武器/撃ッチャリ

Last-modified: 2023-08-28 (月) 14:29:29

河童蛙の重弩。後部についた
水タンクが目を引くため「水鉄
」の愛称で親しまれている。
(撃ッチャリ)

烈しい砲撃は、練達した闘士の
覇気が如く。撃ッチャリの強化
版は相手の戦意を削ぎ落とす。
(蛙式・撃ッチャリ)

洗練されきった河童蛙の重弩。
その重厚な銃身と豪快な砲撃は
闘士がごとく、他を圧倒する。
(真蛙式・撃ッチャリ)

目次

概要

  • MHRiseから登場した、河童蛙ことヨツミワドウの素材を使用したヘビィボウガン。
  • 武器説明文によると、モンハン世界のハンター達からは「水鉄砲」という愛称で呼ばれているらしい。
    我々の目から見ても、玩具屋などで売られている銃器型の水鉄砲に見えなくもない。
  • パワーバレルを取り付けると、河童蛙の皮で作ったと思しき小型の水タンク二つと、
    河童蛙の爪のようなもので補強された六角形のバレルが装着されて重火器らしさが一気に上がる。

性能

MHRise

  • 最終強化は「蛙式・撃ッチャリ」。
    強化にあたってレア素材は要求されないが、黄金色の粘泥土が必要なため完成時期は遅め。
    その性能は、
    • 攻撃力220、会心率0%と優秀な火力
    • ありがたい防御力ボーナス20
    • ブレ右/小、反動「大」、リロード「やや遅い」と少々厄介な性能
    • 特殊弾は機関竜弾
    • スロットは需要が高いLv2が1つ
    • 百竜強化は防御力強化II/拡散弾追加II/水やられ特効
    • 物理弾は通常弾7/5/0、散弾6/5/5、放散弾6/5/0、徹甲榴弾3/2/0
      移動射撃は徹甲榴弾を除いてLV1弾が対応。全レベルの散弾が移動リロードに対応。
    • 状態異常弾はLV1・LV2減気弾のみ。LV2は単発自動装填対応
    • 属性弾は水冷弾が4発装填。貫通水冷弾も撃てるが装填数は1発のみで実用性は低い
  • ユーモラスな名前とは裏腹に、攻撃的な性格をした散弾ヘビィとして完成を迎える。
    最終盤に作れるようになるヘビィに引けを取らない攻撃力に加えて、特殊弾は今作で強化された機関竜弾に対応。
    小技もある程度備えており、ねこだまし徹甲榴弾と減気弾により1、2回はスタンを狙うことが可能。
    塩まき放散弾も、鬱陶しいガブラスや小型鳥竜種の掃除に役立つだろう。
  • 百竜強化は、「防御力強化II(防御力+20)」がおすすめ。元々の防御力ボーナスと合わさり+40となるため、
    被弾リスクが高い散弾ヘビィの生存性を大きく高めてくれる。さらなる火力を追い求めるなら、
    強化元のカムラノ鉄重弩から「攻撃力強化I」か「会心率強化II」を引き継ぐのも有効な選択肢である。
  • 運用する上での注意点は、上述したようにLv3散弾が移動射撃不可であること。
    攻撃しながらの間合い調整や位置取り回避が難しくなるため、場合によっては回避距離納刀術などのスキルによって
    足回りをカバーしてあげることも検討するといい。弾導強化によって散弾の有効射程自体を伸ばすのもありだが、
    弾の広がりも大きくなってしまうため相手を選ぶ。
  • ライバルとなるのは、マガイマガド素材のヘビィである禍ツ大筒ノ幽鬼セッド轟砲【虎頭】
    セッドと轟砲はLV3散弾が移動射撃に対応しているほか、攻撃系のサブ弾を豊富に持ち合わせており
    轟砲は撃ッチャリの特徴だった機関竜弾に対応している。残念ながら最終的にはこれらに遅れをとることになる。
    作成・強化にレア素材を使わないため簡単に作れる散弾ヘビィとしての立ち位置は保っている。

