武器/峻厳なるポルトアッシ

Last-modified: 2023-11-16 (木) 13:18:05

妃蜘蛛の盾斧は門を開く鍵
花嫁の待つ館への門を開く鍵
門を開けば、後へは引けぬ…
(峻厳なるポルトアッシI~II)

強き力を得た鍵は門を開く
しかし我々はまだ知らない
その先で待つ妖の正体を…
(ポルト・ド・ネフィラ)

目次

概要

  • ヤツカダキの素材から作られるチャージアックス。
    解説文の通り剣は鍵、盾は金属製のフェンス式の門を模している。
    合体変形のギミックで鍵を解かれ門が開くさまを表現している秀逸な意匠である。
  • MHRiseの公式HPや体験版、武器紹介動画などでいち早く存在が確認されていた武器のひとつで、
    ヤツカダシリーズと共に発売前から話題になっていたとか。
    男女共に魅惑的で美しい装備と独特かつおしゃれなこの盾斧に惚れた人も多いのではないだろうか?

峻厳なるポルトアッシ

MHRise

  • 一発生産が可能な他、騎士団隊証盾斧IIからの強化で入手できる。
  • Ver.1.x時点での最終強化だった峻厳なるポルトアッシIIの性能は
    • かなり低めの攻撃力160
    • 斬れ味は素で白が現れ匠で延長可能
    • まずまずの火属性31
    • 低い攻撃力を補う会心率25%
    • スロットはレベル2一つとレベル1二つ
    • 強属性ビン
    と、ヤツカダキ武器のテンプレに沿った性能。
  • 百竜強化は、攻撃力アップIII、属性強化【火】II、鉄蟲糸技強化。
    まともな属性値の強属性ビンなので、余程の事がない限り属性強化【火】を選択しておくのが無難だろう。
  • 素で白が出ているのは素晴らしいがそのゲージがとても短く、続く青もかなり短いため
    何の補助もないとあっという間に斬れ味が落ちてしまう。
    今作では匠が非常に重く、斬れ味ケアは業物
    剛刃研磨+砥石使用高速化に頼ることになる。
    ゲージの短さを考えると、少々の下振れですぐ青に落ちてしまう業物より剛刃研磨の方が安定するか。
    幸いスロットが潤沢なため、何らかの斬れ味ケアスキルを積む余裕は十分にある。
  • 本作にはゴシャハギオロミドロなどの新モンスターを筆頭に、
    火属性がよく効くモンスターが多いので活躍の機会にも恵まれている。
    折角の新顔の武器なので存分に振り回してやろう。
  • この時点でライバルとなるのは雌火竜盾斧のディア=ルテミア。会心率とスロット、火属性値は劣るものの攻撃力で勝り、
    ポルトアッシの白~緑より長大な斬れ味緑を有していることから継戦能力では勝る性能と言える。
    雌火竜の紅玉さえあればポルトアッシよりも早いタイミングで完成するところもポイント。
    • ただ、攻撃力170、火属性30とあまり差がないので後述の強化が済むまでは
      個人の好みで選んでも良いかもしれない。
  • Ver.2.0アップデートにより、更なる強化先にして完成型、ポルト・ド・ネフィラが追加。
    同アップデート時点では他の強豪モンスターの盾斧を押しのけて唯一のレア度7の盾斧である。
    炎王龍の素材を必要とするため、解禁される時期はかなり遅い。
  • その性能は…
    • 上昇した攻撃力170
    • こちらも上昇した会心率30%
    • 素白も少し延長
    • 僅かに上がった火属性34
    • 百竜強化は攻撃のみIVに格上げ
    このように、しっかりグレードアップを果たした。
  • 特に、物理面の強化が大きく、物理火力も悪くなくなったのは大きい。
    会心率が上がったので一緒に装飾品が追加された達人芸で素白をカバーできるなど非常にありがたい。
    • 物理面の強化により斧強化の適正が高くなった。
      斧強化の多段部分は斬れ味消費が無いため、
      見た目ほど斬れ味消費が激しくないことからも相性が良い。
    • この物理面の強化により冥冥裏との差が縮まったため、火が効く相手なら彼方より火力が出せる場面が増えてきた。
      スロットが上位互換で素白も20と冥冥裏と同じになったのもあり、装備を使い回すことも可能。
      余ったスロットに火属性強化の装飾品を入れればそれだけで十分である。
    • 新しく装備を作るならカイザーシリーズとの相性は抜群。
      見切り、超会心、達人芸に加えて専用スキルでさらに火属性を強くすることが出来る。
      猛毒無効が必要なオオナズチを相手取るなら3部位、それ以外を相手取るなら2部位身に着けていくと無駄がない。
  • 属性値も3だけだが上昇したので百竜強化込みで40に達するようになり、
    ディヴァルキューレドラグルヒールといった強属性最高峰の武器と肩を並べるようになった。
    レア度で劣るとはいえ、もこれくらい頑張って欲しいものである
  • 百竜強化の攻撃IVを採用するかは悩みどころ。
    攻撃力が10上がるのはなかなか大きく、斧強化運用を視野に入れているなら捨てがたい。
    かといって強属性ビンでありながら属性値の上昇を捨てるのも痛い。
    元々強属性としては合格ラインの属性値を持っているからと割り切り、攻撃に割いてもいいかもしれない。
    この辺りは好みが分かれるだろう。

