天の峰に舞う神の軽弩。その一射は神の一息。
大水の針のごとき威力は一切衆生を穿つ。
MHP3のラスボス、アマツマガツチの素材から誕生したライトボウガン。
目次
概要 
- 黒い持ち手、金色の銃身をもつ。
武器名の通り銃身を針のような物が貫通している。何の意味があるのかは分からない。
あるいは矢のようにも見え、ロングバレルを付けるとさらに矢らしくなる。
しかしサイレンサーを付けると針が完全に隠れて名前詐欺になってしまう。
一部分がゆっくり明滅しているのもアマツ武器らしい特徴。
また、弾を装填するとボウガン下部に扇のように飛膜が姿を現す。
これを見ると装填している弾数がわかるというボウガンとしては初のギミックを搭載している。
4発までしか対応していないが、リロードするタイミングを把握するのには問題ない。
実際これを見て判断することがあるかと言われると……。 - 武器を構えたときの音や銃声こそ普通であるものの、
リロード時に「ビー」という明らかに電気銃の様な稼働音が鳴る。
電気銃は別名テーザー銃で「針」を放つのだが、それを意識したのか。
- 共通性能として軽いマイナス会心があること、
そして火炎弾、水冷弾、電撃弾、氷結弾の速射機構を搭載している。
速射の連発数は扱いやすい3発で、反動も小さい。
反面、属性弾も含めた装填数は通常弾を除いて心許なく、
リロードと反動性能も普通であり、状態異常弾も毒弾ぐらいしか扱えない。
更に軽いとはいえマイナス会心があるため、
この銃の真価を引き出すには複数属性弾の速射を活かす必要がある。- 4属性弾速射として真っ先に思い浮かぶのは阿武祖龍弩。
この銃は単純比較してLV1貫通弾が普通に扱えるようになった代わりに、
軽いマイナス会心というペナルティを課せられたという感じになっている。
- 4属性弾速射として真っ先に思い浮かぶのは阿武祖龍弩。
- 2017年時点で、登場作品でのレア度は全て7となっている。
MHP3 
- 初登場。作成に必要な素材は全てアマツマガツチのものであり、
ラスボス武器にありがちな「他のモンスターのレア素材を使う」といった鬼畜仕様はなく、
アマツマガツチさえ制すれば作成は十分目指せる。
ただし、レア素材の天空の龍玉1個がちゃんと要求され、
生産費用も120000zと高額なので注意。
- 性能を簡素に纏めると
- 攻撃力210、会心率-10%で攻撃力は更にブーストすることができる
- スロットが1つ。少しとはいえスキル自由度を高く確保
- MHP3での評価はバランス崩壊に近いレベルの高性能という声が多い。
これはとある要素によって、装填数の少なさを軽視できるほど属性弾の威力を高められたためである。
銃自体は装填数が少ないため単属性特化銃に劣るのは変わらないが、
逆に言い換えれば属性弾だけで十分沈められるということが、
この銃だけ作れば4属性を弱点とする相手に立ち回れるということである。
そのこともMHP3時代の、この銃の性能に欠点がないと認識されるのを助長したと言える。- 無論、銃自体の性能は単属性特化銃と比べて突起しているほどではなく、
寧ろ1属性に偏らせるとこの銃の個性である「4属性弾の速射」が薄れてしまうのだが、
それが上記の通り別の形で認識されることで個性が認識されていった。 - バランスブレイカーと呼ばれることが多いこの銃だが、
実際の要因は銃の性能ではなく、スキルによるものだったと結論付けられる。
- 無論、銃自体の性能は単属性特化銃と比べて突起しているほどではなく、
MHX 
- アマツマガツチの復活に伴い登場。
凶針【水禍】として生産し、LV2を挟んで最終段階「天嵐ノ針【水天一色】」となる。
- 性能を纏めると
- 攻撃力は200で、強化する毎に+10されていき最終的に220となる
- 会心率は-10%。通常弾以外の装填数の少なさは健在
とりあえずどの場面でも活躍するというのは変わりないものの、
当時と違ってW属性速射が猛威を振るえる環境ではないので、
この銃の真価を発揮するのであればちゃんと運用方法を考える必要がある。
- 武器内蔵弾はLV2斬裂弾と鬼人弾、硬化弾。
強化を進めることで更にLV2火炎弾とLV2滅龍弾が加わる。
鬼人弾、硬化弾が内蔵されたことによって弱点の1つであったPT支援能力が少し改善された。
また、速射出来ない滅龍弾はともかくLV2火炎弾の存在によって火属性の運用に関して、
他属性より長けているという特徴が現れた。
水属性を扱う古龍なのになんで火属性が追加されるんだと言ってはいけない- 一応、この追加されたLv2火炎弾にはちゃんとした理由がある。
元々火炎弾は、調合数が1個で固定であるため、
最大数調合を前提で調合分を考えた場合、他の属性弾より明らかに少なくなる。
今作では、狩技の完全調合を使うことで上述の点が浮き彫りになるため、
不足分を補うために、火炎弾と、同じく調合数分が少ない滅龍弾が、
内蔵弾として搭載されていると考えられる。
- 一応、この追加されたLv2火炎弾にはちゃんとした理由がある。
- 上記の通り、真価を発揮するにはちゃんと運用場面を選ぶ必要がある。
属性弾の装填数が少ないこと、狩技の全弾装填IIIを用いて通常弾も織り交ぜようにも、