MHR:S

  • マスターランクのヨツミワドウを撃破した時点でレア度8強化が可能。
    攻撃力は290まで伸び、散弾ヘビィの中でも早期に一線級の戦力を得ることが可能。
  • 百竜強化による拡散弾追加を失った代わりに、標準で全レベルの拡散弾を3発ずつ装填可能となる。
    これにより出会い頭に徹甲榴弾や罠で拘束した相手に肉質無視の拡散弾を撃ち込んで早期に部位耐久値を削り、
    メインとなる散弾の通りを良くする運用が狙えるようになった。*1
  • 銘は「真蛙式・撃ッチャリ改」となる。Riseでの散弾ヘビィは激戦区であり、
    セッドや轟砲に押されてやや影が薄かった撃ッチャリであったが、最終強化の性能は…
    • かつてのライバルを横綱相撲の如く圧倒する攻撃力380
    • ブレや反動・装填速度は変化なし。
    • 装飾品スロットはLv2×1の据え置き。
    • 相性がいい鋼龍の魂は使えないものの、各種特効を装着できる汎用性の高い百竜装飾品スロットLv2を備える。
    • 散弾の装填数が1発ずつ伸び7/6/6になり、さらにLV3散弾が移動撃ちに対応。
  • まさかの番狂わせ。
    Riseでのライバルであったセッドと轟砲は最終強化時期も遅いうえ移動撃ち/移動リロードの両方には対応せず、
    また1発当たりの単純な物理期待値でもこちらが上回る。
    5発据え置きの轟砲はともかく装填数7発のセッドは壁撃ち時のDPSがスキル構成次第でひっくり返る余地があるものの、
    ハメ用途以外で担ぐ散弾ヘビィとして評価した場合は撃ッチャリ改の圧勝と言っていいだろう。
    これほどの性能を持ちながら一切のレア素材を要求しない制作難易度の低さも非常にありがたい。
    • 今作ではカスタムパーツを強化する新スキルチューンアップが登場。
      ヘビィはスキルで高めたシールドのガード性能をさらに底上げすることで強気に接近できるようになり、
      シールド散弾ヘビィのスタイルが強化されたのも大きい。
      マルチにはやや不向きだが煽衛も有効なので、鉄壁の受けも実現できる。
  • 同じく同期の出世組としては毒妖砲ヒルヴングリー改もかなり強力。
    攻撃力では撃ッチャリ改に劣るものの驚異の装填数8を誇る。
    状態異常弾も一通り備えており、搦め手にも長ける名銃である。
    しかし、移動リロードは行えないのと、百竜スロットが1のため特効系が積めないのがやや難点。
    こちらは単発火力で上回る点と前述した徹甲拡散による拘束及び部位破壊、
    移動リロードの取り回しの良さで差別化していこう。ソロとマルチで使い分けるのも悪くない。
  • 新たなライバルとして、ガランゴルム武器の巨塊砲ゴルクロプスが登場。
    こちらを上回る攻撃力400にLV3散弾の装填数7を誇り、火力差は無視できない。
    一方で、向こうは移動リロードに対応せず、
    装填速度とチューンアップを積んでも「速い」止まりであるため快適性で勝る。
    DPSの面でこちらに軍配が上がる場面も少なくないだろう。
  • Ver.14ではさらに氷督バルカもライバルに加わった。
    攻撃力こそ370だが反動「中」・リロード「やや速い」と素性がよく、スロットも豊富で取り回しに優れている。
    Lv4スロットを持ち、百竜スロットLv3なので鋼龍の魂が使える点で拡張性も高い。
    さらに、撃ッチャリの特権であったLV3散弾の移動リロード・移動撃ち両方に対応している。
    特殊弾や状態異常弾も豊富で搦め手にも強いが、LV3散弾の装填数が5と少なめなのが難点。
    単発火力や1発多い装填数で差別化していくことになるだろう。
  • 総じて非常に強力な散弾ヘビィとして存在感を放つが、
    前述の通り有力なライバルも存在し一強とはいかない。本作の秀逸なバランス調整が垣間見える。
    果敢に接近し、相手の攻撃を捌きつつ反撃を浴びせる姿は、まさしく横綱の如き力強さである。

余談

  • 名前の由来は、相撲の決まり手の一つである「打っ棄り(うっちゃり)」。
    土俵際まで追い詰められたところから、相手を持ち上げたのち土俵の外に放り投げる逆転の技である。
    単純なように見えて、強靭な足腰瞬発力が求められる難しい技であるらしい。
    平成に入ったあたりから食生活の変化による力士の体格が変わってきたことにより、
    徐々にあまり見ることができない決まり手となってきている。
    しゃがんだり走ったりして足腰を鍛えたヘビィガンナーなら多分できるだろう。
    • なお、この決まり手には更なる元ネタがある。
      物を捨てたり放置したりすることを一部地域では「うっちゃる」と古くから呼ばれており、
      それがのちに相撲の決まり手に採用された訳である。
      現在では静岡県の中部などに方言として残っている。
  • 「チャリ」と付いているが、断じて自転車の形をしているわけでは無い。

関連項目

武器/ヨツミワドウ武器
モンスター/ヨツミワドウ
武器/狐水銃シズクトキユル - 和風水鉄砲


*1 ただし、傀異討究クラスのクエストになってくるとモンスターの耐久力が著しい上昇を見せるため、拡散弾の出番はあまり無い。