MHR:S

絶望のドレスを纏い扉の
前で、喜悦の笑みを湛えて待ち
侘びる。愛しの人の到着を
(レヴ・ド・ネフィラ)

振り返らずに、苦痛を抱き
歩き続けよ。果て無き苦悶
花道は愚かな2人に相応しい。
(アンゴワ・ド・エテルネ)

  • ヤツカダキが登場するのはMR3で、銘を「レヴ・ド・ネフィラ」と改める。
    レヴ・ド・ネフィラは一発生産も可能だが、剛爪を5本、爛灯腹を4個と要求素材がやや重いため、
    できればポルト・ド・ネフィラから強化していきたいところ。
  • 今作では全武器において最終強化時期がMR解放後となっているが、
    この武器は発売当初の最高ランク、EX☆4の素材である「傀異化した爪」を要求してくる。
    完成時期は一般モンスターの武器としてはかなり遅い部類に入るだろう。
    待ちに待った「アンゴワ・ド・エテルネ」の性能は…
    • かなり低い攻撃力300
    • 素で長い白匠分は全て紫
    • 圧巻の火属性66
    • 高い会心率30%
    • スロットはLv2が1個、Lv1が2個
    • 百竜装飾品スロットはLv2
    • もちろん強属性ビン
    と、強属性盾斧として極めて優秀な一振りとなっている。
    属性武器に大幅なテコ入れが入ったこともあって凶悪な属性火力を誇っており、
    火に弱いモンスターにビンを叩き込むと、それはもう面白いように怯みまくる。
  • 会心率も相変わらず優秀で、弱特3+見切り4で容易に会心率100%に到達。
    見切り7+渾身3で弱特に頼らずとも常時会心100%を実現できる。
    武器スロも優秀なので、超会心込みでもスキル構築に不自由は感じにくいだろう。
    • 会心周りを強化しつつ属性値をさらに伸ばせるカイザーシリーズとは、
      マスターランクになっても相性抜群。特に、腰は1部位で炎鱗の恩恵Lv2が発動するため、
      是非組み合わせたいところ。
  • 上位時代から白ゲージが大きく伸びたため、斬れ味ケアも非常に楽。
    業物Lv2のみでも実質白90と、モンスターのエリア移動まで白ゲージを維持可能。
    勿論、付けやすくなった匠で紫ゲージを出してさらなる火力を求めても良い。
  • 同じ火属性の強属性盾斧として、リオレイア素材のディア=ルテミネヴァ改が存在する。
    あちらは属性値54とこちらに劣り、斬れ味もイマイチなものの、攻撃力330を持つため侮れない。
    百竜装飾品スロットもLv3と優秀で、属痛竜珠【3】を嵌め込んでビンダメージでも肉薄してくる。
    • とはいえ、属痛竜珠の持つ弱点特効【属性】は属性肉質が25以上でないと効果がない。
      実戦でのビンダメージは素の属性値に勝るこちらが優位と言える。
      強属性ビン搭載である以上、属性値こそ正義というのは変わらない。
    • 物理攻撃力の差は大きいが、超会心運用への高い適性により誤魔化しは利く。
      カイザーという最良の相方を得ていることも考えると、
      こちらの方が総合力で勝るという結論は揺らがないだろう。
      • 攻撃力が高く十分な属性値を持つあちらは斧強化と超出力の両立という運用が見出されており、
        超出力特化、つまりなんとしても超出力を撃ちたいこちらとの差別化には成功したといえる
        物理の方が効くモンスターもいるため、両立により相手を選ばないというのは無視できない利点となる。
  • 新システムの傀異錬成が実装され、この武器も新たな力を手にしている。
    無難に属性Lv3+攻撃力Lv1や、攻撃力Lv2+属性Lv1としても十分に強いが、
    百竜スロット拡張で属痛竜珠をつける運用や、斬れ味強化+属性Lv2を施すことで、
    素紫を出しつつ匠なしで剛刃研磨運用をするのも面白い。
    白→紫の物理補正は1.05倍なので、実質攻撃力+15と同等である。
    属性補正は1.09倍と物理より倍率が高く、斧強化中の斬撃ダメージが大きく強化される。
    ビンに斬れ味補正は乗らないが、斬撃を多めで立ち回るなら一考の価値はある。
    • 超出力の威力を重視した属性強化Lv3、王道に弱点を補強する攻撃Lv2+属性Lv1、
      新たな立ち回りを開拓する斬れ味強化+属性Lv2と、どの錬成にも違った強みがある。
      自分の立ち回りと相談してどうカスタムするか決めていこう。
    • Ver.14からは傀異スロット解放時に性能ボーナスが発生するようになり、Lv6まで解放することで
      攻撃力+15、属性値+18、斬れ味+10(本武器の場合紫ゲージが出る)を得られるようになった。
      一方、属性強化でLv5以降に増加する属性値が上昇したことで、百竜装飾品スロットLv拡張と
      属性強化Lv5を付けたアンゴワ・ド・エテルネと属性強化Lv7を付けたディア=ルテミネヴァ改の属性値が並んだ。*1
  • 錬成による強化が全て登場したver.15では、こちらの百竜装飾品スロットをLv3に拡張した場合、
    ディア=ルテミネヴァ改に属性値で逆転されてしまう。*2
    さらに、スロット解放ボーナスで斬れ味が計20追加されるようになったため、あちらも素紫を獲得するようになった。
    他の要素でこちらが勝っているのは素の会心率とLv1スロットの数となっているため、超出力にせよ斧強化運用にせよ、
    最終的には弱点特効と弱点特効【属性】の通りにくい相手を選んで持っていくのが良いだろう。
    • 百竜スロットに割かなかった場合の属性値では引き離すため、属性に最も弱い部位以外では勝つ。
      そのためレイア盾斧との性能差を見るよりも自身にとっての総ダメージ量を見た方がよかったりする
      どちらにも斬れ味やスロットでの有利不利があるため、自身の装備類と併せて
      どちらの女王陛下が自身にとってお仕えしやすいかじっくり検討したいところ。
  • ちなみに、上位では下に見ることができた氷の強属性ビンについては
    新たに属性値71を持つ異形が追加されたため、龍ともども関係性が逆転している。
    水については新武器が追加されず、百竜スロットこそLv3だが
    属性値の伸びが相対的に悪かったため相変わらずである

