刃翼を4枚
- 月迅竜の重牙を6本
他のモンスターの素材はベリオロス亜種の強靭な大胸膜くらいだがこれも3枚。
この拷問とも言える素材集めに打ち勝ち、生産できた時の喜びもひとしおであろう。
他の武器との比較 
- MH3Gにはスキル「覚醒」が存在するため、完全に無属性の最終強化片手剣というのは1本も存在しないが、
この武器のように攻撃力が高く属性値が低い、無属性武器としての運用が基本となる片手剣というのは
他にも結構ある。
片手剣はよほど物理性能がぶっちぎってない限り属性重視で使うのが基本であるが、一応比較してみると、※斬れ味はデゼルヴェント・七星剣【禄存】以外は斬れ味レベル+1発動時のもの。武器名 攻撃力 武器倍率 会心率 期待値 斬れ味 覚醒 備考 オリクロマティア 350 250 0% 250 紫20 氷250 デゼルヴェント 364 260 0% 260 紫10
(匠不要)火170 嶺刻ブルトカロデナ 364 260 0% 260 白60 水200 防御力+40 頑剣ギレオム 364 260 0% 260 白70 睡眠200 防御力+20 狼牙剣【欲獄】 364 260 0% 260 紫40 龍370 黒呪剣アニマ 420 300 -20% 285 青80 氷190 七星剣【禄存】 336 240 35% 261 紫50
(匠不要)毒180 皇剣アークカリオン 364 260 10% 266.5 紫30 水240
(覚醒不要)斬祇刀【アヤメ】 364 260 10% 266.5 紫20 龍200
(覚醒不要)
※期待値は武器倍率と会心率のみを考慮しており、斬れ味補正は含まれていない。 - 武器倍率250以上の面々を見ただけでも上記のようなものがあるが、
実際はギレオム・欲獄に関しては属性の関係上覚醒させての運用が基本となっている。
他の面々を見ると、ぱっと見では黒呪剣アニマの期待値が頭ひとつ抜けているようであるが、
斬れ味ゲージが青、繰り返すが青。この時点で論外である。*1
最大斬れ味の持ちを考慮した期待値で比較するならあちらの勝ちだが、
こちらの紫ゲージもかなり長く、斬れ味が落ちた段階で研いでいけば、
結果的にこちらのほうが高火力を維持出来る
(研ぐ間のダメージも、火力差ですぐに取り返せる)。
残りの面々はほとんどが期待値の時点で禄存を下回っている。
- 皇剣アークカリオンと斬祇刀【アヤメ】には期待値で僅かに劣る。
本作においては意外にも属性武器が物理期待値トップをかっさらうという珍しい事態になっている。
しかし極めて僅差である上にアークカリオンもアヤメもやはり斬れ味カバーが必須であるため、
実運用では水(龍)属性が弱点の相手でなんとか横並びといったところである。
物理特化の領域で議論の俎上に載せられる数少ない武器として頭においておくと良いだろう。
アヤメは対抗馬が強すぎて龍属性枠でも話題にならないが
- 上記の結果を見ると飛び抜けて無属性最強というわけでもなくね?と思うかもしれない。
しかし禄存は紫と白の総合ゲージが非常に長く、匠も業物も外して問題ないという大きな強みがある。
他はスキル枠に匠がほぼ必須で、覚醒まで必要になれば火力強化スキルは一つか二つが限度。
防御・回避系のスキルが欲しければ一つ削ることも考えなくてはならない。
というか匠と覚醒を両方発動させるとなるとその時点で装備の組み合わせが大きく限られ、
匠を発動させても紫ゲージが短いとなると、砥石使用高速化や業物のどちらかも欲しいところである。
対してこちらはもう好きなように詰め込めるため、補強火力で他を大きく引き離すことが可能。
片手剣の性質を考えれば恵まれているを通り越して軽く反則の領域に入っていると言える。
このように無属性の範囲で勝負すればもちろん、有属性が一部を除いて殆ど死んでしまった今作では
今作の全ての片手剣と比較しても相当な実力である。
- 毒属性武器として見るならば、毒属性の片手剣にはライバルが少なからず存在し、
- MH3G毒モンスの代名詞ギギネブラの「邪閃エペ=ギルタナス」(毒400、2スロ)
- 白ゲージで覚醒が要るが属性値ならナンバーワン「ダーティーグラフ」(覚醒毒550、3スロ)
- 物理攻撃力に優れる
(ただし匠でも白ゲージ)「テイジオタバルジン」(毒220、攻350、スロなし)
しかし上2つは属性値の高さからこの武器とは運用の仕方がだいぶ異なり、
テイジオタバルジンは立ち位置こそ被るが斬れ味・会心率の面から完全にこちらが勝っている。
余談 
- 例の超鬼畜クエを全武器でクリアした超一流ハンターが片手剣で装備していたのがこれである。
ちなみに、35分針で覚醒なしとのこと。そもそも、ブラキディオスは爆破属性への耐性が高く、
弱点の水属性も片手剣で狙うことになる足には通りが悪いことを考えると、
片手剣ではこれが最適解とまで言われているほどである。
- 攻撃力がそこそこで、斬れ味をはじめとした他の性能が非常に優れているという点では、
龍属性武器の神滅剣アル・ゾディアが似た立ち位置にある。
龍が通れば基本的にあちらが最適解なので、使い分けていこう。
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