MH3以降の作品に登場する片手剣の一種。太古の塊を鑑定すると稀に手に入る。レア度は4。
長い年月の間地中に埋もれていたことで見る影もなく錆びついてしまっており、
本来の片手剣としての機能はほぼ完全に失われている状態である。
錆びた片手剣の上位バージョン。
目次
性能
MH3
- MHシリーズ史上最弱のステータスを誇る武器である。
その驚くべきステータスとは…- 攻撃力:70
- 属性:無属性
- 会心率:-70%
- 斬れ味:赤
- スロット:無し
- 上記の通り、下位のアイルーさえ無事に撃退できるかも怪しいレベルのステータスである。
ハンターナイフなどはおろか、もはや古ユクモノ鉈にすら劣る。風化しているのだから当然なのかもしれないが。- ちなみに、MHP3の初期装備の古ユクモノ鉈の攻撃力50に、
片手剣の武器倍率1.4を乗じると70に成るため、攻撃力は同等だが、
古ユクモノ鉈は斬れ味黄で会心率0%である。
斬れ味レベル+1を発動させても結局赤のままという問題児。
MH3では覚醒発動対象外の無属性近接武器は存在しなかった事を考えれば、その酷さがさらに際立つ。
確かにMH3の凄くさびた○○や凄く風化した○○という武器はどれも性能が致命的だが、
ここまでひどい武器は他に無い(凄くさびた片手剣もかなりひどいが)。
このままではとても武器として成り立たない。
早急に素材を集めて強化してやろう。
この武器は強化の果てに祀導器【一門外】となって初めてその真価を発揮できるのだ。- こんな有り様だが、片手剣である以上尻尾はきちんと切断できるのだから恐ろしい話である。
こんな錆まみれのナマクラでザクザク斬りつけられたら、切断された方もたまったものではないだろう。
- ちなみに、MHP3の初期装備の古ユクモノ鉈の攻撃力50に、
- MH3発売当時は既にモンハンシリーズ誕生から5年の月日が経っていたが、
ここまで酷い性能の武器と言うのは(派生作品のMHF等にまで目を向けても)一切存在しなかった。
それ故にこの悲惨な武器性能は一部でネタにされ、
中にはあえてこの武器でどこまで戦えるか縛りプレイに挑戦してみたと言う人もいたようである。
- 鑑定元である太古の塊はオンライン専用の街上位クエストでしか入手できないため、
オンラインサービスが終了している現在では残念ながら、新規で入手することはできない。
MHP3
- 流石に酷いと思われたのか、申し訳程度に斬れ味:橙が出るようになった。
斬れ味レベル+1で伸ばすこともできる。
いやまあこれでも「どうしろと。」としか言いようがないが…。
MH3G
- 斬れ味ゲージは橙色で続投。
また、覚醒発動時の龍属性値が100と若干強化された。
ただし、若干過ぎて相変わらず実用性は皆無に等しい。- 一応、弱体化であればともかく、
作品の変化に伴って90も属性値が強化されているという事例は比較的珍しい部類に入る。
作品の変化に伴ってこれ以上の属性強化を受けた武器はない訳ではないが、
いっそ90も上げるなら強化先の方を90上げても良かったのでは…- あるいは10倍と見れば、後から属性がついた武器を除くと他に類を見ない。
どっちみち誰も得をしないことには変わりはないが。
- あるいは10倍と見れば、後から属性がついた武器を除くと他に類を見ない。
- 一応、弱体化であればともかく、
MH4
- 覚醒時の龍属性を没収され、完全に無属性武器へとなり果ててしまった…のだが、
その代わりか攻撃力は98、会心率は-30%へと大幅に改善し、
さらに斬れ味レベル+1で黄色ゲージを手にするという躍進を遂げた。
だからどうしたというレベルではあるが。
MH4G
- 一門外系列以外に新たな強化先テオ=スパーダが登場。
非常に強力な爆破属性武器であり、片手剣使いは再び太古の塊集めに舞い戻ったとか…。
MHX
- 攻撃力は110(換算154)までアップしたが、その代償に会心率はふたたび-70%に戻った。
斬れ味は相変わらず橙で、レベルアップに従って僅かずつではあるが黄色が出現する。
Lv3まで鍛えると4G同様テオ=スパーダと祀導器【一門外】に派生させることができるのだが、
無視して最大のLv5まで鍛えると銘が「風化した片手剣」と変化。