ルージャトフの門盾斧

門と鍵を模した盾斧は、新たな
舞台の幕を切る。その先に
悲劇が待つとも知らずに。
(ルージャトフの門盾斧)

盾斧によって幕を切った悲劇
紅く、紅く夜の帳を染め上げる
惨劇を結末に、幕を閉じる。
(エント・ダ・ラヴァタ)

MHR:S

  • MHR:Sに登場するヤツカダキ亜種の素材を用いてルージャトフの門盾斧に派生することができる。
    他武器と同様に傀異化素材を投入し、最終強化エント・ダ・ラヴァタとなる。
    納刀時は黒っぽいが、抜刀すると赤熱するのが特徴。
    その性能は
    • 原種より高くなった攻撃力320
    • 素で長い白匠分は全て紫
    • 爆破属性22
    • 通常種より下がった会心率20%
    • スロットはLv2が1個
    • 百竜装飾品スロットはLv2
    • 爆破属性なので当然ながら榴弾ビン
  • ……微妙という他ない。
    爆破チャージアックスは他に高水準バランス型のマガド盾斧、属性特化のテオ盾斧があるが、
    上記2本に攻撃力も属性値も負けている。
    強いて言うなら白ゲージの長さが取り柄か。
    それでも白ゲージは通常種の武器より僅かに短くなってしまっているのだが…
  • そもそもMRはモンスターの体力・ハンターの攻撃力ともにインフレしているため、
    固定ダメージの爆破属性武器にお呼びがかかることが少ない。
    上述の原種武器が火属性強属性チャージアックスとして確固たる地位を築いていることもあり、
    武具コレクターでもなければあえてこちらに派生する必要はないだろう。
    • Ver.12で武器重ね着機能が実装されたため、見た目に惚れ込んだならば重ね着として使うのが賢明だろう。
  • ちなみに、MR闘技大会06激昂ラージャンにて使用できるチャージアックスがこのルージャトフの門盾斧。
    発動スキルはガード性能守勢と「タイミングよくガードして倒せ」と言わんばかりの構成である。
    しかし、1乙=即失敗の闘技大会で相手はあの激昂ラージャン。
    人によっては何度もこの武器を手に取ることになるだろう。

余談

  • ルトアッシではなくルトアッシである。前者だと思っていた人もかなり多いのでは。
    • これは由来を考えればわかりやすく、フランス語のporte(扉)から来ているものと思われる。
      アッシの方はhache、フランス語で「斧」という意味になる。
  • 峻厳とは非常に厳しいこと。門の堅牢さを示しているということか。
    ヤツカダキ自身も硬く分厚い爪を正面に構えており、弱点の頭部を守っている。
    爪がなかったとしても頭が高いうえに収納されているため、防御になっているかは不明
  • レヴはフランス語のrêve(夢、願望)から、
    アンゴワ・ド・エテルネはangoisse de eternite (永遠の苦悶)からと思われる。
    門を開けたが最期、花婿を憧憬する妖の巣で永遠に苦痛を味わうこととなる…といったところか。

関連項目

モンスター/ヤツカダキ
モンスター/ヤツカダキ亜種
武器/ヤツカダキ武器
武器/アラクネスケイル - 素材元が鋏角種の武器。


*1 属性強化はLv5で+15、Lv7で+27で差が12と、アンゴワ・ド・エテルネの火属性66とディア=ルテミネヴァ改の火属性54の差と同じになる。
*2 こちらは元の66+傀異スロット拡張ボーナスの18+属性強化Lv6の+20で計104、あちらは元の54+ボーナスの18+属性強化Lv8の35で計107