暗き地の底から出づる十四の
破壊。第四の破壊は暗闇へと堕
ちた太陽と月の形をしていた。
目次
概要
- MHR:Sで初登場した双剣。
本作のラスボスであるガイアデルムの素材を使用して作られる。
先端に正円に近い三日月状の刃がついたステッキのような形をしている。
モンハンとコラボ歴のある作品で言うと美少女戦士セーラームーンのムーンスティックにかなり近い見た目。
生産画面でショーテルだと思った皆様にとっては残念だが、ショーテルの握り方はしてくれない。- 一見どちらも三日月状の刃に見えるが、右手の刃はフレアを意識したような装飾が付いており、左手の刃にはない。
説明文から察するに、これらは三日月ではなく日食と月食を表しているのだろう。
因みに納刀すると円刃部分が重なり合って綺麗に丸くなる。
- 一見どちらも三日月状の刃に見えるが、右手の刃はフレアを意識したような装飾が付いており、左手の刃にはない。
性能
MHR:S
- 冥淵双刃ルナリヨスは一発生産でのみ入手可能で、それ以上の強化先は無い。
気になるその性能は、- 龍属性双剣ではトップの攻撃力340
- 足を引っ張る会心率-25%
- 龍属性双剣ではワーストの龍属性13
- 斬れ味は素で長い紫。匠で延長可
- 装飾品スロットは無し
- 百竜装飾品スロットはLv3
- やはり双剣として肝となるのはその紫ゲージの長さ。
流石に赫絶の対翼カトルクスとは比べられないものの、その他の龍属性双剣と比較すると明らかに素の最高斬れ味が長い。 - 対して、問題になるのはその会心率。
見切りと弱点特効をLvMAXまで積んでも会心率65%までとかなり手厳しい。
装備構成によっては挑戦者等で更に盛ったり、百竜装飾品に鋼魂竜珠を込めてどうにか上げることも出来るが、
ここで挙げた4つをフル活用しても100%にならない、と言えば-25%の重みが理解しやすいだろうか。
この為、会心率が0%程度の双剣と比べると達人芸や超会心との相性は比較的悪く、
攻撃力を上げるなら攻撃スキルが、斬れ味補助は業物等の方が候補としては挙げやすいだろう。
ただ、会心率はマイナスから0に近づける際は上昇率がいいのでそれも留意したい。
会心スキルを盛りたい武器である割にこの武器自体のスロットに空きが無いことも
構築の難しさを引き上げていると言える。
ただ、ティガ武器やディア武器同様ファイトアイルーのサポートによって
強力なフォローを受けられる。この武器を愛用するなら、ファイトアイルーのカスタムを怠るべからず。 - また、属性値の低さも問題となる。
いくら龍属性攻撃強化に固定値があるとしてもこれでは雀の涙にしかならないだろう。
鬼人化や鬼人強化は固定値なしの倍率計算なのでなおさらである。
このため、開き直って無属性双剣として扱うのも手となる。
会心率の都合もあり、今作で相対的に扱いにくくなった鉄蟲斬糸もこの武器ならやっていける。
そしてティガ双剣がまた割りを食うのであった
こちらについては、効果を変えて復活した連撃*1で補強が可能。
加えて、実力やモンスターとの相性も考慮する必要があるが、伏魔響命や血氣覚醒でも
加算での強化を受けられる。- 素の属性値が低いおかげで、相対的に傀異錬成による恩恵は他の武器より大きくなる。
属性強化Lv4(+12)で25、Lv5(+15)で28と約2倍、
Lv7(+27)ともなると40でなんと約3倍にもなる*2。
龍弱点相手なら攻撃力強化よりも期待値が上になるので、龍弱点に担ぐならぜひ属性強化したい。- ただ、伸びると言っても龍弱点に対しては素直に他の龍双剣で殴った方が高いダメージを出せたりする。
いくら属性強化の恩恵が大きいとは言え、それでは非常に空しい。