なんと攻撃力が110から270になる。
270という攻撃力は今作で登場した白骸の鬼角(攻撃力260)や
覇濤剣クーネマキカム・崩天鉈キクキオンカム(攻撃力250)を上回り、
今作の片手剣では最高の値である。
- 風化した片手剣まで強化した際の説明文は以下の通り。
工房とハンターの意思がここまでの強さをもたらしたということか。凄く風化した片手剣の最終版。
復元加工をしないという頑固な意思
が生んだ強力な錆片手剣。
錆武器にまで情熱を注ぐ彼らの意思力には頭が下がるばかりである。- とはいえ斬れ味は凄く風化した片手剣Lv3の時の黄色のままでありやはり弱い。
……と思いきや匠のスキルで斬れ味を伸ばすとなんと青ゲージが顔を出し、
まさかの斬れる錆武器という実用レベルな代物に変貌する。
一念岩をも通す、というが、ハンターの一念…もとい執念は甲殻までをも通すのだ。
が、会心率は-70%のままなので会心率を考慮した場合、
攻撃力の期待値は222.75と他の無属性片手剣と同じ程度であり、
斬れ味の悪さ故に扱いにくいものになっている。 - だが今作はスキルの他にアイテムなど環境が非常に恵まれているため、一概に劣化と断ずるのは早計である。
スキル面では鈍器により、斬れ味の悪さも利点とできる上に、
斬れ味を伸ばす際の短い青ゲージも剛刃研磨による維持も可能。
更に会心率の補強が見切り以外にも、仕様が戻された弱点特効、新スキルの連撃の心得、
スキル以外にも会心の刃薬や狂竜身など過去作よりも会心率を上げる手段が格段に増えたため、
会心率をプラスに転じさせることも容易である。
惜しむらくは会心率をそこまで強化するならば、(斬れ味補強に用いるスキルポイントで)
代わりに超会心を発動させた他の武器の方が強力であるという点だろう。
環境に恵まれているのは他の武器も同じである。
- とはいえ斬れ味は凄く風化した片手剣Lv3の時の黄色のままでありやはり弱い。
- この特徴は、かつての歴戦の剣にも通ずるところがある。
錆まみれの武器を入念に研磨して入手できる点、
作中屈指の物理性能持ちの無属性剣である点が一致している。- 立ち位置的にはMHP版になってしまうが、
匠があれば実用レベルになるという点も共通している。
- 立ち位置的にはMHP版になってしまうが、
MHXX
- 究極強化で「少し風化した片手剣」となる。
素の斬れ味は黄色、会心率は-70%と全く改善されていないが、攻撃力は脅威の380まで伸びる。
- 斬れ味は匠+2を発動させることで白ゲージが10だけ出る。
剛刃研磨で白を維持するも良し、その下にある青ゲージ20と合わせて業物+臨戦で戦うも良し。
- 会心率に関しては、前作同様に手を尽くしてカバーするのも良いが、
逆にマイナス会心を利用する痛恨会心を付けるのもアリだろう。- 痛恨会心を使用する場合、会心率を上げる会心の刃薬や狩技混沌の刃薬を使用すると
実質的な攻撃力が下がることには要注意。
特に今作の片手剣の強みの1つである混沌の刃薬を実質没収されてしまうため、
他の片手剣とは大幅に異なる立ち回りが必須となる。 - 白ゲージ+痛恨会心時の期待値はあの牙牙我王の大回転をも超える。
ここまで揃えると正直無茶苦茶な強さだが、維持が困難な斬れ味とスキルの重さもあって扱いはとても難しい。
まさに究極のロマン武器である。
- 痛恨会心を使用する場合、会心率を上げる会心の刃薬や狩技混沌の刃薬を使用すると
余談
- MH2やMHFでは、「凄く風化した双剣」という似たような立場の武器が存在する。
こちらは、会心率が0%で斬れ味レベル+1をつければ緑ゲージが得られると大分マシな
性能である。だから、どうだというわけではないのだが…- なお、片手剣には「風化した」系列は存在せず、「凄くさびた小剣」となっている。
MHFでは「凄くさびた小剣」はその攻撃力の低さを見込まれ、
一部のイベントクエストで貸し出し装備となる場合がある。
- なお、片手剣には「風化した」系列は存在せず、「凄くさびた小剣」となっている。
- 会心率だけで見比べれば、
MHFには素の会心率が-100%というとんでもないライトボウガンが存在する。