MH4に登場する巨大古龍ダレン・モーランの素材から作成出来るスラッシュアックス。
目次
性能 
MH4 
- 作成可能時期が遅いとはいえそこはさすが古龍の武器と言うべきか、
まずまずの攻撃力と水属性(強属性ビンでさらに強化)に素で青ゲージを20
(匠でさらに延長)持っており、ゴアギザミと組み合わせる等すれば
水弱点のモンスターに対してバカに出来ない威力を発揮する。 - そこから上位ダレン素材+恐暴竜の宝玉を用いて強化、
最終形態の豪剣斧【伊邪那岐】となる。
- 性能は攻撃力864、水属性330(+強属性ビン)に素で白10(=匠でさらに延長、怒濤の白60)、
スロット2つと随分バランスがとれた水剣斧だと言えるだろう。他の武器と性能を見比べてみると……武器名 攻撃力 属性値 ビン 会心率 斬れ味 スロット 防御
ボーナス作成難易度 豪剣斧【伊邪那岐】 864 330 強属性ビン 0% 匠で白60 2 +20 難 EX豪剣斧【伊邪那岐】 918 (250) 強撃ビン 15% 匠で白60 3 - 難 ヴァーヴルンシンガー 810 400 強属性ビン 0% 匠で白10 1 - 易 グレートナバルタスク 972 230 強撃ビン 5% 匠で白10 0 +10 激難 - ご覧の通り、EX豪剣斧を除いて斬れ味では圧勝しているが、ヴァーヴルシンガーは属性値、
GNTは攻撃力でこちらを圧倒しているため、必ずしも水剣斧最強という訳ではない。
むしろ癖のない汎用性がこの武器の強みなので、差別化は十分可能。
EX武器 
- 下位★3のイベントクエスト「砂漠に鳴らせ、勝ちどきの銅鑼」をクリアする事で入手出来る。
豪山龍チケットが必要となる。他には豪山龍の紅鱗が無駄に10枚も必要だが、
チケットを手に入れるためにダレンと連戦していればよほどの事がない限り自然と集まるだろう。
シルエットは変わらないが青色の発掘武器と同様に刃が青く染まっている。
- 最終強化のEX豪剣斧【伊邪那岐】の性能は高い攻撃力918を強撃ビンがさらに後押し、
スロット3つという拡張性と会心率15%に匠で白60と、物理剣斧としてはかなり優秀である。
一方で水属性は250と控え目であり、さらにMH4では匠との併用が難しい覚醒が必要であるため、
高性能の無属性剣斧として扱った方がいいだろう。
- 主なライバルは白ゴマことシャガルマガラのスラアクであるTHEエグゼキューター。
性能面で比較すると、- こちらと同等の攻撃力918、匠で白60の優秀な斬れ味、そして強撃ビン
- 汎用性が高い龍属性200をデフォルトで所持
- スロットは0だが、会心率は35%とこちらより高い
今作では龍属性が通る敵がかなり増えたため、
龍が通る相手にはエグゼキューターを担いだ方が狩猟が早く終わる。
しかしながらスロットが0というのは見逃せない短所であるため、
こちらの長所であるスロ3を活かしてスキル構築を強化したり、
覚醒を発動させて水属性を得るなりして差別化していきたい所である。
- とはいえ、こちらは覚醒が必須なのに対しあちらは不要なため、
その場合スキルの自由度でもどっこいになってしまう。
水属性が余程通らない限り、物理火力に回した方がいいだろう。
MH4G 
- 続くG級拡張版にてG級ダレン・モーランの素材をつぎ込むことで
「二荒剣斧」、そして「豪峻剣斧【山津見】」に強化することができるようになった。
以前まではG級ダレン・モーランは村でのみしか逢う事ができなかったが、
現在はエピソードクエストが配信されたため、狩友と協力して狩猟が可能となった。 - 攻撃力1404・水属性値450に強属性ビンと相変わらず属性寄りな性能。
しかし前作までの素晴らしい斬れ味はかなり鳴りを潜め、匠を発動させても紫ゲージが出ない。
素の白ゲージすら短いため匠を使わない運用での差別化も厳しく、