会心率-10%が少しとは言えダメージに影響を与えていることは見逃せない欠点である。
更に今作の単属性特化銃はメインとなる属性弾の扱いだけでなく、
武器内蔵弾やサブ弾にも恵まれている物が多く、上手く扱えばそれだけで事足りることが多い。
そしてこれらも全弾装填IIIを用いれば速射と強力なサブ弾の弾幕を遺憾なく発揮できるため、
それらと比べるとどうしても2歩と言える程劣るのである。
一応、第2弱点も含めた属性弾で攻めるということも出来なくはないが、
有効なレベルでの第2弱点持ちモンスターはそこまで多くなく、
弱点属性がバラバラなモンスターが複数登場する場面でこそ、この銃が真価を発揮する。
仮に有効でも、しっかり狙って攻めていく腕前とその部位があるという知識が要求される。
結論を述べると、器用さを活かせる場面、
つまり複数のモンスターが登場するクエストでないと、その真価を発揮できないと言える。
尤もスキルのお陰とはいえ、MHP3時代のそれが異常だっただけでいつも通りに戻っただけなのだが。- 幸い、MHXは複数のモンスター狩猟クエストが多いため、この銃が真価を発揮できる場面は多い。
MHP3時代では味わえなかった、
器用貧乏の性能をフルに発揮出来る環境下で運用した場合の爽快感を味わってみるのも一興だろう。 - また、フルに性能を発揮させるには上記のことが響いてくるが、
裏を返せば、「どんなモンスターでも一定以上の火力を発揮できる」というのも、
水天一色のみが持ちえる利点といえる(剣士で言えば爆破属性武器がそれに相当する)。
複数人で多様なクエストを順番にやっていく場合等、
いちいち装備変更せずサクサク進めたほうが良い状況の場合は、
この銃を用いるメリットが生まれる。- どちらにせよ少ない装填数を補う装填数UP、
豊富な属性弾速射を強化できる(普通の)属性攻撃強化とは相性が良いので、是非とも発動させたい。
- どちらにせよ少ない装填数を補う装填数UP、
- 幸い、MHXは複数のモンスター狩猟クエストが多いため、この銃が真価を発揮できる場面は多い。
- 4属性弾速射という性質から、ふらっとハンター用の装備として需要が高い。
MHXX 
- 初となる、アマツマガツチのG級登壇によってこの銃もG級段階が解禁された。
限界突破した水天一色を経て、最終段階で「太虚ノ針【沖天】」にその銘を変える。
攻撃力は大きく上がって320となり、沖天で330となる。
それ以外の基本性能は一切変化しない。
- 限界突破することで、4属性弾速射銃としては初となる属性弾の装填数強化が行われる。
対象はアマツマガツチが操る「嵐」に関する属性、水冷弾と電撃弾の2種で、
最終段階で特化銃としても十分使える装填数5発に強化される。
そのため、水冷弾、電撃弾を主軸にして通常弾をサブ弾で用いたり、
この2つの属性弾を主軸に第2弱点属性を視野に入れる運用も十分可能になった。
- 今作では祖龍ミラボレアスが復活したことで、
先輩に当たる銃「阿武祖龍弩」が登場している。
あちらは属性弾の装填数が3、武器内蔵弾はLV2電撃弾のみであるため、
その2点ではPTメンバー強化に使える鬼人弾、硬化弾と、
2種の属性弾を武器内蔵弾に持つこの銃が上回っているといえる。
一方で貫通弾はあちらのほうが装填数が上であり、LV1に至っては速射に対応。
加えて以前の登場作品と違い、今作はLV1貫通弾の速射が実用ラインを確保している。
そして、あちらは会心率0%なので、物理弾の運用に関してはあちらに軍配が上がる。
属性弾に特化した沖天、物理弾と織り交ぜながら戦える阿武祖龍弩と言った形で、
差別化が為されていると言える。- ただ、阿武祖龍弩は狩技と速射によって物理面も強化された一方、
今まで無関係だったライトボウガンとの競合も起こしてしまうことになり
そう言った意味では属性弾という、
元々持っていた個性を更に強化される形となった沖天は競合相手は少なく、
他のライトボウガンとの差別化は図りやすい。
- ただ、阿武祖龍弩は狩技と速射によって物理面も強化された一方、
- 強化素材は全て、G級アマツマガツチのクエストをこなすことで集められる。
別クエストで集めなければならない古龍の大宝玉、希望の証XXが必要な阿武祖龍弩と違い、
G級アマツマガツチを制すれば作成は難しくないのも、この銃の利点と言えよう。
余談 
- 武器の名称である【水禍】「すいか」は水の災害の意味を持つ。スイカではない。
最終段階銘の【水天一色】「すいてんいっしょく」は
「水(海)と空が同じ色で一続きに繋がっており、見分けがつかないこと」という意味を持つ。
4属性弾速射&滅龍弾対応でどの状況にも対応できる=「区別しなくていい」ことから付けられたか。
最終段階銘【沖天】「ちゅうてん」は「高く天に昇ること」という意味を持つ。
嵐に乗り、天高く舞い上がるアマツマガツチを表していると見て良いだろう。
アマツマガツチが天高く舞い上がったら水ブレスがくるよ!
関連項目 
モンスター/アマツマガツチ
武器/アマツ武器
武器/阿武祖龍弩 - 滅龍弾を除く、全属性弾の速射が可能な銃の先駆者
武器/カオスウイング - 全属性弾が扱える。MHXXまで、この銃が登場する作品には必ず登場している。