したがって、あえて攻撃力強化で物理特化にし、差別化を図るのも手だろう。
- ただ、伸びると言っても龍弱点に対しては素直に他の龍双剣で殴った方が高いダメージを出せたりする。
- 素の属性値が低いおかげで、相対的に傀異錬成による恩恵は他の武器より大きくなる。
- ちなみに百竜スロットLv3だが、Lv3にはあまり相性の良い百竜装飾品がない。
鬼人激化はわずかに○○特効より期待値が上だが、長所の継戦能力を喪失する点を考えると論外。
属痛竜珠も素の属性値が低すぎて話にならない。結局Lv2の○○特効を付けるのが最適であり、
スロットの高さがあまり噛み合っていない。
一応、種族がバラバラの複数狩猟に限り、鋼龍の魂が候補に挙がるぐらいか。
- 上でも少し触れたが、実は無属性双剣とそう変わらない物理期待値を持つ。
長い紫、ファイトオトモによる伸び代から物理特化としては中々優秀である。
というよりスキルを積んでいくと、下手な無属性双剣より物理期待値が高くなるため、
こいつの存在が無属性を脅かしているまである。流石はラスボス武器といったところか。- 龍が5~10程度とわずかに効くモンスターは意外と多い。
そういった相手に対しては無属性よりも高いダメージを出せる。 - ただ、傀異錬成を進めていくことで性能にボーナスが発生するのだが、
無属性武器の方が属性武器より攻撃力の強化幅が大きい*3。
一方で、上述の通り属性にも強化が施されるため、やり込むことでより相手を選ぶ必要性が生じる。
- 龍が5~10程度とわずかに効くモンスターは意外と多い。
- 性質上、傀異討究クエストを中心とした弱点がバラバラの複数狩猟に向いている。
また、双剣デビューしたいが属性別に揃えるのが面倒、という人にも向いているかもしれない。- 物理と斬れ味だけに目を向ければ、装備変更がいらず砥石もほぼ不要で、
一桁でも龍属性が通るという共通点があれば、大半の無属性を期待値で上回る。
(多少相手を選ぶが)快適さと火力を両立した狩りが可能となり、その点で差別化できる。
- 物理と斬れ味だけに目を向ければ、装備変更がいらず砥石もほぼ不要で、
余談
- 武器名はラテン語で月を意味しローマ神話の月の女神の名前でもある「ルーナ」に
ギリシャ語で太陽を意味し太陽神の名前でもある「へーリオス(イリョス)」を組み合わせたものと思われる。
十四の破壊としてのこの武器のモチーフはそれら月と太陽を暗闇に落とす「蝕」であろう。- この武器だけギリシャ語だけでなく異なる言語・神話を組み合わせて命名したのは「蝕」っぽさを出すためだろうか?
- ルーナもヘーリオスも時代が下るにつれ他の有力な神に習合されていった経緯を持つので
その点でも「蝕」を表していると言えるかもしれない。 - また同じ双剣でルナガロンの素材を使った「氷輪爪フェンガル」がギリシャ語の「月」を由来としているため、
そのネタ被りを避けるために変えた可能性もある。 - 間違えやすいが、「ルナヨリス」ではない。
太陽や月は上記の通りに数多くの神話で崇められ、神として扱われる事が多い。
そしてその太陽や月が一時的とはいえ光を失う≒神としての力を失う、ということは古代の人間にとっては一大事であり、
神の力をまた盛り返してもらうために人間や家畜の命を捧げる、いわゆる生贄を行った記録は世界中に存在する。
- ガイアデルムは奈落の太陽とも称され、太陽をモチーフとして強く意識したデザインをされたモンスターなのだが、
この武器がサンブレイクしているわけではなく、他の武器種ではそこを意識している様子はないため、
この武器のモチーフの片方と被ったのは偶然の一致だろう。