そして悪い斬れ味を逆手にとって属性ダメージを狙おうにも、
属性値450は強属性ビンスラアクとしてはちょっと物足りない数値である。
物理にも属性にもあまり期待できない武器である。 - 更に今作の水属性枠にはトンデモない業物が存在するのである。
言わずもがな、KNDこと海王斧ナバルディードである。
あちらは強撃ビン搭載でその中でも最強の攻撃力、匠でしっかり紫ゲージと
物理性能で完全に上回られている。さらには属性値も330と隙がなく、
こちらほどではないが防御力ボーナスまで備えている、
もはや神性能としか言いようがない代物である。
実際、属性に極端に弱いグラビモスや錆びたクシャルダオラが相手でも
KNDの方が上回ってしまうのである。ブラキディオスやテオ・テスカトル相手なら言うまでもない。
つまり、水属性弱点モンスターにはKND1本で十分になってしまう。- 他の水属性スラアクは奇猿斧ワチャルナッカやイルルヤンカシュなどがあり、
こいつらは作成の早さゆえ攻略用として使えるが、
この武器はよりによって覇王の証Gx3を要求されるため、最終強化はラスボスを突破した後になる。
一方のKNDはG★3に上がれば割とすぐに作れてしまうわけで、繋ぎとしてすら使えない体たらく。
そもそもこれらと比較しても強撃ビン持ちのイルルヤンカシュには多くの相手で負け、
属性特化スラアクとしても奇猿斧に属性値で負けており、
グラビモスや錆びたクシャルダオラが相手だとKND>奇猿斧>豪峻剣斧になったりする。
正直この武器のために貴重な素材をつぎ込むのなら他の武器に使った方が良い。 - 他の水属性スラアクは奇猿斧ワチャルナッカやイルルヤンカシュなどがあり、
- ならばMH4では高い攻撃力と強撃ビンを両立していたEX武器の方でKNDに勝負を挑もう…と言いたいところだが、
何と、EX豪剣斧【伊邪那岐】にはG級強化先が存在しないという衝撃の事実が発覚。
やはり、元祖最強水スラアクには完敗という残念な結果になってしまった。
- 一応、発掘装備の豪剣斧ならKNDを超える事は可能。
まあそれは発掘装備なら何でも言えることであるため、
果たしてそれで勝ったと言えるかと言うと非常に怪しいところではあるが、
「豪剣斧がKNDを超える」と言うロマンを追い求めて敢えて狙ってみるのも一興か。
余談 
- この武器は半裸の英雄が魔物を退治した際に掲げていた戦斧らしい。
…上半身素っ裸で魔物に挑むとは、なんたる度胸を持った英雄であろうか。
因みに魔物が強かったのか弱かったのかは不明である。
そういえばこのゲームの開始直後にインナー一丁でダレン・モーランを撃退するハメになったような…。
この武器を担いで半裸で魔物を倒すクエストに行くのもいいかもしれない。
上記の魔物以外にも半裸でリーゼントを討伐するクエストへ行ったりするのもまた一興。
しかもターゲットの弱点属性が水なのでなおさらである。
というか、防御20の効果もそれを狙っている気がしないでもない。- 半裸、斧、魔物退治、相撲の祖とされる布都と言ったキーワードから、
この伝承は金太郎伝説をもとにしたものだと思われる。
対となるジエン剣斧がマサカリということからしても、少なくとも無関係ではないだろう。
まあ、金太郎(坂田金時)が魔物退治をしたのは成長してからなので、半裸である必要はないのだが。 - このエピソードから、ある意味我らの団ハンターのためのスラッシュアックスと言える。
素材がその因縁の相手というのは何の因果かそれとも狙ったのか。
- 半裸、斧、魔物退治、相撲の祖とされる布都と言ったキーワードから、
- カプコン刊の武器本によると、名前の読みはふつのけんぶ。
日本神話に登場する霊剣・布都御魂(ふつのみたま)が由来だと思われる。
強化すると伊邪那岐(いざなぎ)の名が冠されるのもその関係だろう。